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競馬予想 2006年3回阪神・5回中山

有馬記念(GⅠ)

例に依って能力面以外が全てネガティブファクターとなるディープインパクト。中山はダメ、展開は無い、デキも怪しいと来ている。最後迄このパターンで進歩無いが、あくまで印上だけの本命。

2着はほぼ全頭にチャンス、というよりはディープインパクトの乗り方次第となりそうだが、一応筆頭格はメイショウサムソン。今季はデキの問題では無く、今春が枠順と展開に恵まれ過ぎていただけ。ここはアドマイヤメインが叩きに来る展開が見込めるだけに、下手な内枠より、これに付いて出して行けるセンター枠の方が良い位置取れそう。

似た様な事はコスモバルクにも言える。直線でヨレて毎度の様に審議対象になっているが、直線の短い中山に変わるのは良いだろう。北海道からの輸送が、特にこの時期課題となるが、今年の充実振りなら。

馬単
4=8 4=7

ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GⅢ)

将来性の有る馬が揃ったが、得体の知れないという意味ではナムラマースがNo.1。陣営の使い方が悪くて、ここ迄7戦も要したが、トビが本物の相。前走札幌戦で負かした相手がその後尽くサッパリなのが唯一の気掛かりだが、圧勝しても不思議は無い器。

相手は一応フサイチホウオー。前走東京戦は、ナムラマース同様に不器用さ全開の競馬ながら性能の違いを見せ付けた。手前の替え方が特に最悪だが、出脚が有って、勝負根性が有り、前にいけるのは強み。当然逆転含み。

アサクサキングスも面白い一頭。前走の東京戦は、本気で走っていない様な雰囲気で、2着のサンツェッペリンが来ただけ伸びた様な競馬。正直、能力評価出来ないのだが、下見の雰囲気が良い。特に手先の柔らかさが素晴らしく、距離延長も良い方向に。

馬単
7=3 7=4

阪神カップ(GⅡ)

出脚の有る馬が外枠を引いた。前売が異様に人気になっているのが宜しくないが、楽な単騎と見てステキシンスケクンを狙う。前走京都戦は、相手関係というよりは直ぐ外の枠にダイワメジャーが居て、蛇に睨まれた蛙状態。これは仕方が無い。3歳馬も大概だが、ロートル狙うよりは。

相手はコートマスターピース。前走京都戦は、欧州馬にありがちな出脚の無さを露呈。ただ、それを思えば前走は良く差している。ここは内枠に出脚の無い馬が揃い、前走程後方にされる事も無い筈。前走の経験も良い薬になったと見て。

この相手なら今のアサクサデンエンでも好勝負。今季は結果が出ないが、それでも大きく負けている訳では無い。実績は当然断然。下見も悪い訳では無く、前走だけ走れば。

大穴はコスモシンドラー。今春はオープンでも好走していた馬。枠順の関係で、位置取りが後方にされているだけで、出脚が悪い訳では無い。坂の有るコースの方が好実績。1400mもベスト。

馬単
1=6 1=11 11=8

農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

1800mなら推せる穴馬も、2000mとなると果たして...の印象。仕方無しだが、アドマイヤキッスが中心。前走京都戦にしても、乗り役が最高に乗っての5着だが、それでも実績は最上位。ただ、乗り易さが身上の馬で、この枠が疑問。55kgの前々走京都戦から、GⅠがダメというよりは斤量がダメという可能性も。

1800mだった時の狙い馬がスプリングドリュー。ただ、前走福島戦は2000mが応えたというよりは、道悪と枠順だろう。出脚と展開も問題だが、今秋中山でコスモマーベラスを差し切った脚は中々。前々走東京戦も外を回った割には大きく負けている訳では無く、このハンデなら。

そのコスモマーベラスも当然差の無い扱い。こちらは出脚で器用さ活かすタイプだが、前走はこの馬にしては位置取り後方ながら、力強い勝ち方。ウイングレット相手に力量差見せ付けたのがから立派だ。2000mとハンデが課題だが、目下のデキで克服も。

