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競馬予想 2013年3回京都

第80回東京優駿(GⅠ)

漸くマトモな枠を引いたエピファネイア。ここ一番でやっと運が向いて来たか。折り合い面に課題は残すが、外枠でなければ何とかなる可能性も。兎に角、馬のスケールは同世代でも断然。東京で今度こそ。

勿論ロゴタイプが対抗格。取り敢えずいえることは、勢いとデキではこのメンバーでもNo.1。結局ダービーはこのタイプが有利なのは確か。ただ、前走中山戦は内で上手く回れた面も有ったか。少なくとも東京よりは中山向き。

キズナは前売1番人気が過剰。先週のデニムアンドルビーと同じパターンだが、桜花賞とトライアルの比較を思えば、前走のメンバーが明らかに軽過ぎる。鮮やかな勝ち方も、距離不安が少しバレた印象も。追い込み馬に最内枠も良いとは思わないが。

穴はフラムドグロワール。前走は好位を取りに強気に乗ったのが正解。折り合い面だけをいえば少し無茶だったが、強引に行かなければ引っ掛かることはない。前走が休み明けだったことを思えば、デキも前走以下は考え辛いところ。

馬単
9=8 9=1 9=15

第74回優駿牝馬(GⅠ)

トライアル馬が1番人気。ギャンブルのリズムとしては悪い部類のパターンだが、それだけの内容だったデニムアンドルビー。4角から動いて押し切る圧巻の競馬だった。ガサがない馬で雨だった時が課題だが、馬場状態に響く程は降らない予報。一気に頂点へ。

桜花賞組ではプリンセスジャックが筆頭になる。母ゴールデンジャックは、オークストライアル迄も使って、このレース2着。秋はサッパリになったが、稼げる時にキッチリ稼ぐ馬主孝行の馬だった。極端なスローになった時がどうかだが、このメンバー、前へ行きたい馬は多い。

エバーブロッサムは桜花賞をスキップしてオークス一本に絞った点に好感。デニムアンドルビーよりは決め手で差が有る印象も有るのだが、馬場状態不問で差して来る。追い比べになるか、雨が強く降る様なら確率は更に上がる。

勿論アユサンも押さえておきたい、桜花賞は好位で流れに乗って普通に競馬しての優勝。適性云々を別にして単純に強かった。元々右回りはコーナリングが下手な馬で、左回りに替わるのもプラス。ただ、桜花賞は-12kg。かなり細く映ったのも確か。輸送距離が短いのはせめてもの救いだが、馬体維持重視の調整で勝てる相手ではない。

馬単
5=14 5=13 5=4

第20回平安ステークス(GⅢ)

激戦だが、斤量面で明らかに恵まれたのはナムラタイタン。前走の東京2100m戦は流石に長過ぎたが、かつての1400mのイメージよりは明らかに距離適性が長目にシフトしている。かといって1900mも微妙だが、この斤量なら一踏ん張り期待して。

実力最上位はニホンピロアワーズ。前走はレkgを背負って、ホッコータルマエとも差のない競馬。斤量ハンデを考えれば能力面ではこちらが上とも判断出来る。今回、ホッコータルマエ不在なら59kgでも楽勝の算段は成り立つが、外から被せられると甘い面も。最内枠は宜しくない。

ソリタリーキングは前走阪神戦は決して良いデキではなかった。しかし、馬体増は本来の数字に戻ったモノで、当時よりデキが悪いということは考え辛い。レース内容も如何にも叩き台をイメージしたそれ。今回、本気で走れば前走以上には来れる筈。

穴はトミケンアルドール。前走阪神戦は初重賞挑戦で高い壁にハネ返された形だが、良い経験にはなっただろう。デキに関しては引き続き良好。直ぐ内に先行馬が居て、枠順的には絶好。スムーズに流れに乗れるなら。

馬単
6=1 6=10 6=11

第8回ヴィクトリアマイル(GⅠ)

馬場状態次第になってしまうのだが、晴雨兼用なのはヴィルシーナ。前走阪神戦で掲示板を外したのは残念だったが、1角で躓いたのがあの強敵相手で応えた感も。母系はスプリンター色が濃く、そろそろ適性がハッキリして来る頃。

