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競馬回顧 2012年3回阪神

第53回宝塚記念(GⅠ)

オルフェーヴル

2人曳き。前走京都戦と変わらず。馬体が細く映った点もそうだが、気合の点でも同じ事が言える。馬場状態云々よりも折り合い重視、前に馬を置いて後方から。10000m通過が58.4秒。ネコパンチと2番手以下は数馬身離れていたとはいえ、それでも1分は切るペース。これは良かっただろう。通常ならゴチャ付く位置だが、馬場が荒れていた事も有り、スムーズに内へ。そこからは馬の底力。終わってみれば2馬身差の圧勝だった。今日は走る条件が揃っていたのも間違いないところだが、やはり前走は競馬会の失敗。馬も陣営も乗り役も、誰一人として悪者は居なかった。

ルーラーシップ

香港戦以上。手先が軽くて、歩様にバネ。相変わらずサラブレッドの究極系を行く。出遅れ1馬身不利も、出脚で上手く潜り込んでアーネストリーの直後。4角手前で外へ持ち出して、マクり気味に動いて行ったが、内からオルフェーヴルの決め手が違っていた。国内GⅠで2着は過去最良だが、今日はダラしない印象の方が強い。出遅れの影響が有った分や阪神2200mが向かないのも間違いないところでは有るのだが...。

ショウナンマイティ

2人曳き。毛ヅヤピカピカ。少し腹回りがボテッと映るが、デキは良い。例に依って出脚はサッパリで後方から。折り合いは付く馬で、今日も自分の競馬は出来た。乗り役の話ではメンコを外した効果だそうで、今日は3〜4角での手応えも悪くなく、直線は内へ。坂下迄の脚は中々俊敏、一瞬は2着かの脚勢だったが、そこからが続かなかった。今日はパワー差が出た格好。

ウインバリアシオン

何となくイマイチに見えたが...。歩様も一息。馬場の影響も有ったとは思うが、序盤行き振りが悪く、中段やや後方から。岩田騎手らしく、内目を徐々に押し上げ、3角で外へ。4角では好位に居て、少なくとも岩田騎手の狙い通りには乗れた筈だが、追って案外。それ程力感の有る馬ではなく、安藤勝己騎手の戦法が合っていたとは思うのだが、今日はデキも怪しくて何とも言えない面も。

マウントシャスタ

2人曳き。数字はないが、トモに張り。まずまず。少し出して好位のイン。荒れ馬場の影響なのか、力んでいたのか微妙だが、序盤はリズム良く走れていたとは言い難い。そこから向正面過ぎにスムーズに走れる様になり、最内を通って一旦は抜け出さんかの場面だったが、坂で止まってしまった。イチかバチかの騎乗で上手く乗ったが、色々要因有るにしても最大は距離だろう。基本はマイラー。

アーネストリー

-4kg。少しでも馬体が絞れたのは良い傾向だが、昨年の方が太いなりに張りが有った。戦前の予想通り、ネコパンチに行かせて好位の外。ソコソコ流れた点も含めて、早目に進出する理想的な展開になったが、いざ追ってからが案外。直線向いた段階では既にルーラーシップに交わされていた。現状では力が通じなかった印象。完敗。

第17回マーメイドステークス(GⅢ)

グルヴェイグ

毛ヅヤがピカピカ。馬格のなさもそうだが、歩様がディープインパクト。出脚は速そうではなく、道中は中段。内の馬場状態が少し悪い影響も有って、各馬内を開け気味だったところを徐々に押し上げて4角で好位。直線だけ外へ持ち出して、追ってからは楽勝だった。下見の歩様からそうだったが、特にラスト2完歩の躍動感が如何にもディープインパクト。兄ルーラーシップの方がトビの高さは素晴らしいのだが、可動範囲という点ではこちらに利が有る。GⅠ行って、馬格のなさに苦しむ場面も考えられるが、ホエールキャプチャで勝ってしまう古馬戦線。能力だけなら互角以上。

クリスマスキャロル

数字はないが、馬を大きく見せる。ゲートは出たが、直後に両サイドと接触。腹括って、最後方から。勝負どころの手応えは決して良い様には見えなかったのだが、大外へ持ち出して2着浮上。ハンデは勿論、上がりが掛かる展開になったのも良かったのだろうが、それ迄2000mに良績なかった馬が前走京都戦で初1着。力を付けている。

メルヴェイユドール

2人曳き。シープスキンノーズバンド。こちらは数字通りの造りだが、デキは悪くない。外からスペシャルピースに叩かれ気味になって、後方から。乗り役の話ではノメッたとの事で、向正面から外へ。狙い通りには乗れた印象も有るが、直線向いてマイネエポナに寄られたアカンサスに体当たりを食らったのはかなり痛かった。コーナーで動いてしまっているだけに、余計に厳しくなった印象も有った。2着確保の態勢からクリスマスキャロルに最後差されて3着となってしまったが、同じハンデでも有り、クリスマスキャロルよりは上という判断は出来る。

