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競馬予想 2000年4回阪神・5回中山・2回札幌

スプリンターズステークス(GⅠ)

このレースの隠し味は仮柵明けのAコースだけだった筈。ところが、ジョーディシラオキ、ユーワファルコンの出走で先行激化。そして、人気馬が内枠に集まってしまった枠順。これに依り、一気に難解さを増した今年のスプリンターズS。本命には一切ヒネり無しでタイキトレジャーを推す。後述するが、有力馬は牽制しあって競馬がやり辛い。初ブリンカー、そして大外枠。モマれ弱いこの馬には条件が実に揃った。有力馬共倒れの中を差し切る。

ではなぜ、有力馬は競馬がやり辛いのか?
鍵は枠順にあって、昨年はインからアグネスワールド、ブラックホーク、マイネルラヴの順。しかし、今年はブラック、マイネル、アグネスの順。しかもブラックに至っては2番枠。当然、後ろの2頭は外から競馬がしたい。うまく外に出せれば良いが、どちらか1頭でも出せなかった場合、ブラックのマイネルのマクりに乗じてという戦法が使えなくなり、マイネルはマクりそのものが打てなくなるから、最初から圏外ということになる。無論、アグネスもこの2頭は意識にあるだろうから、その2頭が何処に居るのか判らないというのは、仕掛けのタイミングが計り難い。

ただ唯一例外があって、ブラックがこの枠を嫌って、マイネルより前へ行くという展開も考えられる。その場合、ブラックがアグネス、マイネルがブラックを目標という競馬になる。この場合、かなりの確率で「マイネルはインにいるブラックをマーク」という形になり、この形はマイネルにとっては理想的と云え、この展開ならばマイネルが台頭してくる可能性は充分に有る。

馬連
1-16 4-16 5-16 6-16 7-16 12-16 13-16

大阪スポーツ杯

雨を想定して、持ち時計No.1キクノグリッターを◎に推す。小倉はどうも競馬がチグハグ。最内枠は課題だが、戦法が限られてくるだけに、それ程気にならない。

除外で延びたがシアトルブリッジが強敵。この馬も平安S2着の重実績が有る。ただ、何と言っても休み明け。一枚割り引くのが妥当。

シロキタティターンの逃げにも注目しておきたい。目下の勢いも魅力だが、時計勝負は実績無いのが気掛かりでは有る。

押さえに、ブリンカー装着フラットチャット、前走の脚を再現出来ればウッディーナイス

馬連
1-6 1-14 1-2 1-10

神戸新聞杯(GⅡ)

先週の結果は春の実績馬が全滅。一抹の不安を覚えつつも皐月賞馬エアシャカールを◎。ダービーは早仕掛けが仇。アグネスフライトとの差は決定的なものでは無い。今回は直前セーブという事も無く、対アグネス逆転へ。

そのアグネスフライトは元々体質の弱い馬。従って、並の馬以上に仕上げには慎重を期する必要が有る。しかも秋緒戦とならば尚更の事。その影響で今回は若干余裕の有る造り。割引を。

前述した通り先週の結果を見ていなければ、この2頭で決まりだったが、やはりフサイチソニックが強敵となるだろう。松田国英厩舎、待望の牡馬での重賞制覇も。

エリモブライアンは中山だと滞在馬房の環境の所為か、イレ込んでしまう。その証拠が前走に表れた。その意味では今回狙い頃だが、稽古内容が一息。果たして。

馬連
4-11 4-10 4-6

ギャラクシーステークス

流石にここはゴールドティアラで負けられないところ。前走は明らかに追い切り本数が足らなかったし、普段通り坂路でやれなかったのも大きい。ハンデ56.5kgは恵まれた部類。阪神1400m2戦2勝。この馬の瞬発力に期待。

対抗には、ちょっとヒネってスナークレイアース。ここ数走、中距離でマクり炸裂がこの馬のパターン。それ故、多少人気を落としそうだが、結構いい脚も持ている。目下の勢いを。

意外にダート走ったフェイマスケイ。地方交流競走なのでアテにし辛い面は有るが、雨が降って下が渋った馬場になれば、この馬のスピードが生きる。

馬連
8-9 2-9

関西テレビ放送賞 ローズステークス(GⅡ)

