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競馬予想 2008年1回阪神・2回中山

阪神大賞典(GⅡ)

近走デキの良い馬が少ない。前走京都戦が大幅馬体増だったのは気になるアドマイヤジュピタだが、デキ自体は問題無いと見て中心。当然下見は要注目だが、暖かくなってこの中間比較的ゆとりの有った調整過程からも絞れているだろう。その前走は道悪も向かなかった。良馬場で改めて。

相手は一応ポップロック。昨秋は東京で惜しい2着等ワールドクラスの実力。距離延長も全く問題は無いが、前走中山戦が下見で悪くなかったのに全く動けなかった。馬インフルエンザ騒動が尾を引いているにせよ、ドバイ戦回避もデキに自信が無いからだろう。人気でも有り、今回は嫌ってこそ妙味。

3番手がアドマイヤフジ。これも前走京都戦が馬体増だったが、歩様が良くなって本格化の兆しが見えた。元々京都は坂の下りで鈍さが有り、阪神に替わるのはプラス。ただ、今年は年明けから中距離のレベルが低い傾向が有り、この相手でどうかという面は有る。試金石。

押さえがトウカイトリック。前走京都戦は1角迄がチグハグ、道中のペースも向かずと、競馬にならなかった。距離延長が悪い筈は無く、当然巻き返し期待だが、ただその前走で妙に歩様が硬いのが気になった。デキ落ちで無ければ良いが。

馬単
1=3 1=11 1=9

フラワーカップ(JpnⅢ)

一息入ったが、アロマキャンドルが中心。前々走東京戦で負かしたスマイルジャックがメンバー揃った先月の京都戦で2着し、この馬の強さを再認識出来た。前走阪神戦はインを狙って前が詰まっただけ。この相手なら力が違う筈。

相手も牡馬相手に好走ブラックエンブレム。前走は自己条件だが、中山2000mでマイネルチャールズに食い下がった前々走が秀逸。ただ、当時はインを回る利が有って、マイネルチャールズに不利が。最内枠で再度の策は可能だが、牡馬を負かしたアロマキャンドルの方が上と見た。

シングライクバードはこの距離で勝ったのが大きい。500万だったが、負かした馬はオープンでも入着級の馬も多かった。出脚が無いので中山1800mでどうかだが、展開一つで台頭。

馬単
7=1 7=10

報知杯フィリーズレビュー(JpnⅡ)

マトモに競馬出来たのが前走だけだが、ここなら格上と見てエイムアットビップに期待。外回りマイルから内回り1400mに替わるのは好材料。ただ、中間は熱発との話も。万全ならとも思いつつ、その辺りで気持ちに余裕が無くなったときが怖いが。

相手はエイシンパンサー。前走京都戦はダート適性というよりは、単純に性能が違っていた感。最近折り合いが付く様になって来たのも良い傾向。垢抜けた馬体の持ち主でも有るが、エイムアットビップ同様イレ込む点がネック。

エーソングフォーが3番手。相手関係別にして、初芝だった2走前の中山戦の内容から前走京都戦は当然といえば当然の勝利。ただ、この2走は話にならない位に相手が弱かった。エアパスカルが先週トールポピーを負かしてはいるのだが、あくまで前有利の馬場で逃げただけ。競馬に注文が付かない点は魅力なのだが、過大評価もどうか。

ヒモ穴がレジネッタ。前走京都戦はポルトフィーノに押し切られる展開で、後続にはキツい流れ。イレ込み相変わらずだが、ただ馬体増えて出て来ていたのは好感が持てた。有力馬が外枠に集まり、内でスムーズなら大駆けも。

馬単
15=13 15=6 15=3

中日スポーツ賞ファルコンステークス(JpnⅢ)

前走東京戦は相手関係も有ったが、折り合い面で進境の有ったマルブツイースターが中心。無論スプリントに戻るのは好材料。出脚が有って自在に競馬出来るのも長所。そして何より地元馬主で気合が違う筈。

相手はダノンゴーゴー。前走京都戦は見事だったが、出遅れたのは気掛かり。直線も、切れたのは確かでも、4角インを回って直線前も開いた。マルブツイースターの前走の相手も大概と述べたが、こちらも大概。ならば道中の位置取りの差でマルブツイースターを上位に採るのが妥当だろう。

