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競馬予想 2011年2回京都・1回東京

第28回フェブラリーステークス(GⅠ)

目下3連勝中のセイクリムズン。強い弱いを論ずる前に、勢い感じさせる勝ち方なのが評価出来る。ダートはこれこそが何より重要。初となるマイルは一応課題になるのだが、そこを勢いでブチ抜くシーンに期待したい。

相手がダノンカモン。セイクリムズンには勢いの差見せ付けられているが、一応マイルを経験している点は強み。昨秋の競馬から東京マイルでグロリアスノアと差の無い能力は示している。これも競馬に行って注文が付かない点が長所。

穴はコスモファントム。前走中山戦は2200mが長かった。ダートは一線級相手に走っていない点がどうかだが、マイルは間違いなく合う。内枠は数多の芝馬が沈んでおり、諸刃の剣となりかねないが、芝スタート含めも出脚の良いこの馬にとっては良い方に出る可能性が高い。

当然東京マイルならシルクメビウスも圏内。ダートの差し馬で、中々毎回堅実にとは行かないのは仕方が無いところ。前走大井戦はスマートファルコンが飛ばし過ぎてほぼ行った行ったの競馬。前々走阪神戦にしても4角の捌きで失敗した面が有る。外枠でスムーズに運べば近走の様な事は無い。

トランセンドは一応の押さえ程度。ゲートは速いのだが、元々逃げ馬にしては出脚が速い方ではなく、芝スタートで苦しくなる可能性も。前走阪神戦時に述べた様に、この馬は妙に運が良くて、今回もエスポワールシチーとスマートファルコンが居ない組み合わせなのだが...。

馬単
14=7 14=2 14=15 14=12

第61回ダイヤモンドステークス(GⅢ)

混戦だが、この距離をキッチリ走れる馬が少なく、自ずと絞れて来そう。昨秋京都で好走のビートブラックが当然中心に。前走京都戦は外枠から好位取りに行った結果失敗しただけで、馬は悪くない。再度の外枠は課題だが、前走の凡走で55sで済んだとの見方も出来る。鞍上強化され、もう一度京都で走る為にもここは負けられぬ一戦。

相手がキタサンアミーゴ。前走京都戦は着差こそ僅かだが、先週ロードオブザリングが重賞で好走し、箔が付いた印象。距離も最長が2400mなのだが、その前走出して行ったにも関わらず折り合いが付いており、問題は無い筈。

距離を言えばこのレースを実際に制しているモンテクリスエス。相変わらず重目に見せる状態で走っており、機動力は無いのだが、東京ならその辺りは誤魔化しが利く。昨年はサッパリだったが、近況の通りなら。

コスモヘレノスも一応圏内。前走京都戦は負け過ぎ感有るのだが、能力面で然程アドバンテージが有る訳ではないのは確か。前々走中山戦で長距離での立ち回りの上手さは見せた。ここも立ち回り次第。

馬単
16=14 16=13 16=7

第104回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

上位拮抗番組だが、1番人気に推されるだけの事は有り、トゥザグローリーが無難。前走中山戦3着も悪くない内容だったが、3着故に斤量面で優位。近況重賞2着続きの池江泰郎厩舎だが、重賞に限れば実質今週が最終週。東京と看板馬2頭を立てた今週は負けられぬ2戦に。あとは昨秋使い使い詰めた影響だけ。

相手がダノンシャンティ。前走中山戦は内にモタれて道中は何度もドリームジャーニーと接触。全く競馬にならなかった。ただ、ツボにハマった時の破壊力はこの馬が一番。鞍上が近況不安だが、要は折り合い次第。

3番手がメイショウベルーガ。56sがこの相手で若干厳しいが、京都外回りは得意な舞台。以前にも述べた様に、限定戦よりは牡馬混合戦の方がペースが速くなる分、この馬にとってはレースがし易い。

ルーラーシップ相手に連続2着のヒルノダムールも当然圏内。ただ、前走時でも内にモタれる症状。まだ本物ではないだろう。それでも堅実には走っており、連には必要だが、単は無い筈。

馬単
2=4 2=5 2=12

第46回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

ダンスファンタジアは前走中山戦で折り合ったのが大収穫。時計も抜群に速かった。この出走自体には若干疑問の余地も残るが、普通に回って来れば問題無く突き抜ける筈。

相手がホーエルキャプチャ。普通に回って来た前走阪神戦が本来の姿。ただ、ゲートが課題。その前走はたまたま出たが、まだアテには出来ない。五分でダンスファンタジアが失敗してくれれば単迄有って良いのだが。

マイネイサベルもこの相手なら圏内。新潟戦の覇者らしく、ジワジワ脚を使うタイプ。東京でも牝馬相手では逆にやり辛さも有りそう。その意味で単はどうかだが、2・3着は充分。

穴がメーヴェ。前走中山の未勝利をダートで勝ち上がったが、芝の前々走はスタート直後に寄られる不利も。マイルはやってみないと何とも言えないが、芝は問題無い筈。この内枠活かせるなら。

