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競馬予想 2014年1回京都

第31回東海テレビ杯東海ステークス(GⅢ)

前走大井戦に少し物足りなさも感じたニホンピロアワーズだが、ここはほぼタダ貰いに近い組み合わせ。57kgなら必勝態勢だろう。以前にも触れた通り、外枠の方が砂を被らない分、好走確率が高い。

対抗が昨年の覇者グレープブランデー。復帰以降、デキが本当ではない印象も有るのだが、ここは前述の通り相手が相手。こちらはニホンピロアワーズとは対照的に砂を被った方がむしろヤル気を出すタイプ。そこに一縷の望みを託したい。

昨年2着のナムラタイタンも圏内。かつては1400m,1600mの馬だったが、2年程前からズブさを見せる様になり、今は1800mがベスト。元々左回りは得意としており、結果的に中京1800mがベストコースになった。デキに関しても高値安定。あとは上位2頭が強いだけに、その相手関係だけ。

押さえがグランドシチー。コース問わず堅実だが、追い込み一手の辛さも同居している。兎にも角にも乗り役の捌きひとつ。中京1800mは意外に先行馬有利の展開が多いだけに。

馬単
14=2 14=4 14=12

第49回京都牝馬ステークス(GⅢ)

別定戦ながら、毎年斤量差が激しく、その点がポイントとなるこのレースだが、54kgと手頃な斤量になったゴールデンナンバーが中心。前走中京戦は二桁着順だったが、上がりタイム自体は最速。展開に尽きるレースだった。休み明けの東京戦もスローに泣き、上がりは何と32.0秒。少しでもペースが上がる展開なら、突き抜ける。

対抗は京都マイルを庭にしているドナウブルー。一昨年の覇者でも有るが、通算5勝のうち、3勝を京都マイルで挙げている。これが引退レースということで気合も相当だが、近走は微妙に衰えが見え隠れ。56kgだけに、少なくとも本命には推せない。

ただ、今の京都は基本的には内有利。元々先行力が有り、逃げる形になりそうなノボリディアーナも怖い存在。前々走京都戦は距離が長い様で失速したが、1800m以下なら堅実。距離、枠順、展開。条件は整った。

穴は牡馬相手で結果を残している馬。となるとハンデ戦ながら牡馬相手に準オープンを勝ったばかりのノーブルジュエリーも押さえたいところ。真のベストは1400mだが、1600mでも手堅い。

馬単
13=3 13=1 13=10

第60回日経新春杯(GⅡ)

2400mでハンデ52kgならフーラブライドの連勝に期待したい。前走は限定戦の50kgと恵まれたが、着差以上の圧勝だった。2kg増だが、牡馬相手となり、比較上はむしろ更に有利になった感。内枠なら何とかしたいところ。

対抗がカワキタフウジン。ハンデ戦主体だが、前走阪神戦が抜群のデキ。過去の成績からも良績が冬場に集中しており、少なくとも前走の状態はキープして出てくれるだろう。その前走は外枠だったが、馬群も捌けるタイプ。あとはハンデだろう。

一発はステラウインド。キズナの帯同馬として仏国へ遠征、前走中山戦は帰国初戦だったが、早目の競馬から2着。準オープンだが、強い内容だった。ハンデ戦ならこの相手でも充分足りる筈で、この馬場も味方に粘り込みたい。

押さえがアドマイヤフライト。前走阪神戦は58kgを背負って勝った点が評価出来る。ノドの手術が当たったのが何よりで、冬場だが、湿気が上がる雪予報も歓迎だろう。56kgも比較上は苦しいが、前走内容から当然と言えば当然の斤量。

馬単
4=5 4=6 4=8

第30回フェアリーステークス(GⅢ)

重賞だが、全馬1勝馬に依る一戦。2歳時ならともかく、3歳馬では近年ないところ。その中でも意欲が買えるのはグリサージュ。前々走中山マイルで新馬勝ち、前走は意欲の牡馬相手。休み明けで先行出来ず競馬にならなかったが、このメンバーで自分の競馬が出来れば巻き返していい。

オメガハートロックは一昨年4着オメガハートランドの下。姉は脚が一瞬しかなく、乗り難しい馬だったが、ネオユニヴァースに替わって中山にも適性が有りそう。前々で流れに乗れるなら、姉の仇を討つ場面が有るかも。

シーロアも前で戦える1頭。今の中山は内目を通る際にパワーが要るのだが、480kg有るダイワメジャー産駒なら心配はないだろう。前々でスムーズなら大崩れはしない筈。

差し馬ではイントロダクション。出脚は有る馬で、前走は出負けしながらも中段。ノメリながらも差し切った辺りは根性も見せた。中山マイルも前々走の内容から問題なくこなしている。

馬単
6=7 6=1 6=9

第48回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

単勝1倍台は被り過ぎだが、毎回のことながら、京都の正月レースはイン有利。となるとミッキーアイルの逃げ切りに期待するのが無難。枠は遠いが、前走中山戦の出脚なら然程苦労せずに行ける筈。GⅠより時計が速いことが当時話題になったが、時計云々よりも展開が味方しそう。

対抗がGⅠからの転戦となるウインフルブルーム。前走は2歳馬だけに中1週の影響も少なからず有った筈。外枠でも折り合って、自分の力は出し切っての3着。悪い内容ではなかった。現状ではトモが甘いので平坦に変わるのはプラス。最内枠でも有り、最低でも賞金は加算したいところ。

モーリスも前走阪神戦は強い競馬。馬振りだけならここでも最上位だろう。前々走東京戦は出遅れたが、それでも上がり33.1秒で最速。前走、五分に出さえすれば、普通に勝つのは当然だった。アッサリでも不思議なし。

穴を探せばワイレアワヒネ。前走阪神の新馬戦は稍重でスローだった為、時計は平凡だが、圧勝と言える内容だった。牝馬だが、これも馬振りは際立っている。少なくとも期待されての重賞挑戦だろう。

馬単
12=1 12=11 12=4

第52回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

平坦ならマイネルラクリマに期待したいところ。勿論58kgが楽ではないのだが、近走はハンデ58kgで走っており、こなせない斤量ではない。特に前走阪神戦は不得意の坂のあるコースで先行馬総崩れの中、粘っての4着。内容の濃いレースだった。

差し馬ではトーセンレーヴ。昨年のこのレースは外枠に泣いて大敗したが、今年は一転内枠。思い通りの競馬が出来そう。基本的には非力なタイプだけに、パンパンの良馬場というのも合っているはず。

メイケイペガスターも何時も良く見せる馬で、間違いなく性能も高く、重賞でも楽勝出来る力は有る筈。あとは取り合い。前走東京戦は何とか折り合っていたが、今回は叩き2走目。テンション上がらない保証はなくて。

差し馬にも気になる馬は多いのだが、穴はテイエムオオタカ。近年の京都開幕週は逃げ圧倒的有利。前走阪神戦はゲートが少し悪く、先手取れなかったが、マイルなら出脚は抜けた存在。逃げ粘りの場面も十分。

馬単
8=5 8=9 8=12