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競馬予想 2000年3回京都・2回東京・1回福島

京王杯スプリングカップ(GⅡ)

東京唯一の着外が道悪に泣いた安田記念。あれから2年。GⅠ馬になってブラックホークが東京に帰ってきた。スローが予想される今回、スワンSで魅せた瞬発力で抜け出す。

相手に初ブリンカーのシンボリインディ。稽古は例によって軽目ながら、ハミを替えた効果が出て折り合えたのが好感。NHKマイルカップ勝ちの東京で一変の期待。

3番手評価にディクタット。ダリル・ホランド騎手はアヌスミラビリスで毎日王冠を勝っている。この馬自身も時計もあり、1400m5勝の実績。欧州でしか競馬をしていないので、左回りは疑問なのだが...。

優先出走権があり、思い通り調教の出来たディヴァインライトにも注意。実は全く同じ事がシンコウエドワードにも言えるのだが、両馬ともインで脚を矯める競馬が理想。その意味で枠順有利なディヴァインライトを取り上げた。

そして大穴がオークス馬ウメノファイバー。4歳時華奢だった馬体が一回り成長して帰ってきた。東京実績を利しどこまで。

馬連
13-15 7-13 2-13 13-14 7-15 2-15 14-15

洛陽ステークス

群雄割拠の準オープンにハンデ戦とくれば、難解さもひとしおだが、一応一番人気でもゲイリーイグリットの追い込みに期待したい。どうも坂が良くないのか、単純に非力なだけなのか、阪神コースは向かない。京都外回りで決め手を発揮。

人気薄だが、相手筆頭にカルミナブラーナを挙げておく。馬体減は気掛かりも、力量的にはオープン4着など最上位クラスのモノ。それが52kgで出られるというなら俄然有力視できる。

もう一頭、力量上位馬としてキュンティアも怖い。ただ、流石に前走太かった馬体は絞れていても、気性に難があるだけに最内枠をうまく捌き切る必要はある。

水曜日坂路一番時計のランドアバロンが芝1走にも関わらず、トップハンデになった点にも注目が集まる。芝の前々走は阪神だったが、京都の時計の速い芝でどうか?

押さえに時計勝負と平坦に強いニシオセーラム

馬連
10-12 1-10 7-10 5-10 1-12 7-12 5-12 1-7 1-5 7-12

NHKマイルカップ(GⅠ)

仮柵明けの馬場で不安はあるのだが、マチカネホクシンを信頼したい。前走は中山だったがいい脚を長く使えたのが特に強調材料。相手弱化で千載一遇のチャンス。

相手弱化といえばイーグルカフェもチャンスと言えるだろう。前走時は全く見処が無かったものの、インに閉じ込められて窮屈だったのもまた確か。叩いて確実に良化し、東京コースに望みを託す。

今まで、目一杯稽古をやってこなかったトーヨーデヘアが初めて一杯に追われてきた。過去のレース振りはいい脚が一瞬しかない印象も、この一追いで粘りが違ってくるだろう。直線一気でどこまで。

揉まれるのを嫌うトッププロテクターが内枠を引いてしまった。それでも、東京だけにうまくバラける可能性もある。ここ数走は競馬がチグハグだったが、一変して不思議なし。

穴ならミスターサウスポーだ。前走、最内を渋太く伸びてきた根性が光る。人気薄で佐藤哲三騎手というパッケージならばイン強襲の競馬になるだろう。仮柵明けの馬場で何処まで伸びるか。

馬連
10-12 3-10 3-12 2-10 2-12 10-11 11-12 2-3 2-11 3-11

京都新聞杯(GⅡ)

最後まで諦めずに走っていた皐月賞に好感を覚えてヤマニンリスペクトを◎に推す。稽古はマチカネホクシンと併せ、上々の動き。何とか権利を。

相手はタイムリートピック。見せ場充分の皐月賞は輸送で減り過ぎていた。その分ラストの粘りを欠いてしまった。今週、ステッキも入れられて追われた辺り、もうその心配もないのだろう。前々でうまく立ち回れば。

