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競馬予想 2000年5回阪神・6回中山・3回中京

有馬記念(GⅠ)

前走時の外傷は最早「相手が可哀相なので、ハンデをやった」とまで囁かれているテイエムオペラオーだが、うっかり絶好枠を引いてしまい、折角のハンデも帳消し。強く見えるのは相手が弱いからだとも囁かれてはいるが、それはそのまま他馬にお返ししよう。国内現役最強、更に世界にまでその範囲を広げても、もう異論はないだろう。年間全勝は直ぐ目の前。

相手筆頭はメイショウドトウ。結果としてサウスポーの様な印象を与えているが、それはあくまで偶然。前走も相当掛かりながらのあの内容。この馬もデットーリの云う様に世界クラスの馬だ。ただ、本質はやはり平坦巧者の印象。中山の坂は不安として残る。

3番手以降は順番を付け辛いのだが、意外に面白いのは前走好内容のホットシークレット。前走は突然目覚めたかの様な2段ロケットの脚。今回は大逃げだろうが、、唯一テイエムオペラオーを負かすとしたら、この馬しかいない。

あとは、今季まともに働けなかったツルマルツヨシと、この時期だけ何故か真面目に走るマチカネキンノホシ

馬連
7-13 3-7 1-7 2-7

ラジオたんぱ杯3歳ステークス(GⅢ)

ここはもうクロフネアグネスタキオンジャングルポケットの3頭で堅い。特にレコード続きのクロフネは来年はクラシックにマル外も出られるということで、陣営のこの馬に対する気合も違うだろう。また、アグネスタキオンは馬体を見ても、明らかに兄を超える器。兄は体質の弱さがネックだったが、この馬はその点も大丈夫そうで、ビシビシやれる点も心強い。そして、ジャングルポケットは何と言っても再三述べている通りハイレベルな札幌3歳Sで勝ってきた馬。多少、休み明けの分評価は下げたが、とはいえ、上記2頭以外に負けるとは到底思えない。

馬連
2-5 4-5 2-4

サンケイスポーツ杯 阪神牝馬特別(GⅡ)

前走は一騎打ち故の先行策も、本来は差す競馬のフサイチエアデール。最早、57kgはこの馬にとっては地力の証で、背負い慣れた斤量。阪神コースも相性が良く、8戦もして、連を外したのが僅かに2回。GⅠタイトルなくとも、ここを勝てば古牝馬タイトルも見えてくるだけに、引退レースとはいえ、何としても負けられないところ。

相手には前走+40kgで出てきたプリモディーネ。とはいえ殆どが成長分。一叩きされて、実戦勘の戻った今回は、最強世代の桜花賞馬が同条件、復活劇も。

そして、3番手評価にルックスNO.1のトゥザヴィクトリー。見栄えのする馬で、少々の太めもバランスの良さが打ち消してしまい、逆に出来の把握の難しいタイプだが、今回は前日にも追われ、ダイエットに懸命。ただ、同型強力で、差し有利と見たが...。

押さえに、好調持続も前走末脚不発ウメノファイバー、牝馬戦ならエイダイクイン、武豊を配し直線一気に賭けるスティンガー、大穴に53kgコスモフライトを。

馬連
4-14 3-14 1-14 8-14 13-14 6-14

CBC賞(GⅡ)

スプリント界がそうで有るかはやってみないと、の印象も有るのだが、マイルCSを見る限り、マイルの世代交代の時期で有る事は間違いが無いだろう。とは云え、ブラックホークにマイネルラヴでは既に一世代前の印象の有る馬、やはりこの路線も世代交代の時期だと考える。従って本命はフレッシュな4歳馬から、中でもユーワファルコンを取り上げたい。前走は荒れ馬場でインの馬場状態が悪く、圧倒的に差し有利だった筈だが、それでも勝ち馬と同タイムの2着。春にはこのコースで重賞勝ちの実績、同型強力もこの馬の地力が一枚上。

相手にはその前走でユーワファルコンに勝ったニシオセーラム。この馬、コースは問わないものの、やはり平坦でこその印象。一気の相手強化も、最終週で多少時計の掛かる馬場、そして絶好枠。条件は全て揃った。

3番手評価はトロットスター。左回りに良績集中で、勢い、実績を総合評価すればコレがNo.1だろう。ただ、この枠は意外に乗り難しい。

押さえに、この距離で折り合うワルツダンサーと、現状はともかく次世代のスプリントを背負って立てる器タイキトレジャーを。

馬連
11-12 5-11 7-11 6-11 5-12 7-12 6-12 5-7 5-6 6-7

朝日杯3歳ステークス(GⅠ)

