馬体は迫力満点だが、休み明けの影響なのか今日は気配に乏しい。一番出脚に余裕有ったが、内のトウショウフリークを行かせつつ、外のエスポワールシチーは制して2番手。終始手応えに余裕が有り、4角もエスポワールシチーとは無関係に自力で捕まえに行っての勝利。並ばれるどころか、最後はむしろエスポワールシチーの方がバテ気味だった位。斤量差無視すれば完勝。芝,ダート共道悪で強いキングカメハメハ産駒だが、この出脚なら次走も圏内。
+6s。微妙に左後肢の出が悪いが、許容範囲。ただ、馬体の張りで前走阪神戦以下なのは間違いないところ。枠も有るが、出脚で勝っておらず何とか3番手。道中はスムーズだったが、4角の手応えからヒラボクキングに負けていた。最後はむしろ追っ掛けバテ気味。出脚の件は散々述べたが、最後の粘りもない。乗り役の話では左回りがベストとの話だが、軸脚となる左後肢が出ない今日の状況では更に悪くなる危険も。
胴長の馬体は一際目を引く。気配も良い。出脚が怪しく中段やや後方から。この段階で割と腹括ったのだろうが、岩田騎手らしく、コーナーで動かず直線に駆ける策。直線直線半ばでは脚がなくなったキクノアポロと接触する場面も有ったにも関わらず鋭い伸びを見せた。ただ、今日の競馬ではアテにし辛いところ。こういう脚も持っている程度の評価に留めておきたい。
+4s。元々この相手でも馬は負けていない。出脚なさそうだったが、押して何とか中段。出した分、序盤少し行きたがる場面も有ったのだが、それを差し引いても4角の機動力が甘かった。道悪でも結果は残しているが、ここ迄時計が速くなるとオープンでの経験のなさも出たのだろう。馬は足りる筈なのでクラス慣れした頃に改めて。
この数字なら許容範囲。太くは見せない。デキは高値安定。更に出脚が悪く後方に近い位置。ズブいのは最初から分かっているところで、早目に外へ持ち出しマクり加減に動いて行ったが、今日の時計ではここ迄が一杯。やはりベストはパサパサの馬場。今月は殆ど雨が降っていなかっただけに、運のなさも見え隠れ。
オープンでは少し馬が足らない様にも見えるのだが、この馬としてはまずまず。ヒラボクキングとの比較で若干出脚が怪しかったが、枠の利でハナ。道中はビッシリマークされていた分も有るのだが、4角で既に手応えが怪しくなっていた。もう少し頑張って欲しかったところだが、ケガが多くて出世が遅れた馬。体質的にあまり使い込めないタイプ?
+6s。デビュー以来最高体重。首でリズム取ってデキ自体は良さそうだが、少し太いだろう。この馬の出脚でジワッと好位。前有利の馬場で馬券圏内はともかく、4角で既にアラアラだったのは案外感が残った。太かった影響も有りそうだが。
今更ながら馬体は現役屈指。今日は歩様の力強さも来ており、満点やれる。最近のこの馬にしては良いスタート。乗り役の話ではナカヤマナイトをマークしていたの事だが、最初から馬場の良い外へ持ち出して、単純に王者の競馬。4角マクる様に進出して、坂下で先頭。坂を上がる際に手前が替わったのが若干の減点材料ながら、パワーの違いで圧勝。戦前は中山でどうかという向きも有ったが、少頭数と道悪で帳消しに。前走でも触れた様に、まずは不器用さを直すのが先決。
昨春ダービーと比較して+26sとなるが、ほぼ成長分。叩いた効果も充分。この馬の出脚で好位。余程道悪が上手いのか、道中もリズム良く走っており、直線も自信持って大外へ。ルーラーシップにやられたのは仕方がないところだが、重賞で結果が残せたのは大きい。正直、春の段階ではオープン特別でも危ない雰囲気も有った。今後は荒れ馬場のローカル重賞が草刈り場になりそう。
+8s。前走小倉戦は少しシャープに映ったが、見た目にはこの方が迫力有る。出遅れ1馬身不利。スローで中段位置を難なく確保し、ナカヤマナイトやルーラーシップが外へ行ったのを確認して内へ。この馬自身も追って頭が上がり加減ながら、上位2頭の勢いが違っていた。堅実だが、重賞ではもうワンパンチ欲しい。
