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競馬回顧 2018年3回中京

サマーマイルシリーズ第1戦 第66回トヨタ賞中京記念(GⅢ)

グレーターロンドン

2人曳き。歩様も含めて何時ものこの馬。今季はデキが良い。今日もこの馬としてはゲートを決め、出脚も意外に有って中段やや後方から。4枠2頭をウインガニオンが潰して、1000m通過57.0秒のハイペース。道中は結構外を回されていたが、結果的に馬場の良いところを走れた。直線も馬場のド真ん中から突き抜けた。今後も展開一つということになるが、先行すると何故かその後が暫く宜しくない。今日でももう少し後方だと届かなかっただけに、つい先行させたくなるのだが、如何に我慢させて行くかが鍵となる。

ロジクライ

シープスキンノーズバンド。+10kg。腹回りが多少ボテッと映るが、緩んでいる印象はない。歩様も悪くなかった。出脚が速く、スッと好位。外からウインガニオンに被されて連られそうになっていたが、離れた4番手で何とか我慢させた。ただ、直線向いてからの進路取りが雑過ぎる。内に切れ込んでマイネルアウラートと接触。マイネルアウラートはその時点で脚がなかったが、危険極まりなく、馬にも精神的ダメージが残りそうな程だった。その後は立て直して良く伸びているが、このペースで後続に差されるのは致し方ないところ。ハンデも決して恵まれた訳ではなく、馬の評価は上がる2着。

リアイアブルエース

前肢にバンテージ。+8kg。一息入ったが、ほぼ出来ていた。多少チャカつくのは毎度。出遅れ1馬身不利。出脚が甘いのか、内目の悪い馬場を気にしたのか微妙だが、道中はこのペースでオッツケ気味だった。3角過ぎから馬場の良い外へ持ち出して、直線もグレーターロンドンの更に外へ。ハンデ差が有ってこれだとオープンでは若干力の差が有るということになるが、とはいえ徐々に力を付けている。56kg位を背負える様になると重賞にも手が届く筈。

フロンティア

前後肢にバンテージ。これも問題なく仕上がっていた。伸びの有る歩様も目に付いた。ゲート五分。スタートの段階で馬群が切れたことも有って、最初から外へ。乗り役はメリハリのない競馬を反省していたが、トビが大きいタイプだけにスムーズに走らせる方が大事。ジワジワ伸びてここ迄。見せ場がそれ程有った訳ではないが、3歳馬だけにグレーターロンドンとは実質1.5kg差しかなく、それでいて0.3秒差なら踏ん張っている方だろう。左回りが良いのは明らかで、次走新潟戦なら狙い目に。

ワントゥワン

-6kg。気力的には問題なさそうだったが、馬は地味。例に依って出脚サッパリで後方から。今日の展開ならこれはこれだったが、直線でインを突いたところ、狭くなる場面が有ったのが痛かった。ロジクライだけが悪い訳ではなく、内目のボコボコした馬場に脚を取られて、各馬がヨレていた。このメンバーで足りるかどうかは若干微妙だが、バラけてからはそれなりに伸びている。

第50回函館2歳ステークス(GⅢ)

アスターペガサス

馬体はまだ締める余地を残しているが、下見所の外を回って勢いの有る歩様は目に付いた。ゲートでアオってしまい、1馬身不利。ただ、押して馬群に取り付いており、この出脚は悪くなかった。3〜4角中間で、ナンヨーイザヨイにフタをされてしまって外に持ち出せなかったが、4角で無理矢理コジ開けると矢の様な伸びで捕まえた。全身を使った走法は中々ダイナミック。競馬としては大失敗だが、今日は馬が助けてくれた。ゲートはネックだが、少なくとも距離はマイル迄は余裕で保つ筈。例年の勝ち馬よりワンランク上の馬。

ラブミーファイン

2人曳き。もう少し全体にシャキッとして欲しい。歩様も微妙に頼りない。出脚が素晴らしく速いという訳ではなさそうだが、少し出して3番手から。逃げた最内のラブミーリッキーが4角手前で脱落し、この馬とエムティアンが4角先頭。更にこの馬が直線入口で突き放し、競馬としては完璧だったが、最後にアスターペガサスの追い込みが届いていた。相手を称える外なく、少なくとも乗り役に非はない。今年、函館でブレイクした丸山騎手は好騎乗。

