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競馬予想 2014年2回京都

第48回共同通信杯(トキノミノル記念) (GⅢ)

前走の東京スポーツ杯2歳ステークスは、インを突いての勝利。元々大外枠だったイスラボニータが再投票で7番枠に。折り合い面には課題が有り、1週間延期は良し悪し有るのも確かだが、少なくとも枠順的には恵まれた。

対抗がサトノアラジン。前走内容に不満も有るのだが、初の右回り、阪神の内回りだったのは言い訳になる。広い東京でここは何としても賞金を加算したいところ。ただ、スケールの大きさは感じつつも、競馬は雑。何処にも居ない可能性も高いのだが。

ショウナンワダチは、前走が中山マイルの大外枠。出遅れも有り、それで6着なら健闘した方だろう。1800mは未経験なのは課題になるが、前々走で負かしたロサギガンティアが500万を完勝。ここでも充分通用の目は有る。

ピロネロも前走は中山のコース形態が合わなかったクチ。コーナーでの脚がなく、勝負どころは押し通しだったが、その割には渋太く伸びていた。前走より相手は揃ったものの、東京適性で台頭。

馬単
7=5 7=6 7=11

第31回フェブラリーステークス(GⅠ)

前走阪神戦はパワーで制した感も有ったベルシャザール。今開催は雪に祟られた東京だが、良馬場で出来るのは何よりだろう。元々マイルに対応出来るスピードも持っており、東京なら主軸に。

対抗がブライトライン。ちょっとスタミナ不足の面は有るのだが、パワーとスピードならベルシャザールにもヒケを取らない。前走引っ掛かったのは、出遅れて慌てて仕掛けたのが裏目。とはいえ、芝スタートは出脚が怪しいのだが、少なくとも前走の轍は踏まない筈。

ニホンピロアワーズもスピード負けはしない。昨秋阪神戦は休み明けで参考外。前走中京戦が本来の姿で、ここに来て調子を上げての参戦。臨戦過程では一番だろう。ただ、外枠の方が競馬はし易いタイプ。もっと外が欲しかったのは確か。

勝つ迄は難しいが、ワンダーアキュートも馬券からは外し辛いところ。交流戦主体に主体に使っていることも有り、中央のマイル戦だとスピード負けする嫌いは有る。ただ、前述した様に良馬場で出来るのは何より。消耗戦に持ち込めば。

馬単
11=12 11=7 11=4

第64回ダイヤモンドステークス(GⅢ)

1年半以上勝利から遠ざかっているロードオブザリングだが、一方で条件問わず堅実に駆けている。長距離の方が成績が良いのは、メンバーが軽くなるからだろう。ここは更に恵まれた印象が有る。バテない強みで復活Vに期待したい。

対抗がラブラドライト。ここは主張さえすれば楽にハナへ行ける組み合わせ。ハナへ行った3走は全て連対している。前走京都戦がオープン特別ながら2着で、同斤は恵まれた。この頭数も逃げ馬にとっては有利だろう。

それを負かしたタニノエポレットも圏内。前走はイン有利の馬場でコースロスなく回った分も有るが、3馬身半差の圧勝だった。ただ、今回は2kg増。折り合い面も万全とは行かず、何処にも居ない場面も。

穴はファイヤー。前走京都戦は5着だったが、自分から動いての競馬。最後は失速したが、見せ場は造った。前々走はジャパンカップに挑戦。強敵相手に揉まれた経験を生かして台頭。

馬単
8=7 8=10 8=3

第49回デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)

前走阪神戦は勝ちに等しい3着だったフォーエバーモア。理想は2着以上だっただろうが、自力で仕掛けての結果だけに、責められはしないだろう。今回、改めて賞金確保へ大事な1走。関西馬にとっては不利な条件が多いだけに、関東馬のこの馬にとっては負けられない一戦になった。

対抗が決め脚有るフリュクティドール。ゲートが悪いのが気掛かりだが、馬群をコジ開けて来る根性も持っている。距離も少しズブい位のタイプで、問題はなさそう。良馬場に回復しそうなのも何より。

穴はシュヴァリエ。関西馬だけに、条件的には明らかに厳しいのだが、それでも使って来るのはそれなりの成算が有る筈。昨日も1頭だけの関西馬が勝つ場面が有った。前走京都戦はダートで度外視。芝も函館戦ばかりだけに、軽い芝で新味に期待したい。

サクラパリュールも圏内。出遅れも有り、前走は1戦1勝の段階で突っ込み切れなかったが、新馬は普通に出ており、タイミングさえ合えば大丈夫。馬振りは当時のメンバーでも最上位。今回ダメでも先々走って来る筈。

馬単
6=9 6=1 6=3

第64回東京新聞杯(GⅢ)