+12s。数字は回復分。歩様は相変わらず怪しいが。珍しく好発切って好位、スローだが、今日は流れに乗れた。外からジワッと進出したものの、上位2頭には一気に交わされたが、最後迄諦めずに走っていた点は収穫。道悪も向くのだろうが、精神面でやられていた雰囲気も有っただけに、キッカケは掴んだか。
+8s。馬体の迫力でどうかだが、キビキビ歩けており、デキに問題はなさそう。ゲートも速かったが、誰も行く馬が居らずハナ。序盤はマイペースで行けている様に見えたが、向正面でツクバホクトオーに並ばれて、そこから4角迄ずっと並走。これが一番痛かったが、4角で少しノメる場面も有り、道悪自体も上手くなさそう。参考外。
2人曳き。+6s。数字分だけ余裕残し。相変わらず馬は張っており、馬の迫力で圧倒していたが、今日は流石に太い。ゲートはアオり気味。本来は出脚有る筈だが、斤量も背負っており、無理せず中段のインで折り合いに専念。4角でも動けない位置に居て、一瞬消えたかの場面も有ったが、外へ持ち出してからは貫録の末脚を披露した。年々折り合いが酷くなっている気がしないでもないが、この斤量で勝ち切った事をまずは評価したい。UAE戦へ向けて好発進。
良いか悪いかは別にして、重量感のなさでは断然。これは馬の個性として、それよりも左後肢の出が少し悪い様に映ったのが問題。出たなりで中段の外。坂の下りを利してジワジワ進出、直線もスパッとは切れず、ラスト100mの先頭に立たたんかの場面で外からトゥザグローリー。戦前は人気し過ぎかと思ったが、トビが大きいので京都の外回りが向くのだろう。ただ、今日でもそうだが、瞬発力がない。単勝は買い辛いタイプ。
遮眼革。シープスキンノーズバンド。前走もスカッと見せて、雰囲気は良かった。3000mの後で、出脚が付かず後方のイン。道中の行き振りも悪い方だった。ずっと最内を回り、直線向いてエンジン掛かってからの脚が中々。近走デキが良いのでゾーンが広いのだろうが、この馬ハマるツボが有る。
2人曳き。+10kg。数字分だけ太いだろう。出脚が怪しかったが、押して2番手。時々引っ掛かる癖の有る馬だが、今日は逆にむしろオッツケ気味の行き振り。ずっと余裕がなく、直線向いてからもジリジリ。太い分、機動力がなかったと推測するが、何れにしても難しい馬。
2人曳き。+26kg。数字程は太く見せないが、元々細身のディープインパクト産駒。ただ、毛ヅヤは抜群に良い。この時期にデキが良過ぎて太目が残ったのだろう。今日もゲート五分に出て、戦前の予想通りハナ。1000m通過が59.1秒。決して遅くはないのだが、最初からかなり手綱引っ張っての逃げ。3角辺りからはスムーズだったが、これでは終いが持たない。最後は内にモタれてラチにヘバリついていた。絞れればもう少し違うだろうが、今日のところは重賞の壁。
+14kg。腹回りがタプタプ。毛ヅヤも冴えず。ただ、この馬にしては落ち着いていた。ゲート少し悪かったが、押して好位。元々慎重に乗らないとダメな馬だが、序盤のロスの分更に折り合いが怪しくなった。4角で既に一杯。まずは絞れぬ事には。
シープスキンノーズバンド。+10kg。太目感なく、トモに丸み。単純にデキが良い。出脚も怪しかったが、何時でも動ける様、外に馬を置かない位置迄下げて結果的に中段。4角マクり気味に動いて、外から一気に突き抜けた。今日は折り合いもクリア。時計も中々速く、文句なしの勝ち振り。今の中山は例年とは違う馬場状態という点は考慮する必要有るものの、皐月賞と同じ舞台で強いパフォーマンスが出来たのは大きい。
シープスキンノーズバンド。例に依って腹回りはボテッと映るが、馬に集中力。気配は良かった。距離と枠で無理せずで後方で折り合いに専念。その折り合いはスムーズ。4角からベストディールを目標に進出、直線向いた段階では1馬身後方に居たが、そこで躓く場面。今日はこれが痛かった。最後は再び詰めており、この内容なら距離は問題無いと見て良い。むしろ自在性を評価したいところ。
