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競馬予想 2021年1回中京

第61回きさらぎ賞(NHK賞)(GⅢ)

ヨーホーレイク◎。前走中山戦はリカバーこそ利いたものの、出遅れて序盤は後方から進めざるを得ない展開。良く伸びてはいるが、前を掴まえ切れなかったのは仕方がないところ。馬自体はまだ緩いながらもスケールを感じさせる造り。今回こそ賞金を加算したい一戦。

対抗はランドオブリリバティ。前走中山戦は4角で例の大粗相が有り、その点は気掛かりだが、出て来る以上は対策を立てて来たと見る外ない。馬は間違いなくこのメンバーなら最上位。マトモに走れさえすれば。

ラーゴムが3番手。前走阪神戦は外枠故に壁がない状態で、早目早目の立ち回り。決め手の有る馬にやられたのは仕方がないところ。今回は内枠。馬場が悪いので全面的に内を通る訳にも行かないだろうが、脚を矯めて行ける形なら最後迄伸び切れる。

大方、この3頭で決まりそうだが、押さえにアランデル。道中は少し力んでいた様にも見えた前走中山戦だったが、直線は須渋太く走れていた。一息入ったが、時計の掛かる馬場なら大崩れはしない筈。

馬単
3=9 3=2 3=11

第26回シルクロードステークス(GⅢ)

展開有利と見てクリノガウディーに期待したい。内目の馬場はかなり痛んでいるが、ここは前に行きたい馬が外枠に揃い、それでもハイペースになりそうな組み合わせ。前走阪神戦にイマイチ感も有るのだが、太目が祟った面も有っただろう。絞れて、先行馬に乗る形で前に付けられれば。

対抗は行き切るで有ろうモズスーパーフレア。56.5kgは決して楽ではないが、2走前の小倉戦で一度背負って経験している点は大きい。このメンバーならスピードで抜けているが、あとはこの馬場で何処迄踏ん張れるかどうか。

ラウダシオンもGⅢのメンバーなら何とかしたいところ。前走阪神戦に止まり過ぎ感は有るのだが、結果的にマイルは長かった。折り合いは付くので東京の軽い馬場でジワッと行ければ誤魔化しが利くが、基本は1400m位が良さそう。クリノガウディーもそうだが、今の中京1200mはそれ位の馬の方が強い筈。

トゥラヴェスーラは56kgのハンデが恵まれた印象。前走でオープンを勝って56kgはかなり有利に映る。重賞でも掲示板に乗ったのは3歳時の1回のみだが、展開が向かないことも多い中で大崩れなく走れており、ハンデ程の力差はない。あとはこの鞍上の立ち回りひとつ。

馬単
18=15 18=12 18=14

第38回東海テレビ杯東海ステークス(GⅡ)

マトモな重賞好走馬がインティしか居ない組み合わせ。ただ、前走内容を何処迄評価していいか迷う部分も有るが、今回も徹底先行タイプが不在で、楽に行けそうなメンバー構成。あとは馬の気持ちひとつ。

対抗はケイアイパープル。先行馬ながら出脚が速いタイプではなく、小回りでテンが速くなると前走札幌戦の様に厳しくなるのだが、中京1800mなら比較的楽に行けそう。スムーズに運べさえすれば渋太く粘り込む。

ハヤヤッコも左回りには強い。ただ、出脚も昔は有った筈だが、何時の間にか行かないことが習慣になって、最近は行けなくなっている。あとはスロー必至だけに、何処迄差しが届くかどうか。

デュードヴァンもこの相手だったら通用していい。現4歳世代は3歳時に殆ど通用しなかったが、前走中山戦はコースロスが応えただけで、力負けした印象はなかった。元々器用さも有り、かつては長い印象だった1800mも前走から問題ない筈。

馬単
6=7 6=10 6=13

第67回日経新春杯(GⅡ)

ヴェロックス◎。前走は1番人気に支持されながらGⅢを落として見栄えが悪いレースになったが、序盤で少しロスが有り、休み明けで馬自体も出来ていなかった印象。1回使っての良化は当然有る筈で、今週引退を発表したサートゥルナーリアとアタマ差の実力を改めて証明したいところ。

対抗はアドマイヤビルゴ。昨春は取り溢してクラシックを諦める形になったのが結果的に正解。数字以上に馬が良くなっており、実戦でも折り合いに問題がなくなった。特に前走阪神戦はリステッドとしてはメンバーの揃っていた一戦で、この組み合わせでも。

サトノソルタスも巻き返し可能。前走は外枠が敗因の全て。その中で勝ち馬から0.7秒差なら何とか堪えた方だろう。中京は昨春が好内容の2着。枠が替わってマトモな位置で競馬出来れば。

サンレイポケットも左回りなら堅実。2番人気だった前走東京戦に案外感も有るのだが、道中は他馬と接触する場面も有った。ただ、この鞍上は前走に限らず、毎回着を落としている感も有る。厩舎の主戦とはいえ、乗せて貰っている間に何とか結果を出したいところだが...。

