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競馬予想 2003年2回小倉・2回新潟

豊栄特別 (代替)

得意のマイル戦で本領発揮するシンボリスナイパーに期待。前走は1F短かった上、ゲートで潜って出遅れ。最後方から0.5秒差なら上々といえる内容。偶数番の外枠、今回こそはスタート五分で持ち前の決め手を。

新潟実績には欠けるが、シゲルフェニックスもマイルには滅法強くこれが相手筆頭。まあ、新潟実績が無いといっても得意のマイルは今回が初めてで、別の結果が出る可能性も。最内枠をどうこなすかが課題だが、その気になれば前でも闘える。

現級勝ちモノポールも怖い1頭。この馬にとっては良馬場で競馬出来るのが何よりも有り難いだろうが、先週アドマイヤマックスが休み明けで鋭さ負けしただけに、いくら乗り込んでいたとはいってもこの点は課題。

同じく現級勝ちエビスオペラも時計勝負を歓迎するクチ。マイルで2戦2勝、前走は一息入ったのが応えた形で、如何にも叩いた今回こそが目標だったといわんばかりのローテーション。左回りは負け無しで、この点も強調材料。

大穴がマイネルリバティー。この馬も既に現級勝ちが有り、トップハンデだった前走は前で流れに乗って末を無くしただけの話。斤量変わらずも、比較上圧倒的に有利で、東京マイルでハレルヤサンデーに0.5秒差。良馬場も歓迎。

馬単
14=2 14=3 14=7 14=12 2=3 2=7 2=12 3=7 3=12 7=12

函館2歳ステークス(GⅢ)

時計の違う馬が3頭、中でもナムラビッグタイムが本命。新馬が古馬500万相当の時計、前走が古馬1000万条件の時計で、スプリント適性に関してはモノが違う印象。馬体もパワフルで、道悪もこなせる筈。

相手はナムラビッッグタイムから0.3秒のフラワーサークル。これもサクラバクシンオー産駒だが、前走は大外へ回された分も響いていて、0.3秒の差は詰まる可能性大。これも道悪は苦にしない筈で、逆転まで。

大穴が中央に転厩して来たルナルナ。同じ札幌ダート1000mで、フラワーサークルが4走前に1.02.7、この馬の前走が1.02.9だから、それ程差は無い印象。芝適性が未知数でこの点は問題だが、道悪は歓迎材料。

馬単
8=11 8=13 11=13

西部日刊スポーツ杯

台風接近で開催そのものが危ぶまれているが、ここはヒネってフウレイカを狙う。本当のところは1回叩いた方が狙いが立ち易かったが、外厩で乗り込んでいた上、ここは50kgの軽ハンデ。デビュー当時には兄のタイガーカフェ同様非力さを覚えた馬体も、休ませて成長。台風接近で極端に馬場が悪くなった時が課題だが、昇級でもここをクリアして秋華賞路線へ。

相手はミレニアムメモリー。前走の七夕賞はインで我慢して直線だけ外へ出す競馬。スムーズに運べたとはいえ、前有利の展開で0.5秒差なら上々だろう。4kg増とはいえ、それでもまだ52kg。台風接近で輸送に支障が出るケースも想定出来るだけに、滞在でこの点の不安材料が無いのも強調材料。

ウインシュナイトに0.3秒、ロードモンタナに0.7秒だから、実力をいえばここでは抜けた存在のアンフィトリオンも、道悪が課題。加えてそう器用なタイプでもないだけに、小回りも得意とはいえない印象。多頭数のハンデ戦でも有り、ここは強くは推せない。

デキだけは依然好調のトーヨーシーザーだが、前走は妙にチグハグな競馬。思い切って行った方がもっと楽に競馬出来ると思うのだが、小坂騎手にその気が無いのは問題。手替わりなら本命に推しても良いのだが...。

ロードグランディスは歩様が硬く、道悪を歓迎。ただ、本質的には左回りを得意とする馬、前走は少頭数で捌き易かった分が向いたが、モタれる癖は相変わらずで右回りは課題。荒れ馬場も向かない。