馬単
1=9 1=4 1=2

第51回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

前走はイン逃げ馬場で差し切れなかったオルフェーブルだが、当時とは馬場状態が一変。今の馬場なら突き抜ける。行きたがる気性は相変わらずで、1Fでも延長するのが良いとは言えないが、折り合いの怪しさを言えば他も一緒。

ウインバリアシオンの前走阪神戦は外枠で出したら行きたがってしまった。今回も外枠だが、向正面の長い京都1800mならそもそも出す必要が無い。折り合って前々走の脚を使えるなら突き抜けて不思議無し。

コティリオンも圏内。前々走阪神戦でウインバリアシオンに実際先着している。これも折り合い面は怪しく、コーナーを右手前で回りとディープインパクト産駒らしく競馬が雑だが、それでも直線向いての不利が無ければの場面。距離短縮も折り合い面でプラスに働き。

一息入れたメイショウナルトが穴。前走は牝馬のレーヴディソールにやられて案外感は有るのだが、追って尻尾を振っており、状態面で苦しかった様。前述の通りで、今回は間隔開けての出走。前走以下は無い筈だが。

馬単
10=9 10=3 10=12

第45回小倉大賞典(GⅢ)

前走は展開に泣いたサンライズマックス。例年は差し馬に厳しい馬場状態となるケースが多いが、今年は中京改装の為、開催過密となっており、今年はチャンス。デキに問題は無く、不利無く回って来れれば。

相手がナリタクリスタル。休み明けだった前走中山戦が好内容。外を自力で動かざるを得ない展開で、僅差の3着は悪くない。据え置きのハンデ56kgで、叩いた上積みを見込める今回は主役にも推せる存在だが、この馬の場合はソラを遣う癖が厄介。単勝に手が出し辛く。

スマートステージの前走京都戦は枠順が全て。イン逃げ馬場の大外枠では何も出来なかった。マイルが向いている印象は無いが、1800mなら守備範囲。逆に小回り小倉がどうかという面は有るが、これも近況デキは悪くない。

先行馬押さえるならコスモセンサー。前走中山戦は好発と枠の利が大きかったが、この時期の休養明けにも関わらずキッチリ出来ていた。これなら反動の心配は不要。初距離となる1800mは一応課題となるが、小回りなら問題無い筈。

馬単
9=2 9=6 9=8

第55回京都牝馬ステークス(GⅢ)

限定戦でアパパネ不在ならアプリコットフィズが負けられぬ一戦。前走でも少し行きたがる場面が有り、血統上は距離をこなせても気性がマイラー。ガサの無い牝馬は常に輸送がネックだが、これも前走でクリア出来たと見たい。枠が若干遠いのも、差せる馬場状態で相殺出来ると見て。

相手がヒカルアマランサス。これは54sが恵まれた。昨年このレースを制している様に、元々はマイルが得意の馬で、昨季からの2走は余興的部分も有るのだが、その2走は何れも56s背負って勝負どころでモタつく場面。距離が影響しての症状には見えず、斤量軽くなって巻き返せる筈。

コスモネモシンも差の無い評価が出来る。前走小倉戦はテイエムオーロラが故障して外回される不利。スムーズなら、ヒカルアマランサスとは差の無い競馬が出来ていた。昨年はこれも輸送に苦しんだ関東馬だが、少しずつでも数字が増えている点には好感。下見で落ち着いていれば。

当然ブロードストリートも圏内。ヒカルアマランサス同様、斤量が軽くなる点がプラス材料。ただ、例の不利は、内に居て一瞬ブレーキ掛けただけ。それでセラフィックロンプに追い負けたのは案外感も有った。差は無いが、あくまで圏内の1頭という評価。

馬単
12=8 12=9 12=13

第16回シルクロードステークス(GⅢ)

再度の好枠でスプリングソングがここも中心。前走は抜け出すのが早く、フワッとする場面も有ったが、差し返しての勝利。あのソラを遣う癖は宜しくないが、競馬としては着差以上の完勝。出脚が有るので、前走と同じ様に回って来るだけ。

相手がジョーカプチーノ。実績,能力共は当然断然。前走中山戦も圧勝だったが、その前走は予定外の出走だったとの話も。脚元には不安有る馬で、疑問は残る。脚元という点では58sも厳しい。

逃げるティファニーケイスもこのハンデなら面白い存在。前走はエーシンダックマンとやり合う格好になったが、今回は2番手見込みのジョーカプチーノが重斤背負っており、楽はさせて貰えそう。一時程ではないが、依然前有利の馬場。何とかなって良い。

穴がアーバニティ。前走阪神戦は少し太い程度でデキは悪くなかったが、出遅れて前に壁が無く行きたがってしまった。この枠とこの距離なら折り合える筈で、絞れる事を条件に狙ってみたい。

馬単
3=9 3=5 3=6