良馬場ならばグランパドドゥで堅いと考えていたが、この中間の降雨。しかしそれでも、馬体の成長著しく、地力強化されたと見なしこれをそのまま◎。阪神2000m全勝の相性の良さも魅力。

対抗にはヤマカツスズランの復活に期待。稽古で引っ掛かる素振りは気になるものの、ここは逃げ馬がこの馬一頭。単純に展開利を認めて。

オークス馬シルクプリマドンナが3番手評価。3歳馬に稽古アオられたが、これは相手が昨日オープンを楽勝した程の器。一番人気に応えた形とは言え、ただ余りにもオークスは上手く行き過ぎた。ここは試金石。

4角でブツけられて戦意喪失のオークスの事を思えば、前走は収穫のあったフサイチユーキャン。権利獲りの為には3着が最低条件。それだけに気合いも入るが、この大外枠。果たしてどう出るか。

大穴には前走道悪で圧勝のドクターフェロー

馬連
6-10 6-9 6-16 1-6 9-10 10-16 1-10 9-16 1-9 1-16

ムーンライトハンデキャップ

例によって馬場状態微妙だが、一応オカノスピカの先行力に期待。この馬どうも特定の馬の後塵を拝し続けてきたが、それらの馬はここにはいない。前々で流れに乗って何とか。

エターナルビートも同じ事が云える。ただ、こちらはマイル実績が全く無い。逆に阪神は全て6F戦とはいえ、3戦3勝。逃げ馬不在だが、この枠。行かせてみても。

国内久々、武豊騎乗のエリモセントラルが3番手評価。前走は大外を回された分6着と甘んじたが、それでもコンマ3秒差。良績が平坦に集中しているのは気掛かりだが。

安藤勝己騎乗のクルーピアスターも怖い。前走の敗因はインで揉まれ込んだ事が全て。ただ、ちょっとハンデ見込まれた印象。

馬連
2-11 4-11 2-4 6-11 2-6 4-6

セントウルステークス(GⅢ)

軽目の稽古。開幕週で上がりの速い馬場。内枠。そして、この強敵。不安要素は山程ある。それでも、全てはスプリンターズS出走の為、連は外せないビハインドザマスク。陣営の意地に全てを託して。

今春の高松宮記念、稲葉調教師が「もう左回りは二度と使わない」と切れた程、走らなかったマイネルラヴだが、今回はブラックホークの後ろでの競馬になりそう。昨年暮れのスプリンターズSでブラックホークをアシストした嫌な思い出があるだけに、今回はお返しだ。

そのブラックホークだが、自分で馬体を造る馬なので休み明けは心配無いとしても、人気で自力で出ていく競馬になるだけに辛いところ。今春の阪急杯はまだメンバーも弱かったが、今回はかなり強力。59kgでもあるし割引を。

正直、展開が読めず、従ってゲイリーイグリットの取捨選択が微妙なところである。ただ、この馬とてビハインドザマスクと境遇は同じ。2頭併せ馬で追い込んでくると、まとめて面倒を見るシーンが想像出来るが。

馬連
3-11 3-14 3-7 11-14 7-11 7-14

朝日チャレンジカップ(GⅢ)

天気が気になるところだが、一応良馬場と判断してエイシンビンセンスを◎に抜擢。どうしてもラチを頼って走らないと仕方が無い為、インの馬場状態と展開に左右される。勿論、展開はやってみないと分からないが、少なくとも開幕週でインの馬場状態が悪い事は無いだろう。その意味では好枠だし、何とかしたいところ。

対抗にはこれも良馬場前提にブリリアントロード。前々走は渋化馬場に苦しめられ、前走はペースに泣いた。滞在競馬で絞り切れなかったのも一因かも知れない。ヒシピナクルの存在もあるので、良馬場ならば、一応ここに列記した事は全て解消された事になるだろう。変わっても。

穴でマイネルプラチナムも買ってみたい。稽古軽目が懸念されているが、あの気性。逆に手一杯やってくるのはイレ込みの不安がある。当日輸送が無いのも強調材料。

マルカコマチも押さえておきたい。距離面は確かに課題だが、マーメイドSでは逆に徹底的に押さえ込んで競馬をする事が可能なことを示してくれた。これが毎回ハマるとは思えないが、ヒシピナクルの早仕掛けがこの馬を有利に導いてくれそう。

馬連
4-5 4-10 4-6 5-10 5-6 6-10