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競馬予想 2013年3回阪神

第54回宝塚記念(GⅠ)

昨年の年度代表馬、ジェンティルドンナが国内緒戦を迎えた。何といってもジャパンカップのパフォーマンスが強烈。ここでも格が違う感は有る。何とか良馬場で出来そうなのも何より。

対抗がゴールドシップ。前走の敗戦は追い込み馬の宿命の様なモノ。タマには不発が有っても不思議はない。昨年程ではないにしても、京都の馬場は特殊。阪神2200mはステイヤータイプが活躍する舞台で、前がやり合う様だと出番も。

勿論フェノーメノにも減点材料はない。前走京都戦はゴールドシップの不発に助けられた感は有るが、3歳時はディープインパクト産駒の様な適性を示していたが、今年に入って完全にステイゴールド化。つまりは阪神2200mも向く。

一角崩すならシルポート。近走の不振は出脚が鈍っている影響が大きい。とりあえず距離延長で楽に行ける様にはなる筈で、自分の力は出し切れそう。

馬単
11=10 11=3 11=5

第18回ユニコーンステークス(GⅢ)

人気はないが、上昇度ではエーシンレンジャー。前々走は好位で流れに乗って伸び切れずの4着。前走京都戦も、サウンドリアーナには一気に交わされたが、それでも中段から内々を立ち回っての2着。ただ、この間は明らかに馬が良くなっていた。叩いての上積みも見込めそう。マイルでスムーズな競馬なら。

対抗がそのサウンドリアーナ。前走京都戦は実に鮮やかだった。ただ、1600mに延長して、あの脚が再び使えるかどうかとなるとやはり多少の疑問符は付く。状態面での上積みもなさそうで。

チャーリーブレイヴは休み明けがカギになる。加えて、出世レースのヒヤシンスステークスだが、内容的に然程強い印象がなかった。胴長の馬体でトビが大きく、馬は見栄えするが、回転数が怪しいタイプ。決め手負けしそう。

押さえがベストウォーリア。前走園田の交流戦で、コパノリッキーに完敗だったが、休み明けは一応言い訳になる。前々走ガイヤースヴェルトとの力関係から、ここでも通用の目は有る。

馬単
1=12 1=7 1=6

第18回マーメイドステークス(GⅢ)

若干どころではない低レベル感が有るのだが、人気でもアロマティコの実力が抜けている。前走東京線は後ろから行き過ぎ、前々走福島戦も明らかな騎乗ミス。乗り替わりは東京との関係も有るが、良い方に出そう。1800mがベストだ。

対抗がマイファーストラブ。1000万でも勝ち切れない馬だが、戦績を良く見ると平坦で詰めを欠いており、坂の有るコースに良績が集中している。長身の武幸四郎騎手が49kgで騎乗。勝負気配アリアリ。

エーシンメンフィスに展開利が有りそう。直近の勝利が逃げた昨年暮れの中京戦だが、以降は出脚の甘さがネックになり、先行すら出来ない状況が続いている。しかし、ここはここは逃げるのがアグネスワルツ。機関車役が左隣に居て、先行策で活路を。

穴は休み明けでもコスモネモシン。これも1800mは得意としている。1年近い休み明けになるが、攻め馬の動きを見る限りでは出来ている。得意の夏場でこの相手なら。

馬単
7=4 7=13 7=6

第63回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

近年のマイル路線は低レベル。スプリントの方がレベルが高いと見てロードカナロアで足りる筈。出脚だけをいえば世界一のレベルで速く、かつては好位差しで詰めが甘いだけの馬だったが、これを上手く矯めて瞬発力を生かす競馬にチェンジしてから一皮剥けた。アッサリの場面が濃厚だ。

対抗は逆に中距離から参戦して来たダークシャドウ。今シーズンはそこ迄デキが良い様にも見えないのだが、前走阪神戦もオルフェーヴルから0.5秒ならまずまずの内容。休み明けが悪かったのは昨秋も同様で、ジャパンカップ時点では往時の状態に戻っていた。一叩きの上積みは大きいだろう。

マイル路線からの組ではグランプリボス。前走京都戦は外枠で引っ掛かる可能性も高かったが、キッチリ折り合って終いの脚を発揮し、新味を披露した。折り合いさえ問題なければ勝ちっ放しでも何等不思議はない実力の持ち主。

ショウナンマイティも一連の実績は上位。途中で我慢し切れずハナへ行った前々走京都戦は最悪だったが、前走阪神戦では折り合いに専念し、本来の決め手を発揮しての2着。やや勝てる展開の幅が狭い気もするが、距離延長よりは確率高いと見て。

馬単
10=12 10=7 10=2

第66回農林水産省賞典鳴尾記念(GⅢ)

トランスワープは前走中山戦でボロ負けしたのが原因で人気を落としているが、距離面や前々走で受けたアクシデントの影響も有った。その前々走や昨夏一連の成績が示す通り、コース不問の走りを見せる。ここは中心に。

そのトランスワープに先着したのがダノンバラード。意外にも阪神は、2歳時のラジオNIKKEI杯2歳ステークス以来となるが、広い右回りは合っている。これも前走は距離に敗因が求められるところ。

ダイワファルコンが兎に角堅実。しかし、基本的には低レベル関東重賞で戦って来た印象も強い。関西馬や、フェデラリストの様な関西でも通用する関東馬が出て来るとコロッとやられてしまうのも確か。のメンバーは関西馬も大概なのだが。

押さえがパッションダンス。前走新潟線はアドマイヤタイシに競り勝ってのV。アドマイヤタイシも詰めが甘い馬だが、箔は付いたか。ただ、あくまで相手関係で、今春の小倉戦、中京戦がこの馬の実力。人気程の評価もどうか。

馬単
11=7 11=15 11=14