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競馬予想 2014年5回阪神

第59回有馬記念(GⅠ)

前走東京戦で現役最強を証明したエピファネイア。少し時計が掛かる馬場とハイペースが味方した感は有ったが、少なくとも「少し時計が掛かる馬場」は今回も一緒。あれだけの圧勝にも関わらず1番人気になってないのは、中山実績のなさが嫌われているのだろうが、クルクル回るコース形態は折り合い面でプラス。ジワッと先行出来る外枠も、「残り物に福」が有ったとなる筈。

対抗が中山巧者のゴールドシップ。枠は何処でも良かっただろうが、外枠なら中段辺りに付けられる可能性は有る分、確率が上がる。あとはスタミナに任せるだけ。ただこの馬の場合、東京巧者を中山で負かすのが基本パターン。チラホラ中山を得意とする馬も居て。

その中山巧者という点ではトゥザワールド。前走京都戦は全くの参考外。ソコソコ人気になっていたが、レース前から惨敗は目に見えていた。母トゥザヴィクトリーは2001年に3着、兄トゥザグローリーも2010年、2011年と3着。スケールではトゥザグローリーより上だけに、3着以上を。

ジャスタウェイは一応の押さえ。ただ、中山記念で圧勝している実績は有るものの、どちらかといえば東京向き。本格化したハーツクライ産駒はコース不問となる傾向も有るが、有力2頭とは違い、この外枠もプラスとはいえない気も。

馬単
13=14 13=6 13=15

第9回阪神カップ(GⅡ)

先行激化も予想されるが、主導権を握るのはミッキーアイル。前走京都戦は2番手からの競馬で失敗。流石に懲りただろう。出脚とゲートに課題が有るのは確かだが、それは他馬も似た様なモノ。ゲートさえ決めての単騎なら簡単には止まらない。

対抗はコパノリチャード。こちらが2番手の競馬になりそう。ベストはハナだが、ミッキーアイルよりは2番手でも何とかなる確率が高い。ダイタクヘリオスタイプというのは過去に散々述べて来たが、そういう馬だけにジワッと行ける外枠も合う。

差し馬ではウリウリ。今週からBコースに替わり、イン有利な馬場状態となりそう。元々1400mがベストで、内々を立ち回るのも得意。牡馬相手でどうかという部分も有るが、ここは一線級が先行馬ばかり。差し馬に絞れば、有力どころは少なく通用して不思議はない。

押さえがサンカルロ。流石に衰えた感も有るが、今年は前述した様にメンバーが大概。前走新潟戦は0.3秒差なら意外に走っているという見方も出来る。阪神1400mはベスト中のベストコース。有終の美を飾る場面が有っても。

馬単
6=18 6=1 6=11

第66回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

折角阪神外回りにプラットフォームが替わったものの、雨が降って一気に波乱含み。これで浮上しそうなのはアッシュゴールド。前走京都戦は坂の下りでモタついて、直線再び盛り返す形。現状の完成度の低さが影響している。人気先行だが、阪神で時計が掛かる馬場なら。

ブライトエンブレムも札幌から勝ち上がって時計の掛かる馬場は悪くない。ただ、出遅れてのマクりで強引な競馬になった面は有り、広いコースがむしろアダとなる可能性も。一息入った影響も走ってみない分からないところ。

ナヴィオンの前走京都戦は1番人気で負けて格好悪い形になったが、急かして引っ掛かり、そこから無理矢理引っ張ってとチグハグな競馬になった。怖がりという話も有り、今度は追い込みの競馬になりそう。これが道悪で悪い方に出る可能性も有るが、少なくとも折り合い面ではプラスに働く。

穴が逃げるラウンドテーブル。前走東京戦は一見単なる逃げ切りだが、決してインが有利な馬場状態ではなく、能力が有ってこそのモノ。全身を使って走るフォームにも好感が持てた。1F延長、道悪と課題は有るが、この人気でも有り、狙ってみる手も。

馬単
9=16 9=8 9=7

第52回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

GⅠ帰りが多く、どれがマトモな状態か難しい面も有るのだが、そこを避けるとアイスフォーリスが本命。前々走の東京戦ではオープンで決め手負けした印象も有ったが、2000mで準オープンを完勝。ハンデ戦だったが、55kgで勝ったのも評価出来る。距離は少し長目の方が良さそうで、坂の有る2000mは歓迎。54kgなら突き抜けて良い。

GⅠ転戦組ではディアデラマドレ。今年は札幌戦を除けば堅実で、安定して末脚を使えている。前走京都戦は最後に末脚が鈍った様にも見えただけに、2000mに替わるのはプラス。あとはデキの問題。

同じくGⅠからの参戦となるフーラブライドは昨年の覇者。今年は飛躍の年になったが、昨年50kgに対して56kg。前走京都戦でも今迄の伸びではなかった気もしないでもないところで、この斤量で何処迄脚が使えるかがカギになる。

穴はバウンスシャッセ。あまり雨は降って欲しくないのだが、前走京都戦も0.7秒差なら大きく負けた訳ではない。少しハンデが見込まれたのはネックだが、前々で流れに乗れれば大崩れはしない。