カルリーノ

2人曳き。前後肢にバンテージ。寸が詰まった造りで490kgだから中々幅が有る。毛ヅヤも冴えて、気配も良かった。アスターペガサス程ではないが、若干出負け。それでも出脚は有って好位から。道中は意外にスペースが有り、4角でラブミーファインの直後。ただ、そこ迄だった。道中で脚を使ってしまったとはいえ、ラブミーファインに並び掛ける迄は行きたかったところ。クビが使えておらず、明らかに距離的限界が有る。

エムティアン

道営馬だが、中央戦でも減らなかったのは何より。気配もそれ程イレ込んでいる様子はなかった。絶対的スピードは最内ラブミーリッキーの方が速かったが、出脚だけなら負けておらずスッと2番手。中々楽はさせて貰えず、ラブミーファインが4角から被せに来たが、それでもバッタリとは止まっていない。先々は、中央か南関へ移籍する形となるだろうが、ダートなら充分一線級といえる。

トーセンオパール

前肢にバンテージ。410kgしかないだけに仕上がり早。今日も新馬同様、キッチリ出来ていた。下見周回中にボロをして落ち着いていた点も好感。歩様も悪くない。出ッパは速い方だったが、出脚が一息で中段から。4角で上手く捌いて馬場の良い外へ持ち出したが、何とか入着がやっと。今日の内容だけなら能力差が有るということになるが、現状はガサがないだけにもっと軽い馬場の方が良いだろう。現時点では成長待ち。

サマー2000シリーズ第3戦 農林水産省賞典第54回函館記念(GⅢ)

エアアンセム

シープスキンノーズバンド。チャカつくのは毎度。前走東京戦も良く見せたが、高値安定。出脚が特別速かった訳ではないが、消極的な前走の轍だけは踏まない様に、積極的に乗られて好位のイン。上手く潜り込めた。内目の馬場も決して良い訳ではなかったが、逃げたカレンラストショーが向正面でペースを落とし、内有利な流れになったのが大きかった。今日は4角の手応えで勝負有り。ハンデ差を考えれば2着サクラアンプルールの方が強かったということにはなるが、早目先頭からそのまま押し切った。次走、ハンデが重くなると若干厳しい面も有るだろうが、7歳で残された時間が少ない中でタイトルが取れたのは何より。

サクラアンプルール

-8kg。下見は最後方を周回。叩いて札幌戦目標とのことだったが、意外にキッチリ出来ていた。気配が地味なのは毎度。内2頭は叩いたが、エアアンセムには前に入られる形で中段から。道中は引っ張り気味の手応えだった。4角でゴールドサーベラスの外へ行ったことで対エアアンセムで届かなかった印象だが、とはいえ後追いでは一手遅く仕方がないところ。前述した様にハンデ差を考えれば実質的には勝ちに等しい。強いていえば積極的に乗ってエアアンセムより前で競馬出来ていればこの馬が勝っていたということになるだろうが、休み明けだけに仕方がない部分も。

エテルナミノル

人気はなかったが、馬体に緩んだところはなく、外を回ってこの馬としては落ち着きが有った。好発。ジワッと行かせて好位から。デキが良かったのを乗り役も掴んでいた様で、馬を前に置かずとも折り合いもスムーズだった。逃げたカレンラストショーが早々に手応えがなくなり、3角過ぎに先頭のマイネルハニーを積極的に追い掛けて、4角で先頭。2000mは微妙に長いところで流石に最後は苦しくなったが、何とか3着は確保した。今後も如何に気分良く走らせるかが鍵。輸送の有る中央だと中々上手く行かないが。

ブレスジャーニー

増減なしだが、叩いた分だけ馬体の張りが良くなった。順当に良化。前走を考えればゲートは出た方だが、ダッシュ付かず後方から。内へ行ける様な展開ではなく、3角過ぎから外を回って進出。ただ、直線はこの馬としては真っ直ぐ走った方だったが、コーナーで内にモタれており、もっと勢いを付けて回りたかった。惜しい3着。ペースが落ち着いてしまった影響が一番大きいのだが、この馬自身ももう少しスムーズなら3着有った。

