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競馬予想 2014年2回阪神

第74回皐月賞(GⅠ)

何とか良馬場で出来そうなのは何より。それなりにペースも速くなりそうで、常套のパターンとしてスプリングステークス組からロサギガンティアに期待した。先週は時計が速かったが、今週は意外に力の要る馬場状態。当時と似た状態になっている。

対抗はトーセンスターダム。バンドワゴンがここに出て来て、勝てるとは思わないのだが、GⅢで淡々と流れたスピード戦をギリギリでも捕まえたことが評価出来る。展開的には厳しいが、それも捌き一つ。

イスラボニータも堅実に走っている。唯一負けたのが新潟のハープスターのみという不思議な状況になっており、牡馬相手には全勝。ただ、死角を探せば右回りが初めて。ハイペースも経験しておらず、未知数の部分が残る状況。

穴がキングスオブザサン。前走は出遅れたのが全て。直線はインを突いたが、馬場状態が悪かった上に、マクりの競馬となり、レースが終わった後だった。持続力は有るので、ハイペースを前で闘う競馬は合っている。ゲート五分なら。

馬単
11=7 11=2 11=13

第19回アンタレスステークス(GⅢ)

58kgが少しキツいのは確かだが、GⅢならニホンピロアワーズが中心になる。前走は交流戦で勝っても負けても参考外だが、前々走東京戦にしても、スローで揉まれ込む不得意なパターンで0.7秒差。悲観する内容ではない。待望の外枠でGⅠを勝った阪神1800m。負けられない一戦だ。

対抗はグランドシチー。前走は道悪でハンデ58.5kg。差し馬だけに、走れる条件ではなかった。今回は良馬場で56kg。それでも差し馬だけに全幅の信頼は置けないのだが、馬券には絡める条件が揃った。

ゴールスキーもダートで堅実。前走東京戦はGⅠということも有るが、スローが一番の原因だろう。1800mは長いだろうが、1回走っており2着。何とか我慢してくれる距離。攻め馬も動いた。

トウショウフリークは最内枠の逃げ馬。無条件で警戒が必要になる。ただ、以前は暴走気味に逃げていた馬が大分矯めて行ける様になった印象。距離短縮も勿論良い筈で、あとはニホンピロアワーズの仕掛け次第。

馬単
12=11 12=16 12=1

第73回桜花賞(GⅠ)

阪神外回りコースが出来て以降、実力馬がそのまま力を出し切って勝つケースが増えた。今年の本命、ハープスターは死角を探すなら差し一手の脚質ということになるが、それでも瞬発力の次元が違うというのが正直な印象。素直に相手探しの一戦だ。

連の一番手がフォーエバーモア。前走東京戦は相手にも恵まれたが、完勝。着差は僅かでもソラを遣っており、内容も濃い競馬だった。今回はブッツケだが、関東馬だけに止むを得ない面も。阪神外回りでもちゃんと走っており、前々走の様に自分の競馬に徹して粘り込みたい。

穴が逃げるニホンピロアンバー。対ハープスターを考えると一番有利なのは、ハープスターから一番遠いところにいる馬。となるとやはり逃げ馬だろう。ベルカントが外枠を引いてしかも1F延長。競り掛けて来ることは考え辛く、単騎で行けそうなのも好都合だ。外回りはキツいのも確かだが、他馬のマークも甘くなりそうで相殺出来るとみて。

押さえがレッドリヴェール。今年初戦となるが、前走は勝負強さだけで勝った様な競馬。能力比較ではハープスターに完敗、対フォーエバーモアでも微妙なところ。ステイゴールド産駒の休み明けも常識的には不利だろう。得体の知れぬ強さは有るのだが、通常では狙いとなるのは次走。

馬単
18=9 18=7 18=12

第57回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GⅡ)

56kgはハンデになるが、この相手ならヴィルシーナの力が抜けている。長い距離を使われることも多い馬だが、折り合いが付くからこなしているだけで、年齢を経て母ハルーワスイートのスプリント適性が強く押し出されて来ている。1400mも今ならベストだろう。超の付くスローとはいえ、前々走がジャパンカップで0.2秒差。ここでは全部が違う。