3番手がマヤノベンケイ。前走東京戦は人気に推されたが、引っ掛かってアウト。東京1400mと中京1200mで、競馬が全く違うのは確かだが、この点は課題。ただ、出脚が抜群に速いので、この枠でもハナへ行ってしまえばまた違う結果も。

馬単
16=10 16=18

トヨタ賞中京記念(GⅢ)

休み明けを叩いて馬体良化して一変という例は意外に少なく、実際には初っ端から有る程度出来ていないと走らないモノ。トーホウアランは、多少太いにしても雰囲気は悪くなく、これに該当する。一昨年暮れの中京戦は父内国産限定で相手に恵まれ過ぎたが、ここも相手は大概。ハンデが1kg分厳しいが、このレース1番枠が2連勝中。

相手は昨年に前述1番枠から勝ったローゼンクロイツ。この58kgは仕方が無いところ。ただ昨秋は能力差が出たにしても負け過ぎの感。気配一息だったのも確か。中間一頓挫が有ってこの点でも厳しい。苦戦は覚悟。

一発が前走京都戦でも期待したトウショウパワーズ。昨年1番人気に推されていたのはすっかり過去の話だが、今季は本格化ムード。出脚が来たのが何より大きい。前走京都戦は馬場に泣いたが、良馬場でこのハンデなら巻き返せる。

押さえがハイアーゲーム。小回りでまた違う部分も有るのだが、マイルで引っ掛かった馬に距離延長はマイナス。力は上位。ハンデも妥当だが、折り合い意識し過ぎて位置取り悪くなる可能性高く。

馬単
1=11 1=14 1=9

阪急杯(GⅢ)

前走京都戦で期待したキンシャサノキセキが1400mで折り合うと見て今度こその期待。他馬との比較上56kgも有利に映る。内回りで傾向変わって来るケースも有り得るが、前日にあれだけ逃げ切りシーンを見せ付けられると先行馬を中心にせざるを得ず。

それでもスズカフェニックスが当面の相手となるが、脚質だけで無く、59kgも中々厳しい。ただ、ここへ入ると2枚位は格が違うのも確か。しっかり乗り込まれていて状態面は問題無さそうで、アッサリも警戒。

逃げそうなローレルゲレイロが単穴。距離短縮で、出脚を心配する向きも有るが、前走東京戦にしてもタニノマティーニを叩いているのだから相当のレベル。フサイチリシャールやオースミダイドウもかなり速い部類だが、枠の利も有りハナ切るのはこれと見て。

ローブデコルテも面白い存在。前走京都戦は荒れ馬場で58kg。展開も悪く、牝馬には厳しい条件だった。牡馬相手とはいえ、56kgに替わって、今季は絶好調。前述した様に差し馬にはキツい馬場状態だが、荒れ馬場よりは遥かにマシだろう。立ち回り一つ。

馬単
10=4 10=3 10=2

アーリントンカップ(JpnⅢ)

開幕週で逃げ馬有利と見てダンツキッスイを狙う。毎回暴走の馬だが、藤田騎手と鞍が合ったのか、ダート変更が良かったのか、前走京都戦は何故か折り合いが付いた。重賞にしては手薄なメンバー構成、再度の藤田騎手なら勝機。

相手は一応ポルトフィーノ。ただ、陣営が控える競馬を示唆していて、これが裏目に出る危険も。前走京都戦にしても、道中全く流れに乗れていなかった。ただ、トビが大きく外枠自体は悪くない。

3番手がディープスカイ。前走東京戦含め、出遅れの常連なのが課題だが、終いの脚は確実。ただ、内枠でも有り、ゲート五分でソコソコの位置に付けられる様なら突き抜けるシーン迄。

一応ドリームガードナーも圏内。トモが甘いので、阪神の坂はマイナスだが、パンパンの良馬場で出来るのは良い。ただ、前走京都戦でドリームパートナーにアッサリやられてしまった。この相手ならと思わないでも無いが、連が一杯だろう。

馬単
12=13 12=3 12=8