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競馬回顧 2018年1回京都

第65回日経新春杯(GⅡ)

パフォーマプロミス

筋肉の輪郭が浮いて、デキ自体は悪くないのだろうが、例に依って歩様が硬い。外のミッキーロケットに抵抗しつつ、好位のイン。このスローで多少行きたがる場面も有ったが、インに居た分、我慢は利いていた。直線はガンコの外に持ち出して、一追い毎に伸びて最後はクビ差。単勝1番人気は完全な鞍上人気だったが、あの位置を取れたことが大きかった。逆にいえば今日はそれ以上ではない。次走人気になる様なら嫌ってこそ。

ロードヴァンドール

2人曳き。遮眼革。多少毛ヅヤは冴えないが、歩様はスムーズ。気配も良かった。好発。出脚も速く、戦前の想定通りスンナリハナ。隊列が一瞬で決まった為、1000m通過1分02秒0、2000mでも2分03秒3と、マイペースの逃げに持ち込めた。4角で並び掛けて来たガンコを突き放し、一瞬流行ったかの場面だったが、最後にパフォーマプロミス。とはいえ、クビ差ならハンデが言い訳に出来る。父ダイワメジャー自身がそうだったが、如何に気分良く走らせるかが最大のポイントで、それさえ叶えば渋太い。距離もこの位有った方が自分の競馬がし易そう。

ガンコ

単純にデキが良い。首でリズムを取って、馬体にも張りが有る。ロードヴァンドールの方が上だったが、この馬も出脚が速く楽に2番手。馬に気持ちが乗っている様で道中の雰囲気も良かった。4角も積極的にロードヴァンドールへ並び掛けて行ったが、流石に相手の地力が一枚上手だった。今後も展開一つだが、直線で手前が替わっていない点はマイナス材料。こういったことが積み重なると、一戦毎の消耗度が大きくなってしまう。当面は気力の有る内にどれだけ稼げるかということになる。

ミッキーロケット

少し腹回りが緩んで映る。非力な歩様も最近大分マシになっていたことを考えると多少後退した感が有る。今日もゲートを決めて好位から。本当に欲しいのはパフォーマプロミスの位置だっただろうが、折り合いは問題なく、道中は特に不利はなかった。4角手前から動いて行ったが、意外な程止まるのが早かった。位置取りの問題は有ったとはいえ、3着と4馬身差は負け過ぎ感が有る。デキ落ちだったのとハンデ57.5kgで合わせ技一本になってしまったか。次走京都記念だそうだが、間隔を開けた方が良いかも。

サンタフェチーフ

牝馬でも馬は負けていない。一歩一歩の脚取りが確かで、集中力が有る。道中は中段やや後方から。スタート直後から行きたがっており、最初から宥めるのに懸命だった。あれだけ力んでいると流石に直線は伸びないが、それでもGⅡで5着ならまずまずの内容。2000m辺りで折り合いが付けば重賞でも足りる。

第58回京成杯(GⅢ)

ジェネラーレウーノ

2人曳き。返し馬迄パシュファイヤー、レースだけオーストラリアンブリンカー。前肢にバンテージ。このメンバーだと1頭馬が別格。トモに迫力が有って、現世代の中でも最上位クラス。好発。大外枠だったが、出脚も速くスッと2番手。逃げた前走は物見をしていたとのことだが、今日は集中して走れていた。4角迄誰も来ず、直線迄前のコスモイグナーツを可愛がって坂下で抜け出してそのまま押し切った。完勝。時計が平凡なのと最後に詰められた点が気にならないでもないが、出脚が速くて馬力が有るキタサンブラックタイプ。馬券的には常に決め手負けする危険は有るとはいえ、トビも大きく、器という点では世代屈指。

コズミックフォース

シープスキンノーズバンド。毛ヅヤが冴えて、ドッシリとした馬体。もう少し絞っても良いだろうが、歩様も含めて見た目はパワフル。ゲート自体は速かったが、出脚はそうでもなく後方から。折り合って、上手く脚を矯められた。4角を勢いを付けるイメージで回って直線は大外。坂を上って右手前になってしまっていたが、何とかスピードは持続させて2着浮上。競馬としては悪くない内容だが、今年はこの手のタイプのも確かで、それらを上回る迄の破壊力は感じない。もう少し絞って何処迄キレるかが鍵。