対抗がクロフネサプライズ。2000mでは厳しいが、これも1400mとなるとやはり狙ってみたい存在になる。骨折明けで1年近い休養。常識的には不利だが、気が良いだけに走ってくれる筈だが。

新興勢力ではトーホウアマポーラ。本番が東京マイルということで、あまり早目に動きたくない馬が多く、先行馬ペースも充分考えられるところ。ハナはクロフネサプライズだろうが、好位に付けて粘り込みたい。

スマートレイアーは評価を下げた。今迄最も短い距離でも、未勝利の阪神外回りマイル戦。広いコースでばかり走っており、唯でさえ1400mが向いているとは思えない馬。何処にも居ない可能性も少なからず有りそう。

馬単
7=11 7=1 7=4

第58回産経大阪杯(GⅡ)

現役では最強と思われるエピファネイアがここから始動する。前走京都戦は3000mでも折り合って、精神面での進境を見せた。昨春は折り合いを欠いて、道中躓く不利が有りながらキズナと0.1秒差。道悪も問題はなく、マトモなら負け様がない。

相手は一応キズナ。エピファネイアとの能力差は有るだろうが、それ以外とは流石に負けられないところ。ただ、阪神2000mは内回り。基本的には広いコースの方が向いている筈だが。

上記2頭が抜けているが、牝馬のメイショウマンボも3着には来れる力が有る。馬格が有るので、こういった馬場でもパワー負けすることはない。器用に立ち回ることも出来るので、早目に動いて粘り込みたい。

馬単
4=7 4=5

2014 グローバルスプリントチャレンジ第3戦 第44回高松宮記念(GⅠ)

道悪が得意とは思えないのだが、ハクサンムーン中心が妥当な選択になる。前走中山戦は終い失速したが、逃げ馬だけに大敗でも巻き返しは充分だろう。とにかく馬場さえこなしてくれれば。

紛れるなら差し馬、中でもスノードラゴンが面白い存在。前走中山戦は外枠で揉まれずに行けたのが良かったが、今回は再度の外枠。同様の競馬が期待出来る。父アドマイヤコジーンはこのレース2着。当時は改装前だったが、トビが大きいので、広いコースも合うだろう。

ストレイトガールも特に減点材料はない。道悪に実績が有る点も強みとなる。強いていえば、前走京都戦があまりに上手く行き過ぎた。先行馬が揃って、今回も好位で自在な競馬が出来そうな気もするが、果たして…。

レッドオーヴァルも良馬場なら面白かったが…。1200mに対応出来る機動力が有り、確実に差して来る瞬発力も持っている。ただ、これで4戦連続で雨の影響が残る馬場状態。雨女過ぎるが。

馬単
12=1 12=14 12=7

第60回毎日杯(GⅢ)

中山では競馬にならないラングレーだが、前走東京戦で決め手の違いを見せ付ける圧勝劇。広いコースで自分の競馬が出来ればモノが違うところを証明した。中山戦は全てスキップ、阪神でも内回り2000mを避けて、ここ迄待機。得意条件で再度瞬発力を発揮。

イレ込みがマシになるのを前提にマイネルフロストが対抗格。こちらもトビが大きく、広いコース向きの馬。序盤から引っ掛かていた為に、位置取りを悪くしてしまったが、それでも直線は良く伸びていた。スムーズなら何とかなる筈だが。

3番手がステファノス。未勝利だが、先週中京の重賞で2着のサトノルパンに先着。2着と言っても捌き損ねで、内容的には勝ちに等しかった。前走京都戦にしても、ゼウスバローズ自体は大して強くないのだが、ディープインパクト産駒が道悪で勝ち切ったことが評価出来る。良馬場でもう一段上を期待したい。

リーゼントロックが一応の押さえ。前走中山戦はほぼ完敗の内容だが、言い訳が有るなら前で出入りの激しい競馬となった面も。連闘は気合の表れ、ここは淡々とした流れになる筈で、前走の経験を活かして巻き返したい。

馬単
12=1 12=14 12=7