パンパンの良馬場は期待出来ないが、その時の本命はハナズゴールだった。前走阪神戦が道悪に泣いて、再度の道悪とツキがないのだが、決め手は牡馬含めてもトップクラス。強いていえば、輸送の負担の少ないホームコースで出来る点が上積みとなるが。

フミノイマージンも良馬場だったら面白い存在だった。前走阪神戦に関していえば1400mも忙しかった。東京マイルで本領発揮出来ればダークシャドウに完勝した実力を見直す手だが、兎にも角にも道悪がサッパリに近く。

その阪神戦を道悪で制したサウンドオブハートも怖い存在。折り合い面をクリア出来た点も大きい。良馬場なら話は別だが、道悪なら再度の外枠が良い方に出る可能性も高い。

馬単
5=4 5=14 5=15

第58回京王杯スプリングカップ(GⅡ)

馬場状態で結果が変わりそうだが、勢いはトウケイヘイロー。前走はファイアーフロートの逃げに上手く乗った感も有るのだが、ハイペースを追走しつつ、追い出して外にモタれながらも押し切った点を評価したい。その意味では左回りに替わるのもプラスに働く。

逆転含みの対抗がガルボ。前走中山戦はもう少し動いて欲しかったが、デキ自体は悪くなかった。ハンデ背負ってのハイペースが応えた印象も。元々はスローで好位に乗る競馬を得意とするタイプ。東京1400mはそういう舞台。

サダムパテックは昨年の覇者。ストロングリターンを別にして、メンバーレベルには疑問も有ったが、秋にGⅠを制することとなり、実力は本物だった。ただ、外枠、道悪、斤量増と、昨年とは条件が替わった。

ダイワマッジョーレは東京がベスト。中山での取りこぼしは許容範囲。むしろ大崩れしていないのは地力の証だろう。ただ、1400mが未経験。東京の1400mは特殊だが、外枠でも有り、狙うなら次走という気もするが。

馬単
5=4 5=14 5=15

第18回NHKマイルカップ(GⅠ)

激戦必至というよりは一長一短のメンバー構成。一番無難な本命はゴットフリートになるか。前走中山戦は最内枠から出遅れて、外へ回す競馬。前で決まる展開ではレースにならなかった。叩いてゲート五分なら何とかなる筈。

実績No.1はエーシントップ。前へ行って押し切る競馬が続いているが、前走中山戦で控える競馬でも折り合い面にメドを立てたのは大きい。ただ、東京向きとは思えないのも確か。連勝式の軸としては一番無難だが、単勝勝負もどうか。

穴はモグモグパクパク。少し回転数が足らない嫌いも有るのだが、大トビの走法は東京がベスト。前走中山戦も窮屈そうに走っており、外枠過ぎる枠がどうかだが、スムーズに運んで力は出し切れる。

意外にソコソコ売れているが、フラムドグロワールにも注目が必要。ほぼ記憶の彼方となりつつ有るが、前走中山戦は雪の影響で延期が有り、サッパリだった。逆にいえば敗因は明白。休み明けいきなりの東京マイルGⅠだが、本来の能力出し切れば巻き返しは充分。

馬単
7=15 7=18 7=12

第61回京都新聞杯(GⅡ)

キズナはコーナー4回の競馬で2連敗した後、前走阪神戦の圧勝劇。結局勝ったのは1800mのみとなっており、若干の不安も残す。前々走中山戦の捌き損ねも、コーナーの脚が有ったら結果は違っていた。京都の外回りなら何とかなる筈だが、2着の危険も。

逆転一番手はマズルファイヤー。前走中山戦も馬は悪くなかったが、ゲートで伸び上がる様に出てしまい、ダッシュが付かず中段からの競馬を余儀なくされた。最内枠でイン有利の馬場状態が加速。本来の先行策なら逃げ切り迄。

一角崩すならペプチドアマゾン。このレースと相性が良い開幕週の2400m戦を勝ち上がって来た。ペースが遅く、時計的には平凡だが、球節の角度が深く、時計の速い芝には合うタイプ。

もう1頭先行馬でウインアルザスを押さえたい。距離経験が豊富な点も強調出来る。枠は遠いが、出脚は速いのでスンナリ前へ行けるなら。

馬単
5=1 5=8 5=14

第147回天皇賞・春(GⅠ)

