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競馬予想 2012年5回阪神

第7回阪神カップ(GⅡ)

意外に人気はないが、前走京都戦は不利に泣いたファイナルフォーム。それでも、サダムパテックからは0.8秒差だ。1400m未体験が課題にはなるのだが、外枠ならスムーズに運べると見て。

アドマイヤセプターは、前走京都戦で少しヨレる場面。これ自体は頂けなかったが、自力で追い込んでの2着で額面通りに評価出来る内容だ。勿論1400mに替わるのはプラス。ただ、相手強化された感も有って。

一発はブライトライン。何故かレオアクティブの方が人気になっているが、路線が間違っていただけの話で、今春の中京戦では実際に先着している。前走東京戦も悲観する内容ではなかったが、今回は叩き2走目で、更なる上積みが見込める上に、ベストの1400m。条件は揃った。

マジンプロスパーの前走中山戦は参考外。安田隆行厩舎3頭出しの中、その内の1頭、ダッシャーゴーゴーが自爆覚悟の競りに出て、前半600mが32.7秒。これでは競馬にならない。1400mも悪くなく、今回は好位で流れに乗って巻き返す。

馬単
15=7 15=17 15=2

第57回有馬記念(GⅠ)

古馬に中山2500mがベストという馬が少ない。となるとゴールドシップを本命に採るのが無難な選択か。今秋は成長力を見せ付け、前走京都戦も若干強引な形ながらほぼ楽勝。あとはゲートだけ。

負かすなら毎度の如く逃げ馬。ビートブラックが注目の存在となる。前走東京戦は、平均的なラップで引っ張って好勝負を演出、東京の決め手勝負で0.9秒差なら悲観する内容ではない。小回りの中山なら相手の仕掛け一つ。

一昨年、昨年の3着馬トゥザグローリーも当然中山は上手い。内枠の方がベストでは有るものの、一昨年は今回と同じ11番枠。こなせない枠ではない。ただ、これもゴールドシップ同様、ゲートが怪しい時が有り、ゲートを五分に出て欲しいところ。

オーシャンブルーは前走中京戦が好内容。相手は大概だったが、トモのボリューム感等、上昇は急だ。内を捌ける器用さと根性も有り、あとはこのクラスの馬に格負けしなければ。

ナカヤマナイトも名前の通り中山は上手い。前走は、東京なら二束三文の馬と見る外ないだろう。かといって、前々走ダイワファルコン相手の勝利では何の自信にもならないだろうが、それでも渋い馬場をこなしたという点では評価が出来る。ビートブラックの先行策に乗って少しでも前へ付けたいところ。

馬単
13=14 13=11 13=6 13=15

第29回ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GⅢ)

今年はエントリーが7頭。これが何よりもこの馬の強さの証だろう。エピファネイアは、現役時代、抜群のトビの高さを見せていたシーザリオそのままの走りを見せる。父がシンボリクリスエスとなり、馬体も大型化。同世代では負け様がない。

連一番手はラウンドワールド。コーナリングの甘さや折り合い等、課題点は多い馬だが、コディーノには1馬身3/4差。ロゴタイプには先着しており、能力は秘めている。今回は内回りだが、広いコース向きの馬、小回り札幌よりは良い筈。

バッドボーイの前走東京戦は出遅れが響いた。直線の捌きでも、一瞬迷う場面が有った。コディーノの圧勝振りから力は一応足りる筈。出遅れてもこの頭数ならカバー出来ると見たい。

前走京都戦は後方からの競馬となったが、キズナは立ち回りが上手いタイプ。少しコロンと映るので、マイラーの可能性も有るが、2000m迄ならこなしてくれるだろう。重賞初挑戦になるが、ラウンドワールド以下とは差はない筈。

馬単
7=1 7=4 7=6

第64回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

前走東京戦が着差以上の圧勝だったコディーノ。初のマイル戦、しかも中山と、紛れは勿論考えられるが、関東の雄として、エピファネイアと対戦する迄は無敗で行きたいところだろう。事実上の最優秀2歳牡馬決定戦でも有り、引退時のハクも欲しいところ。

対抗はエーシントップ。中京2歳ステークスの施行時期が今年から夏に替わり、例年の出世コースから外れた感も有ったが、今年のこの馬は一介の先行馬ではない。距離も中山なら何とかなる筈。あとはトビの問題で、大き過ぎるので、小回りに戸惑わねば。

穴は例に依って枠重視。中でも、前走新潟で上がり32秒6と出色の数字を叩き出したゴットフリートが面白い存在だ。中山でも勝っており、このコースに抵抗がない点も強調出来る。あとは位置取り一つ。

2番枠のネオウィズダムも好位で競馬が出来るタイプ。口向きが悪く、真面目に走れていない点は有るのだが、並べばそれなりの渋太さも見せる。折り合い次第で。

馬単
5=9 5=3 5=2

第50回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

2000mという距離に難しさも有るのだが、前走京都戦で好走したピクシープリンセス。雨で他馬が苦しんだ印象は有ったが、、この馬自身は元々雨が得意ではないだけに、力を付けたと見たい。中京2000mにも勝ち鞍が有り、中心視。

