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競馬予想 2006年2回小倉・2回新潟

関屋記念(GⅢ)

追い込み馬多過ぎるのがどうかだが、テレグノシスが中心。今季もデキはむしろ良い方で、前走の東京戦にしても、何故かGⅠになると動けなくなる例の奇病が出たのだろう。最近は休み明けの方が走る傾向も有って、一息入ったいきなりが狙い目。

昨年の覇者サイドワインダーも単争い。前走京都戦は、背負っての道悪で動けなかっただけで、最後はそれなりに詰めている。デキに関しても、勝った昨年程では無いとは思うが、走れるレベルは有る筈。

先行馬ではケイアイガードを挙げておきたい。前走阪神戦はサッパリ動けなかったが、冬場は動けない嫌いも。暑い季節になって走れるデキは有るだろう。ただ、追い出して頭が上がる癖は3歳時同様。インで誤魔化せる東京ならまだしも、外一辺倒の新潟で最内枠はどうか。

人気になり過ぎている為、評価落としたが、ペールギュントが面白い存在だった。ノドの手術は確実に当たっていて、前走京都戦にしても不得意な道悪という点を考慮すれば相当の内容。以前は末脚の持続性に難が有ったが、この手術でこれもクリア出来ている筈。妙にデキが良いのも魅力的。

馬単
3=7 3=1 3=16

ホンコンジョッキークラブトロフィー

前走はペース配分考えずに行ってしまったタニノローゼ。ここは乗り役を鮫島良太騎手から鮫島克也騎手へ替えて、尻拭いの一戦。ハナ切らなくてもとは思うが、出脚が良く、何が何でものタイプが不在なだけに、行き切る展開になるだろう。小倉で中途半端な先行馬はやられるケースが意外に多いので、ハナへ行って欲しい。

相手は前走でも狙ったアンティークコイン。その前走は、前で決着する流れで突っ込み切れなかっただけで、力は勿論互角以上。デキに問題が有る訳でも無く、小倉は配当的妙味を考えると差し馬の方が買い易い。

当然フラワリングバンクも圏内。ただこの馬、小倉実績が有るといっても、ベストはあくまで1000m。以前よりは脚質に幅が出ているのだが、このコースは逆に器用な事をやろうとすると掲示板止まりで終わるケースも多く、人気程の信頼度は無い。

馬単
8=9 8=6

サマー2000シリーズ農林水産省賞典小倉記念(GⅢ)

森厩舎という事で、普段は坂路調教。今回、コース追いとなったのがどう出るかだが、狙いはスウィフトカレント。休養前の前走京都戦は2400mで差して来たが、乗り役がロデオ状態になる程行きたがっていた。今回、小回りの2000mでペースが遅いという事は無いだろう。ハンデも手頃。

相手はコンゴウリキシオー。前走福島戦は楽にハナ切れたし、道中も思い通りの競馬が出来たものの、内ラチ沿いが悪く、ラチを頼れずに終いが苦しくなった。先週の渋化の影響はゼロでは無いものの、福島よりはまだマシな馬場状態。前走GⅢ2着の馬が同斤というのも恵まれた。

メイショウカイドウも3番手以下には落とせない。しかし、前走福島戦は掛かり気味になったが、結果的に前へ行けて結果オーライ。まあ勿論、力量そのものが上位だったのが一番大きいのだが、今回59.5kgは流石に...といった印象。勝負どころでモタつく癖が有るのも、時計勝負の馬場でどうか。

この3頭とは差が有るが、タガノマイバッハが一応の押さえ。前走福島戦は休み明けで動けなかったが、気配そのものは決して悪くなかった。GⅡ勝ちは、もう3年も前の話だが、この気配でこの相手ならもう少し動けて良い。

馬単
12=4 12=1 12=6

九州スポーツ杯

1000万で好走している馬が3頭しか居ない。本命馬ブラッドバローズは、歩様の非力さは依然として残るものの、前走京都戦でもオープンで4着。そうはいってもその前走は一年前の話で、休み明けは一応不安材料となるが、それでもメンバーに恵まれ過ぎた。連は外さない筈。

相手は当然ミツワスカイハイ。前走京都戦はスローの中、インを立ち回ったとはいえ、エイシンニーザンを差したのだから立派。長いところを使われて来て、今回小回りの2000mに替わるのがどうかだが、順調に使われているのは強み。逆転含み。

3番手がジョーファング。前走の京都戦は+32kgでの出走。イレ込んでいたし、これは参考外だろう。ただ、毛ヅヤが良くて、張りが有り、デキ自体は有りそうなムード。今回距離延長で、イレ込む気性は課題だが、折り合ってこの相手なら。

馬単
5=6 5=7

サマー2000シリーズ農林水産省賞典函館記念(GⅢ)

