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競馬予想 2015年1回阪神

第63回阪神大賞典(GⅡ)

ゴールドシップは古馬となって以降、阪神で全勝、他場で全敗と極端な成績。前走中山戦にしても手も足も出なかったが、2200mでマイラータイプが勝つ展開になると致し方ないところで、「この馬らしい」と割り切る外ないのだろう。今回は適距離、適コースで負けられない。

対抗はデニムアンドルビー。要はゴールドシップが前を可愛がれば先行有利、そうでなければ追い込み有利ということ。この馬の場合、結果は相手関係なくスローになるかどうかで決まっており、この距離ならそうなりそう。小さい馬なので鉄砲も利く。

逆の目が出るならメイショウカドマツ。ゴールドシップ以外の有力どころが3000mを歓迎するタイプではなく、ゴールドシップが失敗するなら、逃げ馬が俄然有利となる。前走東京戦は準オープンだったが、オープンでも好走実績が有り、逃げ切り迄一考。

馬単
8=2 8=10

第29回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

中京1400mとはいえ、大外枠が若干不利だが、ブリクストに期待してみたい。前走東京戦のニシノラッシュとは多少能力差も感じたが、ダッシングブレイズには勝っており、充分重賞でも足りる。中京は2戦2勝というのも強み。

フミノムーンも中京1400mで勝っているのが評価出来る。加えて当時は少し雨が残る馬場で、今回と似た様な状態となりそう。前々走阪神戦はスローに泣いただけで、決してムラ駆けという訳でもない。勿論良馬場でも切れる脚は持っている。

前走阪神戦がGⅠだったアクティブミノルは、ハナを切ってセカンドテーブルに絡まれながらも見せ場タップリの5着。先行勢では唯一の掲示板だった点も評価出来る。中京1400mが差し有利なのは間違いないが、ここもハナ切って何処迄。

穴はペイシャオブロー。前走東京戦はゲート内で暴れ、大きくアオる形で出遅れてしまった。これでは何も出来ずに終わったのもやむを得ないところ。オープン2勝しており、実績上位で、ゲート五分でスムーズなら巻き返せる。

馬単
18=13 18=3 18=5

第49回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

やや一本調子の面が有るレオパルディナ。距離はマイルでも少し長い様な嫌いは有り、前走はともかく、前々走京都戦の敗戦にイマイチ感も有るのだが、ここは最内枠が恵まれた。今迄は馬群の中で競馬していないだけに、新味に期待したい。

クイーンズリングは2戦2勝で前走中山戦が強い勝ち方。500万だが、出遅れても出脚で中段に取り付き、中山マイルの大外枠から勝ったのだから評価出来る。ただ、前走は少しイレ気味。関西馬だが、2戦は中山。初コースでどうかという面は有る。

ラッフォルツァートも前走京都で500万を完勝。正月にコンテッサトゥーレの2着が有り、ここでも力は足りる計算が成り立つ。グラスワンダー産駒だけに阪神も向く筈で、内枠を生かした競馬が出来るなら勝ち負け持ち込める。

人気どころに差し馬が多く、穴は逃げ馬。スマートグレイスは押さえておきたいところ。前走は最後脚が上がっていたのも確かだが、ゲートが多少悪かった面も有ろう。出脚自体は芝でも速く、スタート五分の単騎なら。

馬単
1=17 1=2 1=7

第51回中日新聞杯(GⅢ)

ハンデ戦で難解だが、中心はディサイファ。前走中山戦に多少物足りなさも感じるのだが、左回りの方が良績残しているタイプで、中京はプラスに出ると見たい。距離も2000mが限界で、開幕週で内々立ち回って抜け出したい。

対抗も内枠からダノンジェラート。前走東京戦はスローで中々前が開かない中、最後の1Fで決め切った。準オープンでも、トップハンデだけに価値は高い。内枠は折り合い面でもプラスに出る筈。

ミトラは前走中山戦が意外な好走。2200mは長い印象も有っただけに、その点でも評価出来る競馬だった。ただ、今回ハンデが57.5kg。強いていえばクルクル回る中山を得意としている面は有る。その2点がディサイファとの差。

穴はパッションダンス。正月の中山では、今回人気を集めそうなデウスウルトに先着されているが、この馬はどちらかといえばトビが大きいタイプで広いコース向き。中京は昨年暮れに惨敗しているが、相手弱化とハンデで相殺して。

