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競馬予想 2001年2回中京・3回東京

エプソムカップ(GⅢ)

これだけ相手が弱くなればGⅠ馬の復活のシーン、イーグルカフェが力の違いを見せつける筈。東京で崩れたのはNHKマイルカップの後の安田記念と3歳馬総崩れになったジャパンカップだけ。木曜日のスコールは何だったのかと思わせる程、この時期で芝が良く伸びて、しかも仮柵明け、2ヶ月使った後でも相変わらずの時計勝負。加えて、この馬場状態故の絶好枠。そういえば田中勝春騎手は何時以来の重賞制覇だったか...。

そしてこの時計勝負を歓迎するヒコーキグモも久々の重賞制覇のチャンス到来。それにしても、まさか最終週でここまで馬場が良くなるとは、といった感じだろう。ここは競り掛けてくる馬が皆無。加えて有力処が差し追い込みタイプ。田中勝春騎手、千載一遇のチャンスを邪魔する可能性があるとすればこの馬。

そしてこの内枠で一瞬の決め手を生かすNHKマイルカップ2着馬>トーヨーデヘア。一瞬の脚を生かすという意味では中山向きだが、かといって最近の中山はどうにも馬場が悪過ぎる。久々の芝の良馬場。後藤騎手がそんな乗り方をするかと言えば疑問符が付くが、それでもインで我慢して一瞬の脚生かし切れば。

一応、反動気遣うもニホンピロスワンも連下に一考したい馬。ハマった時の破壊力は有るのだが、とはいえ、ロサード程では無いにしてもそれ程長く脚を使えない馬。阪神の様な豪快な脚が使えるかどうか?

グリーンブリッツの前走は鋭さ負けで止むを得ないところ。とはいえ、あまり時計勝負に良績の無かった馬が時計勝負(しかもオープン!)で通用。そして、この得意の東京。2回目の騎乗のデザーモも怖い。

馬連
4-13 3-4 4-6 4-7 3-13 6-13 7-13

テレビ愛知オープン

中京も今週が最終週。先週も前崩れの競馬が散見されただけに、今週は更にその傾向が強くなろう。そこで本命はイソノウイナー。先行馬ソコソコ揃った上、大外枠も願ったり適ったり。この馬常に決め手全開だが、あと一歩が届かない。中京の前崩れは小回りとは思えない位置から届くケースが良くあるだけに、今度こそチャンスと見るが。

レジェンドハンターとは対照的に高崎のタマルファイターはこういう荒れ馬場が得意。常識的には最内枠は不利だが、荒れ馬場こなす馬は意外に好結果が出る事も有る。この距離合うだけに怖い。

ゲイリーフラッシュは追い込みに賭けた方が結果が良いタイプ。近走6F戦以外ではソコソコついていく競馬を試みているが、この小回りのハイペースで追い込みに徹すれば台頭のシーン。

一応、押さえに重賞勝ち、スイートオーキッド

馬連
1-14 7-14 5-14

農林水産省賞典 安田記念(GⅠ)

前走が恐ろしいまでに強かったジョウテンブレーヴだが、要は折り合いの問題。ハイペースに巻き込まれて失速の可能性よりも、ハイペースで折り合って抜け出す可能性に賭けたい。テン乗りだが、気を抜かせない事では右に出る者はいない安藤勝己騎手とも鞍は合う筈。この絶好枠、そして望み通りの良馬場。条件は揃って、久しぶりの抽選馬のGⅠ勝利へ。

相手にはそのジョウテンブレーヴに完勝したアメリカンボス。マイルは疑問だが、安田記念とマイルチャンピオンシップで傾向が違う様で、前者の方が距離適性の長い馬に好走例が多い感も有る。そして何よりも9戦4勝の東京。課題は時計勝負だが、中山記念の様な競馬が出来れば時計勝負もこなせる筈。◎馬とは勢いの差だけ。

事実上のトライアルを圧勝したスティンガーが今年は怖い。馬体面もさる事ながら、前走に気性の成長の跡が歴然。昨年は1F延長が課題で事実その通り引っ掛かってしまったが、今年のハイペース+前走の内容ならば大丈夫。ただいくら攻め馬動いても、フレッシュさが持続しない馬で、激走の後の中2週は課題。

流石に今年は昨年より日本調教馬が強力なだけあって、昨年の覇者フェアリーキングプローンもこの評価が精一杯。一年経って世界最強芝マイラーの称号を得ての来日だが、結局このカテゴリーは日本調教馬が世界一。今年はしかも高速馬場でハイペース。昨年の様なスローの前崩れとは全く違う展開になりそう。時計掛からぬ事には。

同様なのがテスタロッサ。ただこちらは太目残りの前走でも、それなりに時計に対応出来ていた。外枠でブリンカー、集中力出れば時計勝負に対応するシーンも。

押さえにブリンカーではなく、乗り手が気を抜かせないマチカネキンノホシ

馬連
8-13 3-8 6-8 8-15 5-6

農林水産省賞典 愛知杯(GⅢ)

前走は折り合いを意識し過ぎたマイネルブラウだが、今回は更に1F延長。加えて、近走のイメージからは多少ハンデを見込まれた。それでも、今年に入ってからのパフォーマンスはこの馬が一枚上。前走よりは前の止まり易い馬場、小回りでペースも速くなりそう。どうにか勝てそうと言える存在。

