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競馬予想 2017年1回京都

第34回東海テレビ杯東海ステークス(GⅢ)

アスカノロマンの連覇に期待。前走3着は地力の差ということになるだろうが、前々で運んでアウォーディー相手に渋太く食い下がる内容。前々走京都戦が太かっただけでデキさえマトモならそれなりにやれるところを示した。このレースを含めて中京は得意としており、ここは勝っておきたいところ。良馬場でやれそうなのも何よりだろう。

グレンツェントが対抗格。前走中山戦はオープン特別で勝って当然としても、前々走京都戦がアポロケンタッキーと同タイムの2着が光る。馬だけをいえば古馬と差も感じるのだが、レースに行っての器用さが有る。今回はGⅡ戦ということで斤量利も大きい。

ピオネロもこのメンバーなら何とかしたいところだろう。一息入ったが、前走阪神戦が好内容。不利が有って2着に敗れたが、スムーズだったら勝っていた。不利を与えた方のマスクゾロは過怠金10万円だから際どい判定だった。阪神2000mと中京1800mは直結しないが、準オープンながら3走前にこの条件で勝っている点も評価出来る。

穴はモズライジン。前述のピオネロが中京で勝ったレースで同タイム2着。しかもハンデ戦で0.5kg重い状況だった。近走は交流戦で掲示板を外しているが、出遅れた影響も有った筈。ゲートさえ五分なら上位争い充分。

馬単
1=8 1=9 1=2

第64回日経新春杯(GⅡ)

日曜日に開催していたら恐らく道悪だっただろうが、良馬場となりそうでミッキーロケットをそのまま本命。前走は勝負どころから内にモタれてマトモに追えず、微妙に案外感も有るのだが、5着なら悪くないという見方も出来る。3000mよりは2400mの方が向く筈。良馬場で器用さをフルに生かして。

対抗は昨年の覇者、レーヴミストラル。再度の大外枠は追い込み一手で苦にならない筈だが、これも良馬場が大前提のタイプ。休養が長くなったのは、2走前の極悪馬場でリズムを崩した面を否定出来ないだろう。馬場さえ回復すれば昨年の決め手を見直したいところだが、58kgがネック。パワーの有る馬ではないだけに、応える可能性が高い。

逃げるヤマカツライデンが2番枠に変わって評価を上げたい。前走は初重賞挑戦で残念な結果だったが、キタサンブラックが2番手に構える大名マークを食らい、流石に家賃が高かったか。前走のパフォーマンスだけではここで通用する目はないが、この経験は無駄にならない筈で、相手弱化して一発も。

パワーがないという意味ではレッドエルディストも似た様なモノだが、斤量が54kgとなったのは恵まれたといえそう。長いところが向きそうということで前走は穴人気になっていたが、現状は基礎体力がなくてズブいだけで、3000mを乗り切れなかったというのが正直な印象。ユッタリ運べる京都2400mはベストの筈で、この斤量なら巻き返しが有っても。

馬単
5=14 5=2 5=9

第54回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

前走京都戦の内容がそれなりに悪くなかったプリメラアズール。スローで上手く運んだ面が有るにせよ、GⅠ5着で52kgは恵まれたといえる。中京では実績ないが、阪神に良績が有り、坂は上れるクチ。開幕週の馬場で先行力が有る点も強調材料。

対抗がシャルール。前走京都戦が案外だったが、外枠だったのと2200mが微妙に長く、引っ掛かっていた。中京2000mは一度勝っており、折り合いは付く筈で、重賞実績もこのメンバーなら上位。

勢いではクリノラホール。500万から一気の3連勝だが、何れも上がり33秒台と決め手に磨きが掛かっている。中京は一時より時計が出る様になっており、開幕週は歓迎だろう。ただ、何れも1800mで勝ったモノ。この馬がどうなるかは走ってみないと何ともいえないが、この手の距離延長が良い方に出るケースは少ない。

穴はアンジェリック。前走中山戦は直線で前が壁になっており、参考外。中山では展開に左右される面が有る。基本的には広いコースの方が安定して力を出せるタイプで、このハンデで決め手が生かせるなら。

馬単
7=10 7=12 7=9

第51回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

前走阪神戦は2番手からの競馬が上手く行かなかったトラスト。引っ掛かって、終いの粘りを欠いてしまった。しかし、平坦の京都に替わってこのメンバーならハナへ行ける。素質の有る馬にやられる可能性も有るのだが、連の軸としては最適だ。

対抗はペルシアンナイト。前走中京戦は4角先頭から押し切って完勝といえる内容。何といっても、前々走東京戦でソウルスターリングと0.3秒差。このメンバーなら性能上位だ。ただ、少し出負け気味だったのと、道中が掛かり気味。出負けしながら出脚でカバーしてスッと好位に取り付いた辺りに完成度の高さも感じるのだが、課題も多い。

一発ならタイセイスターリー。新馬即で人気を背負った前走だったが、外にモタれて全く競馬にならずに終わってしまった。逆にいえば距離がどうこうという訳ではなさそう。重賞で人気になる位だから素質は持っている筈で、外枠でスムーズに走れさえすれば巻き返しも。

更に穴を探せばブレイヴバローズ。前走は内回りのフルゲートで外を回される距離損も有ったが、しっかりした脚取りで抜け出した。重賞でどうかは何ともだが、最低でも500万なら上位争い出来る実力は有りそう。下見で馬体が少し寂しく映ったので間隔を開けた点も良い方に働く筈。

馬単
8=5 8=14 8=2

第55回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

昨年末にサトノダイヤモンドが勝ったとはいえ、新4歳世代のレベルに疑問符が付くのだが、それでもここは4歳世代が優勢。中でもエアスピネルの力が一枚上だ。ハンデ56.5kgも実績を考えたら妥当なところだろう。折り合い面からマイル自体はプラス。あとは3000mからの転戦で馬が戸惑わねば。

古馬ではガリバルディ。ただ、この開催の京都はイン一辺倒になるケースが多く、大外の追い込み一手はマイナス。GⅠ0.7秒差はこのメンバーなら大威張り出来る筈。もっとも、4歳馬に限らず、古馬のマイル路線もモーリスが抜けて案外感が有るのだが...。

マイネルハニーも圏内。全部そうなってしまうのだが、これも前走阪神戦が重賞勝ちでは有ったものの、低レベルレース。それでもこのメンバーで先行力は大きな武器となりそう。単騎も見込める組み合わせ。

押さえがブラックスピネル。前走阪神戦に関しては明らかに太目が祟った印象。本来は先行タイプにも関わらず、出負けが多いのはネックだが、最内枠で歯車噛み合えばこのメンバーでも足りる筈。

馬単
6=18 6=15 6=1