素質はNo.1のアグネスフライトが3番手評価。前走は強かったが、デビュー時から馬体重が減り続けていて、その点が不安。

前走は引っ掛かったカネツフルーヴ。良馬場でタップダンスシチーが押さえ。

馬連
6-11 11-13 6-13 4-11 4-6 5-11 5-6

天皇賞・春(GⅠ)

一応パンパンの良馬場を前提にナリタトップロードの逆転に賭ける。課題はデキだったが、DW6F82.0秒の一番時計なら心配なし。菊花賞で魅せた早目スパートの必殺技は天皇賞の勝利の方程式だ。

相手もテイエムオペラオー一本。圧倒的一番人気だけに石橋を叩いて競馬をする必要がありその分勝つことは厳しいが、逆に言えば2着は堅い。

馬連
5-11

烏丸ステークス

掛かり癖を案じられているトウカイパルサーだが、京都は阪神と余程ペースが違うのか、先週は中距離でもおっつけおっつけの馬が続出。引っ掛かっている馬は殆どいなかった。自身にとっては初距離になるが、トーアステルス大逃げでペースも速くなり折り合うことは可能だ。ハンデ56kgも背負い慣れた斤量。相手弱化でチャンス。

相手筆頭は武豊騎乗のタヤスバラードだ。前走は見事な圧勝劇。ハンデ55kgならここでも通用。

3番手評価は京都2400M2戦2勝のエアウッズだ。前走ガレて出てきたので、正直デキに不安を残すのだが、不利があった前走でも0.3秒差。しかし、ガサのない馬にトップハンデは気掛かりなのだが...。

初ブリンカーのエルウェースターも要注意だ。暫く人気以上に走っていないが、太め残りでもあった。コース追いで絞れてくれば。

大穴はサンエムエックス。小回りの出遅れは競馬にならないし、阪神時の出遅れも内枠という辛さがあった。京都コースでこの距離に外枠。ハンデ戦ということも含めて、一応の条件が揃った。

一応、大逃げのトーアステルスを押さえ。

馬連
4-6 6-14 6-13 6-12 1-6

アンタレスステークス(GⅢ)

本来はオースミジェットで仕方がないところだが、流石に時計勝負の馬場で59.5kgに全幅の信頼は置けない。そこで、少なくともオースミジェットより強いタマモストロングに食いついたスマートボーイが連の軸としては無難なのだろう。単騎濃厚な組み合わせとはいかないようだが、一応マーチステークスで見せた地力を信頼。

3番手評価はロバノパンヤ。オープンでも自在に動けるのかは微妙だが、目下の勢いを買う。

地力上位なメイショウモトナリにも注目しておきたい。坂路で終い珍しく切れた。これをデキ上昇の証と見たい。

バクシンヒーローは前走、4角で口を割って置かれてしまった。その分、脚を残せて4着だったのか、それとも勝ち負けに食い込んでいたのか、ここは試金石だ。

馬連
7-9 7-12 7-15 4-7 9-12 9-15 4-9

オーストラリアレーシングボード賞 オーストラリアトロフィー

見処はビッグバイキングやミスズシャルダン、カネトシガバナーの能力上位組がいずれも時計勝負を得意としていない点だ。波乱があるとしたらそこしかない。そんな中、時計のあるエイシンビンセンスが待望の内枠を引いた。休養明け後の競馬は何れも外枠。太目が残っていた分も影響していたかも知れないが、好走事例から判断するにラチを頼れって走れるかどうかが最大の鍵だったのだ。さらに言えば、好走時は暖かい季節に集中。一走、狙いが早いかも知れないが、馬券的妙味は今回だ。

例によって相手が難解だが、昨年のキャンペーンは記憶に新しい安藤勝己騎手が乗る以上、テナシャスバイオは無視できない。イメージとは違ってこの馬も秘かに時計がある。ポートブライアンズが飛ばして逃げるだけに、上がりが掛かれば充分届く。

京都3戦3勝のトウカイティアラにも当然注目だ。前走は場体減の一言に尽きる。男馬相手でここだとちょっと力が足りないが、コース適性を生かしてどこまで。

押さえには漸くハナへ行けそうなポートブライアンズ

馬連
4-10 2-4 4-10 4-5 2-5 5-10