馬単
9=10 9=3 9=4

第58回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

昨年の小倉開催から、本来の中京に戻って、重視すべきは距離適性。となればサトノガーネットに期待するのは当然の帰結。このプラットフォームは牡馬相手に重賞勝ち。負けたレースもデキに問題が有った訳ではなく、追い込み一手でハマらない時は仕方がないが、あとは展開。

対抗はシゲルピンクダイヤ。イレ込んだり、ゲートがアテにならなかったりで、低迷していた時期も有ったが、前走は下見からマトモで、レースに行っても集中力が続いていた。まだ半信半疑だが、前走の再現さえ出来れば。

一発ならサマーセント。今開催は中京の割に外が利かないケースも多いが、1200mを使っていたディアンドル、徹底先行のナルハヤも行って、この馬が番手という形。展開には一番向きそう。上がりが掛かる馬場というのもこの馬向き。あとは半年振りだけに状態面。

押さえがマジックキャッスル。ガサがないので、真っ向勝負になると分が悪いが、兎に角器用。小脚が利くので、混戦になればなる程強い。逆にいえば大外枠は厳しいということになるのだが、上手く内へ潜り込める様なら。

馬単
7=15 7=8 7=18

第37回フェアリーステークス(GⅢ)

例年通りとはいえ、500万条件と大して変わらないメンバー構成。1戦1勝だが、新馬の東京戦が一番強い内容だったベッラノーヴァに期待してみたい。400kgを切る馬で、重馬場は痛恨といえる条件だった筈だが、それでもトビが大きく、一瞬の決め手が有った。あとは内枠で変に揉まれる形にさえならなければ。

対抗はネクストストーリー。前走中京戦は500万で逃げ馬を捕まえ切れずの2着。ただ、道中で不利はなかったが、初の左回りで少し戸惑っていた様にも見えた。折り合いは付くので距離はマイルでも問題ない筈。ここは逃げる形になりそうで、上手くペースを落として粘り込みたい。

馬振りではオプティミスモが最上位。前走阪神戦はイン有利な馬場を生かして、上手く内へ潜り込んだ4着。それだけに能力の評価は難しいが、当時の上位3頭が翌走でそれなりに走っており、実質500万のメンバーなら勝ち負け。

クールキャットは馬格が有り、力の要る馬場は歓迎。ただ、馬格が有ってトビが大きく、小回りがどうかという疑問も残るのだが、前走の様に、東京で変にスローになるよりは平均的に流れる傾向の有る中山の方がまだいいという見方も出来る。兎に角、如何に流れに乗れるかどうか。

馬単
1=6 1=11 1=5

第55回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

人気になり過ぎの感がない訳でもないが、翌日に地元の中山で限定戦が有るにも関わらず使って来る志を評価してククナが本命。前走東京戦はゲートで失敗した上に道中でゴチャついて下げざるを得ない場面。勝ったソダシと五分の評価が出来る。そのソダシが2歳女王になったことも有り、牡馬相手でもGⅢなら負けられないところ。

牡馬ではバスラットレオン。前々走阪神戦は2000mで長かった印象だが、マイルに短縮された前走のマイル戦は、ハイペースをマトモに追い掛ける正攻法の割に良く踏ん張っていた。札幌デビューの馬で、この時がマイル初出走だったが、こちらの方が本質で尚且つ慣れも見込める。このメンバーなら何とかしたい。

ブルーシンフォニーは前走東京戦が案外。ただ、大外枠での出遅れで、下見でもイレ込み気味だった。中京マイルの内枠なら、多少の出負けは誤魔化せる筈で、折り合いさえ付けば巻き返せる。

カスティーリャも通用していい器。新馬,未勝利を計4戦、つまり3回負けたということになるが、当時の勝ち馬3頭は全てオープン勝ち。相手が悪かっただけで、この馬もソコソコやれる筈。あとは前走京都戦で道中頭を上げていた様に折り合いひとつ。

馬単
15=10 15=2 15=4

第59回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

一筋縄では行かない印象も有るのだが、無難な本命はレッドガラン。前走阪神戦はリステッドで3着だったが、スローで馬群が固まる展開となり、少し待たされた面も有った。デキは確実に上向いており、ノビノビ走れる中京も合っている筈。

ピースワンパラディはマイルで連対を外していない。特に前走東京戦は少しズブい位の行き振りだったが、いざ追ってからの反応は軽快で、最後は遊んでいた様にも見えた。リステッドなら力は上と見ることも出来るが、些か闘って来た相手には恵まれた印象も。重賞でどうか。

メイケイダイハードも一発狙える存在。前走阪神戦はGⅠでグランアレグリアから1.0秒差。このメンバーなら結構胸を張れる。この中間は坂路で自己ベストを更新。馬主は中京競馬場の所有者でも有り、地元で決めたいところ。

ケイアイノーテックも中京なら何とかしたいところ。馬券圏内となると年に1回有るかどうかの馬だが、ここは相手に恵まれた印象。差し一手だけに中々アテに出来ない部分も有るが、思い切って乗れるこの鞍上なら。

馬単
8=4 8=5 8=1