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競馬予想 2018年1回阪神

第66回阪神大賞典(GⅡ)

この距離での実績を重視すればアルバートが中心。連覇が懸っていた東京戦を回避したのは斤量面の影響が大きかった筈。57kgが如何にも有利に映る。この距離だけにテン乗りというのが気になる材料では有るが、この相手なら。

対抗はカレンミロティック。一昨年の天皇賞激走後が冴えなかったが、前々走東京戦に復活の兆しが見えた。前走中山戦は流石に仕方がないところで、ヤマカツライデンの番手でスムーズに立ち回れる様なら粘り込み充分。

クリンチャーは過信禁物という意味で3番手評価に留めた。ここ2走は気持ち一本で走るタイプで、それが悪馬場で良い方に出た格好。今回も中間に雨が有ってこの馬向きとなったが、そんなタイプだけに3000mは基本的には向かない筈で。

大穴がムイトオブリガード。まだ多少馬に緩さは残るが、馬自体はオープンでも通用するだけ馬振り。長距離に適性が有ったのは前走小倉戦から明らかで、この相手なら複勝圏内位は有っても。

馬単
10=4 10=8 10=9

第32回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

前走阪神戦でダノンプレミアムから0.7秒差だったダノンスマッシュ。しかも、出遅れた上に、直線で右往左往する場面も有った。道中が力んでいただけに距離短縮もプラスとなる筈。前走こそ出遅れたが、それ迄の3走は五分に出ており、好位で流れに乗って抜け出す。

同じ理屈で対抗はフロンティア。こちらはダノンプレミアム相手に1.1秒差。充分重賞圏内という見方も出来る。加えて、前々走京都戦は故障した馬のアオリを食った面も有った。新潟で重賞勝ちが有る左回りで巻き返したい。

長打力ではモズスーパーフレア。変に急かさなければ好位でも折り合いは付く馬だが、控えると決め手不足の面も有り、前走小倉戦が示す様にベストはハナ。再度の中谷騎手でも有り、行き切ってくれさえすれば簡単には止まらない筈。

穴中の穴がヒシコスマー。気性面にムラが有って、何時走るのか分からない馬では有るが、間違いなく決め手は秘めている。今回から遮眼革着用とのことで、これが良い方に出れば。

馬単
9=8 9=2 9=12

第54回金鯱賞(GⅡ)

実績最上位はサトノダイヤモンド。仏国遠征が若干案外だった気もしないでもないが、単純に向いていなかった印象も。ジックリ乗り込まれて馬自体は出来ている。調教師が泣いているのは毎度のこと。

対抗も順当にスワーヴリチャード。前走中山戦は着差僅かの4着だが、直線で内にモタれて他馬に迷惑を掛けてしまった。元々中山向きではない部分が出た感も有ったが、馬自身もまだまだ甘いのだろう。その甘さが何処迄解消出来ているか、今回は試金石となるが、取り敢えず中京は向いている筈で、直線一気も充分。

ヤマカツエースはこのレース3連覇が懸かる。GⅠとなるとワンパンチが足りない状況だが、少なくとも2400m,2500mは向いておらず、ボロ負けでなかっただけでも良しとすべきところ。昔から堅実だが、このレースに限らず、どちらかといえば春に良績が多い点も好感が持てる。

押さえがダッシングブレイズ。前走小倉戦は休み明けで小回りと不向きな中で良く頑張ったといえる4着。どちらかといえば左回りの方がパンチの有る走りが出来る馬でも有り、今回は条件が好転。強いていえば距離が気になる程度だが、昨年辺りから出脚が強化されているので流れに乗れる様になっており、一角崩しの可能性は決して低くない。

馬単
5=9 5=1 5=6

ローレル競馬場賞第36回中山牝馬ステークス(GⅢ)

昨年の覇者、トーセンビクトリーに期待する。昨年53kgから56kgと斤量は増えたが、背負い切れるだけの地力も付けて来た。前走にしても不適の2200mで牡馬相手に良く頑張っている。1800mで内々立ち回るのは最も得意とするところで、好位で流れに乗って抜け出す。

対抗はエテルナミノル。こちらも立ち回りの上手さが身上で、前走中京戦は持ち味をフルに発揮した格好。ただ、その前走は勝つには勝ったものの、最後に甘くなった様にも見えた。1F短縮は結構大きな歓迎材料。