イェッツト

先頭を歩いていたことも有るが、物見が激しい。馬体もまだ子供で、歩様ももう少しスムーズさが欲しい。ゲートをアオり気味に出てスタート直後は後方だったが、枠の利も有ってコーナーワークで誤魔化して中段に取り付いていた。道中は少しズブい位の行き振り。4角迄そのままインに居て、直線は狭いところをコジ開けて伸びて来た。まだ競馬も分かっていない様な状況でこれだけ走れれば文句なし。現時点では成長待ちとなるが、化ける可能性も。

ライトカラカゼ

パシュファイヤー。+8kg。数字は増えたが、馬体が充実している。多少テンション高いのはマイナスだが。半馬身程出負けしたが、出脚でカバーして中段から。道中は折り合いが付いており、4角手前から積極的に前を捕まえに行ったが、坂を上る途中で甘くなり、2,3着馬に内外から交わされて4着に。正攻法でこれだけ走れれば500万は何とかなりそうだが、重賞ではワンパンチ足りない。

サクステッド

2人曳き。歩様が伸びず、馬体にもメリハリがない。ジェネラーレウーノ程ではないが、この馬も出脚が速く、スッと3番手。4角でも動かないジェネラーレウーノを待ち切れずに併せて行ったが、直線向いてからはむしろ突き放されて5着止まり。底力の差を見せつけられた格好。とはいえ、昨年10月以来の休み明けというのは言い訳になるだろう。まだ500万に使える身でも有り、これが良い経験となれば。

第55回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

エテルナミノル

+8kg。決して迫力が有るというタイプではないが、数字が増えた割に、緩んでいない点に好感。今日はゲート五分。この距離だと出脚に余裕が有るが、内外の馬に行かせて好位から。1000m通過60.3秒だからスローに近い流れで、マクりに出た馬も何頭か居たのだが、前に届く迄に至らず、内で脚を矯めていたこの馬に絶好の展開になった。直線向いて登坂力で決着を付けて後続の猛追を振り切った。ただ、楽勝の展開だったにも関わらず、2着レイホーロマンスに半馬身差迄詰められている。展開で何とかなっただけで2000mは微妙に長い。

レイホーロマンス

420kgしかない馬だが、毛ヅヤが冴えてトモのボリューム感は有る。デキは良かった。出脚も決して速くないのだろうが、スタート直後にキンショーユキヒメに寄られたことも有り、後方から。道中はマキシマムドパリをマークするイメージで乗られた。前述した様にマクりに行った馬が何頭か居た中でワンテンポ仕掛けを遅らせ、直線だけの競馬でここ迄。特に坂を上り切って各馬の勢いが鈍ってからの脚が光った。前走1000万ながら完勝だったが、この脚が使えるタイプが中京巧者。とはいえ、ガサがない馬にハンデ51kgが利いた感は有る。今後、背負った時がネック。

マキシマムドパリ

馬体の張りは前走の方が多少良かった気もするが、歩様は落ちておらず、高値安定。折り合いは付く馬で少し出しているのだが、それでも進んで行かず中段。更に1角手前で狭くなる場面が有り、もう一段後方からの競馬を余儀なくされた。4角でも少し反応が悪く、直線向いて一瞬モタついた際にレイホーロマンスに割って入られてしまった。最後は伸びている。力量そのものはこのメンバーでも上位だが、ところどころでハンデが応えた形。

リカビトス

前後肢にバンテージ。数字の割に馬が纏まっている。歩様もしっかりしていたが、時折チャカつくのがマイナス。スタート直後に500kgを超えるタニノアーバンシーと接触して後方から。それでも馬はエキサイトする様子はなく、折り合いは付いていた。直線も、少し捌くのに手間取り、スムーズに運んだ上位3頭とはその差が大きかった。ハンデ込みでは有るが、力量そのものは通用する。強いていえば、もう少し馬格が有った方が安定して走れるということになるが、ブツけられても怯まない根性は評価しておきたい。

