混戦模様だが、血統的側面を優先してトウジンルノワールを◎。明らかに乱ペースが予想される今回、ウォーニング産駒のこの馬が一番適性があると考える。枠順が馬場良い外目なのも強調材料。
テイエムサウスポーもその意味では推せる。前走まともに追ってない訳だし、能力的裏付けもある。ただ、前走はかなりスムーズな競馬が出来た。血統からは乱ペースが向いても、前走外に逃げ加減の馬だけに疑問の余地もある。
単穴にはファンドリヒカリ。距離が嫌われているのか、全く人気がないが、サンシャインフォーエヴァー産駒が距離をこなせない筈が無い。外枠でうまく流れに乗れれば怖い。
前走時計上々のツルマルボーイは前走がスローの流れ。今回はちょっと割引。
逃げ馬以外で前半34.5秒以下で行って一番上がり優秀なホーマンミヤビにも注意は要る。
一応、怖い佐賀所属オーシャンハイが押さえ。
ここは休み明けでもフロンタルアタックを支持する。神戸新聞杯2着の実績がどうという話の前に、相手が準オープンでも底辺の馬ばかり。一応、攻め動いた様だし、勝っておきたい鞍。
従って2着探しが難解なのだが、内枠は懸念材料としてもチアズビューティがその筆頭格。出遅れたのは余り問題では無かった前走だが、しかし、馬場状態の割に外を回り過ぎたのも事実。今回は内枠故乗り難しいが、前走時とは違って外を回る展開でも届く馬場状態なのは確か。
前走は早めに動いて失速のルールファストにもこの相手なら可能性はある。とはいえ、どうもツメが甘いのも確か。小回りで流れに乗れる利をどこまで行かせるかといったところ。
一応、逃げ馬ライブウィズアースが押さえ。
前走から昇級戦になるパワーズフォンテンがここでも主役。少頭数の外枠というのも好材料。ダート負けなし更なる飛躍が有望だが、唯一の心配は反動。
対抗にはホクセツキング。フサイチゴールドとの比較を考えた時、闘って来た相手の事を思えば、同じ900万上がりでもこちらが上位と思う。無論、フサイチもこの相手なら満更でもないだろうが、前走何とかハナ差交わした馬は500万からの昇級戦だけに評価は一枚落ちる。
押さえに攻め強化したグランスクセーとキクノグリッターの2頭。
マルカキャンディは小倉記念まで持っていったミッキーダンスにコンマ1秒差。しかも前走は早目進出で、目標にされる不利。この馬を語るにはこれで充分過ぎる。負けられない。
相手にはピープルヒーロー、エイシンワンシャン、スギノスーパーオーの3頭。ピープルは当初、滞在ならこの馬体重でもと陣営は考えていた様だが、一転して攻め強化。絞れて今度こそ。エイシンは実績からはマルカを別にしてこれが筆頭だが、勝負処で置かれる癖があり、これがどう出るか?スギノはマルカが大事に乗ってくれればといったところ。
本来は使いたくなかったであろうビハインドザマスクがスプリンターズS出走の為、本賞金稼ぎで登場。大外枠は好材料としても、16頭を捌くのは至難の技に近い。それでも、ここを落とすとセントウルS出走も怪しいだけに、その意地に賭けたい。
相手は前走無茶した割に頑張ったクルーピアスターが筆頭格。ただ、これもそうだが、小倉実績のあるニシオセーラムも含めてこの枠順は厳しいところ。
それなら、格下も前走不利に泣かされたトーワラノビアが2着争いの強敵。あとは運の問題。
押さえに差し馬をとるか先行馬を採るか迷うところだが、コウエイロマンに公営馬が絡んでハイペースと読んで、叩き3走目、絞れてメイショウアヤメ。前走の好判断の再現を目論むアプリコットデュー、そして希に切れるスピードスターを押さえに。
ここは500万上がりテンザンデヘアのハンデをどう判断するかがポイント。52kgは確かに軽いが、それだけハンデキャッパーが評価していないとも受け取れる。手替わりでもあるし、従ってここは押さえに回すのが妥当。
そして本命は同じ52kgでもウルトラシートゥ。前走は前残りの流れ。しかも上位3頭は降級馬だったりとこのクラスでは抜けた存在。それでも、渋太く抵抗した根性を買う。
対抗には、ゲイリーエクシード。距離不安の囁く向きもあった前走、パワーズフォンテンの力任せのハイペースを4着に堪えたのだから、スタミナ面の心配はないと判断出来る。
大穴は、休み明けだが、500万勝ちの内容を高く評価したいファインイレブンと外枠引いたサンレイグルーム。
ここはトゥザヴィクトリーの力が何枚も上。頭の高い走法も大分マシになってきたし、イレ込むので滞在で競馬出来るのも心強い。こういう実績馬が勝ってこそ、古馬混合にした意味があろうというもの。
以下は紐探しで、サンデーピクニックも無視は出来ないが、レッドチリペッパーが面白い。これもイレ込むだけに当日輸送がないのが、何より有り難い。時計の掛かる良馬場に良績があるのも◎。
あとは、牝馬戦に走るエイダイクイン、ハイフレンドコードも要注意だし、絶好調のカートゥーン、エリモセントラルまでは手を広げておきたい。
前走時も推したピープルヒーローをもう一回推す。前走は内枠で多少いつもより前での競馬だったが、人気馬に早めに来られたし、時計も速すぎた。今回は人気になるのが、勝負処でモタつく癖のあるエイシンワンシャン。前でも後ろからでも自在に闘えるのも心強い。
対抗にはポッシブル。陣営から泣きが入っているが、降級前でも常に0.5秒差以内と堅実に駆けている。コース実績は言わずもがなで、900万でも低レベルのここは一蹴の期待も。
そして問題のエイシンワンシャンだが、単穴に止めておきたい。理由は前述の勝負処でモタつく癖。特に今回は、スローが予想される展開。余り上がりが速くなるのは歓迎しない。
押さえは、そのスローを演出するライブウィズアースとホウライアカデミーの2頭。