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競馬予想 2010年3回京都・2回東京

第5回ヴィクトリアマイル(GⅠ)

前走UAE戦は行きたがってしまったレッドディザイア。年齢を経て、世間の印象よりはマイル寄りの適性になって来た。攻め馬軽いのは確かだが、馬体と動きは悪くない。枠順含めアラを探せばキリは無いのだが、この人気ならこちらが中心。

相手は当然ブエナビスタ。前走UAE戦はマズい乗り方した分の差。こちらは逆にもっと距離が延びた方が良さそうな印象。前有利の東京で行かせる競馬になるのだが、これも距離が有るならともかく、マイルで裏目に出る危険も。

一角崩すならラドラーダ。前走阪神戦は大外枠が痛恨。当時はパワー優先の馬場だったのもガサの無いこの馬には辛かった。今回は内枠でパンパンの良馬場。少なくとも前走の様な事は無い。

大穴はウェディングフジコ。このレースに強いフジキセキ産駒で、内枠。字面の条件だけは揃った。前走福島戦も、追い込み決まる流れでそれなりの粘り込み。走法からは良馬場の方が良さそうに思うのだが。

馬単
17=11 17=3 17=4

第55回京王杯スプリングカップ(GⅡ)

昨年期待したタケミカヅチに再度の期待。その昨年は直線向いて右往左往の場面。勿体無い競馬だった。前走中山戦も前残りの競馬で仕方無し。この相手なら好枠得て何とかしたい一戦。

相手はマルカフェニックス。前走京都戦は上がりも速かったが、最後の最後で前が詰まる不利。大きくは負けていない。その前走はソコソコ出来ていたが、休み明けだっただけに、叩いての前進も期待したい。1400mもベスト。

今年に入ってからの勢いをいえばエーシンフォワード。前走中京戦は枠の分で負けただけ。ただ逆に、前々走阪神戦は枠の利が大きかった。その辺りで能力比較が難しい面も有るのだが、東京1400mの大外枠は相当の不利。人気になり過ぎている印象も強い。

スズカコーズウェイは昨年の覇者。昨年も若干低調だったが、メンバー的には似た様な組み合わせ。ただ、近走58kg背負った時が案外。着順的には大差無くても57kgで競馬出来るGⅠ戦の方が良い内容。斤量が鍵。

サンカルロもこのカテゴリの安定勢力に成長。前走中京戦は追走汲々だったが、スロー必至の東京1400mなら追走は楽。ただタマモナイスプレイが取消して、スロー過ぎると、脚質面で辛い部分も。

馬単
1=9 1=17 1=3 1=6

第15回NHKマイルカップ(GⅠ)

デビュー戦からパフォーマンスがGⅠ級だったサンライズプリンス。マイルが本質とは思わないが、他馬とは次元が違うのも確か。前々走中山戦では不器用故に負けたが、前走中山戦は大外枠から1頭次元の違う競馬。東京なら信頼。

相手も人気だが、ダノンシャンティ。この厩舎らしく、中山戦スキップしての東京マイルは既定路線だが、他厩舎含め過去のこのパターンは何れも2000mが基本線だった馬。この馬の場合は純然たるマイラー。折り合いに課題の有る馬だけに、距離短縮は良いという話にはなるのだが、この枠で前に馬が居なければマイルでも引っ掛かる危険有って。

エイシンアポロンも当然圏内。前々走中山戦は内回って2着に来たが、前走は少し気負って終いが甘くなり、同じ中山2000mでも違う結果。ここに来てマイラー色が強くなって来た。下見で気負ってもレースに行けば折り合いは問題無く、マイルなら。

穴は例に依って内枠の先行馬。一番はコスモセンサーだろう。前走中山戦はサンライズプリンスの強引な競馬にやられた格好。東京の方が却って楽が出来そう。ハナは外枠でもエーシンダックマンだろうが、この枠でも有り、内で脚が矯められる様なら。

馬単
4=13 4=11 6=2

第58回京都新聞杯(GⅡ)

休み明けになるが、一番強いのはコスモファントム。マイラー色強いのだが、実戦に行けば乗り易さが有る馬で、2200mなら何とか我慢出来る筈。ヴィクトワールピサとも差の無い競馬が出来て、ダノンシャンティやヒルノダムールに先着。器が違う筈だが。

相手はアドマイヤテンクウ。前走中山戦が大幅馬体減。これを立て直しての一戦。この中間は喉の手術も有ったとの話で、これは走ってみなければ分からぬ部分だが、潜在能力高い筈。

同厩舎レーヴドリアンは良くも悪くもこの程度の評価。前走中山戦にしても序盤は全く付いて行けておらず、行き振りの悪さが目立った。その意味で、このプラットフォームは悪くないが、今回人気でも有り、過大評価も避けたいところ。

