自分の力さえ出し切れば勝ち切れる馬が半分近く。ただ、中々それを推測するのが難しいところだが、確率の高さでいえばメイショウユズルハか。何よりこのプラットフォームで勝っているのが最大の強み。少し頭の高い面は有るのだが、出脚が有って、相手なり。500万からいきなりの重賞でも。
タイセイドレフォンも競馬は上手いタイプ。砂を被っても苦にせず、その気になればハナへ行ける出脚も有る。単純計算で1000万を8馬身差なら、重賞でも軽く数馬身チギって勝てる筈だが、この時期は中々それがアテにならないことも多く．．．。
ただ、先行馬が揃い過ぎた感が有り、ハピの台頭には警戒したい。差し届かなかった前走大井戦は後方過ぎたということにはなるが、馬場が渋ったこともキツかったか。今回は良馬場見込み。展開ひとつ。
新馬でこの条件を勝っているビヨンドザファザーも圏内。前走東京戦は激戦だったが、7着とはいえ0.2秒差。外枠が響いた部分も有っただろう。あとは距離。平坦ならひと脚使える筈だが、新馬以外の1800mはどうも最後が微妙に甘い面も。
全く人気がないのが不思議で仕方ないが、昨年も推したオールアットワンスに連覇の期待を掛けてみたい。ただ、昨年快勝後はパッとせず、同じく直千だった前走にも案外感は有るのだが、3週目の内枠だった影響も有った。今回も内枠だが、開幕週なら。
対抗は外枠のシンシティ。前走は内枠だったことを考慮すれば良く踏ん張ったといえる3着。外枠は出脚がないと悲惨なことになるケースも有るが、何よりその出脚が抜群に速いのが最大のセールスポイントだ。ここもハナを切って粘り込むのみ。
トキメキもここに来て馬が良くなって来た。昨年4着といっても、2着馬とは0.6秒差。この時点ではオープンで勝ち負け出来る馬ではなかったが、前走は平凡な時計とはいえ、準オープンで勝利。この上昇度なら重賞でも。
スティクスも結構速い。前走小倉戦は勝ち馬のスピードばかりが目立ったが、外枠からの2番手と、果敢な競馬。最後は甘くなったが、1000mならもっとスピードが生かせる。その点で、前々走の直千で失速したのが気にならないでもないが、当時より時計が出る馬場状態だけに、踏ん張りが違う筈。