メイズオブオナー

+6kg。馬体だけでなく、歩様も緩い。もっとシャキッとして欲しい。出脚は速そうだったが、引っ掛かりそうになっており、宥めて中段のイン。また、これも1角でタニノアーバンシーと接触、更に内ラチにも当たってしまっていた。とはいえ、展開的にはエテルナミノル同様、悪い位置ではなく、狭いところを割ってここ迄。今日の内容だけだともう少し距離が短い方が良いのだろうが、過去の実績はマイルでイマイチで、2000mで1000万を突破。適性がブレるのは、まだ馬が本格化していない状況ということなのだろう。

第52回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

アーモンドアイ

シープスキンノーズバンド。小ぢんまりとした造りで如何にもキレ者。牝馬だけに淡々と歩いていた点も好感。首を下げたところでゲートが開いてしまい、出遅れ2馬身不利。後方からでは有ったが、出脚自体は有りそうで、直ぐに馬群には取り付いていた。直線は自信を持って大外へ。1000m通過61.8秒とスローだったが、それでも纏めて差し切った。強いの一言。ラスト150m程で右手前になってしまっていたが、関係なく最後迄伸びていた点も評価出来る。今年のメンバーは若干牡馬が低調だったとはいえ、このレースを牝馬が勝つのは2012年ジェンティルドンナ以来で、ジェンティルドンナのその後の活躍は周知の通り。今後の成長次第では有るが、現時点ではそれだけの可能性を秘めているということはいえる。

ツヅミモン

2人曳き。この時期の牝馬で540kgも有ることを考えれば完成度は高い。歩様もスムーズ。出脚が速く、ハナも覗かせていたが、カシアスに行かせて2番手。馬を前に置かない2番手だったが、このスローでも折り合いは付いていた。直線はカシアスとの追い比べ。並ぶ間もなく交わして行ったアーモンドアイは別にして、道悪で牡馬相手に競り勝ったのだからそれなりの評価が必要。良馬場の決め手勝負になった際や、これだけ馬格が有ると却って距離をこなせない可能性等、不確定要素は有るのだが、それを上回る魅力は見せてくれた。

カシアス

2人曳き。前肢にバンテージ。高値安定。もう少し歩様に柔らか味が有っても良いが、下見が大分落ち着いて来たのが何より。好発。出脚はツヅミモンの方が速かったが、ツヅミモンが行く気がなく押し出されてハナへ。前述した様に雨中でもかなりのスローの逃げ。明らかにツヅミモンの方が勢いが良く、4角の手応えはズルズル行きそうな雰囲気も有ったが、それでも良く踏ん張っている。ただ、相手は牝馬。勿論57kgも影響しているだろうが、評価が難しい3着。

ファストアプローチ

しっかり踏めていたが、少し緩いのと気配に乏しい。出遅れ1馬身不利。押して徐々に番手を上げ、3角で中段位置。スローだったことも有って、インに拘って只管セコく乗られたが、直線は大して伸びず。トビが大きくて回転数が足らないタイプ。明らかに直線はノメっていた。このメンバーなら勝てる能力を持っているが、道悪は全くダメ。

カフジバンガード

2人曳き。-10kg。馬体が目立つ訳ではないが、この時期にしては毛ヅヤが良い。気配も集中力が有って良かった。ゲートのタイミングが合わず出遅れ1馬身不利。道中は折り合いを欠くというより、ペースと自分のリズムが合っていなかった印象。直線も、展開を考えれば伸びているとはいえ、アーモンドアイに後ろからやられたのも確か。折角の道悪だったが、千載一遇のチャンスを逃した格好。

第34回フェアリーステークス(GⅢ)

プリモシーン

+8kg。馬体増は素直に好感。一戦毎に馬が良くなっている。ただ、もう少し落ち着いて欲しい。外枠の馬のゲートが総じて悪かったが、出脚でカバーして中段。恐らく乗り役は相当自信が有った様で、暴走のフィルハーモニーを別にすれば結構早目に動いている。4角だけ一瞬スカーレットカラーに叩かれそうになっていたが、何とか踏ん張ると直線の脚でアッサリ突き放して完勝。例年の勝ち馬は一瞬の脚がハマっただけか、先行逃げ切りといったパターンばかりだったが、この馬は明らかに本物。前身のテレビ東京賞3歳牝馬ステークスからは過去にメジロラモーヌが出ているものの、現行レース名となってからクラシックウイナーは不在だが、歴史の風穴を開けるかも。

