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競馬予想 2016年1回京都

第32回東海テレビ杯東海ステークス(GⅢ)

最近のダート戦にしては先行馬が少ない組み合わせ。モンドクラッセの逃げ切りに期待する。前走は初重賞チャレンジという影響もあったが、それ以上にハナへ行けなかったのが応えた。基本的には2番手以下では二束三文の馬。インカンテーションも無理に来るとは思えず、ハナへ行けそうで、本来の力を発揮。

対抗はロワジャルダン。モンドグラッセと対戦した前々走はインを突いた利が大きかった様に思えたが、前走が強敵相手に意外な健闘を見せた。課題が有るとすれば。先行有利となる中京ダート。前走はたまたま差し決着だったが、滅多にないパターンだった。

昨年の覇者、インカンテーションが3番手。今回は骨折明けでそれなりの割引が必要だが、ただ、今年のメンバーは一線級ではない。この馬の実力を考えたら9割のデキが有ればアッサリでも不思議はない。

穴を挙げればナリタポセイドン。差し馬でムラは有るが、3走前に今回と同じプラットフォームで行われたサウンドトゥルーとの0.1秒差2着が金看板。2,3歳時は別にして、古馬となって以降は左回りに良績集中しており、一発狙える。

馬単
10=5 10=7 10=11

第62回日経新春杯(GⅡ)

前走中京戦に案外感も有ったレーヴミストラルだが、距離が短かった様で、道中は流れに乗れていなかったとのこと。今回は2400m、しかも少頭数となり、淡々と流れそう。この馬にとって、決して内枠が良いとは思わないが、この相手なら何とかなる。

プロモントーリオは長期休養も有ったが、完全に復調している。若い頃はダートが主戦場だった様に硬さも有った馬だが、バネを感じさせる歩様はむしろ休養前より良くなっている。前走は道悪で参考外。良馬場で改めて。

ベルーフは正月に大粗相。それはともかく、それ以前も少しダラしないのは確かだが、お世辞にも器用とは言い難いタイプ。京都2400mは悪くないプラットフォームだろう。今回は人気的にもかなり薄くなりそうで、絶好の狙い目。

シュヴァルグランは条件戦ながら3連勝。前走阪神戦も坂を上る前にほぼ決着を付けて、坂を上がって抑える余裕が有った。トビが大きいので、この頭数も歓迎だろう。ただ、その前走は準オープンでハンデ54s。今回GⅡで54kgというのは明らかに見込まれた。

馬単
1=6 1=9 1=7

第53回農林水産省賞典愛知杯(GⅢ)

フルゲートで一筋縄では行かないメンバーが揃った。ただ、ひとついえることは中京2000mは牝馬にとってはスタミナが要る条件。長い距離に実績を残す馬を上位に評価したい。そこで本命はマキシマムドパリ。前走京都戦は1800mだったが、前々走がハイペースで前崩れとなる展開を先行馬で唯一粘って3着。3走前の阪神戦も1000万条件ながら2200mで勝っている。

対抗はクインズミラーグロ。前走京都戦は結果が出なかったが、4角迄インに居て、そこから外に持ち出すチグハグな競馬。イチかバチかだったのだろうが、内回りでこれをやっていては話にならない。ゲートが課題だが、五分なら巻き返せる。

中京実績ではアルマディヴァン。2000mが経験すらないのは割引だが、力の要る馬場も苦にしないのか、内も気にせず突いて来る。この枠で内が突けるかどうか微妙だが、立ち回りひとつ。

押さえがハピネスダンサー。血統からそうだが、どちらかといえば決め手に欠くタイプ。ただ、前走京都戦では逃げながら33.2秒の上がりを使って成長を見せた。逃げなくても競馬は出来る馬だが、開幕週の内枠なら粘り込み充分。

馬単
11=5 11=9 11=2

第32回フェアリーステークス(GⅢ)

一昨年のオメガハートロック、昨年勝ったノートフォーマルがその後サッパリだった様に、出世レースとはいい難いが、今後を考える上で最も将来性が有りそうなのはリセエンヌ。前走東京戦は牡馬相手に好位を取りに行って伸び切れなかったが、トビが如何にもディープインパクトで飛距離を稼げるタイプ。差しに徹するなら良い脚が使えそう。そんな馬だけに、中山が鬼門となる可能性も少なからず有るが、ここなら器が違うと見て本命。

