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競馬予想 2006年5回京都・4回東京

悠仁親王殿下御誕生慶祝天皇賞・秋(GⅠ)

混戦というよりは、能力上位馬が追い込み馬でアテにし辛いという印象だが、それでも今の東京なら差し有利と見てスイープトウショウが中心。前走京都戦は相手も恵まれ、超スローを内から差しただけの競馬だが、以前よりイレ込みがマシになったのが良い。課題はその前走で遅れたゲートだけ。

相手も追い込みアドマイヤムーンでほぼ一騎打ち。前走札幌戦は外を早目に動いて完勝。これも前走の相手関係に疑問符が付くのだが、今春の東京戦で待つだけ待ってから追い出していた事を思えば、末脚の持続性が出て来たのは進歩の跡。右回りは手前が替わらないので、左回りで更に。

先行馬ならコスモバルク。ただ、前走中山戦は折り合い気にするあまり、勝てる競馬を落とした形。この枠も却って中途半端な競馬になってしまう危険が。スイープトウショウを叩ける様だとチャンスも出て来るが...。

馬単
7=15 7=8

毎日放送賞スワンステークス(GⅡ)

人気馬に死角が多い。ここはヒネッた狙いとなるが、連闘インセンティブガイが中心。前走東京戦は前に行き過ぎて、馬場の悪いインにハマッてしまった形。状態面は決して悪くない。気が良過ぎるので距離短縮も良い方に。

人気馬で一番マトモなのはメイショウボーラー。デキだけは確実に本物。ただ、ステキシンスケクンとの兼ね合いがポイント。ステキシンスケクンの出脚も甘いだけに、却って中途半端な展開になりそう。元々差し有利の馬場、前走中山戦も展開向いたのは間違い無いだけに。

前へ行く2頭を見ながら競馬出来るチアフルスマイルも圏内。前走中山戦は相手関係というよりは単純に枠順が応えた印象。今回も同じ外枠だが、少なくともインが有利な馬場状態では無い。以前にも述べた様に、今年は短距離路線が手薄。この相手なら。

更に大穴はブルーショットガン。時計勝負がどうかだが、近走は差しの利かない馬場で、突っ込み切れていないだけ。デキに関しては、今年ずっと良い状態を維持出来ている。内枠捌けるなら。

馬単
9=14 9=16 9=3

菊花賞(GⅠ)

岩田騎手に乗り替わった3戦が何れも不利続きのフサイチジャンク。距離は苦にならないだけに、人気の落ちた今回が狙い目。ただ、出脚の有るメイショウサムソン等が叩きに来る展開も考えられ、今回も展開利は望めそうに無い。あくまで奮起に期待といったレベル。

相手はそのメイショウサムソン。ただ、GⅠ2戦は何れも内枠で内有利の馬場状態。運も大きかった。少なくとも力量差で圧倒というシーンは無いだろう。もう一つ言えば、前走中京戦は行きたがっていた。出脚身上の馬でも、乗り役にこれが頭に有ると思い切って乗れないモノ。この枠でも有り、位置取り悪くなる様なら掲示板外しても不思議は無い。

面白いのは内枠で流れに乗れるトーホウアラン。トビが大きい割に出脚が有って、自在にレースが出来る。ぶっつけは常識的には不利となるが、トビが大きいので、スタミナの心配も比較的軽微。アドマイヤメインが行き切っての2番手なら。

スタミナを言えばソングオブウインド。前走中京戦にしても、フサイチリシャール相手の競り合いを凌ぎ切った。元々が小回り向きでは無く、条件は好転。ただ、出脚が無いので、この枠で何処迄前へ行けるか。

馬単
10=12 10=1 10=18

富士ステークス(GⅢ)

混戦ムード漂うが、出脚抜群の馬が大外に2頭揃い、これらの出方如何で結果が変わりそう。ただ、どうせ叩かれるなら早い方がダメージが少ないと見てエアシェイディが中心。前走は中山2200mでずっと外を回される展開で何ともならなかっただけ。マイルは久々になるが、気負う気性なのとメンバー弱化で差し引きゼロ以上に。

枠の利ならマイネルスケルツィ。前走中山戦は外枠で前に壁が無く、ずっと行きたがっていた。タニノマティーニ辺りが行き切らず、押し出されるケースが無い訳で無いが、行ってくれる馬が居るなら、それを置いて折り合う競馬が可能。ただ、状態面は確実に宜しくない。

テレグノシスも流石にこれ以上評価を落とし辛い。ただ、来週では無く、ここへ回って来る辺りが自信の無さの裏返し。デキに関しては、悪いとはいえないにせよ、良くも無い程度。前走はズブさも見せていただけに、マイルもどうか。

