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競馬予想 2014年5回京都

ジャパン・オータムインターナショナル 第34回ジャパンカップ(GⅠ)

路線がバラバラで難解な一戦。昨今、外国招待馬が勝つことはほぼなくなったが、騎手はカタカナは7人。ある意味、国際競走になっている。本命は迷ったが、叩いての変わり身に期待してエピファネイアに◎。母馬にも乗っていた福永騎手だが、ゲートは失敗、道中は引っ掛かってと散々。この乗り替わりは明らかにプラス。出来ればもう少し外が欲しかったが、マトモに競馬出来れば突き抜ける。

対抗はジェンティルドンナ。GⅠ3連覇は過去に例がなく、偉業に挑む形となるが、それだけサラブレッドは2年間同じ適性を維持するのが難しいということ。能力自体は変わらずとも、時計勝負には対応出来なくなって来るのは良く有るパターンだ。ただ、前走は何時ものジェンティルドンナの競馬。この競馬が出来るなら少なくとも大崩れはしない。

3番手がジャスタウェイ。攻め馬サッパリだった点が気掛かりでは有るのだが、2000mで現役最強は間違いないところ。2400mも、東京に限ればアドマイヤムーン等、中距離馬で充分こなせる舞台だ。あとは前々走のダメージがどうかだろう。攻め馬動かなかったのも、その部分が有りそうな気がしてならない。

押さえがハープスター。前走仏国戦は日本馬3頭の中でも一番ヒドい競馬。全馬を行かせてから大外というのは、仏国では考えられない騎乗だっただろう。それで6着は地力以外の何物でもない。東京2400mもこの馬にとって間違いのない舞台。斤量利も大きい。

馬単
4=3 4=1 4=6

第1回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GⅢ)

ティルナノーグは前走でトーセンバジル相手に並ぶ間もなく差し切った。完全にトーセンバジルの勝ちパターンで、次元が違った感も。少頭数も勿論歓迎するが、雨は気掛かり。この頭数なら馬場の良いところを選んで来れば問題はない筈だが。

雨があまりに強くなるならダノンメジャーの逆転も考えたい。新馬戦は稍重だけにあまりアテにならない部分も有るが、ディープインパクト産駒とダイワメジャー産駒ではパワーの絶対値が違うところ。2000m未経験なのは気掛かりだが、内回りの京都なら。

基本はこの一騎打ちだが、牝馬でも使って来たフローレスダンサーも押さえたい。前走は出遅れた上に道中で前の馬が下がって来て、位置取りを悪くする場面。参考外だろう。距離も多少ズブい部分が有るので延長はプラス。この相手で勝ち負け出来るなら一気にオークス候補だが。

馬単
7=3 7=1

第19回東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)

前走新潟戦は追い込み切れなかったアブニールマルシェ。新潟だけに器用さは分からないが、少なくとも能力は見せた。ゲートが課題になるが、前走より頭数が少なくなったのは好都合。このメンバーなら何とかしたい。

対抗はスワーヴジョージ。前々走札幌戦は4角で接触する不利。馬も若いのだろうが、元々トビが大きく、瞬時に反応出来ない面が有り、東京の方がマトモに競馬出来る。あとは決め手負けしなければ。

ジャストドゥイングはブライトエンブレムに負けて、ロジチャリスに0.1秒差勝った。ロジチャリスとアブニールマルシェは首差だから好勝負に持ち込める計算が成り立つ。ただ、前走新潟戦が上がりが32.0秒。3走全部超スローで、新潟以外でどうかというのはアブニールマルシェ以上に確率が低くなりそう。

馬単
2=13 2=8

ジャパン・オータムインターナショナル 第31回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

マイル路線の基本パターンは「GⅠだけ別路線組」。ただ、今年はそういった馬が少ない。マイル路線で一番強いのはダノンシャーク。前走東京戦は脚の使いどころを間違えて凡走してしまったが、折り合ってしっかり脚を矯める形なら突き抜ける。

無理矢理別路線組を探せばタガノグランパ。厩舎技量で折り合いが付く様になっているが、馬体や歩様の雰囲気はむしろマイラー。3000mの直後に不安は有るのだが、年齢を経ると中々意固地になるのに対し、この馬はまだ3歳。融通は利く筈。

ある意味別路線組となるミッキーアイルは前走で出遅れ。2番手で折り合わせようとしていたが、結局引っ掛かり、途中からハナへ行く形。ラチさえ頼れば渋太い部分は有るが、自分の競馬が出来ないと味がない。ただ、徹底先行タイプが少ないのも確か。強引にでも行き切るのが条件。

ワールドエースは前走東京戦がサッパリ。敗因不明だが、休養前の極悪馬場が響いた感は無きにしも非ずだ。京都マイルは今春に今も残っているレコードの舞台。デキさえ戻れば突き抜けて良いが。

馬単
12=16 12=15 12=9

ジャパン・オータムインターナショナル 第39回エリザベス女王杯(GⅠ)