馬単
16=13 16=12 16=9

第66回農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)

近走2着続きだが、ダノングラシアスの敗因は明白。前々走京都戦は内回り、前走は前でクールホタルビにチョロチョロされて届かなかっただけだ。1400mしか経験がないだけに、この外枠は歓迎しないが、阪神外回りなら突き抜けて良い。

対抗はロカ。道中は結構行きたがっていたが、それでもアッという間に3馬身差。圧勝といえる内容だった。馬群の中に入れておけば見た目には窮屈そうでもちゃんと伸びてくれた点も収穫だろう。あとはこの頭数をどう捌くか。あまり後ろからだと内枠がアダとなる危険も。

ココロノアイは前走東京戦が面白い内容。外枠で一気に行ってしまったのがその要因だが、それでも4角で一息入れられた辺りはセンスも有りそう。これも内枠の方が競馬はし易い筈。

穴は先行馬。とはいえ、どれが逃げるかもハッキリしないのだが、一番マトモなのはスマートプラネット。前走東京戦は上位とは多少力量差も感じさせる内容だったが、少し細く映ったのと、イレ込んでいたのは確か。輸送は有るが、馬体回復なら。

馬単
17=1 17=4 17=5

第65回チャレンジカップ(GⅢ)

サイレンススズカの再来を思わせるエイシンヒカリ。陣営が抑える競馬を示唆しているのは解せないが、スピードと出脚が圧倒的に違い、ハナなら負ける要素が見当たらない。前走東京戦の粗相は初の左回りが原因だったと解釈したい。走り慣れた右回りなら圧勝を期待。

対抗はフルーキー。前走京都戦は出遅れて序盤は後方だったが、徐々に進出して4角で好位。力任せに勝った様なレース内容だった。あとは距離だけだろう。1800mでも2連勝の実績は有るが、ここ2走を見る限りではマイルの差し馬という感も有る。

アドマイヤタイシは実績上位。ただ、このレースは名称通り、世代交代感が有り、何時ものメンバーで2着だっただけに、ここへ入ると苦しい印象も。それでもこの頭数で前々で運べるのは強み。渋太い立ち回りで粘り込む。

押さえがトーセンスターダム。前走京都戦はやはり距離だろう。ダービーのラチ接触以来、リズムを崩しているが、距離短縮でこの少頭数。下見のデキは悪くないだけに、ユッタリ運べるなら巻き返しても。

馬単
4=11 4=1 4=6

ジャパン・オータムインターナショナル 第15回チャンピオンズカップ(GⅠ)

現在のダート最強はコパノリッキー。年明けの東京戦が全くの人気薄で、イマイチ信頼されていない感も有るのだが、人気を無視すれば今年一連の実績は明らかに王者と呼ぶに相応しいモノ。ハナに拘る馬ではないだけに、外枠もプラスとなる。

対抗は外国調教馬インペラティヴ。ただ、この馬がどうというより、コパノリッキー以外の日本調教馬がもう一つというのが正直な印象。地元戦と違い、スパイク鉄とラシックスが使えない点でパフォーマンスが落ちる可能性も有るが、他馬も同じ条件での競馬で気にしても仕方がないところ。

日本馬の2番手はインカンテーション。前走京都戦は世代交代も感じさせる内容。あまり後ろから行くとキツいところだが、コパノリッキーの外で有る程度引っ張って貰える筈。中段辺りに付けられれば、少なくとも先輩世代には負けない。

押さえがインカンテーションと闘っていないホッコータルマエ。前走交流戦で崩れたのが、終わりの始まりという気もしないでもないが、休み明けと重馬場は言い訳になる。どちらかといえば時計が掛かってほしいタイプ、良馬場で改めて。

馬単
14=1 14=15 14=8

第49回金鯱賞(GⅡ)

毎日王冠の地盤沈下が激しいのは確かだが、それでも前走は強い内容だったエアソミュール。要は折り合いさえ付けばというタイプの馬。1F延長が良いことはないが、今回も再度の内枠になったのは歓迎。良馬場で出来そうなのも何より。

対抗がウインバリアシオン。GⅠ2着の常連だが、GⅡに入ればやはり実績は一枚上。今回は再度のエビとなるが、昨年がサッパリに近い攻め馬で3着。今年はそれより動いており、昨年以上の結果を期待。

穴がカレンブラックヒル。元々前に行く馬だが、近走好感が持てるのはキチンと行き切っている点。前走東京戦にしても着順こそ9着だが、自分でペースを造っているから0.3秒差と大きく負けていない。逃げの手に戻して3走目。中京は常に先行有利でないのは確かだが、開幕週でも有り、チャンス到来。

更に穴っぽいのはトウカイパラダイス。地元馬主だけ有って、中京コースは得意だが、今春の中日新聞杯はデキ自体が一息だった。叩き2走目は (0,2,1,0) と結果を残しており、一変に警戒。

馬単
5=13 5=10 5=8