このレースに限らず、このプラットフォームは常に内枠が圧倒的に有利。これが唯一のネックだが、それ以上に出脚が速いと見てウォータクティクスが中心。歩様の硬さ故、今春中京戦以降はドツボにハマッてしまったが、前走で一応は復調気配。ここは相手も恵まれた。
相手も枠が課題になるが、この相手ならダイショウジェット。毎回人気にならないが、堅実に駆けている。前走阪神戦の様に、スピード求められて時計が速くなると些かキツいのだが、今回はそうならない筈。
展開上の妙味はトシナギサ。ただ昨秋は、間違ってもデキが良い様には見えなかった。ハナはウォータクティクスとしても、この相手で前へ行けさえすればソコソコ渋太い筈だが、この休養で馬が良くなるのが大前提に。
ハンデ気になるが、サンライズマックスが当然能力最上位。前走阪神戦は56kgで負けているが、行かせた影響が大きかったと見たい。ユッタリ行けるという点では距離もこの位がベスト。乗り役が今季全く乗れていないのは唯一気になるが、差しに徹して今度こそだ。
相手はトップカミング。今春述べたトモの甘さは依然として残るが、それでも昨秋からの競馬内容は悪くない。ただ、ここはハンデ戦。トモの甘い馬には平坦と55kgが良い方に出ると見て。
3番手がメイショウベルーガ。牝馬同士なら地力上位の競馬は出来ている。前走中京戦も、前が残る展開で1頭敢然と追い込んで来た。ただ、ハンデは妥当といえば妥当だが、牝馬のディスタンスで差し馬。積極的に手が出し辛い印象葉有る。先入観ブチ壊してみるのも一つの手だが...。
アプリコットフィズの素質は2歳女王アパパネ以上。ただ、1戦しただけだが、その競馬は圧倒的に強く、そしてかなり雑だった。何処にも居ない可能性も高いが、他に本命視出来る馬も居らず。
枠順からの狙いはコスモレニ。前走東京戦は下見から気負っていたが、レースでも力んでいた。ただこれは、間隔開いた影響も有った筈。叩いて落ち着きが出て、折り合う様なら。
ハナへ行きそうなカホマックスも要注意。前走は直線向いてからがサッパリだったが、初めての控える競馬で戸惑った感も。今度は小細工無しで行き切る形が濃厚。このレース、全ての馬が初対戦になるのだそうだが、外枠の有力馬は桜花賞を睨んで控える競馬に回る確率が高く。
牡馬相手に好走テイラーバートンは一応の押さえ。昨日のピサノユリシーズがもう少し走ってくれれば評価も上がるのだが、この馬の株も多少ダウン。中山マイルの大外枠。アプリコットフィズとの比較で、馬が落ちる印象有るのも確かで、過信は...。
前走中山戦は外枠に泣いたキョウエイアシュラ。しかもスタート直後に寄られて後方からの競馬に。これは少なくとも参考外。それでも距離適性は微妙だが、折り合い面に関しては不安無く、経験して悪い方に出る事も無い筈。ここに来て馬を良く見せる様になって来た点も強調出来る。
相手は未勝利上がりでもメイショウカンパク。イレ込み癖は有るが、馬振りは目立つ。勝ち振りも多少頭が高いのは減点材料とはいえ、圧勝だった。ただ、鞍上で妙に人気になっているのは大きなマイナス。
3番手がシャイン。唯一のオープン勝ちの馬だが、何故か人気薄。その中京戦は歩様の硬さから出脚がサッパリだったが、直線中々の伸び。四肢を目一杯に伸ばしたフォームにも好感が持てた。元々は1200mで走っていた馬で、マイルも悪い筈は無い。
ピサノユリシーズは一応の押さえ。前走阪神戦は出遅れて後方からの競馬。最後それなりに差しており、取り敢えず500万なら力量上位というところは示した。ただ、最終週で外が伸びる馬場。馬の完成度で上記2頭に劣り、過大評価は危険だろう。
今年はこの路線全体が低調なのだが、ここも昨年よりかなりメンバーが落ちる印象。昨年勝ったにも関わらず同斤で出走出来るタマモサポートに期待するのが無難。前走東京戦は最後止まったが、半年休み明けが言い訳になろう。叩いてここ目標。変わり身期待して。
相手はライブコンサート。前走阪神戦はもう少し走って欲しかったところだが、1800mは1F長いのと、瞬発力勝負では分の悪さが出てしまう。それでも前々走、外々回されながらGⅠで0.5秒差。今季若干デキが怪しい嫌いは有るが、これも力量は上位。雨予報も歓迎。
GⅠ2着マイネルファルケも注目。要は単騎で行けるかどうかがポイントなのだが、同馬主でも平気でやり合うのが厄介。あとは行く馬居ないのだが、とにかくマイネルレーニアとの兼ね合いだけ。
スマートギアは一応の押さえ。ダラダラ脚を使うと良くないのは前々走東京で示した通り。前走阪神戦も届かぬ事を承知で、あの策になるのだが、昨秋長いところを使い続けて今回マイル戦。追走に骨折る危険が高く...。
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