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競馬予想 2005年2回小倉・2回新潟

函館2歳ステークス(GⅢ)

函館デビュー組では、唯一頭1分09秒台で駆け抜けたアドマイヤカリブ。ロクに追っていなかったとはいえ、直線向いてからフワフワだったが、外枠なら大丈夫だろう。配当的には妙味が無く嫌ってこその馬だが、馬が抜けているのも確かで、一応の中心馬。

相手に道営馬モエレジーニアス。シルクドラグーンの逃げが遅かったとはいえ、スプリント戦で行きたがっていたのだから、余程良いスピードが有るのだろう。前走の馬体減が気掛かりでは有るが、過去の道営馬と比較しても最上位に近い馬。

逆にリザーブカードは前走の負け方が不可解。手応え充分で伸び掛かって止まっただけに余計にそうなのだが、落鉄と馬体増を言い訳に使えば、今回は変わり身見込めなくも無い。最終週で差し有利の馬場で何処迄。

馬単
11=6 11=9 6=9

みなみ北海道ステークス

前走は距離不適だったウイングランツ。本質は右回りより左回りだろうが、マクる脚が無い訳では無く、むしろ距離適性外の前走でもマクる脚を見せた事で能力を再認識させられた。この相手で56kgなら負けられない。

相手はブリットレーン。この馬も前走は函館記念だったが、ウイングランツ同様距離不適で参考外。2000mにしてはスローだったが、トモが甘いタイプで、少しでもゆったり運べる距離が良い。ハンデ54kgも手頃で、前走の敗戦で人気が落ちるなら狙い目。

テイエムジェネラスも連圏内。この馬も前走は距離不適という事になるのだが、こちらはウイングランツとは対照的に左回りより右回りの馬。13番人気で3着に粘り込んだステイヤーズステークスがこの馬の真骨頂。GⅡの別定戦で3着だった馬がハンデ53kgは恵まれた。

当然ファストタテヤマの地力も無視は出来ない。この馬の実績からしてハンデ56.5kgも恵まれた方だろう。ただ、この馬、コーナーで動けないタイプの馬で、小回りコースは不向き。力で台頭のシーンも無い訳では無いが、常識的には不利。

馬単
2-5 2-1 2-9

関屋記念(GⅢ)

前走の東京戦は内枠で競馬がし辛かったダイワメジャー。理想は東京より中山だろうが、それでも0.5秒差だったし、力は一枚上。ノドは大丈夫だと思っていたとしても、週末の雨予報は有り難いだろう。前走とは一転しての外枠なら。

相手にサイドワインダー。GⅠ馬に敬意を表して本命は譲ったが、前走の小倉戦の内容が秀逸。直線迄待たなければならないトニービン産駒、届く迄は行かなかったが、唯一頭終い詰めた脚に完全復活をアピール。直線の長い新潟で当然逆転も。

9割方この一騎打ちだろうが、注目はコスモサンビーム。これが長期休養に追い込まれた原因でも有るのだろうが、どちらかと言えば歩様の硬い馬、直線の長いコースは良くない筈だが、キングカメハメハ相手に2着残した前々走の東京戦からから絶対能力に賭ける手も。

馬単
11=17 11-5 17-5

九州スポーツ杯

ラジオたんぱ賞勝ちコンラッドに0.1秒差のフサイチアウステル。追って甘い嫌いも無い訳では無いのだが、前走の阪神戦は道悪が敗因と見て良いだろうし、ここでは力が一枚上。良馬場なら。

降級馬スプリングダボスが相手。前走の阪神戦は一枚重いのも応えただろうが、それ以前に道悪がダメ。良馬場の決め手勝負は望むところで、このコースも実績。2000mさえこなせば何とかなって良い。

目下絶好調のマイティーカラーが単穴。前走の阪神戦はメンバー中一番デキ目立った程で、同じ追い込んだレクレドールに先着したのは立派。トニービン産駒らしく、コーナリングが下手な分が小回りコースで微妙だが、本来の先行策なら。

ドルチェリモーネが4番手評価。休み明けとなった前々走の阪神戦は歩様が硬く競馬にならなかったが、前走は幾らかでもマシになっていた。あんな馬場の悪い阪神よりは馬場良い小倉の方が絶対に良いだろう。メンバー的にもここは恵まれた。

馬単
8=4 8=1 8=10

農林水産省賞典 函館記念(GⅢ)

難解な一戦だが、昨年3着ワイルドスナイパーが狙い目。一息入った前走の函館戦は自己条件ながらヴンダー等メンバーの揃った一戦で快勝。ちょっと歩様の硬い嫌いが有って、今回反動を案ずるケースでは有るのだが、昨年同様の53kgなら。