シースナイプ

馬体の張りは悪くないが、イレ込みキツい。出脚が若干怪しく、道中は中段。その割には序盤少し行きたがっていた。向正面で少し押し上げて、早目早目の競馬となったが、最後外から2頭が飛んで来て4着に。自分の競馬は出来ただけに案外感も有るのだが、2,3着馬は何れも50s。ハンデ差も大きいだろう。

アカンサス

馬体はメリハリ利いているが、もう少ししっかり踏んで欲しい。この枠でも有り、無理せず後方から。道中の雰囲気は悪くない様にも見えたが、少し非力な面は有る馬。直線向いてマイネエポナに寄られた影響を差し引いても伸びは案外だった。ベストはパンパンの良。こういう馬場は得意とは言えない。

第19回函館スプリントステークス(GⅢ)

ドリームバレンチノ

毛ヅヤピカピカ。張り切れんばかりの馬体で、馬は文句なし。スタート直後に挟まってしまい、一旦は後方。ただ、少頭数に救われた。直ぐに立て直して、外をマクる様に進出。4角でロードカナロアを内へ閉じ込めたところで勝ちが決まった。暑さを嫌って北海道へ来たとの話で、次走以降難しい面は有るのだが、前々走福島戦、前走京都戦と時計勝負にも対応して来た。この点は強みに。

ロードカナロア

少しゆったりした造りにも見えたが、勿論目標はまだ先。一応は及第点。出脚は一番速い位だが、無理せず好位待機。これはこれで良かったが、4角で前が壁。ナイアードとレオンビスティーの脚が同時になくなり、その間にドリームバレンチノが抜け切ってしまった。外へ立て直して2着は確保したものの、今日は勝てた競馬を落とした格好に。故障を別にすればこれしか負けるパターンはないにも関わらずそれにハマッてしまった。幾らなんでも芸がなさ過ぎる。

ビスカヤ

全く人気なかったが、デキは悪くなさそう。この馬体にしては歩様もしっかり。ゲートは五分に出たが、この枠でも有り、行く気なく最後方から。コーナーをコースロスなく回して、直線も内へ。上位2頭がチギる展開で、好位グループが追っ掛けバテ。上手く行った面は有るが、この馬の2勝は何れも函館。コースが合うのは間違いないだろう。

パドトロワ

馬体の張りは悪くないが、ボテッと映る。この数字では太い。この馬の出脚ならもっと楽に行ける筈だが、今日は好位止まり。4角進出して、格好は造ったものの、そこ迄だった。使ってデキ自体は上向いている様に見えるのだが、やはり一枚太い影響が大きいだろう。

ブルーミンバー

スカッとは見せているが、歩様が硬い。スタート直後は先行グループに居たが、一旦下げて好位から。これはこれで悪くない策だったが、前のドラゴンファングが下げて、さらに一段後ろになってしまった。結果的には後方からマクったドリームバレンチノの後を追う形に。3〜5着争いは僅差。スムーズなら3着は有っただろう。勿体ない競馬にになってしまった。

第29回エプソムカップ(GⅢ)

トーセンレーヴ

2人曳き。絶好調ではない気もするが、一応は前走京都戦以上。好発。スタート直後はかなり行きたがっていたが、レッツゴーキリシマに行かせて2番手。横には馬が居なかったものの、縦位置にレッツゴーキリシマを置いて何とか宥め切った。直線向いてレッツゴーキリシマが内を開けて走り、この馬はもう一つ外へ。スローとこの馬場で差し辛い展開では有ったが、早目過ぎる先頭。何とか押し切った。前走行かせて失敗したというピンナ騎手の話が有り、待機策かと思いきや、先行策。意外な形だったが、乗り役が上手く御した印象。

ダノンシャーク

2人曳き。+8kg。ディープインパクト産駒で、良いか悪いかはともかく、この方が馬は良く見せる。前3頭が飛ばし、第2馬群の2番手。上手く脚を矯めていたが、前がバラけてしまい、実質自力で前を捕まえに行く様な展開に。良い脚を長く使っているのだが、前との差が有り過ぎた。勝負には負けたが、競馬では勝っている。ただ、正月の京都戦も追い込んで2着止まり。前走もシルポートに逃げ切られ、運のなさは感じるところ。

マイネルスターリー

-4kg。少しでも絞れたのは良い傾向。この時期は毛ヅヤも良い。出脚の速い方ではないのだが、押し気味に先行。函館巧者で知られるところで、荒れ馬場は得意。皐月賞のゴールドシップの要領で4角近回りして、坂下で先頭。そこからは流石に外へ持ち出したが、3着は粘り切った。久々にこの馬の持ち味を発揮。今年も函館で一暴れを期待したい。

