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競馬予想 2010年1回阪神・2回中山

第58回阪神大賞典(GⅡ)

選手権距離路線のレベル低下で、このレースも以前程のガチガチ感が無いのだが、雨予報で昨年の覇者アサクサキングスに期待するのが無難。この馬の場合は前走東京戦で無理矢理行かせていたが、通常なら折り合い面でマイナスに出るケースでも、トボけたところの有るこの馬にとっては良い方に出そう。

相手がホクトスルタン。前走京都戦はデキこそ怪しかったが、一応復調気配。反動が無いのを条件にこの相手なら逃げ切り迄有りそう。ただ、狙いはあくまで父系4代制覇が懸かる次走。ここはボロ負けした方が次走の馬券的には面白いが。

3番手がトウカイトリック。ガサの無い馬だけに、0.5kgでも軽くなるのは好材料。前走は直線で前が詰まる不利も有り、スムーズなら圏内だが、意外に道悪はダメ。出来れば良馬場で。

メイショウベルーガはこの程度の評価。前走京都戦は確かに強かったが、ハンデにも恵まれていた感が。今回56kg背負って牝馬の3000m。案外楽ではない。

現在ブービー人気であくまで大穴だが、コパノジングーにも要注目。前走東京戦は、引っ掛かって前が詰まっての6着。ハンデの利は勿論有るのだが、内容そのものは悪くなかった。折り合いさえ付けば2,3着争いへ。

馬単
14=10 14=13 14=11 14=8

第24回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

昨秋から競馬を投げる傾向に有ったキョウエイアシュラ。逆に前走阪神戦はメンバー中最速で上がっており、それなりの走り。距離短縮も当然良い方に出そう。デキ自体は最初から悪くなく、内枠さえこなせば。

当面の相手はダッシャーゴーゴー。前々走東京戦の様に、1200m走ってバッタリ止まる面は有るが、2歳時から走っているスプリンターは見境無くなるタイプが多いだけに、競馬に行っての課題が無いのは長所。あとは、先行馬多いので立ち回り一つ。

ダッシャーゴーゴー以外の先行馬は少し狙いが立ち辛い。あとは差し馬だが、エーシンホワイティが3番手。前走京都戦でも、矯めて乗られる筈が手応え良過ぎて終い失速。現状1200mがベストだろう。ただ、その前走は毛ヅヤが怪しく映っただけに、暖かくなってこの辺の上積みは欲しい。

もう1頭がサリエル。ダートで勝ち上がって来たが、芝もこなせるタイプ。4走前の小倉戦は重賞で1番人気背負いながら外枠発走というアクシデント。ジュエルオブナイルやダッシャーゴーゴーとも競馬をしていた計算。差しの利く馬場で台頭。

馬単
4=7 4=15 4=13

第44回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

かなりメンバーが軽い印象。ラブミーチャンが一気に押し切る方に賭ける手が出て来た。ダート血統だが、先行タイプだけに良馬場で出来る点も良いだろう。勝つか、何処にもいないか、イチかバチかで単勝勝負。

相手はテイラーバートン。まだ競馬が荒い面も有るのだが、マイルではどうも引っ掛かる。この点で距離短縮は悪い方に出る事は無いだろう。ただ、前走東京戦で既に馬体細化傾向。難しい馬に長距離輸送、消える要素も満載。

3番手がレディアルバローザ。レベル的には平凡だった前走だが、牡馬相手にいきなりの控える策で結果を出したのだから悪くない内容。直線は、右手前のままだったが、それだけ楽だった。この相手でどうかだが、好位から競馬出来るセンスで逆転も。

最後にラナンキュラス。血統で人気し過ぎている印象も強いが、そうはいってもJpnⅠ4着馬。今年は牝馬路線が低調な上に、有力馬が分散。この相手ならといった印象も。ただ、あくまで来られたら仕方が無い程度の馬。

馬単
14=6 14=3 14=15

第58回トヨタ賞中京記念(GⅢ)

芝状態微妙だが、少しでも時計掛かるならシャドウゲイトの出番。前走中山戦は出遅れに尽きる。ただ、この凡走で57.5kgでハンデが止まったのは何より。昨季からデキに関しては申し分無い状態。決め手負けさえ無ければ。

相手はマイネルスターリー。面白いのは2位入線のこの馬がハンデ据え置きで、3位入線のナリタクリスタルが1kg増量されている点。降着食らったのは、休み明けの+14kgで最後苦しくなった面が有ろう。叩いた今回は当然主力級の扱い。

トウショウシロッコも圏内。毎回、重賞入着止まりの馬だが、以前よりは掲示板の上の方に来れている。ローカル戦とはいえ、ハイレベルの関西重賞だが、この相手なら大崩れは有るまい。