例年のパターンに則ればコパノマリーンが対抗。前走は16頭立て15番枠からの勝利。出ッパは決して速くなかったが、出脚で好位置を確保しての勝利だけに、時計が平凡でも能力が一枚違っていた。今回は内枠。前走は壁がなく、少し行きたがっていた様にも見えただけに、折り合い面でも有利に働く。

フジマサアクトレスもこのメンバーに入れば力量上位。前走東京戦はゲートで少し後手に回り、向正面では後方、コーナーでマクって行って、終いが保たなかった形。大事に乗っていればまた結果が違ったかも知れないが、スローだけにイチかバチかで動いたのは責められないだろう。ただ、そういう馬だけに中山は向いていそう。回り脚を武器に台頭。

押さえがクードラパン。前走阪神戦はブッちぎったメジャーエンブレム相手に真っ向勝負。追っ掛けバテの格好になった。2.3秒差に負け過ぎ感も有るのだが、中山マイルでは500万を勝っており、実質1勝馬クラスのメンバーなら何とかなりそう。

馬単
12=3 12=8 12=13

第50回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)

後から振り返ってみれば大物が出走していたというパターンが多いレースだが、今年はそこ迄の逸材は不在。重賞で好走したアストラエンブレムを本命にするのが無難か。前走東京戦は外枠の影響も有って、少し掛かっていた様にも見えた。今回も折り合いが鍵となるが、内枠で前を壁に出来そうなだけに、何とかなって良い。

対抗はピースマインド。新馬でリオンディーズにはやられたが、前走中京戦では後続に1秒差を付ける圧勝劇。右回り、左回りとも無難にこなしていた点もセンスの高さが窺える。前走はハナだったが、2番手でも競馬出来る馬で、重賞初挑戦組では一番死角が少ない。

人気のラルクも新馬が好内容。出脚の違いで逃げる形となったが、向正面では並走になっており、これも番手からでも競馬になりそう。直線も、気を抜かせない様にステッキこそ入っていたものの、楽勝だった。課題は馬体が貧弱過ぎる点。ディープインパクト産駒ならこれでも良いのかも知れないが...。

押さえがノーブルマーズ。前走は今回と同じプラットフォームで3着。上位2頭とは差も感じたが、直線向いて一瞬離されたのが痛かった。だだ、乗り役の話ではソラを遣ったそうで、真面目に走っていない面は有る。マトモなら能力的な差はなさそう。

馬単
2=10 2=9 2=12

第54回スポーツニッポン賞京都金杯(GⅢ)

4歳馬が1頭のみと、新陳代謝の少ないメンバー構成。7歳でも新興勢力という意味ではマーティンボロ。前走東京戦がサッパリだったが、長期休養明けだった割にはデキ自体は悪くなさそうに見えた。重賞2勝は2000mながら、ここへ使って来たということは、むしろ向くと判断したからだろう。

対抗はシベリアンスパーブ。前走阪神戦は初重賞チャレンジだったことを考えれば上出来といえる内容。メンバーレベルをいえば今回の方が軽い。その前走は外を回って来たが、前々走中山戦は馬群を捌いている。正月の京都開催はイン有利が鉄則。出脚に難は有るものの、立ち回り一つ。

GⅠ好走馬が恰好を付けるのも金杯の良く有るパターン。トーセンスターダムはこの中に入れば地力上位。前走にしてもモーリスがブッちぎる展開で0.5秒差。大きくは負けていない。ただ、この外枠と57.5kgが圧し掛かる。どちらかひとつならこなせそうだが、両方揃うとかなりキツい。

押さえがケイティープライド。徹底先行タイプが少なく、ハナの譲り合いになりそう。この馬とて、ハナへ行く訳ではないだろうが、先行出来る脚は持っている。前走阪神戦は内目の馬場が悪かった影響も有った。インでソツなく立ち回れば粘り込み充分。

馬単
13=3 13=16 13=4