スズカデヴィアス

夏場はサッパリのイメージだが、意外に毛ヅヤが落ちていない。前走新潟戦の状態は維持出来た。出脚が案外で後方から。道中は外にブレスジャーニーが居て動けなかったことも有ったが、それ以上にブレスジャーニーの方が回り脚が速かった。一番外へ持ち出したが、競馬が終わった後。直線で手前が替わらなかった割には良く差を詰めているが、この馬としては良く走っている方だろう。小回りは向かない。

サマー2000シリーズ第1戦 福島競馬場100周年記念 第54回七夕賞(GⅢ)

メドウラーク

寸が詰まったマイラー体型。数字より纏まって見せる。歩様もマイラーらしく小ぢんまりとしていた。出脚が全くないという訳ではない筈だが、行く気なく後方から。道悪は得手としている様で、道中は内目を回っていたが、手応えに自信を深めて3角から外へ持ち出したのが結果的にプラチナムバレットの落馬を避ける形となり、大正解となった。外を一緒に上がっていたマイネルサージュの方がコーナリングの脚は有った様にも見えたが、何とか叩かれない様に踏ん張ると、直線も渋太く脚を使って競り勝った。約3年振りの勝利ということになるが、それ以降の入着時は殆どが道悪で、今日は上がりが掛かったのが一番の勝因。恐らく外に馬が居たことで気を抜けない展開になったのも良かっただろう。再現性の低いレース。

マイネルサージュ

シープスキンノーズバンド。後肢にバンテージ。一歩一歩が力強い。馬体も充実している。出遅れ1馬身不利。そのまま最後方から。離れた最後方ということで好きな位置を走れるメリットが有ったということになるが、これも道悪は気にしていない様で、向正面迄インを回って、3角から外を進出する形。メドウラークを潰せばこの馬が勝っていたということになるが、この馬自身が外に逃げ加減で叩き切れなかったのが敗因。ハービンジャー産駒ということで細かいところで不器用なのは仕方がないところ。前走もそうだが、メリハリを利かせた競馬は合っている。

パワーポケット

太いという訳ではないが、全体に緩慢。イレ込んでいない点は良かったが、もっとメリハリが欲しい。出脚が速くスッと好位。乗り役がハイペースに気付いた様で向正面で少し息を入れたのと、馬自身が道悪は苦にならない様で、3角でインに潜り込めたのが良かった。インに潜り込めたことでプラチナムバレットの事故も影響がなかった。直線は流石に外の馬の勢いに屈したが、3着は確保。この馬場で50kgというのも良かったのだろう。

サーブルオール

トモに迫力が有る。水平首で気配も良かった。例に依って出脚は速い方ではなく、後方から。今日の展開ならこれでも良かったが、どうも道悪がイマイチなのか、道中の行き振りが甘かった。人気を背負っていたことも有って、早目に動く形になったのも余計にマズかったかも。直線は内にモタれていた。前走東京戦の内容からこのメンバーで売れるのは仕方がないところだが、何か足りない部分が有るのも確か。

ワンブレスアウェイ

+12kg。もっと増えても良い位。キビキビ歩けていた点にも好感。この馬としてはゲートを決めて2番手から。ハイペースは承知で結構積極的に前を追っていたが、流石に甘くなった。今日は我慢比べになった感も有り、特殊な展開になったのだが、前走阪神戦が矯めて上手く行っただけに、もう少し大事に乗っても良かったかも。

第23回プロキオンステークス(GⅢ)

マテラスカイ

前後肢にバンテージ。-8kg。数字分だけスカッとした印象。完歩の小さい歩様は距離延長で気になるといえば気になった。好発。勿論、出脚も桁違いに速く、外枠でも楽にハナ。1F延長は乗り役も頭に有っただろうが、それでも1000m56.3秒と時計勝負に持ち込んで、後続に脚を使わせたのが正解。直線はオイデオイデの大楽勝だった。1分20秒3はJRAレコードを1.2秒更新。芝でも簡単には出せない時計。ラスト1F12.8秒と掛かってこれだが、後続がもう少し接近していれば1分19秒台も有っただろう。今後へ向けてゲートが若干不安定な部分も有るが、それさえ決まればワールドクラス。