未完成感タップリのディープインパクト産駒。馬体が薄い割に数字が有るのは背丈が有るからなのだろうが。少し押して好位。流れには乗れた。内の馬場が悪い為、4角手前で外へ持ち出して包まれない様に乗る策は悪くなかったが、追って坂を上がる脚で甘くなってしまった。現状、上位2頭とは能力差有りそう。現状は鍛錬不足。
2人曳き。+8s。迫力はないものの、バランスの取れた造り。少なくとも太くは見せない。あまり行く気は無かった様にも見えたが、馬が噛んで好位直後の外。前に馬は居なかったものの、向正面辺りで折り合いは付いた。4角、アドマイヤブルーを目標に動いて行ったが、坂を上がる脚が甘い印象。坂を上がってからは再び詰めており、明らかに上がる脚だけが鈍い。これもパワー不足なのだろう。
2人曳き。大物感はないが、コンパクトにまとまって完成度の高いタイプ。アオる1馬身不利。後方のインをコトコト回って、直線そのまま馬群へ突っ込む形。上位馬が外から差している様に、京都外回りの様にバラける展開でスムーズに捌けた。決して悪い内容でない。単勝万馬券叩き出した馬だが、少なくともあの時フロックではなかったという事だろう。
左のみオーストラリアンブリンカー。馬振りは中々。手先にスナップが利いている。出脚が速く、持ったままでハナ。向正面迄は良かったが、3角辺りから後続に来られてここからずっと息の入らない流れに。ラップだけならそこ迄速くないのだが、数字以上にキツい展開になった。今日は参考外。
シープスキンノーズバンド。スナップの利いた歩様。馬体もまとまっていた。パストフォリアが隣でガチャガチャやっていた影響も有っただろうが、ゲート速くなく中段から。道中は折り合っていたものの、揉まれ込んでかなり窮屈な走りを余儀なくされたのだが、それでも直線向いてからは前が開いてからが強烈。文字通りスパッと切れた印象。他馬とは決め手が違った感。ただ、今日の相手は大概だった上に、時計が平凡。この中からGⅠで勝ち負けする馬が出るとは考え辛いのだが。
少しテンション高く、馬は数字通りだが、この時期の牝馬にしては毛ヅヤが良い。ラミアプリマベーラが好発切って、その外から2番手。従って相手のペースで走っていた格好になるが、それでもしっかり折り合えていた。追ってからも渋太く、ダイワミストレスは最後迄交わさせなかった。間に1頭挟んでしまったが、外のトーセンベニザクラに意識が有ったら勝っていただろう。勝負強いタイプ。
馬体の迫力という点では一息だが、歩様が力強い。好位のイン。前述した様にスローとなって、道中力み気味の追走。今開催の中山はスローでも外から勢い付けて回った方が良い結果が出るのだが、坂下迄前が開かず追い出しが遅れてしまった。ただ、それでも脚が有ればマイネエポナは捕まえられた筈。乗り役の話では一瞬の脚がないという話だが、ちょっとダラしない。
幅がないのだろうが、横から見る分には数字より大きく見せる。歩様もキビキビ。出脚はあまり速くなく中段。この枠で馬群の一番外だが、何とか前に馬を置いて我慢させていた。回り脚があまり速くない分は有るのだが、4角回り切ったところで内からルネッタアスールに張られる場面。ここで立て直す場面が有ったのが痛かった。着差が着差だけにこれがなければ勝っていた筈。マイネエポナも惜しい内容だったが、勝ったトーセンベニザクラを含めてもこのレースで示したパフォーマンスはこの馬が一番上。全身使った走法は中々ダイナミック。
2人曳き。歩様が伸びないのがマイナス。馬もメリハリに欠く。ゲートは出ているが、出脚もなく腹括って後方から。外回す気はなかった様で、4角内に入れて、直線だけ外目へ。差はないところ迄詰めて来たが、追い出してからは内にモタれ気味。このロスが少し痛かったが、中山マイルは堅実。
-6s。これでは細く映る。ゲートは五分に出たが、枠の分中段から。前走阪神戦と違い、今日は折り合っていた。直線向いてからも一番スムーズに運べた位だったが、その割に追ってからが甘い。この相手なら能力差ない筈だが、馬体減が応えたか?