毎年のことながら、2200mの距離がポイント。荒れるにしても本命で決まるにしても、距離とそれを過剰に意識する人間により、結果が左右される。2200mベストという点ではラキシス。レース内容からは強さを感じさせることは少ないが、2200mになると何故かキッチリ結果を残して来る。良馬場で出来そうなのも何よりだろう。

対抗はヴィルシーナ。2009年にクィーンスプマンテ‐テイエムプリキュアで決まり、大波乱になったが、普段走り慣れていない外回りの2200mとなることで、つい折り合い重視で乗られ、前が残る展開が多々有る。これ以前にもオースミハルカが2年連続で2着。先行馬が一発決める下地が有った。この馬自身はマイラーだが、前走阪神戦でも牡馬相手にこの距離で頑張っており、チャンスは有るだろう。

とはいえ、ヌーヴォデコルトも前走は悪くない内容。内回り2000mで人気を背負い、安全策で4角外を回ったのが裏目に出ただけ。競馬としては勝ちに等しい内容だった。距離の不安も少なく、出脚こそ甘いものの、折り合いが付くので積極的に出して乗ることは可能で、好位で流れに乗れる器用さも持っている。

メイショウマンボは成績にムラが有り、走ってみないと何ともだが、牡馬相手となるとサッパリなのは確か。前走は馬体増の影響も無視出来ないだろう。ついでにいえば休み明けも走らないタイプ。限定戦でマトモに走れば。

馬単
1=10 1=5 1=6

第49回デイリー杯2歳ステークス(GⅡ)

ナヴィオン◎。前々走新潟戦は18頭立ての最後方から6着。掲示板は確保して欲しかったのも確かだが、同情の余地は有る。また、前走阪神戦も収穫の多いレースだった。まず、内回りで曲がれたのが何より。最後方からではない競馬で勝ったのも評価出来る。しかも、更に頭数が減って、差し馬に増々有利になった。

対抗はアッシュゴールド。期待の良血馬が新馬で凡走。愚弟かに思われたが、立て直していきなり未勝利を脱出。派手な勝ち振りでもなかったにしても、内回りで外から差し切っており、まずまずの内容だったといえるだろう。本当に走ってくるのは来年だろうが、今年は2歳重賞が新設ラッシュで何処もメンバーが低下。この相手なら。

穴はプリメラアスール。東京戦は馬場入り時に放馬してしまい競走除外。仕切り直しの一戦となる。しかし、新馬は然程強い勝ち方ではなかったが、下見の気配が光っていたのは確か。敢えて牡馬相手にブツけて来るのは、陣営が高く評価している証拠だろう。

アルマワイオリはそれ迄先行しての競馬ばかりだったが、差す競馬にチェンジしていきなり結果を出した。札幌戦はあとひと踏ん張りが利かず、距離延長がマイナスと出る可能性も有るが、折り合い面にはあまり不安はなく、差す競馬が合っている。

馬単
2=9 2=6 2=3

第5回みやこステークス(GⅢ)

前走阪神戦が完勝だったクリノスターオー。雨が降りそうな天気予報だが、前々走札幌戦から時計勝負も歓迎のクチ。強いていうなら、前走は4角で被された際に手応えが悪くなり、気性的な弱点が露呈してしまったが、早目先頭の形さえ造れば問題はないだろう。

対抗は実績最上位のニホンピロアワーズ。春は多少デキが怪しいのか、今春は多少案外感も残ったが、秋には何時もそれなりに結果を残してくれるタイプ。あとは時計勝負の58kgだけ。時計勝負自体は歓迎だが、58kgだと機動力が鈍る傾向も。

インカンテーションもこのメンバーなら地力上位。前々走札幌戦でクリノスターオーに完敗したのは気になるが、一応休み明けは言い訳に出来る。その後の新潟戦2連勝は相手が弱かったという以外にないが、使ってデキが上向いている今ならクリノスターオーとも好勝負に持ち込める筈。

穴はアスカノロマン。前々走新潟戦が重賞初挑戦となり、5着と敗れたが、序盤の接触で折り合いを欠いた面も有った。前走の時計は良馬場だと考えれば優秀で、外から上手く流れに乗れるなら。

馬単
5=7 5=14 5=16

第19回KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)

先行有利になってしまう危険も高いのだが、前走のレース内容だけをいえばダノングラシアス。内回りの1400mだったが、直線で前が開かず、暫く立ってから大外へ持ち出す形。絶望的な位置から同タイム迄追い込んで来た。外回りで突き抜ける。

レオパルディナも前走小倉戦は強い内容。外から飛び道具にやられる格好にはなったが、前の馬はキッチリ捉えている。ただ、コーナリングが下手な馬で坂の下りが有る京都外回りは微妙な面も。

3番手以下は未知の魅力ということになるが、強いて挙げるならルアンジュ。馬体はまだ子供だが、やや出遅れながらも出脚とスピードが違っていた。今週の坂路でも快走。態勢も整った。

馬単
1=13 1=7