インカンテーション

前後肢にバンテージ。胴長の造りで短距離戦だと迫力で見劣るが、キビキビ歩けていた。ゲートは五分程度に出ているが、流石に1400mだと出脚が苦しく後方から。道中も追走に汲々だったが、腹を括ってコーナーで外を回さなかったのが正解。最後迄脚を残す形となり、ラスト250m辺りから前がバラけて2着浮上。高齢になると色々な柔軟性がなくなってくる中で、8歳馬でも明らかに不適距離で結果を出せるのは立派の一言。単純に能力も高い。

ウインムート

毛ヅヤが冴えて馬体にも重量感が有った。多少気配散漫なのが気になる程度で、デキは悪くない。ハナへ行っても良い位に押していたが、マテラスカイの出脚が速く2番手から。3角迄は行き振りも問題なさそうだったが、4角辺りから徐々にスピードの差が出始めて置かれ加減。直線もマテラスカイとは離される一方だったが、インカンテーション以外は差して来ず3着は確保。今日はマテラスカイが強過ぎただけで、この踏ん張りなら重賞でもボロ負けはないといえるだろうが、もうチョイ出脚が有るともっと楽になる。

サクセスエナジー

2人曳き。オーストラリアンブリンカー。これも集中力に欠く面は有るが、馬体はハチ切れんばかりで良く見せた。58kgで出脚が鈍り、中段から。道中は砂を被るのを嫌がっていたのか、頭が上がっていた。直線で外へ持ち出して坂を上り切る迄は伸びていた様に見えたが、そこからは脚が上がってしまい、雪崩れ込んだ様な格好。出来れば3着欲しかったところだろうが、先手取れず、更に58kgだったことを考えれば充分過ぎる程、馬は頑張っている。

ブラゾンドゥリス

遮眼革。前肢にバンテージ。少し腹回りがボテッと映る。芝での出脚が速かった訳ではないが、押して3番手から。ダートへ入ってからの行き振りは悪くなかった。ただ、直線向いて伸びずバテず。完全に止まった訳ではない分の入着だが、もっと出脚が欲しいところ。前走東京戦がマイルでサッパリだったことを考えると距離は1400mが合っている。

第67回ラジオNIKKEI賞(GⅢ)

メイショウテッコン

遮眼革。前後肢にバンテージ。馬体は間違いなく最上位。ただ、如何せんイレ込みがキツい。出脚は有っても急かすと掛かる馬で、出たなりで好位から。道中も引っ張り気味の追走だったが、1000m通過58.7秒と小回り1800mらしくソコソコ流れてくれたことが救いとなった。3角から外へ持ち出して早目スパートから押し切った。ハンデ56kgでも、流石に馬が良いだけに背負い切ってくれるが、気性的に危なっかしい面は残る。中京戦のアレスバローズ同様、今日はペースが向いた。この気性が上手く噛み合えば相当のところまで行けるが、中々それが難しい。馬力を頼みにダートへ活路を見出すのも一つの手。

フィエールマン

-10kg。馬体が締まって来たのは良い傾向だが、トモが緩くて、歩様がブレている。これでもこの馬としてはマシな方だが、出遅れ1馬身不利。勿論後方から進めたが、インに拘る様子はなく、何時でも動ける外から。ただ、眼の前にイエッツトが居て、これがマクってくれる筈が全く動けず、直線迄待ってから外へ持ち出す形。もう少しスムーズだったら勝っていた。ハンデ差有ってメイショウテッコンとは能力差を認めざるを得ないが、このレースで追い込んで来た馬はディスタンス戦で活躍することが多い。現時点では成長待ちだが、古馬となってからが楽しみ。

キボウノダイチ

-10kg。腹回りはスッキリしたが、トモの迫力は有った。気配も良かった。好発切ってハナ。単騎ながらソコソコ飛ばして逃げていたが、そこから息を入れて悪い形ではなかった。4角手前からシセイヒデンが並び掛けて来たものの、直線入口で振り切るだけの脚は残せていた。惜しい3着。尤も、来年から降級がなくなることを考えると、個人馬主だけに1000万に使えるのは大きいところ。勝てるだけのパフォーマンスは示した。タイトル取れるならそれに越したことはないとしても、ほぼ最良の結果。