相手筆頭はラティール。この馬もどうもアテに出来ない馬で、本命にし辛いのだが、今回は攻め馬動いた。近走どうも太い印象も有っただけに、これで絞れてこれば今度こそとも思える。このコース走る上、マクリの打ち易く、しかもトレンド(?)の大外枠。負けて増量のハンデが不可解だが、それだけこの馬の底力をハンデキャッパーも認めているという事だろう。

昨年2着のブルーエンプレスは外枠の割に、上手く4角インを突いたのが奏功した。今年のこの枠はそういう意味では有難い。デキの良さを生かして如何に騙し騙し乗るかといった処。

父内国産限定重賞ともなると、900万連勝中のホッコーアンバー辺りにも厚めの印が並ぶのだろうが、ただ2連勝の内容はスローでのもの。結構先行馬が揃っているので、ハイペースに戸惑わねば。

押さえに、この距離実績無くともこの相手ならメジロロンザン。そして、前走好内容のマルタカサイレンス

馬連
6-15 5-6 6-8 1-6 6-7

東京優駿(GⅠ)

ビワハヤヒデ、ジェニュイン、ダンスインザダーク、そしてナリタトップロード。例え紙一重でも総合力で勝りながら、何かにやられてきた馬達だ。今年もそんな役回りのダンツフレームが出走。この馬も何かにやられる気配は確かに有るが、それでも有力2騎は大外に回され、関係者には悪いがアグネスタキオンもいなくなった。最早、超抜の攻め内容も関係無い。この幸運に全てを賭けたい。

渡辺栄調教師、角田晃一騎手、そして齊藤四方司オーナーの6年越しの夢、ジャングルポケットはやはり東京でこそ真価を発揮。がしかし、皐月賞は最内枠、そして今回は大外。この運の無さは痛い。全てを6年越しの物語が超越するかどうか。

総合力のダンツフレーム、悲運のヒーロージャングルポケットならば、こちらはヒールとでも言うべき存在のクロフネ。今更疲れを案じても仕方が無いが、こちらは逆に勝ってしまえば溜息しか出ない様な、物語性に欠ける嫌い。加えて、今回はスローが予想される。この馬にはスローが合わないのだが、実は同厩舎、同馬主のボーンキングが逆にスローを願うクチ。これが微妙。

馬連
9-18 9-17 9-12

金鯱賞(GⅡ)

高齢馬の休み明け、若干不安だが一応ダイワテキサスの実績を支持。確かに夏場の実績も休み明けの実績も有るのだが、高齢馬になると意外とそうは行かなくなってくるもの。ただ、あまり関西遠征しない馬、それだけに勝負気配を買うのだが...。

どうやら、サイレントハンターにアンブラスモア出走でハイペースになりそう。となると、これを利し折り合うエリモブライアンが怖い。暫く長い処を使われていたので、距離短縮も良い方に出るだろう。あとは当日イレ込まねば。

レガシーハンターは正直衰えを感じなくもないが、マクりで勝負するこの馬には平坦小回りのパンパン馬場はピッタリ。このハイペースも歓迎。

押さえにデキ戻ってきたブリリアントロード

馬連
2-5 2-9 2-7 5-9 5-7 7-9

優駿牝馬(GⅠ)

確かに距離に不安は有る。有り余るスピードからしてハナ切った方が楽だが、サマーキャンドルがちょっと目障り。とはいえ、結局能力的にはテイエムオーシャン以外は横一線。ならば、テイエムオーシャンに期待する以外に無い。この中間の好調教を信じて。

その相手が本当に混戦。疲れを案じるも、前走好内容のサマーキャンドルが2番手で折り合えば、これが相手筆頭。行った行ったを警戒したい。

その他では、意外に怖いのがオイスターチケット。今までは行ってはバテの競馬が続いていたが、桜花賞でイメージ一新の渋太く伸びてくる競馬。この枠でインで我慢し切れれば、強ちバカに出来ない。

サクセスストレインオイワケヒカリも東京の重賞実績から浮上。2頭ともバテないのが身上。サクセスストレインはゲート五分に出る事。オイワケヒカリはこの東京のパンパン馬場で何処でインに潜り込むかと課題はそれぞれ残しているが。

押さえには、やはり桜花賞上位組、ムーンライトタンゴダイワルージュ。別路線組からはレディパステルブライアンハニーを。

馬連
9-12 5-12 6-12 11-12 8-12 7-12 12-13 12-15

農林水産省賞典 目黒記念(GⅡ)

逃げ馬の身分で、出遅れ癖の有る困ったタイプのホットシークレットだが、前走とは違って、1コーナーまでの距離は充分に有る。従って、今回こそは楽にハナ切れそうだ。まあ、別に楽では無くとも、とにかく逃げられさえすれば強い馬。ジーティーボスが無茶しに来なければ。

前走はそれなりの内容のマックロウ。京都記念の際は正直能力を計りかねていたが、GⅡ級やや上という評価に落ち着きそうだ。その意味では今回はハンデも恵まれた部類。この中間も緩めず乗られた点も好感が持てる。とはいえ、展開微妙なのだが...。

実績馬スエヒロコマンダーは左回りに相性が良い。ハンデも手頃だが、ホットシークレットの様な馬が逃げると、それを捕まえに行くのに好位勢に負担が掛かるケースが目立つ。どうもこの馬がそういう役割を担ってしまいそう。その辺を上手くやり過ごす必要が有る。

それに乗っかるのがアクティブバイオか。前走上がり34.1はやはり注目だろう。このハンデならば単まで。

馬連
1-5 1-2 1-13 2-5 5-13 5-13