今年最高の大混戦でしかも素質馬揃い、早くも来年が楽しみになる様なメンバー構成だが、中でもネイティヴハートの完成度を高く評価。前走はゲート練習に戸惑い、イレ込んでの敗戦。ただ、逆に一回のゲート練習でスムーズに入れる様になった辺りに、学習能力の高さが窺える。右回りは既に調教段階でクリア。従って、あとは中山の環境に馬が合うか、その一点に懸っている。

対抗には今年の3歳シーンを語るには欠かせない札幌3歳S組タガノテイオー。前走はインで上手く立ち回った感も有るが、とはいえ関東のトップホース、ウインラディウスを完封。自在脚は中山でこその印象も。

単穴にはちょっとヒネってメジロベイリー。前走で漸く未勝利を脱出したばかりだが、この馬が走ったレースの勝ち馬(ジャングルポケット、タガノテイオー、タイムトゥチェンジ)は何れ劣らぬ素質馬で、現にここで人気になっている馬もいる。除外の可能性が有ったにも関わらず、2週続けての併せ馬に陣営の期待度を見た。

前走ネイティヴハートに勝ったテイエムサウスポーですらこの評価。それだけ大混戦ということだが、この馬、右回りでは外にモタれる癖が気になる処。ただ、内枠でラチを頼って行ければ、右回りでもと云う事も考えられるが。

押さえに距離短縮で折り合うウインラディウス、瞬発力でタイムトゥチェンジ

馬連
8-14 3-14 3-8 4-14 2-14 11-14

中日新聞杯(GⅢ)

一長一短のメンバー構成だが、ここは牝馬の切れを買ってグランパドドゥを◎。非力な印象で、中京のパンパン馬場も合うだろう。加えて、51kg、今回久々に切れた攻め。このメンバーでも、些か力は足らない印象も否定出来ないが、そこは上記のプラス材料でカバー出来ぬものか。

相手にはセントライト記念で差し返す根性を見せたマッキーローレル。多少掛かる癖が有るので、この距離短縮と小回り独特の乱ペースはプラスに働くと取りたい。ただ走法は芝向きも、時計勝負が未知数。

トーワラノビアは前走の敗因が良く分からないが、3走前だけ走ればここでも勝ち負けの馬。逃げ馬多く、折り合いも付け易そうで、左回りも相性が良い。ただ、夏から使い詰め。前走の敗因をそこに求めるならば、今回も...の危険はつくが。

押さえに実績最上位のテイエムトッキュー、小回り疑問も安藤勝騎手騎乗のフロンタルアタック、押せ押せも好調キープトウショウアンドレ

馬連
10-11 10-13 7-10 1-10 3-10 11-13 7-11 1-11 3-11

阪神3歳牝馬ステークス(GⅠ)

一番強い競馬だったかはともかく、少なくとも闘ってきた相手が一番強い事だけは確実なテイエムオーシャンを◎に推す。このレース、データ上は休み明け不利だが、牡馬に揉まれた馬の方がデータ上、相性は良いし、札幌3歳S組が如何に強いかは、秋の中央場所が証明している。

当時の評価はともかくリキセレナードはテイエムサウスポーの活躍で、自分とは関係の無い処で一気に株が上がった感が有る。距離、休み明けという事でこれもデータ上は...という事になるのだが、そこを敢えて狙ってみたい。

タカラサイレンスもそういう意味ではの一頭。加えてこちらには、中一週でも順調に使われてきた強みが有る。ただいかんせん大外枠。致命傷とまで断言出来るだけに。

従って、前走強い競馬をしたタシロスプリングだが、牝馬限定戦だけに一枚割り引いて、押さえ程度に。

馬連
9-14 9-18 9-13 14-18 13-14 13-18

スポーツニッポン賞 ステイヤーズステークス(GⅡ)

色々有りこそすれナリタトップロードの中心は動かないだろう。待望の良馬場、攻め馬が好調キープを告げて、勝って区切りをつけたい処。

相手には前走世界レコード駆けしたタガジョーノーブル。ここはホットシークレットとの兼ね合いが鍵だが、前走とて多少コスられながらの勝利。良馬場確実な空模様だし、ホットシークレット程度ならば、時計勝負に持ち込めて、むしろ後続に脚を使わせる分、有利になるかも。

良馬場でならば、サンエムエックスも願ったり叶ったりのクチ。これも時計は有る。ただタガジョーノーブルとの比較では、こちらの方が戦績的に分が悪そうで、ここは試金石。

押さえのロードプラチナムは前走の敗因が良く判らないが、2走前だけ走ればここでも何とかなって良い筈。

馬連
3-10 3-8 3-7