Sakura Archives

競馬予想 2000年2回阪神・3回中山

皐月賞(GⅠ)

馬場状態微妙だが、一応時計の掛かる良馬場として考えると、本命はエリモブライアンが妥当だ。人気薄のこの馬に妥当という表現を使うのは、堅実さを買っているからである。前走は初長距離輸送で馬が戸惑ったの一言に尽きる。甘いのは百も承知だが、他馬は不安材料が多すぎる。連勝の軸としては人気関係なしにこの馬。

という訳で、後は一発屋の面々だが、中でもゲートを五分に出さえすれば、ダイタクリーヴァは当然怖い。2000mは初距離でこの点はマイナスも、逆にこの枠を利用して、折り合えばこなせるだろう。

淀みのない流れとマクリの利き辛い馬場で、浮上するのは勿論パープルエビスだ。ダイタクを中心に動いてダイタクが内でもがく展開になると単まで。デキが抜けていいのも強調材料。

乗り難しいのは確かだがジョウテンブレーヴの能力も高く評価したい。前走は勝負どころで動くに動けない不利もあった。ダンシングブレーヴ産駒でダラダラした脚の持ち主で東京向きだが、その意味ではペースがそれをカバー。

弥生賞で強さを感じたのは勝ち馬より2、3着馬のラガーレグルスとエアシャカールの2頭なのだが、ラガーレグルスは後述する通り競馬にならない危険があるので、エアシャカールの方を押さえておきたい。この馬とて、気性の激しさというネックがあるのだが。

大穴は2前走はアタラクシアのマクリに泣き、前走はハイペースで前崩れの中を唯一頑張り通したタイムリートピック

馬連
3-10 5-10 10-16 2-10 6-10 3-5 2-3 3-16 3-6

読売マイラーズカップ(GⅡ)

ここは前走が妙に強かったフサイチエアデールで仕方がないだろう。最内枠と二走目のポカを案ずるが、一応信頼したい。

阪神コースは初めても、中山とほぼ同じコース形態だから、タイキブライドルにもチャンスはありそうだ。殆ど遠征をしない馬で輸送の壁がない訳ではないが、それをこなせれば一瞬の脚を発揮。

前走は一瞬伸びかけたマイネルマックスも期待出来る。1200Mよりはマイルの方がいいのは明らか。それ以外でもここ数走は条件も悪かった。相手は強いが、時計の掛かる馬場なら浮上。

休み明けでもファレノプシスに注意を払いたい。ガサのない馬だけに仕上がりも早い。阪神コースも得意。

馬連
1-10 1-15 1-8 10-15 8-10 8-15

桜花賞(GⅠ)

包まれることだけは避けたいサイコーキララだが、自身より外に入った5頭がいずれも差し追い込みタイプでその心配はなさそうだ。ならば、4歳牝馬とは思えない自在性。それを支える性能の高さ。無敗の桜花賞馬は9年前と同じ7枠からやってくる。

これをマークする競馬はエアトゥーレだ。輸送減りで馬体が減ってしまい、ロクに稽古の出来なかった馬がここに来て攻め強化。サイコーキララが馬体を併せる競馬の経験がないだけに、そこまで持ち込めると俄然面白くなる。

フューチャサンデーも叩き合いに持ち込みたい。ただ、こちらは初長距離輸送で折り合いが微妙な分、矯めて乗られそうで叩き合う競馬にならないだろう。そうなると、サイコーキララに前を一掃してもらわないと出番がない。

前走はサイコーキララに可愛がってもらったシルクプリマドンナは馬体減を案じるが、先週、今週と時計は平凡ながらも坂路で目一杯に追われてデキ上昇をアピール。枠順、ペースを考えてもこの馬が勝つ確率の最も高い戦法は4角出し抜けだろうし、2着に残る手段もそれが最善と思える。後は坂を何処まで粘り切れるかの問題。

未知の魅力はレディミューズだ。その分、良馬場の時計勝負、内枠で揉まれこんだ時と不安材料が多いのもまた事実。血がすべて跳ね返すシーンも否定できないが。

ここ数走は太め感のあったチアズグレイスもさすがに本番になると、しっかり仕上げてきた。前走のダメージがなければ、台頭しても不思議はない。

馬連
13-16 13-17 4-13 5-13 8-13

ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(GⅡ)

前走は「一完歩目で躓いたから折り合えた」エイシンプレストンだが、今週の稽古に関して言えばしっかり折り合えていた。前走程スローな展開も予想し辛く、レースも折り合える方に賭けたい。揉まれない外枠も強調材料。

