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競馬予想 2012年1回京都

第19回平安ステークス(GⅢ)

枠が遠いのは確かだが、GⅢ戦ならエスポワールシチーが負けられぬところ。ここは比較的相手も恵まれた。先週のトゥザグローリーもそうだが、興行面も有って58sでの出走。雨が降って前が止まらない馬場状態も向く。

相手はトウショウフリーク。前々走、出脚ではエスポワールシチーに負けていたのだが、枠の利でハナへ。ここもエスポワールシチーよりは内の枠を得て、ハナへは行けるだろう。下が渋っている事も有り、連は確保出来る。

一角崩すならスタッドジェルラン。こちらは晴雨を問題無くこなすタイプ。デキ自体は悪くなかった前走中山戦だが、それでも休み明けを叩いての今回だから更なる上積みも期待出来る。相手なりの馬で、オープンでも大崩れはしない筈。

押さえが前述スタッドジェルランを負かしたタガノロックオン。スタッドジェルランにも上積み要素は有るのだが、こちらも前走中山戦は太目残り。絞れさえすればもう少し違うだろう。まずは馬体重に注目。

馬単
15=8 15=2 15=10

第59回日経新春杯(GⅡ)

興行面も有って最近多いパターンだが、トゥザグローリーの58.5kgは明らかに恵まれた。頭が少し高くて中山がベストの馬。前々走東京で悲惨な負け方が有り、使える脚が少し短いのがネックだが、それでもこの相手なら負けられぬ。

力量で続くのがナムラクレセント。トゥザグローリーとの実力差を考量すると58sは見込まれた感は有るが、折り合いと使える脚の長さを思うと京都2400mはベスト。デキは毎年この時期怪しいのだが、攻め馬でバタバタしていた昨年よりはマシと見て。

スマートロビンはゲートをマトモに出られる様になったのが大きい。前々走は3着馬のフレールジャックでも充分GⅠ級と相手が悪過ぎた。決め手負けした場合は仕方がないにせよ、ゲートさえ出られれば折り合いは問題なく、競馬は出来る。ただ、この乗り役はゲートが下手。外回り2400mなら余程大丈夫とは思うが、一応は懸念材料。

ビートブラックは前で流れに乗れるかどうかがポイント。この頭数でこの枠なら何とかなるとは思うが、外々回さられると嫌気を出してしまうタイプ。今期デキは良さそうだが、とにかく自分の力を出し切れるかどうか。

穴を探せばマゼラン。デビュー当時大器と騒がれながらかなり苦しんだが、基本的にトビが大き過ぎて決め手で甘い馬。2000m以下ではキツい中、適鞍に使えなかったのが遠回りさせられた最大の要因。京都の2400mなら前で流れに乗れる筈で、前進必至。

馬単
3=6 3=1 3=7 3=10

第28回フェアリーステークス(GⅢ)

このメンバーそれ程差はないと見て、枠有利ターフデライトが中心。前走東京戦も、スローで時計は平凡だが、追い出しての決め手は中々。器用さが有りそうで、中山マイルの内枠を無駄にする事はない筈。

差はないにしても力量最上位はオメガハートランド。前々走東京戦はレオアクティブと僅差の競馬。前走にしても強気に外を回っての勝利だった。ただ、前走負かした相手のその後が案外。その点で抜けた存在ではないと判断しているのだが…。

ダイワミストレスも総合力高い。枠も恵まれたのだが、前走はスタート直後に外へヨレて鐙が外れるアクシデント。初芝ながらそれを立て直しての2着だから能力は相当。この癖は大外枠だった影響も有り、内枠なら問題はない筈。ゲート五分なら。

馬単
1=13 1=4

第46回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

トウケイヘイローの前走中山戦は力を示した4着。行きたがる癖がどうかだが、それで居て最後迄踏ん張った点が評価出来る。相手軽化して、平坦の京都なら前走以上を期待したい。

相手は未勝利上がりでもジェンティルドンナ。これは馬振りが抜群。牝馬ながらこのメンバーでも断然の存在だ。実戦行っても鋭い決め手を見せてくれたが、追った時のフォームがバラバラ。強敵相手で流れに乗れなかった時に脆く崩れる危険も。

オリービンは前走阪神戦でメンコ着用した効果が大きかった様。それ迄引っ掛かっていた馬が折り合っていて、むしろ4角では少しズブさを感じた位。ただ、逆に今迄五分に出ていたゲートを失敗してしまった。多頭数だけにこの点は課題に。

逃げるシゲルアセロラも侮れぬ。圧倒的に出脚が速く、この枠でもかなり楽な形に持ち込めそう。行けば折り合える筈だが、マイルは未経験。勿論やってみないことには。

馬単
11=7 11=9 11=12

第50回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

最近の京都は直ぐに内一辺倒になるのがネックだが、一連の実績買ってサダムパテックが主軸。前走阪神戦は早目先頭から粘り切れなかった辺りに案外感も有るのだが、平坦でマイルに替われば一踏ん張りは利く筈。その前走は菊花賞が距離不適で反動も考えられただけに、立て直した今回はそれ以下にはならないと思うが。

相手がマイネルラクリマ。前走東京戦は陣営の話では仕掛け遅れということになっているが、元々機動力で甘いタイプ。前々走もそうだが、こういう負け方が多いのは止むを得ぬところ。京都は1戦1勝だが、外回りなら坂の下りで勢い付けて行けるだけに、東京よりは良いだろう。あとは関西馬との相手関係だけ。

3番手がオセアニアボス。近走多少太い気もしないでもないが、デキ自体は上々。前走阪神戦は内が詰まって参考外だが、この内を突く競馬がこの馬は得意。そういう意味では最内枠は絶好だ。正直、勝ち切る場面は想像し辛いが、連勝式なら必ず要る馬。

逃げるオースミスパークも面白いところ。前走小倉戦は4角で終わったが、実績通り2000mは長いのだろう。今週坂路快走し、デキ自体は確実に上昇。シルポートが何処迄来るかだが、そのシルポートは前走阪神戦で出脚不足を露呈。ベストのマイルで単騎なら簡単にはやられぬ。

穴はアスカトップレディ。前走小倉戦は引っ掛かって競馬にならなかったが、3走前東京戦が秀逸。東京にしては珍しく外が伸びる馬場で、追い込みばかりで決まる決着の中、内に居た組では最先着の4着だった。枠が遠いのがネックだが、上手く運べるなら。

馬単
10=4 10=1 10=6 10=16