ニシノフジムスメもこのハンデなら圏内。出脚とゲートが甘く、中々力が出し切れない嫌いが有るが、前々走だけ走れば大敗は無いだろう。立ち回り一つ。

馬単
14=7 14=5 14=6

朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

父ジャングルポケットは中山でサッパリだったが、メンバー低調と見て絶好枠ジャングルテクノを狙う。出脚はそこ迄良い訳では無いが、ゴールドアグリは更にサッパリ、ドリームジャーニーも折り合い不安でテンから出す訳には行かないだろう。北海道2戦は展開も無くて力を出し切れなかった。このオッズなら。

相手は人気のオースミダイドウ。着差はともかく、何れも完勝だが、メンバー的に恵まれていた印象も。使う毎にテンション上がっていて、前走京都戦にしてもかなり行きたがっていた。まあ、その前走で無理やりでも抑える競馬が出来たのは収穫なのだろうが、この枠も遠く、この人気なら本命には推し辛い。

面白いのはフライングアップル。前走東京戦はフサイチホウオーとの器の差が出てしまったが、ここはそのフサイチホウオーが不在。頭は高いが、この辺りは中山コースで影響も軽微。マイルに距離短縮されるのも良いだろう。追って渋太いのも良い。

馬単
1=11 1=7

農林水産省賞典鳴尾記念(GⅢ)

前走東京戦で大幅良化気配有ったサクラメガワンダー。その前走は出脚の良さもアピールして、この内枠を活かせそう。休み明けの東京戦でも大外回した割には極端に負けている訳では無い。人気でも。

相手はサンバレンティン。休み明け初っ端の東京戦はデキに不満も有ったが、叩いた前走福島戦は順当に良化していた。その前走が余りに鮮やか過ぎた印象も有って、今回前の止まらない阪神外回りでこの内枠が課題となるが、捌き切れるなら。

一発はアサカディフィート。毎回ゲートが課題になる馬だが、ここ2走は何故かスムーズ。力が有るのはいう迄も無い事で、あとは展開に尽きるが、手前の替えるのが雑で、阪神の直線が延びたのはこの馬には良い筈。

一応の押さえがオースミグラスワン。そこ迄下手な印象は無いのだが、陣営に言わせると道悪はダメとの事。トビが大き過ぎるだけに、一回ノメり出すと苦しいのだろう。馬体が絞り切れない嫌いが有るのも良くないが、広いコースは確実に向く。

馬単
3=2 3=6 3=14

阪神競馬場芝外回りコース新設記念農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)

激戦必至。毎回そうなのだが、芝・ダートを問わず、改装して直ぐはパワータイプが有利。ただ、馬場が良過ぎるのか、外を回すと伸びないのが初日の傾向だった。そこで狙いは内枠引いて馬力が有りそうなウオッカ。まあ、多少引っ掛かる面は有るが、内枠なら然程気にしなくて良いだろう。最内テンザンコノハナが行ってくれそうなのも競馬をし易くしてくれる筈。

相手も内枠ルミナスハーバー。前走京都戦も、外を回ってゼットカークを突き放す強い内容。アストンマーチャンを別にして、単純な性能ならこちらの方が高いだろう。ただ、馬体細化から来る非力な印象がどうか。

大穴はディーズメンフィス。とにかく追っての脚が渋太いのが長所。前走東京戦で人気が無かったから、今回も人気が無いだけで、少なくとも他の500万上がりとは互角以上にはやれるだろう。馬場的に、枠が遠いのは確かだが、この馬としては外枠の方が競馬し易い。

大外枠だが、ハギノルチェーレにも注目。前走京都戦は4角外を回されたのが痛かった。アストンマーチャンやイクスキューズはともかく、ハロースピードとは五分の性能は有る。前崩れなら逆転も。

馬単
2=3 2=14 2=18

スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ)

トウカイトリックは、東京2500mでも出脚の無さが目に付いた。3600mでも、誰かが主張するならハナ迄は厳しい様な気もするのだが、それでも前走程後方になる事は無いだろう。勿論、ベストはハナだが、好位付けでこの相手なら何とかなる筈。

相手はファストタテヤマ。承知の通り、坂の有るコースは基本的に走らないが、今季の充実振りを思うと、一概に消してしまうのはどうか。メンバー恵まれ、距離も向く。

アイポッパーは57kgが魅力。ハンデ戦だとどうしても斤量背負わされるが、別定戦に替わって、自分は軽くなり相手も背負ってと、良い事尽くめ。毎回、何かにやられているだけに、何かが足りないのかも知れないが、状態面も悪くないだけに。

馬単
11=12 11=6