外枠といえば、ゲイリーファンキーも嬉しいところだろう。力は申し分ないだけに、ハミを替えた効果に期待。

人気落ちで、気楽に乗れる立場になったトーヨーデヘアにも注目しておきたい。前走は馬体増もあるが、人気を背負っていた分早仕掛けが仇となった形。内枠で矯めるだけ矯めて直線勝負で台頭。

マチカネホクシンでは力不足かも知れないが、トーヨーデヘア同様、人気で早目に動いていくと最後伸びないタイプ。人気落ちでの一か八かの競馬でどこまで。

馬連
12-14 4-12 2-12 2-4 4-14 2-14

ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)

頭の高い走法で直線の長いコースは不向きな印象のあるシンコウエドワードをもう一度◎に推す。今季、調教の雰囲気はずっとよく、これで負ければ仕方がない。

見た目に展開のキツいダイワカーリアンだが、果たして本当にそうだろうか?さすがにアンブラスモアはハナへいくだろうが、あとの馬はハナに拘る必要のない馬ばかりだ。また、少々擦られても、意外な粘りを見せるのもこの馬の持ち味ではなかったか。大外から瞬発力に任せて飛んでくると辛いかもしれないが、飛んでくる馬がいなければこの馬も有望。

ここからが難しいが、中山連対率100%のタイキブライドル。絞れていればの条件つきもシンコウスプレンダ。大外一気なら、チェックメイト。最後に単騎でアンブラスモア。ここまでにしておきたい。

馬連
2-11 7-11 9-11 3-11 10-11 2-3 2-7 2-10 2-9

コーラルステークス

先物買いの感もあるが、ケイエスドラゴンを推す。前走は当然度外視だが、この馬の1400M戦の実績は高く評価できるし、馬体はオープンに入っても、むしろ上位の部類だ。デキが高いレベルで安定しているのも強調材料。

キーゴールドが何が何でもという素振りを見せていないので、リザーブユアハートを警戒しておきたい。大外になってしまったが、先行勢に芝兼用の馬がいない。となるとこの枠でも無理せずハナに立てそうだ。ケイコでも折り合いがつくようになっただけに脅威。

6F戦なら、迷わずサウスヴィグラスを本命に推すが、今回は1F長い。坂もあるだけに、好位からの競馬だと仕掛け処も難しい。

2走前が好内容ゲイリーアリエスも芝からの転戦組。2走前は休み明けで最後失速したが、叩いて3走目。内で死んだフリをさせれば天下一品の藤田騎手だけに侮れない。

押さえに阪神実績を買ってチアフルマスターヴィエントシチー

馬連
2-16 2-15 2-5 2-12 2-4

高松宮記念(GⅠ)

土曜の内容から差し有利の見立てをしたい。となれば、異論なく本命はブラックホークだ。左回りが唯一のネックだが、それはアラ探しの部類。枠順から、「アグネスワールドが3、4角中間で先頭。そこへ4角でマイネルラヴがマクりに来て先行勢を一掃、そこをブラックホークが差す。」という展開になりやすくなった。生涯最高のデキ。最早、どの馬が勝つかではなく、この馬が如何に楽に勝つかだ。

マイネルラヴが完全に先行勢を一掃してくれれば問題はないが、過去のレースから一掃した筈の前の馬に残られるケースが案じられる。太いとは思うが、アグネスワールドは押さえておきたい。そのマイネルもデキだけはメンバー中1、2を争うもの。大物食いの実績もあるだけに注意。

差し馬からはブロードアピールマイネルマックスを挙げておきたい。マイネルマックスはブラックをマークする競馬。競馬のし易さはナンバー1だろう。ブロードはこの内枠。陣営はイン強襲の競馬を想定しているが、展開は向いても捌き切れるかどうか。

馬連
14-16 15-16 5-16 3-16

マーチステークス(GⅢ)

タマモストロングの一番人気が予想されるが、ハンデ頭で最内枠。ちょっと競馬がし辛い。▲の評価に止めたい。

本命にはホーマンスピリットを推す。ここ数走、勝負処で早めに動いたのがアダになる競馬が続いている。ヤネに横山典を迎え、うまくタメて乗れれば勝機を見いだせる。

対抗にはシアトルブリッジだ。前走の敗因が距離にあったのは明らか。得意条件で巻き返し可能。

一息入ったがチョウカイライジンも侮れない。やはりこの馬はダートでこそ。メンバー中、中山ダ1800m3勝はこの馬だけだ。

折り合えた時のキングオブジェイは強い。行く馬も揃ったのは好材料。あとはここ数走短距離を使ってきた影響がどう出るか。

穴目だが、エーピーバーストにも注意を払いたい。前走、着差こそないが、ソラを遣っただけで内容的には完勝だった。軽ハンデでもあり押さえに一考。

馬連
2-4 1-4 4-15 4-6 4-11 1-2 2-15 2-6 2-11