マイハートビート

前後肢にバンテージ。首を使ってリズミカルな歩様。馬体も緩んだところがなく、前走阪神戦とは最早別馬。ゲートも微妙に悪かったが、出脚も案外で後方から。折り合いは付いていた。4角で馬群が団子になったことも有り、内目にスペースが出来て直線入口で好位。直線はメイショウテッコンの外へ持ち出したが、最後は止まり気味だったかも。完璧に乗って4着だったという評価にしたい。次走人気になりそうだが、この内容だと1000万は怪しいところ。

エイムアンドエイド

一息入ったが、ほぼ出来ていた。ただ、歩様がしっかりして来ると理想的だが。出脚は速そうだったが、行きたがるのを宥めつつ好位直後。急かさなかったことで我慢して走ってくれていた。インで脚を矯めて、直線も内を狙ったが、一瞬待たされる場面が有ったのは痛かったか。そこから盛り返すだけの脚力はなかった。前走東京戦にしてもソコソコ渋太かったが、重賞となるともうワンパンチが欲しい。

サマースプリントシリーズ第2戦 第54回CBC賞(GⅢ)

アレスバローズ

前後肢にバンテージ。緩んだところがなく、毛ヅヤも冴えていた。デキが目立った1頭。この馬としてはゲートを決めて中段から。直ぐ外のセカンドテーブルが行ってくれたのもこの馬にとっては楽な形となった。出脚自体は有る馬で、道中は前半600m32.7秒のハイペースでも掛かる位の行き振り。4角も抑え切れない手応えで回って、直線は外を一気に突き抜けた。完勝。ただ、今日はゲートを出たのが大きい。センター枠だっただけに一つ間違うと後方に置かれる危険も有った。ペースが流れてくれたのも良い方に出た。ハマれば良いが、次走以降、連勝式の軸には推し辛い。

ナガラフラワー

前肢にバンテージ。もっと増えても良い位。歩様にも力強さが出て来た。半馬身程出負け。スタート直後にスノードラゴンと接触して出脚が鈍ったが、何とか中段やや後方から。今日はペースが流れた上に、アレスバローズが眼の前に居て競馬はし易い形になった。直線向いてから進路確保に少し手間取っていた様にも見えたが、エンジンが掛かってからは中々の脚を使っている。前走京都戦も良い脚を使っており、大分末脚に磨きが掛かって来た。今後は別定戦で同じ脚が使えるかどうかがポイントに。

セカンドテーブル

シープスキンノーズバンド。前肢にバンテージ。-10kg、攻め軽化を嫌われていたが、見た目には細い印象もなければ硬さもない。ワンスインナムーンに外から叩かれる展開では有ったが、抵抗しつつ2番手から。このハイペースをマトモに追い掛ける形となった中で、スパッと切れる印象こそなかったが、坂上で先頭。流石にアレスバローズには無抵抗だったものの、良く頑張っている。今日の内容ならオープン特別に入れば負けようがない位に思えるが、現実は毎回掲示板止まり。良績が左回りに集中しており、右回りでどれだけ踏ん張るかが鍵となる。

アサクサゲンキ

前肢にバンテージ。良くも悪くも前走京都戦と変わらず。ゲート内で隣の牝馬を気にしていたところでゲートが開いて出遅れ。それでも前走を考えたらまだ出た方だったが、それ以上に出脚が案外で結局は後方から。良く伸びているが、幾らハイペースといえども1分7秒0の決着で大外一気は流石に厳しい。引っ掛かるよりはマシだが、ゲートを五分に出ないことには競馬にならない。力はこのメンバーでも充分通用するが。

レーヴムーン

-8kg。見た目には細い印象はない。気配も悪くなかったが、少し動きが硬い。珍しくゲートを出て好位から。セカンドテーブルの直後で流れに乗れた。直線向いても頑張っているが、流石にこの相手でこのペースだとここ迄が一杯だった。とはいえ、初の重賞挑戦でこれだけやれれば充分。ゲートさえ決めれば準オープンは難なく勝てる筈。