カワキタエンカは53kgがかなり恵まれた。GⅡ2着,GⅠ5着はこのメンバー;に入れば同斤でも大威張り出来る実績。大外枠だけに行き切れない可能性も有るのだが、ここは徹底先行タイプが不在で、序盤さえ楽に運べる様なら逃げ切りも。

少し雨が残りそうで、そうなるとマキシマムドパリが台頭。1800mは若干短い気もするのだが、距離適性を無視すれば能力最上位は疑う余地がないところ。前走中京戦と比較して他馬も総じて背負っているのも有利に働く。

馬単
2=1 2=14 2=4

第55回報知杯弥生賞(GⅡ)

マイラータイプが多くて波乱要素も有るのだが、条件を無視してレース内容だけ評価するならダノンプレミアムが最上位。出脚が抜群に速く、好位で流れに乗れるレースセンスも評価出来る。2000m迄なら何とかこなしてくれるだろうが、今回は外枠が当たったのは多少ネック。折り合いはインで上手く付けて来た面が少なからず有る。

ワグネリアンもほぼ互角の評価。レースが流れたことも有ったが、何とか我慢して4角抜群の手応えから残り300mで先頭、更にそこから3馬身突き放した。2着ルーカスが翌走案外だった点が気にならないでもないが、2000m迄なら保つ筈。

ジャンダルムは2000mを走ったのが強みとなるが、最後は微妙に失速気味。折り合いが付いて競馬が上手く、母ビリーヴという血統の字面よりは距離は保ちそうだが、限界を感じさせる内容でも有った。安定感は有りそうで連軸としてはこの馬という見方も出来るが、勝ち切る迄はどうか。

重賞好走馬の一角を崩せばオブセッション。馬場が良かったにしても、阪神1800mで1分45秒6はかなり優秀。重賞でも楽に勝ち負け出来るだけの力は有るだろう。ここはメンバー揃ったが、権利確保の為にも気合という点では一番。

馬単
9=8 9=3 9=1

第25回チューリップ賞(GⅡ)

ラッキーライラック◎。同条件の前走が圧勝といえる内容。昨年のソウルスターリング級と迄は行かないにせよ、それでも馬体や気性面がしっかりしている点に安心感が有る。ただ、昨年のソウルスターリングはその後が案外だったが、輸送の影響も少なからず有った筈。その点でも関西馬というのはこれ以上ない強み。

前走2着のリリーノーブルが素直に対抗評価。戦前はまだ成長途上に映ったが、下見の雰囲気から成長の跡がアリアリ。力通りといえる内容だった。もう一段上がないとラッキーライラックを負かすのは難しいが、連は確保したいところ。

3番手以下の候補が見当たらないが、強いて挙げるならスカーレットカラー。上位馬を負かすには馬体増が最大のポイントとなるが、勝ったプリモシーンが強かっただけに0.2秒差のパフォーマンスが再現出来れば何とか食い込みも。

未知の魅力はサラキア。ペースが遅くて時計的には平凡だったが、派手に出遅れながら好位を確保出来る出脚が有って、追ってからもしっかり反応出来ていた。あのゲートは不安要素だが、五分に出て折り合いさえ付けば通用しても。

馬単
5=9 5=3 5=10

第62回阪急杯(GⅢ)

あくまで目標は次走となるレッドファルクス。ただ、関東馬だけに中山戦に使った方が無難にも関わらずあえて西下して来たのはそれなりに仕上がっているからこそ。メンバー的にも大分恵まれた感が有り、ここは素直に本命に。

対抗モズアスコットは重賞初挑戦の前走で中々の頑張りを見せた。4着だったが、上位がイスラボニータ、ダンスディレクター、サングレーザーとGⅡクラスだけにこのメンバーなら足りる計算も成り立つ。ただ、何処となく動きが硬い面も残す。流れに乗って力を出し切れれば通用するだろうが、そうならない可能性も少なくない。

穴は最内枠を得て逃げそうなニシノラッシュ。2番手からでも勝った経験は有るが、1200mだと出脚の懸念が有るのが実情。この馬のスピードでマイペースに持ち込める1400mの方が競馬し易い。特にここは先行馬が少ない組み合わせ。

押さえがヒルノデイバロー。芝に転向して直ぐは、最速の上がりを使うものの、序盤に置かれる展開が続いていたが、昨秋位から大分芝の競馬に慣れて来た印象。追走という点でも1400mは合っており、展開一つ。

馬単
6=17 6=1 6=8