2人曳き。馬の骨格自体は悪くないが、少し緩い。歩様もその影響なのか甘さが。ゲートで安目を売り、中段のイン。折り合いは付いていたが、前に居たダイワミストレスが捌くのに苦労していた位だから、この馬はもっと悲惨な目に遭わされてしまった。決してバテておらず、最後は近いところへ来ている。少なくとも500万なら楽勝レベル有る。
この相手でも馬振りは断然。歩様のバネが素晴らしい。ゲートは微妙に後手踏んだが、出脚で好位。向正面では折り合いを欠いて頭を上げる場面も有ったが、コーナーで折り合っていたのが終いの伸びに繋がった。直線向いてからの脚も中々俊敏。この相手では力が違う勝ち振りだった。ただ、今年は牡馬に低レベル感が有り、この点が能力比較でどうか。頭が高い走法や折り合い面も課題に。
-8s。毛ヅヤは冴えないが、前走阪神戦が太かった。トビが大きい関係で出脚は甘い様だが、少し出して好位。この影響で序盤行きたがったのが、直ぐに折り合いは付いた。前述した様に大トビなので内を器用に立ち回る競馬が得意とは思えないのだが、バラける京都外回りでノビノビ走って2着浮上。一方他馬と比較して回転の悪さが目に付くので、もう少し回転数が欲しいところ。そこが来ないと重賞勝ち切る場面はないだろう。
2人曳き。姿勢が高く、その分歩様に力がなく映る。出脚速く、スッと2番手。前に居た組では一番スムーズに折り合っていた。直線向いてからもそれなりに伸びているが、上位2頭とは決め手の差歴然。下見通り、現状はパワー不足。平坦でこの状態では相当の鍛錬が必要になって来るだろう。
+6s。数字分だけ太い。トモの甘い歩様も相変わらず。出脚が速いのは良く分かるが、最初から行きたがっており、今日は4角迄その状態。直線向いてからは一瞬反応したが、そこ迄だった。逆に言えば今日は底力を見せた一戦。落ち着いて走れる様になればかなりのレベル迄は行ける筈。直ぐには難しいにしても、差し当たって内枠当たるだけでも大分結果は違う様に思うのだが。
少しテンション高い。もう一絞り有って良い馬体。出脚が速く、スンナリハナ。道中は力んでいるのを押さえながらだったが、それでも後続とは数馬身離していた。直線向いて突き放す場面はなかったものの、バタッとは止まっていない。1000m通過58.8秒なら暴走とは言えず、距離も経験で何とかなりそう。化ける要素は有る。
この馬にしては落ち着いている。腹回りしっかりしており、デキ自体は問題なさそう。ゲートは出ているが、折り合いに専念して後方から。今日はスムーズに折り合えたが、前で決まる展開で、しかも4角少し待たされる場面。この段階で今日は圏外。直線は良く伸びている方だろう。今後は前で折り合える様になれば。
+10kg。少し余裕残し。歩様の甘さも気になった。出脚は五分程度だが、1F程からジワッと出して好位へ。戦前にも少し触れた様に、一瞬の加速力に欠く馬で、4角で無理に内を突かず、坂の下りの惰性を活かして外へ。ソコソコ流れて極端に速い上がりの競馬にならなかったのも良かっただろう。やはり京都は合う。逆に言えば今日はそれ以上でもない気はするのだが...。下見の歩様には注目しておいた方が良さそう。
2人曳き。気配文句なし。毛ヅヤも抜群に冴えていた。半馬身程出負けして後方から。折り合いは多少怪しい場面も有った。マークしていたサダムパテックが動けず、仕掛け遅れた気味ながら、その分最後の脚は目立っていた。ガサがないので、今日は斤量利いた可能性も高いのだが、こちらはマイネルラクリマとは違い、東京向きだろう。次走改めて。
トモに丸みが有って、デキは良さそう。出脚はシルポートと五分だったが、これも少し行きたがっており、中段で脚を矯める形。それでも4角の手応えは中々良く、直線向いて直ぐの段階ではマイネルラクリマと併せ馬の場面。最後に突き放されて3着に落ちたが、内枠で脚を矯めていれば2着は有った筈。戦前も少し期待したが、この馬やはり力が有る。次走京都の限定戦なら本命に。
