前走京都戦はスローペースに落とせたとはいえ、59sでも出脚が鈍らなかったヘッドライナー。今季のデキがそれだけ良い証拠だろう。57.5sにハンデキャッパーの迷いも見え隠れするが、このハンデなら坂の有る阪神でも何とか粘り込める筈。
相手がツルマルレオン。前走京都戦は元々スローペースで厳しかったうえに、完全に前が詰まって競馬にならず。前々走から世代上位のスプリント能力は有る。当然。52sも圧倒的に有利だが、時計が無いのはネック。無論、この点は斤量が後押ししてくれる可能性も高いのだが。
ダッシャーゴーゴーは単穴止まり。この相手なら格上だが、如何せんハンデがキツい。確かに今春は中山で58sをこなしているのだが、あの時は別定戦。軽い馬が多いだけ今回の方が不利になる。格上といっても5馬身チギる様な馬でもなく。
現在ブービー人気だが、アーバンストリートにも注目。前走京都戦はスローで届かなかったが、それでも上がり3Fは33.0秒。最後方の大外から5頭抜いて来ただけでも大したモノ。坂の有る阪神で少しでも上がり掛かる様なら台頭。
外枠で嫌われているのだろうが、ジョーカプチーノの人気が無さ過ぎる。これが絶好の狙い目に。前走は東京1400m独特のスローに泣いた感。今回も再度のスローとなる危険は有るのだが、それでも前走よりは速くなる筈。乗り役も2度目で癖を掴んでおり。
相手はストロングリターン。前走は勝った事よりも、馬群を割れたのが大きい。スローの差し馬的印象が強く、ペース替わってどうかだが、その意味では前々走阪神戦が秀逸。この時はまずまず流れた。再度の内枠で一発充分。
アパパネが一応3番手。前走でブエナビスタを完封。直線向いてブエナビスタが一瞬モタついたのに対し、この馬はそこがスムーズだったの分の差。目標としたレースでは機動力も来るが、そうでないとこの馬が逆にモタつく。今回中2週、万全ではない筈だが。
ダノンヨーヨーも圏内。前走阪神戦は少し余裕残しの造り。その上で慣れぬ先行策。しかも、行った行っただった。今回外枠だが、追い込み一手では厳しく、先行させたのは悪い方には出ないだろう。今年の相手ならば。
前走新潟で3角過ぎからマクりで勝ったタマモブラウン。先行絶対有利の新潟で差して勝っただけでも大したモノ。500万なら力が一枚違っていた。京都や阪神では突っ込み切れていないのだが、機動力が来た現状で東京ならば。
相手がグレープブランデー。馬振りは最上位。レースも前走京都戦は強かった。中心にする手も当然有るのだが、その前走は少し行きたがる場面。外枠から仕掛けて行った分は有るのだが、一応死角に。
3番手がボレアス。低い重心で伸びて来るところがいかにもディープインパクト。ただ、東京マイルを経験している点は強みなのだが、捌きが下手過ぎる。前走京都戦の馬体減も良い材料とは言えず。