昨年の覇者サクラオリオンも要注意。結局のところ2分越える時計で決まるかどうかがポイント。函館や札幌で強く、昨年の勝利も重馬場だった。今の中京が悪いとはいえ、良馬場で2分越える時計はどうかだが、これも大崩れは考え辛い。

馬単
5=16 5=9 5=11

第47回報知杯弥生賞(GⅡ)

昨年暮れに述べた様にヴィクトワールピサは5年に1頭レベルの馬。細かい説明は最早不要。トビの高さが何とも印象的だ。圧勝期待したい。ただ、中山の道悪は難しい面も。まずは無事に回って来る事が何よりも大事。

相手はアドマイヤテンクウ。こちらは道悪で有利。キングカメハメハ産駒は今年に入って道悪で荒稼ぎ中。重量感の有る見栄えのする馬体。良馬場なら2着止まりだが、馬場状態利しての逆転は一考したい。

一応この一騎打ちだが、エイシンアポロンは一応の押さえ。ダイワバーバリアン辺りとはクラスが一つ違う印象。距離経験も1600m迄。競馬が上手いので、折り合い面は問題無さそうだが、一応は懸念材料。

馬単
1=13 1=3

第17回チューリップ賞(GⅢ)

また雨予報で馬場状態微妙だが、オウケンサクラが一応の中心。前走京都で負かしたエアラフォンはその直前にザタイキと五分の評価をされていた馬。近年のパターンと違い、今年は牡高牝低。牝馬相手なら重賞級と見て良いだろう。勝って権利を取りたい。

相手は一応アパパネ。同条件でJpnⅠを勝ったのが何よりの強み。ただ、外枠でも内に潜り込む好騎乗が有り、4角でもジュエルオブナイルが外へフクれて好位勢を一掃する絶好の展開。時計も平凡だった。権利有る馬でも有り、ここは対抗評価に留めたい。

3番手が京都でオープン特別勝ちワイルドラズベリー。前述ジュエルオブナイルとの比較から、JpnⅠに出走していても掲示板近辺は有った計算。ただ、少し煩いので、1F延長は微妙なのだが。

ヴィクトリーマーチも圏内。今回、これに前走京都で先着したエーシンリターンズも出走して来るが、馬のスケールはこちらが上。エーシンリターンズはトモが甘い点もマイナスだ。現状は決め手に欠く面も有るので、雨が降って時計が掛かるなら。

長打期待ならラフォルジュルネ。前走京都戦はゲート怪しかったが、そこからが速く楽にハナ。追い出してからも楽で圧勝だった。一見細いのだが、トモだけが丸く、瞬発力型。マイルで追走に骨折らねば。

馬単
3=16 3=15 3=5 3=1

第54回阪急杯(GⅢ)

ビービーガルダンの前走名古屋戦はダートで参考外。昨年マイルでも保つ体力が有ると散々述べて、マイルでは散々だったが、それでも昨年の覇者。1400mで57kgなら当然主力。

相手はワンカラット。前走京都戦は限定戦にも関わらず案外だったが、道悪とスローの決め手勝負に泣いた感。重賞勝ちのプラットフォームで、良馬場。デキは間違い無く抜群。もう少しやれて良い筈だが...。

面白いのはラインブラッド。昨秋以降、1200mばかりを使われているが、前走京都戦にしても追走に汲々としている状況。相手も強くなっているのだが、距離延長が良い方に出るなら。

トウショウカレッジも1400mで狙いたい馬。前走京都戦は距離やデキ以前に1200mで年に数回のスローペース。その状態面は問題無さそう。乗り難しさが有って、イン逃げで決まる可能性も高いのだが、脚の使いどころ次第。

馬単
3=4 3=13 3=12

第19回アーリントンカップ(GⅢ)

ザタイキの前走京都戦は4角で一瞬仕掛け遅れたかの場面。それでも500万では手合違いの競馬だった。馬自体の見栄えのする造り。良馬場なら信頼したい一戦だが、この中間の大雨はマイナス。

相手も人気だが、フラガラッハ。前走中山戦は4角で大外回されたのが応えた。それを思えば良く差しており、これもこの相手なら力量上位。その前走は2000mで行きたがる素振りも見せていただけに、マイルの最内枠が折り合い面で良い方に出そう。

ニシノメイゲツの前走中山戦は大外枠で出遅れの二重苦。それでも良く直線は良く差して来ていた。下見がパッとしなかったのでどうかだが、フォームは四肢を目一杯に使って広いコース向き。これも道悪は微妙だが、阪神外回りなら。

馬単
3=1 3=2