スカッと見せてキッチリ仕上げた印象。気合も乗っていた。ゲートは出ているが、押して中段から。コースロス無く回って、ジリジリ来たが、ここ迄。昨年は京都で重賞勝ちも有ったが、この時はスロー。次走は限定戦となるだけに圏内の1頭となるが、基本的には阪神の方が合うタイプ。
悪くないが、ここへ入っても威圧感がない。出遅れ1馬身不利。内にダノンシャークが居て、後方ながら前に壁がなく、少し行きたがっていた。ただ、その割に4角の手応えが案外。底力でジリジリとは来ているが、もどかしい内容だった。まだクラシックで色々な距離を使い回したツケが清算出来ていない様。暫く掛かりそう。
馬はそれ程目立たないが、落ち着いていた。最近はシルポートの出脚も大概だが、この馬も意外に出脚が甘く、シルポートにやられて2番手から。コースロスなく回れても、この形では論外だが、それでも一瞬伸び掛かっており、最後迄止まっていない。単騎で行ければこの相手でも何とかなりそうな雰囲気は見せた。
2人曳き。少しテンション高いが、馬振りは抜群。この相手なら断然の存在。あまり行かせる気はなく、ジワッと中段。このスローでも折り合いは問題なく、3角からジワッと進出し、坂下からダイワファルコンとの一騎打ちに。相手も中々渋太かったが、最後は力の違いでネジ伏せた。例年の勝ち馬とは遥かにレベルの高い勝ち振り。過去には器用さも見せており、GⅠでも通用して良い馬。
遮眼革。-6kg。少しでも絞れたのは良い傾向。まだ腹回りはボテッと映る。油断するとブッ飛んで行きそうな雰囲気も有るのだが、折り合い意識しつつこの馬の出脚で好位。前走と違い、今日は比較て外を回されずに済んだ。4角、フェデラリストのマクりに内から併せての進出。これも前走とは違い、併せ馬の形になって最後迄気を抜かずに走る事が出来た。ただ、直ぐに手前を替える癖が有り、初の遮眼革が利いたというより、追い比べになったのが大きい筈。気性面でのアテにし辛さは残っており。
少し太く見せるのは何時もの事。これでこの馬は好調。出脚は有る馬で、枠も活かして好位のイン。折り合いは勿論スムーズで、過不足なく運べたが、4角で少しズブさを見せており、前が開いていたにも関わらず、一瞬の脚がもう一つ。ただ、バテずに3着は確保。昨年とは同じ時計で走っており、今年は相手が強かったと考えるのが妥当だろう。堅実は堅実。
相変わらず歩様はキビキビ。前走小倉戦でキッチリ出来ていた。出脚は微妙だが、押して押してハナ。1000m通過が61.3秒だから大事に乗り過ぎた印象も有るのだが、これは距離面で仕方がないところ。ただ、今日は坂下で既にやられており、それを思えばかなり前と離されたとはいえ、良く4着踏ん張った方だろう。次走小倉戦出走なら1800mでも有り、チャンスは充分。
イレ込みは何時も通り。逆に言えば輸送はクリア出来た。馬体もメリハリ利いている。最初から折り合いに専念して後方から。1角からは意外な程折り合っていた。4角少し窮屈な位置に入ってしまったが、それがフェデラリストの直後。従って直線は前が開いていたものの、伸びはもう少しだった。中山は初めてだったが、阪神で3戦3敗。平坦の方が良さそう。
+8s。トモがパンとして本格化。以前は曳き手にモタれる素振りも有ったが、真っ直ぐ歩けるように。これも距離が微妙な馬だが、枠の利活かしたものの好位で少し掛かり気味。セコい競馬が出来たが、内からジリジリ。やはり距離が長い。
馬体は悪くないが、明らかに歩様が硬い。出たなりで好位直後。向正面辺りからフォームがおかしくなり、あとは流しただけ。無理に止めるのも却って傷口広げる可能性有る様で最下位ながら入線したが、レース後骨折が判明。