内で器用さ活かせそうなのは、カンファーベストも同様。前走中山戦にしても、内枠利してインから抜けて来る競馬。引っ掛かる気性の馬がマイルに回って来ての活躍だけに、その内マイルですら保たなくなるケースも有るだろうが、暫くは問題無い筈。

押さえに上り馬二頭。1頭がサンバレンティン。久々になるが、前走の代替京都でも大外ブン回しながら一頭違う脚。その前の中京戦でも大外回して6着ながら脚は悪くなかった。今春迄の東京なら突っ込み切れぬまま終わっていただろうが、今なら差は無い。

もう一頭がスズカフェニックス。前走京都戦はブライトゥモロー相手に次元の違う競馬。ブライトロゥモローも、準オープン最上位クラスの馬で、役者が違った印象。重賞初挑戦の前々走中京は、引っ掛かる気性の馬が2000mで外枠。これは痛かった。今回マイルで乱ペースが予想されるだけに。

馬単
16=2 16=8 16=6 16=10 16=13

秋華賞(GⅠ)

キストゥヘヴンは、追い込み馬の割に出脚が有って、枠なりの競馬が出来る馬。前走中山戦は牡馬相手に5着というだけでも充分だが、不利が有ってのそれ。東京戦の内容から距離短縮も良い方に出そう。

アサヒライジングが対抗格。前走米国戦は余所行きの競馬を強いられた分も有って仕方が無い敗戦。前々走にしても、ヤマニンファビュルの暴走して勝手に止まり、目標にされてしまった。ただ今回は外枠。ハナは望めそうに無いだけに、これらの経験を今回生かしてくれれば。

ハナへ行くシェルズレイが単穴。前走中京戦の奇襲で、手の内バレたといえばそうなるが、そうはいっても自力で仕掛ける馬が居ない。この枠で出脚で擦りに来る馬も不在。前半から楽が出来そうなだけに。

一応アドマイヤキッスが押さえ。前走の中京戦は、1角迄にインへ潜り込んだ乗り役の好騎乗も光っていたが、他馬と1秒違う上がり時計。元々は、パンチ力に欠けるタイプで、GⅠで単勝となるとどうかだが、少なくとも成長の跡は窺える。

馬単
1=16 1=4 1=9

デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

オースミダイドウは、ハナへ行く競馬しかしていないが、出脚に余裕が有って、道中も実にスムーズ。少なくともハナ切っている分には折り合い面に不安は無い。前走中京戦は楽過ぎたのかも知れないが、手前が替わらなかっただけに、右回りに替わるのも良い。菊花賞を別にして、この開催は追い込み馬を狙うのが鉄則だが、この馬を中心にせざるを得ない程力が抜けている印象。

相手はクラウンプリンセス。前走新潟戦は馬体細化の影響も。輸送距離の短い京都で今回は前進見込める。牝馬の割に追って渋太いのも京都向き。今年は代替開催の影響でマイルを経験している馬が少ないのも好都合。

ケイアイマイスキーが3番手評価。前走中京戦は道中行きたがっていたが、テンに仕掛けた影響も有っただろう。京都マイルで大外枠なら、もっとユッタリ行かせられるだろう。しっかり折り合えれば脚は持っている筈。

馬単
4=1 4=13

農林水産省賞典京都大賞典(GⅡ)

スイープトウショウは久々となるが、折り合い面を別にすれば、気の良いタイプで、休み明けそのものは苦にしない筈。能力面は一連の実績から最上位なのは疑う余地が無い。昨年から出脚が来たのも大きいだろう。2400mでも一応の中心。

相手はインティライミ。今春は気配そのものが無かったが、阪神戦で切り上げ、休養期間は有るだけに、幾らかでもマシになっている筈。この最内枠も、開幕週の馬場で活かしたい。

アイポッパーも圏内。ただ、これも今春はデキが無く、状態面が最大のポイントとなるのだが、京都の良馬場なら少々デキが怪しくても格好は付けてくれるだろう。ここはメンバーも手薄なだけに、休み明けでも全力投球。

馬単
9=1 9=11

夕刊フジ杯大原ステークス

毎年、夏の小倉とこの開催の開幕週の度に述べているが、基本は追い込み有利。前走中京戦は内枠の馬に良い様にやられたスズカフェニックスだが、ここは人気でも負けないだろう。折り合いに課題が有るので1F短縮も良い方に。

そうは言っても先行馬注意すべきだが、一応はブライトトゥモローで一騎打ちムード。前走中山戦はスローで唯でさえキツい流れの中、不利も有って競馬にならず。小倉戦の内容、相手関係から準オープンでも上位の脚は有る筈。

馬単
11=5