格的に一応ドリームパスポートが中心となるが、何度も述べている様に本質はマイラー。前走中山戦にしても、気を遣って乗っている分、仕掛けが遅れて捌き損ねた。他馬も怪しいが、連勝式ならともかく単はどうか?
格下になるが、トウカイトリックを対抗格。心臓も強いのだろうが、強風でも切れない精神面が如何にもステイヤー。長距離で強いエルコンドルパサー産駒では有るが、厩舎技量も相当。出脚が無いだけに、展開面課題だが、頼りないGⅠ常連組なら一発有っても。
その頼りないGⅠ常連組の一番手がアイポッパー。良い脚が一瞬しか無く、強敵相手では結構脆さが。ただ、トウカイトリックには前走中山戦で完勝。何よりここは強敵が居ない。
一応デルタブルースも押さえるが、あまり積極的に狙い辛い面も。前走中山戦にしても、一瞬機動力が無くて、モタついている間にやられてしまった。出脚は有るので、前で運べる利が有るのは確かだが、スローなった時に機動力の無さが露呈する危険も。
ベッラレイアの除外で一気に混沌として来たが、一応の中心はマイネシャリマー。前走は出遅れて強引にマクりに行って失速したが、これは参考外にして良いだろう。イン有利の馬場で逃げ切っただけのショウナンタレントよりは余程評価出来る内容。この相手なら、ドリームジャーニーに0.8秒差の馬でも。
相手はディーズメンフィス。これもこの相手ならという話になるのだが、前走東京戦にしてもデキは決して悪くなかった。馬体細化に苦しむ馬が多い中、思い通りに攻め馬やれるだけでも違う筈。叩いた効果で前進期待。
トウカイファインも脚が有るだけに単充分。前走東京戦はスローとはいえ、結構タフな馬場で33.9秒の上がりは出色。出脚が無いだけに、展開が課題になるが、外枠に先行しそうな馬が居る分、前崩れになりそうなムードも有って。
近走不振なのが不思議な位だが、マイネルーチェも勝って不思議は無い。新潟戦の内容が良く、GⅠでもと思った位だが、昨秋はデキが無かったのが痛い。立て直した効果が有れば。
大穴がエゾノタイセツ。枠が遠いのがどうかだが、出負けしたのを出脚でカバーして、突き放した内容は中々。あの競馬なら良馬場でもやれるだろう。全く人気無さそうだが、デキも良いだけに。
ここへ出て来るという事はマイルは厳しいと踏んでいるのだろうが、1400mならアストンマーチャンで単不動。前走は完璧に運んだ部分は有るが、今更能力面に疑う余地は無い。圧勝を期待。
相手はルミナスハーバーに絞りたい。アストンマーチャンとは差を付けられた形だが、昨秋は馬体減に悩まされた分も。こういうケースは反動に泣かされる場合も多いのだが、立て直した効果が有れば次位は確保。
圧倒的人気が確実だが、それでもアドマイヤホクトで断然ムード。マイルで止まった前々走中山戦を別にして、スプリントは3連勝。出脚が有って自在に競馬出来るので、安定感も有る。負けられぬ一戦だ。
一頭強い馬が居る時は、それより後方の馬を相手に採るのが鉄則。となればダノンムローが筆頭格に。出脚は無いのだが、この枠でも有り、そこ迄苦になる事は無いだろう。ただ、時計に課題が有りそうで、今の馬場では2着安泰といった雰囲気でも無い。
逆に時計ならサクラゼウス。こちらは2戦続けて外枠を引き、それでもハナへ行ける出脚。この内枠でスムーズに行ければ、まだまだ時計は詰まりそう。アドマイヤホクトの出方如何では大敗も覚悟せねばならぬが、この相手なら何より力量上位。
前走小倉で復活の狼煙、テイエムプリキュアが狙い目。デキそのものはずっと良かったと思うのだが、陣営に言わせると競馬を投げていたとの事。開幕週の馬場で、前走より明らかに弱化した相手関係。このハンデで遮眼革効果有るなら一発。
相手は一応コンゴウリキシオー。前走阪神戦は明らかにデキ落ちだったが、馬場の悪い中を凌ぎ切って地力をアピール。ローカル重賞は勢いが重要なのか、中々休み明け初っ端というのはキツいのだが、2番手からでも自在な競馬が出来るだけに。
良馬場ならローゼンクロイツも巻き返したい。トモの甘いタイプで、良馬場限定の馬。最近は好走出来るところで馬場状態に泣いていた。出脚もソコソコ有って、最内枠が無駄になる事は無いだろう。あとは馬群を捌ければ。
展開関係無くウオッカが圧倒する競馬になりそう。恐らく太り易い体質だから使って来たのだと思うが、前走京都戦も圧勝。トビの大きい馬だが、出脚もソコソコ有って自在に競馬出来るのも強み。アストンマーチャンと当たる迄は負けられぬ。
相手はダイワスカーレット。こちらもどちらかといえばパワータイプ。ただ、距離の融通性が有りそうなウオッカとは違い、排気量が多過ぎて道中行きたがるのがスロー必至の阪神で不安。この相手でも有り、マイルなら我慢利く筈だが．．．。
逆に決め手ならローブデコルテ。前々走は枠が遠くて競馬にならなかったが、前走京都戦が瞬発力の違いを見せ付ける形で圧勝。ダイワスカーレットの先行策に乗って少しでも前に付けられるなら。
前走京都戦でも狙ったコスモシンドラーを再度狙う。その前走は出脚が無くて競馬が後手に回ってしまった。最後の脚が能力の証明だ。内外に速い馬が居るのがどうかだが、1400mならそこ迄出脚でやられる事は無い筈。
相手はキンシャサノキセキ。前走の京都戦は坂の下りで引っ掛かって末脚無くす形。距離も有るが、あの下り坂が合わない気も。阪神1400mなら折り合い面問題無い筈だが、ここは先行馬不在で出方が難しい。
シンボリグランも面白い存在。何度か述べている様に、タニノマティーニの出脚は現役屈指で、これに乗って良い位置が取れそう。前走は外枠がアダになったが、今回は展開が有る。あとは折り合いだけ。
枠が遠いローレルゲレイロだが、センター枠に先行馬が多く、ロスも比較的軽微。前走京都戦は単なる仕掛け遅れで、あの辺りのメンバーとも差の無い性能。今週で引退の本田騎手、前走の轍さえ踏まねば。
相手は一応トーセンキャプテンにしたが、これは危険な人気馬。新馬,特別連勝の形だが、前走京都戦にしても相手関係の部分が大きい。出脚も無く、ここは位置取り悪くなりそうな気配も。
マイネルレーニアも当然警戒。前走中山戦は、アドマイヤホクトに出脚で叩かれて位置取りが悪くなった。アドマイヤホクトはあくまで1200mの馬で、この馬の出脚が悪い訳では無い。この相手ならハナが可能なだけに。
大型馬だが、トーホウラムセスの出脚が良い。大型馬にありがちな鈍さも無く、器用さも有りそうなタイプ。この枠でも有り、マイネルレーニアが行きそうで、ハナはどうかだが、自在に運んで。