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競馬予想 2010年5回京都・4回東京

第142回天皇賞・秋(GⅠ)

父スペシャルウィークは4歳秋緒戦で惚けた競馬。休み明けでこれが唯一怖いのだが、一応ブエナビスタが中心。前走阪神戦は勝ったナカヤマフェスタが凱旋門賞2着。これ以外にもこのレース出走馬は次走で殆ど好走。国内なら相手関係無く負けられぬ競馬に。

相手がシンゲン。昨年このレースを目標にしながらレース中に骨折を発症。陣営の1年越しの想いは強い。前走中山戦は内を立ち回った利も有っての勝利だが、中山戦の結果はあくまで余興。ただ、余興で勝利した際、本番で良くないのが競馬の常套では有るのだが。

阪神戦好走組としてアーネストリーも当然注目。東京でもBコース替わり初日。前へ行ける点は魅力。東京の道悪はインが有利なのも承知の通り。大トビだが、切れない分、この馬の道悪適性が悪くないのも阪神戦で示した通り。

道悪でネヴァブションも面白い存在。これも阪神戦で掲示板確保の競馬。内回った利が有ったとはいえ、前走も渋い内容の3着。枠が遠い嫌いは有るので、上手く内へ潜り込めるならの条件付きだが、1Fでも延びる点も歓迎。

前へ行けるという点ではキャプテントゥーレも押さえたい。シルポートは出脚が甘く、叩いても不思議は無いのだが、東京2000mの外枠は序盤に脚を使わされる危険が有る。如何に序盤ロス無く進めるかがポイントに。

馬単
2=10 2=12 2=14 2=16

第53回毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

台風接近で開催そのものが微妙だが、この条件なら昨年も期待したマルカフェニックスが中心に。前走中山戦は1200m自体が向いていない上に展開も無かった。1400mベストの馬でGⅡでもここが目標になろう。ただ、出来れば良馬場でやりたい馬。ベストは順延しての月曜開催なのだが。

道悪時の本命はマイネルレーニア。前走阪神戦は59s背負っての道悪だった割にはバタッと止まっておらず、及第点やれる内容。斤量が57sに変わるのは相当大きい筈。この枠ならスンナリハナへ行ける筈。粘り込み期待。

単穴は前走阪神戦でも狙ったショウナンアルバ。その前走は出遅れて外回る展開となり出番が無かった。折り合い次第だが、1400m自体は問題無く、血統から道悪も歓迎。馬が力を出し切れば突き抜けて良い素材。

穴は毎度お馴染みプレミアムボックス。毎回人気にならない馬で、今回も人気薄が確実。近走毎回出遅れており、その意味で外枠は歓迎。晴雨兼用タイプだが、晴れた方が差しが利き易くなる面は有り、良馬場の方が良いのは確か。

馬単
12=5 12=2 12=11

第71回菊花賞(GⅠ)

斤量利も大きかったトウカイメロディだが、距離経験が豊富な点は魅力。前へ行ける点も強調出来る。北海道で勝って来た馬で、極端な上がり勝負は歓迎しないのだが、ソコソコ流れる展開も見込め。

春の実績馬が2頭抜け、ローズキングダムが一番人気に推されるのも当然のところ。雨予報も有ったが、何とか馬場が保ちそうなのは何より。今季はデキも違い、この相手なら人気通り実力断然となるが、前走阪神戦でマイラーの相が見え隠れ。父キングカメハメハも出走こそ適わなかったが、天皇賞回りを示唆していた馬。2400mはこなせても3000mはどうか。

良馬場になったのはこの馬にとっては残念だが、ビートブラックが穴。2走前新潟では行きたがったが、前走阪神戦は距離延びたにも関わらず折り合って力強い伸び。新潟戦は休み明けの影響も有ったと見たい。今季はデキも良く、一発充分。

ヒルノダムールも圏内。前走は太い上にスタート直後に躓くアクシデント。道中もチグハグ感が有った。太く見えただけに、却って馬体的な成長には乏しい印象も強いのだが、このレースはこの手の馬が時々好走する舞台。

馬単
15=10 15=12 5=1

第13回サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークス(GⅢ)

人気でも3歳馬リルダヴァルが軸。今春一連の競馬も決して悪くない内容だが、あくまで骨折明けでの競馬。前走京都戦も不得手の道悪をこなしており、今季はデキが違う。前々走で東京戦から内枠から捌く競馬も問題無い。