回避馬、除外馬が多く、興趣を削がれた面も。それだけに目ぼしい馬が居なくなってしまい、思い切ってマイソールサウンドから入る。休み明けになるが、攻め過程は入念。3000mで勝ったのはマグレ的側面も強く、元々は折り合い面に課題が有って2000m以下が向く馬。この馬場でこのハンデはキツいのだが底力に期待。

相手は一応エリモハリアー。前走にしても、前が楽をしていたとはいえ、モノポールを捕まえ切れなかったのは不満の残るところ。叩いて3走目、ここを目標にしてデキは有るので、惨敗は無い筈だが、単となるとどうか。

3番手がブルートルネード。函館も含めて、コース問わず堅実なのだが、ハナへ行かないと勝つ迄には至らない。ここはストーミーカフェの出脚が最上位で、ハナは望めそうに無い。重賞となるとペースが上がる可能性も高く、あまり積極的には狙い辛い馬。

逆に面白いのはマチカネメニモミヨ。前走は前が詰まったにせよ、以前の硬い歩様に戻っていた分も有るだろう。休養前は歩様の良化が目に付いていただけに、型通りの上積み有るなら、ハンデ55kでも有り、もう少しやれて良い。

馬単
14=3 14=2 14=9

玄海特別

俄かに話題の馬となったピカレスクコート。ここは壮行戦となった形だが、準オープンからの降級で、1000万なら力は最上位。ちょっとトモが甘いので、前走京都戦は道悪も応えた面も有ろう。結構前に行く馬が多いので、自在に乗れる点も強み。馬場が良くても、道中のペースが上がって適度に上がりが掛かる小倉も合う。

相手も自在に乗れるグランプリゴールド。前走京都戦はマチカネウマジルシに最内差し返され、これは案外の内容だったが、ただ恐らくは最内しか利かない特殊な馬場になっていたのだろう。小回りの方が向きそうな印象も有って、馬場良い最内立ち回れれば。

2歳時にオープン勝ちブライトトゥモローも当然圏内。前走京都戦は先手取った迄は良かったが、馬場が悪くてラチが頼れず苦しくなった。元々がハナへ行くタイプでは無く、これは度外視出来る。その前走は多少重い嫌いが有っただけに、絞れれば更に前進。

全く同じ事はトーワクリスタルにも言える。前走京都戦は出負けして論外だが、前々走中京戦が先手取ったにも関わらず外へ行かざるを得ない馬場状態だった。ただ、これもハナへは行かなくて良いタイプ。結果はムラだが、スムーズなら意外に強い。

馬単
10=1 10=4 10=8

サマースプリントシリーズアイビスサマーダッシュ(GⅢ)

昨年の覇者テイエムチュラサンは1200mだと多少甘いのだが、1000mならの感。カルストンライトオにデキが無かったとはいえ一応は負かしているのだから、今年は一枚落ちるメンバーなら断然。近況は単純に1200mで甘いだけで、デキに関しては悪くない。開幕週でも、ラチを頼れるという点で大外枠も有利。

相手は内ラチを頼るウェディングバレー。昨年の2着馬で、これも1000mで強い馬。叩いて3走目。+22kgの前々走はともかく、前走福島戦は順当に良化気配有っただけに、目標の今回は万全と見たい。前述した様に、昨年よりメンバー恵まれたのも好都合。

ダイワメンフィスも圏内。デキがそこ迄良いとは思わないし、前走福島戦は前が飛ばす中を好位で折り合う利が有った。ただ、これが出来るのは競馬が上手い証拠。ここも出脚でウェディングバレーを叩ける様なら、良い位置見込めるだけに。

大穴がマリンフェスタ。前走福島戦はロケットスタートから32.4秒で飛ばして失速したが、1000m戦なら違った答えも。ただ、枠がセンターで、ラチ沿い迄行けるかどうかが課題となるのだが、前走同様のロケットスタートなら。

馬単
16=1 16=2 16=10

西日本スポーツ杯

この開催の度に毎年述べているが、甘い先行馬よりは末脚確かな差し馬が有利。アンティークコインの前走京都戦には不満も残るのだが、ソコソコの上がりでは詰めているだけに、得意の小倉で前進期待したい。一息入ったが、休養前からデキは有ったので、いきなりから走れる筈。

相手は一応マルブツブリザード。デキは有るのだが、前走京都戦もそうだった様に、あと一歩が甘い。ただ、その前走は1400mで道悪。500万条件とはいえ、同情の余地は有る。あとは前述した様に、差し切られるケースの多い小倉の開幕週がどうか。連軸としてならとは思うが...。

押さえが降級になるモンローブロンド。本来は本命なのだが、トモの甘さが相変わらずで、3歳時から進歩が無いのがネック。準オープンで闘って来た経験と、トモの甘さを開幕週の馬場で相殺出来る分で、何処迄やれるか。

馬単
11=6 11=13