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競馬予想 2017年1回阪神

第31回フラワーカップ(GⅢ)

単勝1倍台前半のオッズは被り過ぎという気もするが、確かに前走京都戦は圧勝といえる内容だったファンディーナ。馬はまだ線が細いが、如何にもキレ者といった垢抜けた馬体は典型的ディープなインパクトの牝馬といえる。中山が鬼門となる可能性も有るだろうが、権利取りへ、最低でも連対確保したい。

対抗はディーパワンサ。現時点では賞金面をクリアしており、こちらはあくまで叩き台となるが、東京戦迄視野に入れると、こちらも2着は欲しいところだろう。前走阪神戦に関してはソウルスターリングとの器の差を見せ付けられたとはいえ、この馬にとっては距離が延びた方が競馬がし易そうな印象も有った。1F延長と相手弱化で前進必至。

ハナレイムーンが3番手。前走東京戦は新馬即重賞で5着。厩舎の期待に応えられなかった形では有るが、新馬が1分36台、そこから3秒詰めただけでも大したモノ。馬格はないものの、トモを大きく見せており、馬自体は見劣らない。前走の経験が生きて来れば通用する筈。

一応の押さえがデアレガーロ。中山1800m2戦2勝がセールスポイントということになるが、下見からテンションが高く、レースに行っても行きたがる面が有るのはネック。その分、出脚が速く、小回り向きということはいえるのだが、ここ迄の時計も平凡で過信出来ず。

馬単
12=1 12=10 12=5

第65回阪神大賞典(GⅡ)

昨年のグランプリホース、サトノダイヤモンドが大本命を背負う。実戦に行っての課題がないのが最大のセールスポイントで、血統は全く違えど、テイエムオペラオーを彷彿とさせる勝負強さが有る。この手の馬は距離が延びれば延びるだけ有利。ここは通過点だ。

シュヴァルグランが対抗前々走東京戦でキタサンブラックに0.5秒差、前走中山戦もサトノダイヤモンドに0.5秒差と、一線級とは差を見せ付けられた昨秋だったが、GⅡなら大威張り出来る。こちらも競馬が下手ではないのが強みで、連対は確保したいところ。

この2頭で99%決まりそうだが、何か有ればスピリッツミノルか。出脚のない先行馬で、アテにならない面は有るものの、無尽蔵のスタミナを武器に渋太さは折り紙付き。この組み合わせなら後ろから行くことになりそうだが、前崩れの展開なら浮上。

もう1頭ワンアンドオンリーも3着候補。昔は掛かる位の行き振りだったが、馬が枯れて来て渋太くなっている。近況の不振は決め手がなくなった故だろう。少なくともデキは昨秋から絶好調に近く、粘り込み有って不思議はない。

馬単
9=3 9=1 9=7

第31回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

毎年ロクな結果にならないが、狙いとしてはライズスクリュー。元々良いスピードは見せていたが、差しに回って折り合いが付き、最低人気ながら完勝といえる内容だった。東京1400mで勝てば中京でも通用する筈。あとは外枠さえこなせば。

牡馬の実績上位はボンセルヴィーソ。前走阪神戦は競馬が壊れた感も有り、評価不能という気もするのだが、出脚が抜群に速く、馬振りもこのメンバーなら抜けているのは間違いないところ。あとは逃げる形でどうか。中京1400mは逃げ馬不利のプラットフォームで。

ナイトバナレットもここなら圏内。馬はまだ力強さがないものの、中山で出遅れて外を回して勝ったのだから文句なし。クビ差2着のディバインコードが先々週に阪神で3着と好走しており、力関係からも足りる算段。

コウソクストレートが押さえ。前走京都戦がサッパリだったが、道悪の影響は有っただろう。前々走東京戦から折り合い面を考えると距離短縮も良い方に出そう。三振かホームランかということになるだろうが、馬券からは外せない。

馬単
15=10 15=12 15=9

第51回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

無難な本命はレーヌミノルか。前走東京戦の4着にダラしなさを感じなくもないが、東京1600mはこの馬にとって長かったということだろう。今回は1400mに替わって勝負の一戦。先週のソウルスターリングの圧勝劇から本番はほぼ諦めた筈で、優勝賞金5200万円を取りに来たレースだ。

対抗はカラクレナイ。先行力を武器にしたローエングリン産駒だが、むしろズブい位の行き降りで現状は追い込み一手。ただ、開幕週の内回りで外から差して勝った点は評価出来る。ローエングリン産駒にしては馬体に柔らか味が有り、デキの変動が少なそうなのも強調しておきたい。

フラウティスタもこのメンバーなら何とかなって不思議はない。前走京都戦は昇級初戦で崩れた形となったが、相手関係というよりもむしろ下が渋った影響の方が大きかった筈。馬格がなく、現状は多少トモの力強さを欠いており、仕方がないところだろう。未勝利で見せた決め手はオープンでも通用するモノ。あとは登坂力。

ジューヌエコールは一応の押さえ。前々走京都でGⅡ勝ちが有り、このメンバーでは実績上位だが、多分に恵まれた印象が強かった。器用さは買えるが、同じプラットフォームで勝った3走前阪神戦のメンバーがその後案外でも有り...。

馬単
15=16 15=4 15=6

第53回金鯱賞(GⅡ)

今年から開催時期が移動。大阪杯のGⅠ昇格で連れる形でこのレースも年末施行より格が上がったか。能力最上位はルージュバック。前走東京戦だけは少し不完全燃焼だったが、それ以前にデキが一息だった。中山戦スキップは良い方に出る筈で、デキさえマトモなら突き抜け濃厚。