馬単
1=5 1=14 1=7

第52回報知杯弥生賞(GⅡ)

また週末が雨と、運のない馬が何処かに居そうな年にになったが、シャイニングレイは前走が同じ中山2000mで完勝といえる競馬。京都の新馬は良馬場ながら雨中でのモノだけに、極端に悪くならなければここもクリア出来る筈。

トーセンバジルも前走はこの条件での勝利。500万だったが、外から差し切る強い内容で、当時3着のバイガエシは次走で500万を勝っている。2戦2敗のティルナノーグがその後サッパリなだけに多少レベルに疑問も付くのだが、決め手ではコレ。

ブライトエンブレムは前走阪神戦が度外視出来る。単純に出遅れて外を回ったというのも有るが、新馬が東京のスロー、札幌も1800mの小回りで、激流の阪神マイルは流れが違い過ぎた。血統自体が元々小回り向きで、中山2000mなら変わり身充分。

馬単
3=8 3=5

第22回チューリップ賞(GⅢ)

中々権利が取れないロカだが、前々走は引っ掛かって競馬にならなかったことを考えれば前走東京戦は格段の進歩。それだけに3着になってしまったのは微妙なところは有るのだが、外枠で少々出遅れても有る程度の位置には付けられそう。東京よりは坂のキツい阪神の方がまだ良さそうな気もする。

レッツゴードンキは前走で折り合いが付いたのが何より。どうやらハミを替えた効果が当たった様。勝ったショウナンアデラの方が決め手が有るが、自在に動ける様になっているだけに大崩れはしない。

ショウナンアデラはディープインパクト産駒。今回も同じ阪神マイルで怖いところだが、その中ではコンデッサトゥーレ。前走京都戦は派手に出遅れたが、自力で馬群に取り付き、直線も重心の低い走りでキレにキレた。着差は少ないが、モノが違った。2着のラッフォルツァートも次走で500万を楽勝しており、充分足りる。

クルミナルもディープインパクト産駒。これも前走京都戦は直線の瞬発力が光った。ただ、道中の機動力でコンデッサトゥーレの方が分が良さそう。2着のナガラフラワーが次走完敗した点も引っ掛かる。

馬単
12=15 12=7 12=3

第59回阪急杯(GⅢ)

道悪になりそうで、馬場がどの程度になるか微妙だが、中心はコパノリチャード。基本的には晴雨兼用だが、道悪で能力減となりそうな馬が多く、相対的には有利。馬格が有るので、斤量も苦にしない筈。

馬場を無視すればダノンシャーク。前走京都戦で悲願のGⅠ馬となったが、綺麗にハマった感も。ただ、前走東京戦も含めて、マイルは脚の使いどころに難しさが有り、1400mの方が気楽に乗れる。

サドンストームは近走堅実。1200mが中心の馬だが、差し一手で1400mへの延長は相手が強くなる部分を除けば問題はない。道悪も基本的には歓迎のクチ。内回りだけに2番枠も生かせそう。

穴はマジンプロスパー。前走はデキ自体は問題なかったものの、流石に+14kgは太目残りだった。冬場で絞り辛いだけに、馬体重は注意したいが、これも道悪は走る。4年振りのVなら中々ない記録。

馬単
9=3 9=2 9=8

第24回アーリントンカップ(GⅢ)

ネオルミエール◎。この中に入れば馬体そのものが上位。前走は出遅れたのと、捌き損ねで、スムーズなら馬券圏内は充分有った。ゲートは毎度でやはり課題になるが、今回は頭数が少ないだけに首位有望。

対抗は2戦2勝のナリタスターワン。開幕週で先行有利となると、この馬もクローズアップされて来る。今年の3歳500万はペガサスボスが分かり易い"物差し"となっており、それに勝てば概ね重賞クラス。ここはマテンロウハピネスが行きそうで、その外というのも有利に。

アルマワイオリは朝日杯2着。今回と同じ阪神マイル戦だけに実績最上位ということになる。ただ、上手く立ち回った感は有る。馬力が有るのも間違いなく、その点は4着ネオルミエールとも互角の評価だが、賞金面で余裕が有るのが勝負気配的に割引。

押さえがナヴィオン。前走京都戦が案外だったのが気になるが、見た目には降りなく立ち回っている様に見えたものの、下り坂が苦手という話は有る様。前々走は道悪が敗因で、良馬場で見直したい。

馬単
10=12 10=4 10=1