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競馬予想 2005年2回京都・1回東京

フェブラリーステークス(GⅠ)

前走圧勝のメイショウボーラーだが、恵みの雨で更に有利になった印象。この外枠も、願っても無い枠で、死角が全くといって良い程無くなってしまった。人気でも逆らう余地は無く、スピードの違いで。

相手は難解も、シーキングザダイヤが筆頭格。前走の川崎戦の様な逃げの手という訳には行かないだろうが、2番手からでも競馬は出来るタイプ。昨春の非力な感じも消え、成長窺えるだけにここでも通用して良い。

一発ならパーソナルラッシュ。昨夏を越えて気配一変し、アメリカでもソコソコやれる迄に成長した。前走、ゲート失敗しただけに、再度の危険は有るのだが、マトモなら大逆転も。

馬単
14=7 14=5

農林水産省賞典 京都記念(GⅡ)

意外に難解も、昨年の覇者シルクフェイマスが中心。有馬記念3着馬だが、器用さを武器にGⅠでも善戦。ただ、道悪の経験が全く無い上、このレース2連勝中の1番枠が逆に課題だが、数頭を例外として皆道悪得意で無いだけに。

その道悪得意な1頭がアクティブバイオ。ハードルから帰って1走したが、デキが異様な位に良い。ただこの馬、デキが良過ぎると行きたがってやられるケースも有るのだが、この距離なら折り合いの心配も無いだろう。人気は無くとも主力の扱いで。

逆にダイタクバートラムは道悪を歓迎しないイメージ。ただ、以前とはトモの造りが違い、パワーも付いて来ただけに、今ならこなせるかも。こなせさえすれば展開不向の有馬記念を4着迄追い込んだ力は上位。

ナリタセンチュリーの道悪はほぼニュートラルで、今回苦にする馬が多い分が有利といった程度。今回は乗り慣れた田島裕和騎手に替わり、その分の上積みも見込んで良いだろうが、GⅠ迄暫く間が有るにも関わらず、上位馬のデキが良過ぎる嫌いが。デキという点では威張れたモノでは無いだけに。

デキという意味ではヒシミラクルは常にマークが必要。昨秋のジャパンカップ直前から急に稽古動き出す様になったし、有馬記念では全盛期に匹敵する程のデキ。道悪の60kgは流石にキツく、その分で評価を手控えたが、今日の良い状態を今後の為にも目に焼き付けておきたい。

一昨年の覇者マイソールサウンドが大穴。その勝った一昨年は、微妙に渋い馬場をトウカイパルサーに行かせての2番手から抜け出す競馬だったが、今年もピサノクウカイが居て展開上は同じになりそう。その一昨年よりは今回の方がメンバー揃っているのだが、道悪苦手な人気馬に後続が釘付けになるなら残るシーンも。

馬単
1=10 1=9 1=7 1=8 1=6 10=9 10=7 10=8 10=6

きさらぎ賞(GⅢ)

2歳の段階では重賞級では無いと思っていたシックスセンスも、競馬を覚えて内容良化。近年このレースは良いメンバー揃うのだが、打って変わって今年はメンバー弱いだけに、この馬で充分足りる筈。ただ、ここ迄全て時計の遅い決着。今回ソコソコ馬場も良く、しかもペースも遅くなりそうにないだけに果たしてどうか。

相手にコンゴウリキシオー。折り合い面は心配無さそうだが、まだ馬体が緩く映り、競ってない分がオープンで心配なのと、前走にしても馬場・相手関係と恵まれた印象。ディープインパクトの2着馬という事で能力以上に人気になるなら嫌ってこそ。

アドマイヤフジを押さえに。ここ2走は中山で突っ込み切れずの競馬が続いたが、これは昨年の覇者マイネルブルックと同じパターン。まあ、もうちょっとゲートを上手く出てくれた方が良いのは確かだが。

馬単
3=7 3=8 7=8

すばるステークス

ハンデ戦の割に力関係はハッキリしているのだが、有力馬が総じて気性的にアテにならないタイプ。その中ではアタゴタイショウが一番外の枠を引き、スムーズに運べそうだ。外枠の真っ向勝負で勝てる程の能力は無いのだが、消去法ではコレ。

相手にエコルプレイス。ただ、近走外枠で結果を出しているが、今回は外から被せに来る馬が居てこの点が厄介だ。とはいえ、絶対能力という点ではこの馬がNo.1なのは周知の通りで、攻め馬工夫した効果さえ有れば勝ち切るシーン有って良い。

一発の魅力はツルマルファイター。蜜月の関係崩れつつ有る橋口-小牧コンビだが、前走の阪神戦は前が詰まる不利が有ったし、何よりダート1400mはベスト。ただ、ゲート難が相変わらずでこの内枠が課題。

アグネスウイングも怖いといえば怖い。デキは今季も悪くない筈だし、手前を替えないのも前から有った話。にも関わらず直線伸び切れないのは重賞に壁が有ると見る外無いだろう。その意味で、直近のハンデ戦より0.5kg軽くなりメンバー弱化の今回は何とかなっても良い筈だ。

あくまで大穴だがタイセイブレーヴに注目。今季、結果こそ出ていないが、多少重い分と行き切れなかった分が応えただけで、デキそのものはむしろ良い方。勿論、馬体が絞れてくれるに越した事は無いが、それが無くてもここは意外に単騎になりそうでチャンス。