対抗ステファノスも昨秋好走馬。GⅠとなると、東京限定の感も有るが、GⅡ以下なら堅実に差して来る。勝ち切る場面の想像し辛い馬だが、このメンバーなら勝って不思議はなく、オッズ次第では単勝が狙い目に。

サトノノブレスは中京巧者。昨年のこの開催で行われた中日新聞杯を制しており、実質的には連覇が懸かる。前走中山戦はサトノダイヤモンドのアシスト役、このレースの前回戦、12月の前々走が少し案外だったが、太かったのも確か。500kgソコソコなら競馬になる筈。

一発はロードヴァンドール。前走小倉戦はマルターズアポジーにハナを奪われる形となり、好位でキツい展開の中、良く頑張っていた。あのレースだけでは今回メンバー強化で通用する目はないが、今回は外枠でもハナへ行けるメンバー構成。前走よりゆったり行ける筈で粘りこみも。

馬単
1=9 1=10 1=15

第54回報知杯弥生賞(GⅡ)

例年よりメンバー低調。それ故に人気割れの一戦となっているが、成績上一番安定しているのはカデナ。ここ迄2戦2勝2着2回だが、全てメンバー中最速の上がりを使っている。中山が裏目に出る可能性も高いが、この頭数なら。

対抗はコマノインパルス。前走は今回と同じプラットフォームで重賞勝ち。前々走もレイデオロに0.2秒と今年の組み合わせなら大威張り出来る実績。これも少頭数は歓迎となるが、バゴ産駒らしい不器用さはこの馬にも有りそうで。

グローブシアターには一族の悲願が懸かる。兄のエピファネイア、リオンディーズとこのレースで2着。現時点での能力的には、兄2頭の方が上だろうが、こちらは折り合い面で不安がない点がセールスポイント。今年のメンバーなら器用さを生かして粘り込み充分。

穴はベストアプローチ。前走東京戦の6着が若干ダラしないのだが、前も33秒台前半で上がっており、致し方ない面も。不利が有った3走前京都戦からカデナともそれ程能力差はない。スムーズに運んで巻き返したい。

馬単
11=7 11=3 11=1

第24回チューリップ賞(GⅢ)

牡馬を含めても、現世代最強と思えるソウルスターリング。決め手一本のタイプではなく、馬格が有る点も強調出来る。これから輸送が2回続く点で、先々に懸念材料を残すのだが、ここは通過点となる筈。

対抗もリスグラシュー。こちらは430kgソコソコの馬で、馬体維持に神経を遣わなくてならない点が課題だが、前走阪神戦が+6kg。長距離輸送がなければ大きな問題とはならない。何より、ここ2走は外枠で纏めた点が能力の証明。内枠に替わって何処迄迫れるか。

新興勢力ではミリッサ。上位2頭とは闘って来た相手が違うとはいえ、前走京都戦でオープンにメドを立てた。あとは折り合い。その前走は向正面を走っている間、ずっと引っ掛かっていた。内枠で折り合いを付けるのが条件。

一発有るならミスパンテール。昨年7月以来の超久々だが、新馬の札幌戦は中々の勝ち振り。大外から追い出すと重心がグッと下がり、ストライドの大きい走法は一際目に付いた。500kg有る割に馬体が緩かった点も成長の余地を残しており、この人気なら下見次第で狙ってみたい。

馬単
10=3 10=1 10=7

第61回阪急杯(GⅢ)

故障馬が続出し、メンバー低下した感も強い今年のスプリント路線。その中でシュウジは頑張っている方だろう。今回と同じ条件だった前走で2歳時以来の勝利。スプリンター色が強い中で、1400mで勝った点も評価出来る。ただ、微妙に出遅れて後手に回り、結果的に折り合った様にも見えた。人気背負ってアテに出来る馬ではない。

ロサギガンティアはこのプラットフォームを得意としている。このレースは初めての参戦だが、年末の阪神カップは3年連続の参戦。一昨年に優勝している。昨年に関してはスタート直後にシュウジと接触。序盤のリズムを欠いた面も有った。好位で流れに乗れる展開なら踏ん張りが利く馬。

ヒルノデイバローも今年のメンバーなら何とかなって良い。毎回の様に上がり33秒台の脚を繰り出しながら届かないというパターンだが、今回はこの少頭数が有利。メンバーも低調で一発有って不思議はない。

穴は逃げ馬。といっても何がハナへ行くか分からない様なメンバーだが、遮眼革、シープスキンノーズバンドのブラヴィッシモか。1200mだと中々自分の競馬がさせて貰えない状況だが、1400mならば。

馬単
7=5 7=4 7=3

第26回アーリントンカップ(GⅢ)

例年ならこの時期の牝馬が通用する余地はないのだが、今年は牡馬が低調過ぎる。今でも充分通用するとみてブゼットジョリーに期待。前走にしても馬体細化傾向が気掛かりだが、取り敢えず間隔を開けた点は良い方に働く筈。開幕週でも少頭数なら差し込めるだろう。

牡馬ではベルシアンナイト。前走京都戦は道悪を考えれば良く走っているといえる。直線で他馬と接触するアクシデントも有った。多少非力な部分は有るが、今回は良馬場見込みで巻き返し必至。

ミライアトーンも今年のメンバーだったら何とかなりそう。大型馬でトビが大きく、広いコースの方が向くタイプ。相手がレイデオロということも有ったが、中山は向かない。前走京都戦は1400mということも有って忙しく差す形となったが、マイル戦でゆったり運んで。

ディバインコードも一応押さえる。前走中山戦は返し馬で放馬、レースに行っても多少掛かっており、気性面はネック。ただ、内枠で何かを行かせて前を壁に出来そうな組み合わせ。開幕週でも有り、一踏ん張り利いて良い。

馬単
11=8 11=9 11=2