対抗はエーシンメンフィス。こちらは51sが圧倒的に有利。前走京都戦は芝に転向しての緒戦だったが、悠々の逃げ切り劇だった。この時も雨で、馬場が味方した感は有るのだが、再度のハナでこのハンデなら。

アスカトップレディは冬場は走るタイプ。昨シーズンは馬を抜群に良く見せていた。ただ、今年は休み明け。この点が微妙ながらも、この相手で距離さえこなせば。

馬単
6=8 6=18 6=14

第64回農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)

超A級的素質馬が不在。難解だが、一応の軸はコレクターアイテム。前走東京戦にしても、インで立ち回った利は有るのだが、それでも一応は完勝。まだ未完成感アリアリでも、堅実には駆けており、中心視したい。

対抗がサンブルエミューズ。前走中山戦は出遅れた上に、道中オッツケ通しだったが、それでも中山マイルで大外回して差し切る強い内容。数字のない割には馬を大きく見せる点も好感が持てる。あとは流れに乗れるかどうかその一点に懸かる。

アユサンは前走東京戦が出遅れ。大外枠だが、今回も出遅れるならこの方がむしろ良い方に出る可能性も。通った位置の差を思えばコレクターアイテムと同水準のパフォーマンスは見せており、展開の助けが有るなら。

穴はカラフルブラッサム。前々走新潟戦は直線向いて右往左往する場面、勿体ないレースになってしまっていた。前走京都戦には物足りなさも有るのだが、それでも負けたのは何れも牡馬。コレクターアイテムも牡馬相手には完敗だった。とにかく良く見せる馬で、叩いての上積みを見込めばもう少しやれて良い筈だが。

馬単
6=8 6=18 6=14

第63回朝日チャレンジカップ(GⅢ)

アテにならない差し馬だが、力は2頭が抜けている。中でも3歳馬ヒストリカルが中心。休み明けだった阪神戦は距離としても、前走京都戦には物足りなさも残るのだが、坂の有る阪神の方が差し込み易い筈。あとはこの頭数をどう捌くかだけ。

もう1頭がフレールジャック。前走は引っ掛かって競馬にならず。古馬になっても、折り合い面で進境がないのは頂けないが、それでも阪神で折り合えば突き抜けて良い馬。阪神1800mはスローが多いのも確かだが。

リルダヴァルは前へ行ける利が有って堅実は堅実。ただ、上記2頭に比べるとスケールで劣る。ただ、前述した様にスローになりそう。こういうところを勝ち切っておかないと重賞とは無縁で終わってしまうが....

ミッキードリームも阪神ならほぼ毎回の様に掲示板を外していない。前走京都戦は58sも流石にキツかったところだろう。今回ハンデ戦で他馬も軽くなっているが、57sなら自分の力を発揮出来る筈。

馬単
15=10 15=7 15=2

ジャパン・オータムインターナショナル 第13回ジャパンカップダート(GⅠ)

ダート馬に重要なのは、何よりも勢い。となるとローマンレジェンドに期待する外ないだろう。前走京都戦も着差こそ辛勝だったが、狭いところに入った為で、力は違っていた。確かに相手は強くなるが、それよりも勢いに期待して。

対抗がエスポワールシチー。昨年は少し衰えも有る様なレース振りだったが、今年は堅実に走っている。ローマンレジェンドには札幌戦でハナ差先着許したが、ローマンレジェンドの前走、みやこステークスと違って、真っ向勝負のハナ差。能力差はそこ迄ないだろう。あとはやはり勢いの問題。

ワンダーアキュートの前走川崎戦は、展開に恵まれた感も強かった。ただ、GⅠ,JpnⅠならではのペースと見ることも出来、今回も出脚が怪しい先行馬は多い。再度の前崩れなら。

シビルウォーは前走出遅れたのが痛かった。中央線に良績がないが、地方の重不良でも走っており、阪神なら走れる筈。ゲート五分でも少し出脚の怪しいタイプだが、ゲート五分で少しでも前へ付けられるなら。

馬単
10=12 10=12 10=2

第48回金鯱賞(GⅡ)

気性的にかなり問題の残るエアソミュールだが、前走京都戦はスローでも比較的真面目に走っていた。メンコの効果も大きかったのだろう。一気の相手強化だが、ジャングルポケット産駒の左回り。前走以上に走れば通用の算段。

相手は実績馬アーネストリー。京都内回りだったが、夏場の開催だった頃に、このレースを制した実績も。ただ、基本的には直線の短いコースが向いているタイプ。相変わらず太いので絞れるのが大前提にはなるが、今の中京も決して良いとも言えず。

一発はクレスコグランド。とにかく前走の天皇賞に関しては馬場が特殊過ぎた。オルフェーヴルがそうで有った様に、勝とうが負けようが全て参考外だ。それでも今回は約半年の休み明け。良い材料ではないが、本来の走りが出来れば勝ち負け持ち込める。

押さえはダノンバラード。前走京都戦は珍しく勝ち切ったが、基本的には微妙な着を並べるタイプ。ただ、どちらかといえば左回りの方が向いているのも確か。開幕週の内枠でも有り、軽視は出来ず。

馬単
7=8 7=12 7=1