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競馬予想 2002年3回小倉・3回新潟

西日本スポーツ杯

前走時に推したが、もう一度ゼンノケイマを本命。前走は結局のところ出遅れたのが全てといった印象で、マトモに流れに乗れていたら確実に突き抜けていた。小倉2歳ステークスも差し馬同士で決まったが、最終週になって急速に馬場が悪化。2頭だけでも頭数が減ったのも好材料。

相手は同枠レモンバーム。函館で勝ってきた馬だが、フジキセキ産駒だけに力の要る馬場が本質とは思えない。前走もヌーヴァレジェンダと0.3秒差ならばここでは断然といった感も有り、一息入った影響さえ無ければ。

押さえにはメイショウケリー。イレ込みキツい馬だが、小倉に滞在させてからはイレ込みもマシになった。時計が無いのが嫌われているが、最終週で馬場が荒れてきただけに可能性が全く無い訳ではない筈。

馬単
4=3 4=10 3=10

小倉2歳ステークス(GⅢ)

新潟は阪神デビュー組から勝ち馬が出そうだが、小倉も阪神デビュー組チキリテイオーを抜擢。阪神で負けた相手がマルロス、シルクコジーンならば相手が強過ぎたという外無く、むしろ重賞のここの方がメンバーは弱化。今年は昨年とは違って比較的馬場状態も良好。この枠でも競馬出来る筈。

相手は人気のチャニングガール。如何にもスプリンターという馬体で、スピード上位は明らか。森厩舎らしく、坂路をシッカリ駆け上がってきた攻め馬も好感が持てる。ただ、ここは他馬も速い馬が揃っているので、控える競馬になってどうなるかだが...。

押さえにはそのエイシンツルギサン。前述した通り今年は馬場が良いだけに、最内枠でダッシュ利かせて逃げられるこの馬は無視出来ない。まあ、過去の傾向では1000mを逃げ切った馬は得てして信用出来ないモノだが、これもチャニングガール同様に坂路動いただけに攻め馬を信じたいところ。

馬単
3=5 3=1 5=1

エルムステークス(GⅢ)

やはりプリエミネンスがここでは抜けた存在。ジャパンカップダート2年連続掲示板の実績もここでは断然上位だが、強調すべきは、馬場の良悪を問わない点と、牝馬ながらデキも安定している点だろう。今年の最終目標はJBCクラシックだそうだが、そこへ向けてここは負けられない一戦。

相手は同厩舎スマートボーイ。元々休み明けは実績有る馬だが、今回も仕上がり良好。同厩舎同馬主のプリエミネンスが圧倒的人気で、しかも先行馬。当然潰しに来ることは有り得ず、可愛がる展開になることが予想出来る。スタートさえ決められれば、あとはプリエミネンスが何とかしてくれるだろう。

上記2頭の一騎打ちムードだが、一応押さえにイシヤクマッハ。近走パッとしないが、デキは確実に上昇。小回りならば変わる余地が有る筈。

馬単
6-2 6=1

農林水産省賞典 新潟記念(GⅢ)

ハンデ恵まれたエイシンワンシャンが狙い目。前走は負けた相手がチアズブライトリーだけに仕方が無いのだが、時計は優秀で、今夏では抜けた数字。新潟までの再輸送がどう出るかだが、当日イレ込まなければここでも好勝負になる筈。

相手は同じレース3着のチョウカイリョウガ。その前走は、一息入ってのモノだし、出遅れた影響もあっただけに、エイシンワンシャンと同斤でもこの差は逆転可能だろう。これも時計勝負は歓迎するクチ、相手なりに走る渋太さを生かし切れば。

エアスマップも時計勝負で変わる余地が有る。昨年のこのレース2着で、同じ左回りの東京コースにも無類の強さ。オールカマー勝ちの実績を思うと、アメリカンボスとのハンデ差は有利の一言に尽きる。

馬単
2=6 2=3 6=2

毎日杯 玄海特別

この中間の降雨がどう影響するかが鍵になりそうだが、ワンモアバンクオンは未経験ながらも、道悪上手そうなフットワークをしているだけに、これを本命。小回りも得意で、適度にペースの速くなる1800mもこの馬向きだろう。昇級緒戦の馬が人気になりそうなだけに、元準オープンの底力を。