スカーレットカラー

前肢にバンテージ。-8kg。数字は減ったが、馬体に細い印象はない。歩様の力強さが特筆モノ。微妙にゲートが悪く、後方に近い位置。出遅れた分、少し押していたが、何とか折り合いは付いていた。3〜4角中間から、プリモシーンを目標に進出。4角の勢いではプリモシーンに勝っていたが、直線は突き放されて2着止まり。プリモシーンとは能力差有るだろうが、取り敢えず賞金を加算出来たのは何より。馬体さえ回復すればもう少し走れても良いが、現時点では重賞で勝ち切る場面は想像し辛い。

レッドベルローズ

シープスキンノーズバンド。寸詰まりの馬体で、数字の割には迫力が有るが、気性が子供。これもゲートが悪かったが、道中も乗り役に反抗してみたり、追っても進まない等、兎に角チグハグ。4角の手応えも決して良い様に見えなかったが、それでもここ迄伸びて来た。坂の途中で右手前に替わっていたのだが、坂を上り切った段階で1馬身半有ったスカーレットカラーとの差がクビ迄詰めているのだから、結構良い脚を持っているといえる。現時点では東京の方が安心感が有るが、先々化けるかも。

ハトホル

前肢にバンテージ。小ぢんまりとした造りもそうだが、歩様がかなり非力に映る。ゲートは五分に出ているが、出脚が付かず後方から。4角迄インを回って、直線で何処か差し場が有ればといったところだったが、結局開いているところがなくそこから一番外へ。実質競馬が終わった後だけにこの4着は馬の力でもぎ取ったといえるが、下見の雰囲気からは手が出し辛い部分も有る。まずは成長が欲しいところ。

トロワゼトワル

馬体は3歳牝馬としては良く出来ているが、物見が激しく集中力に欠ける。出遅れ1馬身不利。ゲートが開く直前に突っ掛けてしまい、出遅れ1馬身不利。そのまま最後方から。マクりの展開になったが、それに付いて行かず直線だけ大外へ。直線は伸びているが、更に外からハトホルに差されたのは案外感が残る。先行出来ていれば結果は違ったかも知れないが、GⅢだけにもう少し見せ場が欲しかったところ。

第56回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

ブラックムーン

前後肢にバンテージ。-6kg。馬体が締まって好ムード。脚取りもしっかりしていた。ゲートは五分に出ているが、例に依って後方から。外枠のウインガニオンが先行したことで序盤は速くなったが、完全な中弛みの展開。差し馬にとっては決して有利とはいえない状況だったが、坂の下りで外から追い上げて、その勢いのまま直線も突き抜けた。少頭数が向いたのは間違いないが、とはいえ一枚性能が違うといわんばかりの勝ち振りだった。昨年より一枚落ちるメンバーだったが、大物が挙って引退した為、今年は路線問わずレベルの低下が著しい。現時点でGⅠを勝ち切る迄はどうかだが、馬券圏内は充分見込めるパフォーマンス。

クルーガー

前後肢にバンテージ。意外に落ち着いていた。多少太いだろうが、馬体に迫力が有る。毛ヅヤも良かった。ウインガニオン程ではなかったが、この馬も好発。ただ、最初から引っ掛かりそうになっており、宥めつつ中段待機。前を壁にして折り合いを付けた分、その間にブラックムーンに一気に行かれてしまったが、直線は馬群を割って伸びて来た。57.5kgのトップハンデでも有り、地力で掴んだ2着。これも今年のレベルなら楽しみが有るということになるが、器用さが有る点も長所。特に内枠時の一発に注意しておきたい。

レッドアンシェル

2人曳き。パシュファイヤー。最後方を周回。デキが悪いという訳ではないが、全体に力が付き切っていない印象。迫力不足。ゲートで安目を売った割に出脚は速かったが、ウインガニオンに叩かれる形となり、それ以上は深追いせず好位から。折り合いは付いたが、直線は伸びがもう一つ。内外からやられただけに見栄えも悪い内容だった。上位2頭より軽かっただけに完敗の内容。昨秋から猛威を振るった明け4歳馬だが、流石に全部が全部とは行かない。