関西馬の2頭が取消。しかも理由が輸送熱。中央高速が全滅で、それだけ時間が掛かったことは想像に難くない。となると関東馬レッドスパーダから入るのが無難な選択になる。広いコースにも実績が有り、先行力も有るタイプ。58kgの道悪がカギにはなるが、東京の道悪は内が有利なだけに。

関西馬ではショウナンマイティ。道悪ではあまり走っていないが、良馬場でも開催後半の悪い状態時に走る傾向が有り、パワーは持っている。一連の実績はここ出は抜けた存在。あとは休み明けに良績がないのでその点がどうか。もっとも、それも休み明けは開催前半が多いと考えれば心配無用なのかもしれないのだが。

エキストラエンドは前走京都戦が完勝。ただ、マイルに適性が有ったというよりは、現状のマイル路線のレベルが低い印象も有った。前走と比較すれば今回の方が少しメンバーが揃ったが、前走で一度経験したのは大きい。

大穴はコスモセンサー。1年以上の休み明けになるが、中山戦を除外食らってここへの出走となった様に、見た目には出来ている。攻め馬もマトモに動いていた。実績的にはここでも上位。先行力と56kgを生かし、関西馬がモタつくなら粘り込む場面も。

馬単
8=10 8=11 8=6

第107回農林水産省賞典京都記念(GⅡ)

何とか馬場状態も回復しそう。ドバイへ使う以上は仕上げもそれなりに出来ていると見てジェンティルドンナに◎。ただ、東京とそれ以外ではパフォーマンスに差が有るのも明らかで、何かにやられる危険も有るのだが、連は外さない筈。

対抗は京都巧者のトーセンラー。巧者というよりは、最早限定といっても過言ではない状況だが、前々走は自力で動いて伸び切れず3着。だらしない一面は残っている。距離も短縮なら良いが、延長となるとプラスに出ないことが多くて。

渋化が残ればアンコイルド。昨夏の極悪馬場になった函館で、外から追い込んでの3着。道悪でも一生懸命走って来る根性が評価出来る。前走東京戦も何だかんだでジェンティルドンナから0.3秒差。今回同斤となり、数字上でも僅差の競馬になる。

押さえがヒットザターゲット。良績が平坦に集中しており、坂が有るコースでは阪神で未勝利の2着が有るだけで、あとは全て連から外れている。逆に平坦では8勝。実際、トーセンラーにも先着しており、この人気なら単勝も買ってみたいところ。

馬単
3=10 3=9 3=7

第54回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

馬場悪化の影響がどうかだが、安定感が有るのはバンドワゴン。新馬で負かしたトゥザワールドは勿論、前走阪神戦でチギったヴォルシェーブも決して弱い馬ではない。ここも誰からも競られない展開が濃厚。この馬場でもパワーも有るだけに押し切れる筈。

対抗は一応トーセンスターダム。前走は着差上こそ辛勝だったが、内回り2000mで相手に上手く運ばれた感は有る。1秒近い脚で差し切ったのだから強いと見て良いだろうが、前走は相手が大概だった感も。展開不問で差して来る迫力迄は感じなくて。

ピークトラムもここへ入れば素質馬といえるが、例に依って折り合いは課題になる。ただ、引っ掛かる馬にとっては走り辛い道悪がむしろ良い方に出る可能性も。3着なら有って良いところ。

馬単
5=1 5=7

第19回シルクロードステークス(GⅢ)

雨の影響がどうかだが、ここでもレディオブオペラのスピードが抜けている。前走は悉く内で決まる馬場状態だった影響も有るのだが、出脚が違ったのも確か。4角で勝負有った。Bコース替わりは決してプラスになるとは思えないが、最内枠でも有り、ここは通過点にしたいところ。

馬券的な狙いは差し馬。となればスギノエンデバーにも食指が動く。前々走の3着は珍しく先行してインを通ったが、この枠なら外を回す形になるだろう。GⅠでロードカナロアに0.6秒差の馬。GⅢなら展開さえハマれば突き抜けても不思議はない。

サイレントソニックは斤量面での恩恵が大きい。最後方の競馬となり、上がり32.6秒でも15着大敗となった前々走を度外視すれば、平坦の方が堅実だ。エピセアロームを物差しに採れば、レディオブオペラに敵うとも考え辛いのだが、それでも馬券圏内には十分入って来る計算も成り立つ。

押さえがプレイズエターナル。前々走はサイレントソニックの項でも触れたが、完全なイン逃げの競馬。15番枠から4着なら良く差し込んで来ていた方だろう。ただ、前走中山戦は僅差だったものの、道悪も敗因だったか。出来れば雨は降って欲しくないところだが...。

馬単
1=13 1=10 1=3