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競馬予想 2010年4回京都・3回東京

第46回CBC賞(GⅢ)

雨予報が厄介だが、時計掛かればアポロフェニックスの出番。昨年,前走の今年と中山の同じレースを連覇しているが、あの時期の時計の掛かる馬場が合っているからこそだろう。良馬場なら論外の馬だが、上がり掛かって台頭。

相手がシンボリグラン。勝つ迄はどうかと思うのだが、近走単に堅実というだけでは無く、様々な条件でもそれなりに走り、要は力量上位。高齢馬だけに、極端な時計勝負は歓迎せず、雨も基本的には悪くない。

スズカコーズウェイは57kgが願ったり叶ったり。1200mは展開待ちになるが、前が止まる展開ならそれなりに差して来れる筈。ただ、道悪はサッパリに近い。予報よりは降水量少ないが、出来れば良馬場で。

ヘッドライナーも面白い存在。先行激化が予想されているのだが、出脚は圧倒的に速い。前走も出脚で早々に決着付けたが故にスローに落とせた形。今回それよりは速い馬が揃っているが、ここでも一番速いのは間違い無いところ。

馬単
12=9 12=10 12=6

第60回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

先週とは一転、やはり古馬戦線は手薄な印象強いのだが、東京マイルでアブソリュートが面白い存在。ここ2走の出遅れ癖は気になるが、その意味で偶数番枠はプラス。その2走は前で決まった展開と道悪。良馬場でゲート五分なら。

相手は外国調教馬ビューティーフラッシュ。攻め馬は本馬場の馬なりだったが、軽さの感じられる動き。前走香港戦も捌くのに手間取っていた。例年思うと格下感有るのだが、今年の相手なら。

もう1頭サイトウィナーも昨年の経験が活きて来そう。昨年の先着された5頭の内3頭が引退。今年の相手なら力は足る。挫石云々は先週の件も有り、問題無いと見たい。

そのサイトウィナーに昨年先着したファリダットも要注意。脚の使いどころ一つの馬だが、東京で内枠ならそれなりの競馬が出来る筈。中山戦でもそれなりに良く見えただけに、デキに関しても問題無い筈。

馬単
3=10 3=5 3=6

第77回東京優駿(GⅠ)

2着に負けたデビュー戦からその素質の高さは群を抜いていたヴィクトワールピサ。そのデビュー戦を除けばここ迄順調に勝ち上がって来た印象。レースに行っての課題は何一つ無く、圧倒的に能力が高い上に、競馬も上手い。死角らしい死角は乗り役のゴタゴタ程度だ。とにかく無事に回って来れば結果は付いて来る筈。

相手も同厩舎ルーラーシップ。血統がそうさせるのか、四肢を目一杯に伸ばす走法にバケモノ級の相。前々走阪神戦はそれが裏目に出たが、距離延長そして東京を味方に自分の力を出し切れば連は確保出来そう。今年は生まれた年が悪かったが、本来なら3冠レベルの馬。

ペルーサは人気対抗格的存在だが、離れた3番手評価。前走東京戦に関しては、時計的,レース内容共完璧に近い。ここを目標に馬の完成度もそれなりになって来ているのだが、まだフォームが全身使えていない印象。ここが上位2頭との差に。

中山戦組からはエイシンフラッシュも押さえておきたい存在。馬の器では上位馬に見劣るが、競馬が上手く、最内枠は絶好。その中山戦は中間一頓挫が有ってのブッツケ。状態面でもあれ以上悪い事は考え辛く。

馬単
7=3 7=9 7=1

第46回金鯱賞(GⅡ)

良馬場の決め手勝負ならスマートギアで今度こそ。今期初っ端阪神戦は物足りなさも有ったが、叩いて順当に良化。前走は前がとまらないだけで、上がり32.8秒と自分の脚は使っている。ここはイマイチな差し馬が揃った組み合わせ。この馬もそのグループからは脱していない現状だが、同じ位置からの決め手勝負ならドングリ一個分でもアドバンテージ有る筈。

相手が逃げるドリームサンデー。京都内回りは意外にハイペースが相場だが、逃げ馬不在だったケースが多く、ここはバレバレの単騎が確実。出脚がそこ迄速くないので、行き切れていない場面も散見されるのだが、この相手ならその点も心配無し。

ナムラクレセントは良くも悪くもこの程度の評価。前走は3200mを行きたがりながらの4着だから、力は示した一戦。下見からも本格化ムードは窺える。ただ、基本的には長いところをジックリ乗ってジワジワ差した方が良さそう馬、。2000mの決め手勝負はイマイチ合わない様にも思うが。

連勝中だが、アクシオンも高くは評価し辛い。前走中山戦は最内枠で大事に乗った面は有るのだが、後続をもう少し突き放して欲しかった。パンパンの良馬場ならまた違うのかも知れぬが、休み明けでも有り、減点材料も多く。

押さえがタスカータソルテ。ナムラクレセント同様、下見からは本格化気配も有るのだが、実戦へ行くと未だに坂が上れない。今回は平坦に替わって条件好転、この相手なら悪くないが、少し渋った方が良さそうな印象も有り、あまり時計が速くなる様だと辛い面も。

馬単
6=9 6=4 6=8 6=2

第71回優駿牝馬(GⅠ)

前走阪神戦は馬体調整に苦しんだアプリコットフィズだが、地元戦で立て直して今度こその狙い。ガサは無く、道悪は最悪だが、フォームのしっかりした馬で、距離延長は基本的に歓迎。この枠も絶好。

アパパネが一応の相手。前走阪神戦は底力の違いを見せた印象。ただ引っ掛かる気性がこの外枠で辛いところ。その意味では道悪になったのはまだマシなのだが。

一発は毎度お馴染み内枠の先行馬。アグネスワルツもそうだが、距離適性を思うとコスモネモシンの方が面白い。前走阪神戦はもう少し伸びて欲しかったのだが、距離延長で他馬が苦しむ分が上積みになると見たいが。

あくまで話だが、ショウリュウムーンが上昇度No.1。力が要る馬場が上手く、道悪は歓迎。寸詰まりの馬で距離延長どうかだが、この時期の3歳牝馬はパワーが有る方が有利。ただ、佐々木晶三調教師はラッパで有名。この人気でも有り、過信は...。

タガノエリザベートも押さえておきたい。前走阪神戦で行きたがったのがやや頂けないのだが、今季の使い出しが牡馬相手の2200m戦。差す脚はしっかりしていて、要は折り合いさえ付けば。

馬単
3=17 3=1 3=4 3=10