ダノンメジャー

前肢にバンテージ。元々悪く見せないタイプだが、その中では馬体の張りが甘いかも。この馬の出脚でジワッと行かせて好位から。マイルだとハナへ行けない点がネックだが、次善策として揉まれずに競馬出来た。4角を回って来る雰囲気も悪くなかったが、直線は鋭さ負けした格好。もう少し途中のペースが流れて欲しかったところだろう。家賃が高いという状態ではないが、マイルだと色々注文が付く。現状だと小回り1800m辺りがこの馬の展開となる確率が高い。

ストーミーシー

2人曳き。気配自体は悪くないが、冬毛目立つ。最近のパターン通り、行く気なく後方から。4角で外を回したブラックムーンとは対照的に直線迄待ってから進路を探す形。半分着狙いの様な競馬だが、際どい位置迄追い込んで来た。今後へ向けて勝つ迄はどうかだが、2,3着は有りそう。

第67回日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)

セダブリランテス

+8kg。多少腹回りがボテッと映るが、歩様に勢いが有って馬に活気が有る。例に依って出脚が速く、スッと2番手。向正面で中段に居たマイネルミラノが一気にハナへ行ってレースが動いたが、勝負どころからの反応が悪く、直線向いた段階では少し離される場面。この段階では厳しいかに見えたが、坂下辺りからジワジワ伸びて何とか捕まえた。このメンバーならもう少し楽に勝って欲しかったところだが、前走東京2500mを使った影響も有ったとするなら、やはり地力は一枚上ということになる。まだ色々試している段階なのだろうが、馬にとっては良し悪し有る。

ウインブライト

2人曳き。+10kg。気で走る馬で大きな問題ではないだろうが、多少太い。ただ、毛ヅヤが良いので、現状のデキ自体も良かった筈。ゲートも速かったが、これも出脚は有る馬で楽に好位を確保。枠なりにインで折り合いを付け、直線もスムーズに捌いて坂下で先頭。一瞬はやったかの場面だったが、あとひと踏ん張りが効かず。結果的に一枚太い分が響いたかも。何れにしても堅実。次走ハンデ戦なら57kgとなるだろうが、このハンデさえこなせば有力。

ストレンジクォーク

前肢にバンテージ。気配は地味だが、筋肉の輪郭が浮いてデキ自体は良さそう。出ッパの差でフェルメッツァに叩かれる形となったが、インへ潜りに行って中段やや後方から。前の馬との兼ね合いで、少し手綱を引っ張る場面も有り、道中は窮屈に見えたが、直線で進路を見つけてからは良く伸びている。その直線もタイセイサミットが邪魔になっており、上手く捌いていればもっと際どくなっていた。3歳時の2走を別にすれば実質初重賞チャレンジの形だが、充分足りる内容。前走京都戦が重馬場で勝っており、少し時計が掛かる馬場ならタイトルゲットの場面も。

ブラックバゴ

シープスキンノーズバンド。前後肢にバンテージ。+14kg。数字は回復分で、太目感はないが、少し歩様の伸びが欲しいところ。気配は悪くない。例に依って出脚がなく後方から。岩田騎手が騎乗していたが、トビが大きいので外へ回さざるを得ず、4角も大外。上がり3Fは33.8秒と唯一の33秒台で、最後は良く詰めたが、今日は展開が向かず。兎に角不器用で、東京だとキレ負けすることが多いタイプ。今後も展開次第となるが、次走が中山2200mとのことで、持続力勝負になり易い舞台。昨秋オールカマーは大敗だったが、突き抜ける可能性は有る。

ダイワキャグニー

2人曳き。前後肢にバンテージ。下見は最後方を周回。馬体は充実しているが、テンションが高い。最近はもう少し前で競馬していたが、2000mということも有り、内外から来られても抵抗せず中段から。道中は少し力んでいた。今日は4角で外を回された段階で勝負圏外ということになるが、最後迄諦めずに伸びていた。ベストは東京マイルだろうが、毎日王冠4着からGⅢなら能力は上位。その点は垣間見えた5着。