セイクレットレーヴ

大きくは変わらず。一朝一夕ではトモの甘さは解消出来ず。出たなりで中段のイン。マイルでも距離が長いという話を何度かしているが、折り合いは付く馬。直線外へ持ち出し、追撃態勢は造ったが、ダノンシャークには離される一方だった。3歳馬とはいえ、52s。案外感は残る。距離の問題は血統というより、単なる鍛錬不足。鍛え直して秋に改めて。

シルクアーネスト

シープスキンノーズバンド。腹回りボテッと映る。500kgは少し太いだろう。出ッパ悪かったが、一度内へ潜って中段やや後方から。直線も内から脚を伸ばしたが、手前が変わらずここ迄。器用さは有る馬だが、1800mも微妙に長い。

レッドデイヴィス

馬体に張りを欠く。左後肢が出ない。取り敢えず出脚は戻っていたが、この枠でも有り中段から。ここ迄は良かったが、コーナーでは外へ逃げ加減、直線向いてからは内へモタれてと競馬になっていない。初の左回りも多少影響しただろうが、それにしてもダラしない。今年は復活の兆しが掴めず。

第17回ユニコーンステークス (GⅢ)

ストローハット

2人曳き。テンション高かったが、このメンバーではトモの造りが一枚上。出遅れ1馬身不利。中段やや後方から。4角迄は内へ潜り込んで、直線だけ外へ。上手く捌けた面は有るのだが、道中砂を相当被りながらラスト100mで抜け切る迄左手前のまま。今日はそれ位の楽勝だった。強い! 2月東京戦の時点では馬が子供だったが、ゴールドシップやディープブリランテとも遜色なくなった。どんなに低く見積もっても、スピルバーグよりは上だろう。ダート界は中々上が退いてくれないが、世代交代の萌芽が出て来た。

オースミイチバン

全体に緩慢。馬振り自体は良いが、もう一絞り欲しい。出遅れ2馬身不利。これは痛かったが、芝での出脚は有って、3角では中段に取り付けていた。それでも直線の脚は中々。斤量を含めた全てイーブンの状態でストローハットに勝てるとは思えないが、例年の勝ち馬とは同様の評価が出来る。

タイセイシュバリエ

パシュファイヤー。馬体に迫力が欲しい。左後肢の出が甘いのも減点材料。出脚は速かったが、3角迄4〜5頭の雁行で行ってしまった。序盤に少し頭を上げる場面、それを思えば良く頑張っているのだが、序盤のポジション争いがもう少しスムーズなら2着は有った様な内容。馬の能力だけを言えば上位2頭の方が遥かに上だが、出脚が有って器用さは有る。それだけに勿体なさが残る。

ネクタル

+10kg。イレ込みキツい。馬体も余裕残し。芝での出脚がサッパリで、後方から。岩田騎手らしく、内に拘っての競馬になった結果、少し待たされるシーンも有ったのだが、それよりも追ってから外にモタれ通しだった。岩田騎手だからここ迄持って来れているだけで、普通の騎手なら競馬になっていないだろう。今年のハイレベルなメンバーで、差のない4着。能力は高いが、こういう癖は外から見えない間にバランス崩すケースが多く、大成し辛いのが...。

ワイドバッハ

-4s。柔らか味の有りそうな筋肉には好感。芝の方がむしろ良さそう。これも先行争いに首突っ込んでいたが、真っ先に引いてインへ潜り込む形。小牧騎手、これはお見事だったが、追ってからの伸びがもう一つ。現状では力量差相当有ると見たい。

第62回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

ストロングリターン

2人曳き。昨年の状態に戻った。完璧。相変わらず出脚の速い方ではなく、中段の内目。1000m通過が56.3秒、グランプリボスにも言える事だが、このペースなら折り合いは関係なし。直線向いて外へ持ち出し、そのグランプリボスとの併せ馬。内にモタれ気味では有ったものの、力でネジ伏せた。1000m通過が昨年より0.7秒速い流れで、勝ち時計も同じく0.7秒速い。この馬としては昨年と同じ脚を使っただけ。そしてこの展開を呼び込んだのは同厩リアルインパクト。レース後は堀調教師の会見拒否が話題になっていたが、少し疾しい部分も有った、そんな見方も出来なくはない。

グランプリボス

2人曳き。今日は最近のこの馬にしてはテンション高目。それよりも少し馬が細く映ったのが気になったのだが...。道中は中段。ストロングリターンの一歩前に居た。前述した様に、このハイペースとこの枠で折り合いが付いたが、追ってからはストロングリターンには完敗。久々にハマッた以上は勝ち切って欲しかった。むしろ成長案外な印象ばかりが残った。