馬単
15=11 15=3 15=14 15=2 11=3 11=14 11=2 3=14 3=2 14=2

シルクロードステークス(GⅢ)

ハンデ差有って中々難解も、前走推したナイキアヘッドに再度の期待を。その前走、淀短距離ステークスはあくまで雨に泣いた形。前で折り合いながら切れるタイプで、実績が示す通り京都内回りも良く、中山準オープン圧勝の内容から55kgはまだ恵まれている部類。

相手にトップハンデのプレシャスカフェ。確かにCBC賞は強い内容、その意味で、トップハンデになるのは止むを得ないが、58kgは見込まれ過ぎ。決め手身上の馬だけに、余計に響きそうだ。

コンコルディアも面白いところ。前走は多少展開ハマッた感も有るのだが、それでも馬場の悪い内目を通っていただけに、悪くない内容。ただ、今回は良馬場。速い時計が一つも無く、時計勝負となった時にどうか。

リミットレスビッドも侮れない。前走は早目に動いてプレシャスカフェの決め手にやられた形だが、同斤だった当時と違い今回は2kg差。2kg差有れば0.1秒差逆転も可能で、あとはそれ以外の馬との相手関係だけ。

馬単
1=8 1=11 1=10

白富士ステークス

それ迄東京は (0,0,0,13) だったユキノサンロイヤルも、キャピタルステークスで連対し、生涯最高のデキ。その後も押せ押せで使われているが、全くデキが落ちて来ないのは厩舎技量の成せる技。この距離もベストで、極端な上がりの競馬にならなければ。

相手難解も、一応の筆頭格はアサカディフィート。近走出遅れ続きだが、それでも終いの脚は中々。まあ、良い脚が長く使えるタイプでは無く、その意味で東京はマイナスに出るケースが怖いが、それでも中山よりは可能性高い筈だ。

面白いのはスズノマーチ。一昨年の京都戦で期待した際は決め手の無さに泣いたが、前走は準オープンながらメガスターダムに競り勝った。勿論上がりが掛かるに越した事は無いが、今なら有る程度は大丈夫だろう。

ピサノクウカイも連圏内。昨春は気性面で心許無いところも有ったが、今季はかなりマシになった印象。ただ、前々走の内容が大した事無かったのも確かで、能力の絶対値に疑問も有って。

馬単
6=1 6=7 6=4 1=7 1=4 7=4

京都牝馬ステークス(GⅢ)

理想を言えばもっと外の枠が欲しかったエリモピクシーだが、以前とは違い外に馬を置いても嫌がらなくなったのがこの馬の成長。今季は生涯最高のデキを維持し、ベストの京都マイル。ここを逃せば次は無い。

相手難解も同枠ウイングレットが筆頭格。今季気持ちが充実している面も有るのだが、折り合い面で進境が窺える様になって結果が出る様になった。まあ、こうやって気持ちが前向きになっている時に、条件がコロコロ変わるというのは良い結果にならないケースも多いのだが、53kgなら何とかなっても。

遮眼革着用で見違える動きヘヴンリーロマンス。ただ、前走はインを突いて恵まれた面も多く、今回その賞金分で出来た斤量差が課題。人気になりそうなだけに、嫌ってこそ妙味有り。

アズマサンダースも圏内。スパッと切れる脚が使えず、展開に左右される面は否めないのだが、京都の外回りは案外堅実。少しでも上がり掛かる様なら粘り込むシーンも。

馬単
9=11 9=8 9=6

根岸ステークス(GⅢ)

激戦必至のメンバー構成もメイショウボーラーに期待。前走は中山1200mで前半3F32.9秒の流れを持ったままで追走、4角も手応え充分に抜け出した。ここは、東京に替わって距離延長となるが、前走の強さならそれでも克服出来ると判断。56kgで競馬出来るのも好材料。

相手にはカフェオリンポス。前走の大井戦は躓いて競馬にならず参考外。その前の中山戦も、やられたヒシアトラスは先週京都で重賞を勝ったし、この馬自身も実績の無い休み明け。今回58kgの分がメイショウボーラーとの差だが、元々が排気量で勝負するタイプ、その意味で2000mよりはこの距離の方が向いていそうなだけに。

昨年よりメンバー強化された嫌いも有るが、昨年本命に推して期待に応えてくれたシャドウスケイプの追い込みが今年も脅威。この馬の場合、休み明けはどんなにデキが有っても走らず、逆に言えば前走惨敗の今回が狙い目。しかも前走の段階で有る程度出来ていたのも良いだろう。最近はゲートも良くなっているだけに、昨年とは違った中段からインを突く策で。

前走一番人気は過大評価も、サミーミラクルも連圏内。その前走は中山1200mのハイペースでオッツケオッツケ。前々走1200mで勝って人気になったが、ベストは1400m。砂を被っても平気なタイプで、最内枠も捌き切れればこなせる筈。

ガーネットステークス組が続くが、エンゲルグレーセも怖い。そのガーネットステークスは展開ハマッた面も有るのだが、今季はデキが戻っているし、1200mはこの馬にとってベストとは言い難い距離。1400mで東京なら更に。

馬単
8=7 8=2 8=1 8=13 7=2 7=1 7=13 2=1