マーケットプライスはこのコース得意。前走は道悪の58kgに尽きるが、ただ今回1kg減ながらもまた道悪になりそうなのは問題。地力も上位で、荒れ馬場もこなすのだが、とにかく馬場が乾かないことには。

馬単
10=9 10=4 10=11 10=5 10=7 9=4 9=11 9=5 9=7 4=11 4=5 4=7

関屋記念(GⅢ)

前走の安田記念は持っている力を出せなかった馬も多く、鵜呑みには出来ないのだが、それを差し引いても地力上位のアドマイヤマックスを信頼。まあ、明らかに重目が残っていたのも事実で、反動を案ずるケースでは有るのだが、2ヶ月弱開いただけにそれ程心配しなくて良いだろう。スローの決め手勝負でも問題は無く、この後フランス遠征へ旅立つ後藤騎手からの置き土産になりそう。

相手は軌道に乗ったハレルヤサンデー。キスミーテンダーと0.3秒差の馬で、前走は力通りだろうが、安田記念も、力負けというよりはGⅠの雰囲気に呑まれて下見から気負い通しになったのが響いた印象。スローをインで立ち回る策は3走前に上手いところを見せていて、この最内枠も良い方に出る筈。

NSTオープン圧勝のロイヤルキャンサーは勢いが魅力。ただ、3走前はファイブソルジャーと同タイム、2走前はダイワフォーチュンに0.2秒差だから、重賞級とまでいえるかどうかは微妙。マイルでスローになっての決め手勝負も未知数。

同じNSTオープン組からハッピーパスにも注目しておきたい。NSTオープンは大外枠で成し崩しに脚を使わされたのが応えた印象。ここは絶好枠を引き、京都牝馬ステークス同様にインで脚を矯める策が可能。追ってスパッとは切れないだけに、スローの決め手勝負は課題だが、力は遜色無い。

NSTオープン組が続くが、オースミコスモも圏内の1頭。その前走、一応自分の競馬は出来ているのだが、ズボズボ決着になってしまった分が見劣ってしまった印象。もっといえば、馬体細化も応えていて、馬体回復なら巻き返し可能。

大穴がブラザータイクーン。2000mは長く上、休み明けでも有った前走は度外視して良いだろう。新潟マイルは昨夏に朱鷺ステークスを勝ち、京成杯オータムハンデでブレイクタイムから0.9秒差。今季は昨年以上のデキが有るだけに、一発に警戒。

馬単
3-1 3-11 3-8 3-4 3-9

西日本スポーツ杯

休み明けの上、中間一頓挫有ったという話だが、この相手ならオースミエルストの地力を信頼。昨夏の2着2回の相手がビリーヴだったのは良く知られているところだが、3着以下にも決定的差を付けていて、準オープンでも上位の器。道中気負い過ぎてスプリントへ回ってきたとはいえ、結構揉まれ弱く、外枠も歓迎材料。少々デキが無くとも力の違いで。

相手も実績馬ナゾ。前走は休み明けの上にサウスラピッドにコスられて、最近はGⅠ戦でも稀になった前半3F32.3秒。これで止まらなければそれこそGⅠ級で、むしろ止まって当然のペース。今回はコスられる心配の無いメンバー構成で、しかも馬場が荒れてローラーを掛けた影響で逃げ有利になった馬場状態。馬格の無い馬でカンカン泣きし易い分が55kgで課題だが、この点さえクリア出来れば逃げ切るシーンまで。

マヤノトリンケットも有明特別組だが、この馬もハイペースに巻き込まれたクチ。ナゾの項で述べた通り、ここはハイペースになる確率が低く、しかも馬場が前有利になっているのだから、有力だろう。現級では安定勢力も、上記2頭が強力なだけにこの点がどうかだが、デキを生かして一角崩しまで。

スターリーロマンスは予定の連闘。開幕週の有明特別に時計が0.8秒違うが、それだけ馬場が悪化したという点で、有明特別好走組よりは狙える印象。叩いての効果も見込め、前走の時計を詰める公算大。