穴はカネトシパサージュ。福島で漸く未勝利脱出の馬だが、その前走はひたすら大事に外を回る強い内容。負かされた相手がその後重賞で活躍した例も多く、ローカル戦なら格が違った感。出脚が無いのは確かだが、京都2200mなら。

馬単
8=14 6=1 6=9

第141回天皇賞・春(GⅠ)

大混戦だが、前哨戦快勝のトウカイトリックが一応の軸。その阪神戦も5年連続出走で掴んだ勝利だったが、このレースも5年目。一瞬の反応が鈍い等、課題を言えばキリは無いのだが、年々軽くなって行くメンバーだけに。

相手は同レース2着馬ジャミール。その前走は坂下で一瞬勝ったかの場面からトウカイトリックが蘇って2着に落ちた形。ただ初の3000mで、これが良い経験になった筈。前進期待。

一発がカネトシソレイユ。ここに来て馬自体が上向いており、前走中山戦も外から一マクりの強い競馬。いきなりのオープン戦がGⅠ戦で辛い面は有るのだが、距離は延びた方が良さそうなタイプ。最内枠も味方に付けて。

逆にマイネルキッツは外枠が痛恨。前走中山戦もそうだったが、昨年も内から抜けて来る展開だった。ただ、本来は中山の小回りは向かない馬。59kg背負っての勝利も評価出来る。この相手なら格上的存在。

フォゲッタブルは一応の押さえ程度。前走東京戦は文句無しの内容。ここに来て馬も本格化ムード。ただ、この中間は不安説が囁かれるだけに。

馬単
6=12 6=1 6=16 6=3

第17回テレビ東京杯青葉賞(GⅢ)

前走阪神戦が-14kgのペルーサ。見た目もそうだが、まだ馬体を持て余し気味の走り。それでもヒルノダムールを問題にしなかった。現状でも性能最上位。負けられぬ一戦に。

相手はレッドスパークル。前走中山戦はヴィクトワールピサと同じ位置に居ながら機動力の差が出た印象。ゲートが悪いのが課題だが、元々ズブいところが有り、距離延長とコース替わりは歓迎。

3番手がアロマカフェ。前走中山戦を勝っての参戦だが、馬場が悪くて参考外。それよりも前々走、逃げた馬が勝つ展開で大外回しながら6着迄来た点を評価したい。ただ、参考外の前走は直線で接触するアクシデント。これが精神面で悪い方に出なければ。

押さえがトウカイメロディ。山吹賞は嘗てシンボリクリスエスやゼンノロブロイが勝った出世レースだが、中山2200mはコース形態が特殊で、これを乗りこなすのは色々な単純なスタミナだけではない精神的タフさも要求される。少頭数の直線一気だけに疑問の余地も残るのだが、33.6秒の脚が東京で使えるなら。

馬単
2=13 2=6 2=7

第15回アンタレスステークス(GⅢ)

上位接戦も、良馬場回復してフサイチセブンが最上位の存在。走法のパワフル感が他とは違う印象。京都でトランセンドには負けた事も有ったが、この時は重馬場だった。あとは58kgだけ。

相手がそのトランセンド。対フサイチセブンを言えば56kgが有利。ただ、ダート馬にしては線の細さが残り、どちらかといえばスピード優先の印象。その意味では1900mよりは1800mの方が良いが、良馬場でどうか。

ナニハトモアレは今年に入って脚質チェンジ。たまたまスタート直後に躓いた前々走東京戦が良いキッカケになった。京都の内枠をどう活かすかが難しいのだが、人気2頭は先行馬の外枠。これよりは余程良い。勢いも買える。

押さえがシルクメビウス。前走阪神戦は展開も向いたが、中一週でもデキが良かった。この相手なら一応圏内だが、前述した様に、ダート馬は勢いが重要。休み明けは割り引きたい。

馬単
13=12 13=3 13=5

第7回福島牝馬ステークス(GⅢ)

中山戦の再戦ムードも漂うが、この時とはデキが違うショウナンラノビア。前走阪神戦はゲート若干分が悪かったのを先行しての粘り込み。2着馬とは差無い位置に踏ん張っており、1800mの内枠で序盤スムーズなら結果は違う筈。あとは馬場状態だけ。

差しが利くならチェレブリタ。前走中山戦は本来有る筈の一瞬の脚が出なかったが、坂が上れぬ印象も。京都・中京で重賞好走した、平坦福島なら決め手発揮出来て良い。

穴はダノンベルベール。この世代は全体のレベルそのものが高い。ただ昨春は馬体細化に悩まされ、中々肝心なところで力が発揮出来なかった。デキさえ問題無ければアッサリも。

馬単
2=1 2=7