昨年と比較して上がりの掛かる展開が多い今年の京都コース。ゴールドシップにとっては絶好の舞台が整った。今年もフルゲート18頭。少し捌くのが面倒では有るが、回り脚強烈な右回りなら。

連一番手がフェノーメノ。ステイゴールド産駒だが、3歳時はむしろ東京に適性を示していた馬。中山コースには疑問も有ったが、快勝だった。いうなればステイゴールドっぽくなって来た印象。かといって、ゴールドシップ相手の3200m真っ向勝負ではキツいのだが、能力上は2番手。

穴はレッドカドー。昨年のジャパンカップで、外国招待勢では最先着。馬は意外に日本向き。距離云々は何ともだが、前走UAE戦で見せた様に内を立ち回れる器用さも持っている。

トーセンラーも絶好枠で馬券圏内有りそう。1枠は2年連続で勝ち馬を出しており、3年前もエアジパングが5着。如何にイン有利かが分かる。今開催の傾向を見る限りでは、極端な内有利ではないのだが、押さえには必要だろう。

馬単
8=6 8=13 8=1

第20回テレビ東京杯青葉賞(GⅡ)

レッドレイヴンは東京スポーツ杯2歳ステークスでコディーノの2着。コディーノに底が割れた感も有るのだが、正確には成長力がなかったということ。当時の能力には疑う余地がなかった。この馬は当時未完成感アリアリの馬体。間隔を開けて、成長の跡も歴然。ここは通過点にして、次走でコディーノを逆転だ。

2番手以下は横一線だが、馬券上の妙味はアウトオブシャドウ。前走阪神戦は勿論スローながら33.0秒の上がり。馬体もまだ絞れる余地を残しながらも、大物感が有る。

ラストインパクトは前走中京戦が好内容。ここにも出走しているアウォーディーとは0.1秒差だったが、それ以下とは1.1秒差。この2頭の次元が違っていた。ディープインパクト産駒らしい馬体で、東京の良馬場なら一段上を見込んで。

ダービーフィズは胴が長いジャングルポケット産駒。中山よりは東京の方が向く。それでも前走中山戦は4角でカミノタサハラの1馬身後に居ての7着。0.6秒差とはいえ、もう少し動いて欲しかった感も。

馬単
15=14 15=7 15=17

第44回読売マイラーズカップ(GⅡ)

前走東京戦は初ダートの鉄則、先行して流れに乗ることが出来なかったカレンブラックヒル。珍しくゲートで後手踏んだのが響いた。仕切り直しの今回はベストの芝マイル。ここは負けられないところ。

対抗も4歳馬ファイナルフォーム。前々走京都戦で結果を残せなかったが、不利を食らった影響が大きかった。気の良い馬で鉄砲も利くが、雨は良くなさそう。

3連覇が懸かるシルポートにも注目が集まる。大敗は全く気にならないが、前走中山戦は全てが上手く行った感も有った。その上での3着には案外感も残す。少し衰えも見え隠れして来たところ。

ダノンシャークもこの条件なら堅実。ただ、サダムパテックと並んで低レベルマイル路線の象徴になりつつ有るのは残念。4歳馬以外には何とかしたいところだが。

馬単
9=7 9=13 9=12

第10回福島牝馬ステークス(GⅢ)

1800mでの安定感をいえばオールザットジャズ。昨年の覇者でも有るが、54kgで競馬出来るのも有利。ただ、前走中山戦は太かった上に、イレ込みもキツかった。それで走ったのは大したモノだが、絞れた方が確率は上がる。

昨年の3着馬アカンサスも堅実。掲示板からはここ4走外れているが、それでも1秒差以内に留まっている。特に前走中山戦はフミノイマージンより外を回しており、競馬になっていない。最内枠どうかだが、内は突ける馬場状態。

穴はフェータルローズ。ここ2走は4角で位置取りを悪くしており、これがなければ少なくとも掲示板は有った。本来は先行力も有る馬、先行馬の少ないこのメンバーと内枠でスムーズなら前進必至。

オメガハートランドの末は確か。前走中山戦は馬体減が有った割には良く差している。レース間隔を開けて攻め馬の動きはまずまず。西から天気が下り坂だが、馬場状態も何とか保ちそう。

馬単
7=2 7=8 7=11