地力をいえば休み明けでもフラワーホーラー。ミスキャストに0.2秒差だから、ここでは大威張り出来る実績の持ち主で、むしろ1200mの方が走る印象。多少太いという話だが、テンション高い馬だけに下手に細いよりはマシ。

大穴がエンドアピール。古い話だが、朝日杯3歳S4着で地力に不足は無いだろう。これもフラワーホーラー同様テンションの高いタイプで、休み明けでも力を発揮出来る筈。

馬単
12=4 12=9 12=8 12=10 12=11 4=9 4=8 4=10 4=11

農林水産省賞典 函館記念(GⅢ)

前走は距離が短く、ハンデ54kgも恵まれたイケハヤブサに期待。展開利有ったとはいえ、外傷で回避したウインシュナイトにも1.1秒差を付ける圧勝。馬場の良否を問わないのも好材料で、この内枠を利して上手く前で流れに乗ればチャンス充分。

相手はアサクサデンエン。前走はハンデと展開が全てだし、前々走も道悪でインを通った分が応えた印象。函館もそれ程馬場は良くないかも知れないが、外枠を引いての良馬場なら問題は無いだろう。53kgならまず好勝負。

エアエミネムをソロソロ侮れなくなった。勿論3歳時の迫力は絵に描いた餅だとしても、現状望み得る限りのデキはキープしている印象。GⅡ戦で58kgを背負って3着、小回りで他馬が軽いだけに一瞬の決め手にやられる可能性を否定出来ないが、それさえ無ければ勝っても全く不思議は無い。

前走積極策に出たヤマノブリザードだが、今回は行く馬が多く、差す競馬になりそうで狙い目。確かにハンデ56kgは歓迎材料ではないとはいえ、元々が小回りの混戦で馬群を割って出てきた馬。その意味ではこの枠も絶好。

ウインブレイズの57.5kgは例に依ってかなり見込まれているが、前走それでも2着に来ただけに、一概にはといったところ。荒れ馬場もこなせるが、ただ、2000mは微妙に長い印象で、前走重かっただけに稽古ビシッとやって欲しかった。

クラフトマンシップは時計の掛かる良馬場に強く、今の函館の馬場は向く。近走はあくまで条件が向かなかっただけの話で、53kgならチャンスだろう。前崩れが前提だが、先行馬多く展開ハマる可能性も高い。

1kg増のハンデは痛いが、ブリリアントロードが大穴。歩様の硬い馬でスムーズに捌けないと脆いのだが、今回は願ってもない大外枠を引いた。当然、何処かで自力で出て行く様な思い切った乗り方が必要になる訳だが、乗り慣れた山田和広騎手というのも安心感が有る。デキに関しても申し分無い。

馬単
5=12 5=4 5=8 5=7 5=11 5=15 12=4 12=8 12=7 12=11 12=15

佐世保ステークス

近走、多少細い嫌いも有ったのだが、滞在でこの点もマシになっていると見てマンデームスメに期待。オープンでは些か家賃が高過ぎる印象で、勝って同条件なのも魅力。今の馬場で追って頼りない点は微妙だが、他の人気どころが差し追い込みタイプなのも好都合。

相手はマチカネホクシン。過去の栄光では有るが、NHKマイルカップ3着馬で、準オープンで56.5kgならまだ恵まれた部類。良い脚が一瞬しかなく、小回りの1200mはピッタリで、今の前が止まる小倉の馬場状態も合うだろう。前走は馬場の悪いところを通らされただけに、この頭数も有り難い。

3番手以下が混戦だが、タカラサイレンスも地力は有る1頭。前走の福島戦は外有利の馬場状態も向いたが、輸送競馬で結果を出した点は立派。今回は初コースが課題になるが、札幌戦では初コースでも結果が出た様に滞在ならリスクは少ない筈。ただ、54kgは多少見込まれ加減で、決め手が鈍る懸念も。