相手も4歳馬アグネスストーム。休み明けになるが、小倉まで直前輸送を繰り返している馬よりは余程マシだろう。降着にはなったが、準オープンでダイタクバートラムと同タイムの競馬。小倉1800mは意外にペースが速くなる傾向でその点だけがネックだが、そこを地力でカバー出来れば。

押さえにはマーケットプライス。小倉での2走は決め手の無さに泣いたが、内容は確実に良化していて、道悪で上がりが掛かる展開になれば台頭の余地が有る。

馬単
5=2 5=7 2=7

札幌記念(GⅡ)

ここはアドマイヤドンの一変に期待。減っていた馬体も立て直してすっかり回復。デキの悪かったクラシックでもソコソコには駆けていた様に、元々相当の地力の持ち主。53kgで、この相手で真っ当なデキならば勝ち負け必至。

相手はコイントス。ここへ来て堅実に駆ける様になっているし、岡部騎手も札幌へ来て絶好調。順調に使われている強みもあるが、アサカディフィートの逃げを捕まえて突き放し辺りには、地力強化の跡も窺える。ただ、極端な時計勝負は歓迎しないので、2分台の決着になって欲しいところ。

テイエムオーシャンの取捨選択が微妙だが、一応押さえにはといった印象も。デキは悪くないと思うのだが、今回は如何せん展開が厳しい。休み明けでも、逃げさえ出来れば良いのだが、何かを行かせる形の場合は引っ掛かる危険もあるだけに、全幅の信頼までは置けない。

馬単
15=7 15=14

北九州短距離ステークス

佐世保ステークスの再戦ムードが漂うが、本命は当時2着のオースミエルスト。前走はスプリントで新味を出したというよりは、下見でも全くイレ込まなくなったし、折り合いも実にスムーズになっているので、気性の成長に依るモノが大きいのだろう。流石に馬場も荒れ出して来ただけに、外枠も好材料。先週の坂路快走の反動さえ無くば、まず大丈夫。

相手は当然ビリーヴだが、地力はオースミエルストより上でもこの馬の場合弱点が有って、外から被されると脆い点がネック。前走は外枠だったが、今回は中枠。しかも外に先行馬が揃っただけに、一つ間違うと力を出し切れない危険も高い。前半上手く先行馬をやり過ごせるかどうかがポイントになるが、どうしても道中持って行かれ加減になるのが...。

押さえに小倉走るナムラマイカ。ショウナンカンプのペースをマトモに追い掛けて2着に残せるのだから、ここに入れば明らかに上位クラス。休み明けになるが、夏場の牝馬だけにその辺は心配しなくて良いだろう。逃げ差しと自在性があるのも、このハイペースでは買い材料。

馬単
9=5 9=4

小倉記念(GⅢ)

橋口厩舎の3頭使いが話題になっているが、本命はやはりロサード。58kgは実績こそ無いが、その何れもが敗因明白。小倉がどう、展開がどうというよりもここでは圧倒的に地力が違う筈で、差しも届き易いAコースならば取りこぼしも無いだろう。

相手は、今回も不利な条件が揃ってしまったトッププロテクター。前走はデキが全てを解決した様な印象もあるが、相変わらずデキの良さは際立っている。岩元調教師はここを勝つと夏の小倉3重賞完全制覇だそうで、その意味からも狙い目。

あくまで押さえだが、シーパッションも押さえておきたい。大逃げが持ち味の馬だが、ここは2番手がパープルエビスになりそうで、却って楽が出来る可能性も出てきた。50kgとこの距離も歓迎材料だろう。

馬単
14=3 14=4 3=4

TVQ杯

30,930円。これが昨夏のこの条件(1000万 ダ1700m)の馬連平均配当だが、今年も7,960円、19,060円と波乱続き。このレースも荒れると読んで、ロングパーフェクトを狙う。昇級になるが、前走の時計も優秀だし、元々このクラスで走っていた馬。小回り向きの先行力も魅力。

相手は人気馬、アイアンリアリティ。抜け切ってしまうとバカつく癖のある馬で、前走はその癖がモロに出てしまった。まあ、小回りでジックリ乗った時には前に残られてしまう危険も有るのだが、一応ここでは力が違う筈。小牧太騎手がどう御すか見物。

超大穴はアイラジオーネ。中京にしか実績が無く、右回り実績の無さを嫌われている様だが、同じ小回りの小倉ならばといった気もする。爪も良くなり、思う存分稽古も出来ているだけに、一発の期待。

馬単
12=9 12=11 9=11