コスモセンサー

一歩一歩が力強い。集中力が有った。好発も、同厩シルポートに行かせて好位。ペース自体はかなりキツいのだが、シルポートを待った事で道中の余裕が出来たのが今日は大きかった。ラスト150mで先頭に立たんかの場面で、後続2頭に一気に交わされたが、3着は確保。この馬場状態と時計で、競馬にならなかった馬も多く、評価は難しいのだが、器用さを存分に生かし切った。

ダノンヨーヨー

悪い時の硬さがないのは何より。少し馬が緩く映る嫌いも有るのだが、まずまず。出遅れ半馬身不利。道中は後方のイン。直線向いて内は壁、ハイペースでバラけた事も有り、2枠2頭の位置から伸びてここ迄。ラスト200mで左手前になりながらも、最後迄伸びていたのだが、今日の時計では後ろ過ぎた。もう一段前で競馬しないとダメで、結果的に出遅れが痛かった。

ガルボ

2人曳き。馬体の張り抜群。気配も文句なし。この馬の出脚ならもう少し前へ行ける筈だが、ハイペースを読んだのか、普段より少し後目での競馬。これはこれで良かったのだが、叩き出されてからがもう一つ。後ろから来た馬に交わされるのは仕方ないにしても、前に居たコスモセンサーは捕まえてもバチは当たらないだろう。手前が何度も替わっていたが、時計に限界が有りそう。

ラッキーナイン

腹回りボテッと映るのは昨秋同様。歩様もこんな感じだった。好位直後。道中は上手く流れに乗れていた様に見えた。直線向いても、スムーズに外へ持ち出し、勝ったかの雰囲気だったか、いざ追ってからが案外。時計勝負が合わないのか、馬場が合わないのか、敗因不明。

シルポート

今日も腹回りが緩く映った。何時もながらに良く見せない。出脚自体が最近鈍っているのだが、ゲート開いて一完歩目に躓く場面。今日はハナへ行くだけでもかなり脚を使わされたのだが、それをリアルインパクトが突いてハイペースに。そのリアルインパクトは自身の持ち味を生かすべく、直線向いてからの追い出しも早目早目。これでは流石に厳しかった。今後も展開次第。

第65回農林水産省賞典鳴尾記念 (GⅢ)

トゥザグローリー

2人曳き。ここへ入れば馬は断然だが、馬体の張りが少し怪しく映った。満点はやれぬ。好発。アーネストリーにハナへ行く気がない以上、逃げ馬不在のメンバー構成だったが、イケトップガンが行ってくれて2番手から。1000m通過が62.3秒のスロー。4角迄スムーズに持ってきた以上は負け様がないところ。ただ、上がり自体 (3F33.2秒) は速かったが、今日は何時もより更に頭が高かった。ショウナンマイティが4角でモタついていなければやられていた可能性も有った程。次走に関してはデキ次第。昨年は夏負けというより、冬場の使い詰めが裏目に出た形だが、今年は前走中山戦でボロ負けして、休養充分。上向く可能性は有る。

ショウナンマイティ

2人曳き。-6s。例に依って少しトモの甘い歩様だが、毛ヅヤはピカピカ。デキは文句なし。ゲートも若干悪かったが、行く気なく後方待機。ブレーキの利きも問題なく、折り合いは付いていたが、4角でアクセル踏んだ時の反応がサッパリ。今日は消えたと思った程だったが、大外へ持ち出してエンジン掛かってからの伸びは強烈だった。スローで仕方がない面も有るが、今日は勿体ない印象の方が強い。3歳時よりは成長しているが、直線の脚が来ただけで、まだ曲がれない。

トーセンラー

2人曳き。-6kg。減って良い事はないのだが、毛ヅヤや雰囲気は悪くない。出脚はあまり速い方ではない筈だが、馬場と展開を読んだ結果、仕掛けて好位。序盤はともかく、その割には折り合いも付いた方だろう。ただ、直線向いての決め手勝負ではむしろトゥザグローリーに突き放され気味。最後は3着も危なかった。現状は重賞級とは言えぬ。

ナカヤマナイト

-8kg。落ち着いてはいたが、歩様が妙に硬い。出脚は五分も、折り合いに専念して中段から。乗り役の話では折り合いを欠いたとの事だが、見た目にはフワフワしたり、ノメッたりと集中して走れていない様にもにも見えた。逆に言えば、道中がこの有様だった割には良く踏ん張っている。3歳時からイマイチ感の強い馬だが、能力面での上積みは有るのだろう。

アーネストリー

+6kg。デキ自体は悪くないが、この数字では太い。ハナ行って失敗した前々走中山戦の轍を踏まぬ様、後方迄下げてからの競馬。ただ、これはこれで道中口を割ってリズムを崩していた。むしろ今日は地力の高さを示した5着。「蛇に噛まれて朽ち縄に怖ず」というべきか、いくらハナへ行きたくなかったにしても、酷過ぎる騎乗だった。