この馬もTUF賞組だが、コスモフライトも怖い。この馬もマチカネホクシン同様に馬場に泣いたクチで、良馬場なら巻き返しは可能。また、本質はスプリントでは無いだけに、マンデームスメ以外に行く馬が不在でペースが速くなりそうにないのも好材料。

マルブツタイクーンは中山1200mで施行された京王杯2歳S2着馬。小倉でも降着になったものの、4位入線が有り、このコースも合う。口向きの悪さは課題だが、休養前は途中で投げてしまう競馬が続いていただけに、リフレッシュした効果に期待。

マルカサワヤカはサイキョウサンデーやデュランラルの下で、気難しいがハマればというタイプ。休み明けでリラックスして走れば一発長打の可4能性も。小回り1200m、この外枠も向き、53kgも有り難い。

馬単
4=5 4=3 4=1 4=9 4=6

テレビ西日本賞 北九州記念(GⅢ)

開幕週で先行馬有利かと思われたが、馬場が良過ぎて逃げ馬も楽ではない印象。ならば、1F延長は問題でもミレニアムバイオを信頼する一手だろう。前走の安田記念は馬場に泣かされただけで、力負けではない筈。歩様が悪化していないだけに、見た目にはエビの影響も無く、56kgも有利で、あとは初コースでイレ込まねば。

相手はダービーレグノ。目標は恐らく直線の長い新潟戦だろうが、これだけ前が止まる馬場状態だと、追って頼りない馬は推し辛い。距離に不安の有るメジロマイヤーの逃げならば前が速くなる可能性も低く、追走に脚を使わされることも少ない筈。

目黒記念は距離が長かったゼンノショウグンは追って甘い点がどうかだが、1800mはとにかく堅実。小倉は何故か実績が無いのだが、器用さも有り、小回り自体が向かないとは思えない。最内枠もその意味では好材料といえるだろう。

キタサンチャンネルも追って甘いのだが、前走で折り合いに進境が窺えた内容には好感が持てる。出来ればインへ潜りたいところで、この大外枠での時計勝負がどうかだが、この辺りを上手く捌けばチャンスは有る。

逃げるメジロマイヤーは前走の様なハイペースで行けるかどうかがポイント。前走止まっただけに、平均ペースの逃げになりそうだが、平均ペースででは切れる後続の餌食になる確率が高い。とにかく4角で後続を突き放せるかどうかが鍵。

馬単
8=5 8=1 8=11 8=6

九州スポーツ杯

前走同様の最内枠。ここは逃げ馬不在で、行く一手になりそうなトーヨーシーザーに期待。イレ込む気性で長距離輸送がどうかだが、休み明け緒戦の中京戦はあくまで出遅れが響いただけで、今季はとにかく絶好調。渋った馬場も向く。

相手はヒネってエミネントシチー。前走はマイルが向かなかったが、本来の2000mになれば実力を発揮出来る筈。まあ、多少硬いところの有る馬で、小回りがどうかという課題も有るのだが、前々走では中京戦で道悪の中の2着。相手関係さえクリア出来れば。

取消明けになるサンライズシャークはこのコースに実績が有るのが魅力。取消の影響は下見を待つ以外に無く、現段階でどうこういえることでは無いが、追い込み一手というのが開幕週の馬場でどうか。道悪も歓迎材料ではない。

3歳馬サクラセンチュリーはラジオたんぱ賞勝ちヴィータローザに1.0秒の馬。前走の売布特別は昨年ヒシミラクルが勝ったレース、まあ、この馬も多少ズブいところが有って、小回りの2000mは多少課題だが、いくら500万条件とはいえ、この時期に古馬と互角に渡り合えたのは只者ではない証拠。ここを力で圧倒する様なら先々明るく、勝ち負け云々はともかく注目しておきたい一頭。

押さえにタイチルドレン。前走はデキ自体が怪しかったが、それでも坂で止まるまでは見せ場タップリの内容。コース実績有る様に平坦は向き、スタート五分なら。

馬単
1=7 1=5 1=3 1=4