相手はショウワモダン。前走は休み明けで59kg背負っての道悪。ネガティヴファクタが三重となってしまい、競馬にならず。1回叩いて今回は良馬場。取り敢えず2つのファクタは消えた。気で走る馬で、サッパリの場面も考えられるが、この相手なら前走の様な事は無い。

単穴はブレイクランアウト。今にして思えばジョーカプチーノに押し切られたNHKマイルカップは低レベル世代を象徴する結果だったが、それでも1番人気に支持された素質馬。長い休養はそれだけじっくり立て直された証。ベストのマイルで本領発揮と行きたい。

リザーブカードも連下級程度の評価は必要。差し一手で1着が遠いのだが、新潟や東京のマイル戦なら毎回堅実。昨年も僅差の競馬だった様に、休み明けでも問題無く走れるタイプ。枠順は...意外に活かせないタイプだが、外枠よりは勿論良い。

セイクリッドバレーも当然圏内。前走中山戦は1番人気になる方が間違いな馬。あくまでベストは東京,新潟だ。まあ、東京,新潟でも突っ込み切れぬケースも多いのだが、この内枠を得て展開一つ。

押さえがスピリタス。前走新潟戦は1番人気ながら引っ掛かってアウトとなってしまったが、新潟にも関わらず逃げ切られる展開。ペースが遅過ぎた。今春東京戦ではショウワモダンと同じ時計で駆けており、折り合い次第に。

馬単
5=7 5=8 5=1 5=2 5=12

第15回秋華賞(GⅠ)

懲りずにという形になるが、初志貫徹してアプリコットフィズに期待。今春はガサの無い馬の辛さが出た格好。特に東京戦の道悪はこの馬にとって最悪だった。とりあえず馬場状態良好な中、馬体細化の心配無く競馬が出来るのは何より。この内枠も生かしたい。

相手も例に依ってアパパネ。総合力で何となく勝つタイプの馬で、突出した面が無く、トライアルとなると全ての能力が少しずつ足らずに負ける格好。叩いた今回は当然違う筈だが、その総合力は牝馬相手にパワー面で優位に働いた面が。平坦の決め手勝負で他馬の特徴が生きる様だと足元スクわれる可能性が高い。

3番手がエーシンリターンズ。トライアル組ではこれが一番強い内容。外をずっと回されていた。この枠で再度外を回される危険も高いのだが、これもアプリコットフィズ同様、今季は馬体細化に悩まされずレースに臨める点は強調出来る。

押さえがコスモネモシン。前走は仕掛けのタイミングの差。これもそうだが、春は馬体減に泣いた関東馬。そんな中中山では外回されて強い2着も有った。内々で流れに乗る展開なら違う筈だが。

馬単
4=15 4=11 4=6

第45回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

オープンで走った馬が少なく、相手関係読み辛いのだが、新馬・未勝利上がりではレーヴディソールが一番強い競馬をしており、これが中心。まだ緩いのだが、前走札幌戦見る限りでは、重賞好走の兄2頭よりは造りの良い馬に見える。

相手がクリーンエコロジー。前走新潟戦はスタート直後に揉まれ込んで暴走したが、それでも大きく負けていない。エイシンオスマンがハナへ行く可能性も有るが、この枠なら2番手でも揉まれ込む事は無い筈。

メイショウナルトを押さえてここ迄の競馬。前走内容に不満は有るのだが、現段階では相手が強過ぎたと見たい。その前の小倉での未勝利戦はそれなりの内容。トビが大きいので本来は広いコース向きと思うのだが。

馬単
12=10 12=6

第45回農林水産省賞典京都大賞典(GⅡ)

状態面に関してあまり良い話は聞かないのだが、この相手ならオウケンブルースリが不動の軸。3歳時は菊花賞制していても、馬体には感心出来ず、それが昨春の不振に繋がっていたが、昨年のこのレースを制した時には本格化気配が有った。あとは道悪で斤量背負ってどうかだが、58sなら。

相手がプロヴィナージュ。前走阪神戦で牡馬相手にもやれるところを示し、道悪も下手ではない筈。2400mも元々はこなせるのだが、今春は1400,1600mを使わざるを得なかった点がどうか。次走2200m戦を控え、その様に調教は為されている筈だが、一応は懸念材料に。

今春に同条件重賞勝ちメイショウベルーガも当然圏内。前走新潟戦は得意コースで不発だったが、スローに泣いた感が強く、4着で逆に地力を示した印象。ただ、道悪は微妙。不良馬場での勝利が函館で有るのだが、条件戦時代の数字はアテにし辛く。

馬単
9=6 9=2