相手にエアセレソン。前走の函館戦は馬場を気にしたというより、乗り役の側が道悪で最初から勝負する気が無かった様な競馬。+8kgで一枚重かった嫌いも有って、叩き台と見做して良いだろう。今回斤量が課題だが、昨年より一枚落ちるメンバー構成、人気に応えるシーンが有っても。

一発はエリモハリアー。前走の函館戦はエアセレソンが4角外を回って、ガラ開きの内を通って来たが、ただああいう道悪をこなしたのは、適性だけでは無く、デキが有るからこそだろう。歩様の硬さが良馬場でネックとなる嫌いは有るが、このデキ活かして何処迄。

実績面から当然ウイングランツも無視出来ない。前走の東京戦はシーザリオですら梃子摺ったトラックバイアスのキツいコースの中、最内立ち回ったオペラシチーを0.1秒差迄追い詰めた。ハンデ55kgはまだまだ過小評価の内、この距離に戸惑わねば台頭可。

ブリットレーンが大穴。前走の京都戦はGⅠでしかも競馬のし辛い大外枠。トモの甘さからハイペースを好まないタイプで、今回小回りの2000mでどうかだが、前が速くなりそうに無いメンバー構成で、脚を矯めて行ける内枠を活かせば。

馬単
11=2 11=5 11=7 11=3

ウインズ小郡開設記念 小郡特別

1F短い嫌いは有るのだが、ここでも力上位のリボンアート。今春の京都戦で道悪の中をスターイレヴンの2着に来た実績が光る。前走の阪神戦は前が止まらない馬場状態の大外で差し込めなかったが、今の小倉は決め手さえ有れば充分台頭出来る舞台。捌き易い少頭数も有利だ。

相手も牝馬のヒシアスカ。リボンアートと一緒に走った前走の阪神戦は前々立ち回る利が有ったのは否定出来ないが、1200mの距離適性ならこの馬が上位。揉まれ弱く、この少頭数の外枠は願っても無い条件。あとは何故か実績の無い小倉がどうか。

前走の福島戦は内外挟み撃ちに遭ったシュペリユール。今季デキ良さそうだし、その前走はハンデ差と直線手前を替えるのが遅かった面も。まあ、前々走の中京戦の様にそれで無くても競り合いには弱いのだが、堅実は堅実。

前走の中京戦はゲートに泣いたファストアズライトも怖い。元々がそういうタイプだが、その前走は妙に歩様が硬く、これは2走目の反動も有っただろう。前々走の京都戦の様に鉄砲も利くタイプ、一息入れて歩様さえスムーズなら。

馬単
3=7 3=1 3=5

テレビ西日本賞 北九州記念(GⅢ)

前走の阪神戦は相手が強過ぎたという事になるヴィータローザ。金鯱賞の内容は多少恵まれた嫌いは有るのだが、昨秋からの一連のパフォーマンスからここでは一枚上の能力。小脚利くタイプで小回りも向き、パンパン馬場の時計勝負も良い。

相手はメイショウカイドウ。小倉は巧者というよりはここしか走らない馬、それだけに一息入った状態面は気にしなくて良いだろう。ただ、昨年この条件不適のダイタクバートラムにやられただけに絶対能力に疑問の余地が。気性面の難しい馬で、最内枠も良くない。

この一騎打ちで仕方が無さそうだが、一応の押さえがツルマルヨカニセ。近走トモの甘さも徐々に解消されている様に映るのだが、もうワンパンチが足りない内容が続く。とはいえ、この馬もメイショウカイドウ同様に小倉は巧者。この相手ならば。

馬単
4-1 4-12

西日本スポーツ杯

3歳馬という事でハンデも恵まれたマルブツブリザード。前走の中京戦は8枠2頭で決まってしまうというイン圧倒的不利な馬場状態で、内枠からの先行策は厳し過ぎた。小倉の開幕週は意外に前崩れというケースも多いのだが、ここは極端に速い馬が不在で、スムーズにハナなら押し切れそうなメンバー構成だ。

相手は差せる脚有るジョーフュージョン。まだデキが本当では無い様にも映るが、前走の阪神戦は最内枠の好発で前へ行き過ぎた印象。今回は本来の待機策で、叩き3走目、前走替えなかった手前を替えさえしてくれればもう少しやれて良い。

当然トップハンデスリーロケットも軽くは扱えない。ただ、ここは他馬が軽過ぎる嫌いが有るのと、前走の中京戦が好位の2番手で直線だけ抜け出す絶好の競馬。ちょっと競馬が上手く行き過ぎた印象も有って、このハンデ。人気になるなら嫌ってこそ。

ツルマルオトメも侮れない。折り合いとトモの甘さがネックの馬だが、その2つが一気に解決する小倉1200mはベストの条件。一息入った前走の阪神戦が+14kgで好気配。その前走は途中からハナに立つ形も直線は坂の有る阪神を思えば頑張っていた方。平坦の小倉なら前進見込んで。

馬単
10-6 10-13 10-4