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競馬予想 2016年1回阪神

第30回フラワーカップ(GⅢ)

牡馬だけでなく、牝馬も上下差が激しい3歳世代。下のメンバーになればなる程、混戦ムードが出て来るが、一応の期待はルフォール。前走東京戦は新馬からの重賞チャレンジで8着だったが、上がりはメンバー中最速。道中がズブかったのは新馬が超スローだっただけに仕方がないだろう。何よりこの経験自体が大きい筈。

対抗がラブリーアモン。前走東京戦は直線入口で他馬がフラつき、大外へ回される格好。メジャーエンブレムにはブッちぎられたが、2着以下とは互角の評価が出来る。今回は内枠が当たったのも好材料。

1番人気は過剰だが、エンジェルフェイスも軽視出来ない。人気に推されるだけ有って、見栄えがする馬。前走阪神戦はスタートを決めた利も大きかったが、スピードに任せて最後は抑える余裕が有った。今回もハナが望めそうで、逃げ切り迄。

穴中の穴はフジマサアクトレス。これも馬自体は決して負けていない。前走東京戦は出遅れて急かせてしまい、折り合いを欠く形。要は競馬になっていない。最初からジックリ乗れば折り合いは付くタイプで、今の外が利く中山でスムーズに運べるなら。

馬単
8=1 8=9 8=16

第63回阪神大賞典(GⅡ)

前走札幌戦に案外感も有るトーホウジャッカルだが、洋芝、2000m等、色々言い訳は有る。元々脚元の丈夫な馬ではなく、宝塚記念の道悪が応えたのも間違いないだろう。この距離での実績は群を抜いており、立て直されて改めての期待。

対抗はタンタアレグリア。前走東京戦は極悪馬場で参考外。非力なイメージも有ったが、攻め馬の気配から古馬になってパワーアップしているのは間違いない。金曜日に雨も有ったが、土曜日は稍重。当日は良馬場に回復しそうで、巻き返したい。

シュヴァルグランも上昇馬。前走はレーヴミストラルの決め手に屈したが、何とか2着は確保。4kg差有ったとはいえ、競り勝ったサトノノブレスは次走中京で重賞を勝っており、この馬にも箔が付いた。例年よりはメンバー軽く、斤量さえこなせば通用。

押さえがカレンミロティック。これも良馬場になりそうなのは歓迎のクチ。距離は間違いなく長いのだが、器用さ一本でこなすタイプ。その意味で天皇賞3着と同じ1番枠は絶好。内々立ち回って。

馬単
3=6 3=11 3=1

第29回中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)

スピード最上位はシュウジで疑う余地はない。今年はクラシック路線のレベルが高く、エアスピネルで2軍になってしまう状況。一線級とは少し差も有るが、このメンバーなら断然だ。あとは中京へのコース替わりと雨がどうか。中京の雨は先行脚質にとって歓迎材料ではない。

対抗はトウショウドラフタ。2歳時は「引っ掛かってばかりの馬」といったイメージも有ったが、前走東京戦は認識を改めさせる内容。内で折り合って抜け出す器用な競馬を見せた。あまり下が渋ると良くないだろうが、今回も内枠を引いて再現も充分。

レッドラウダもトウショウドラフタと似た様な臨戦過程。前走東京戦は道中で少し力んだのと、3角で少し不利が有ったのが応えた。この枠なら折り合いは付くだろう。現状は馬体も少し立派なので、絞れればもう少しやれて良い。

穴はメイショウシャチ。自己条件の前走京都戦はともかく、前々走が案外だったが、これは出遅れて急かした為、少し掛かったのと、3角で前の馬に追突しそうになるアクシデントも有った。このメンバーなら力量的には大差ない筈。

馬単
9=5 9=10 9=2

第50回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

先週のトライアルが2番手グループのレースなら、今回は3番手グループの争い。レベルが低いなら、本命で決まらないと見て、エイシンピカソを狙う。小倉の1200mで勝ったが、スカッとした造りでスプリンタータイプではない。中段から差した内容も評価出来る。

実績上位はアットザシーサイド。前走はメジャーエンブレムが強過ぎて2着以下は皆似た様なモノともいえるが、一応最先着の5着。尤も、この馬自身は下が渋い馬場が合っていなかったフシは有る。今回も天気は下り坂だが、何とか良馬場見込み。条件は整った。

メイショウスイズキも巻き返し充分。前走は頭を上げて引っ掛かる場面が有った。前々走京都戦もスローに泣いた格好。逆に、インを突いて勝った3走前は多少恵まれたといえるのだが、折り合ってこの相手なら。

穴中の穴はウインミレーユ。1着か2桁着順と極端だが、前走は少なくともスタート直後に躓く場面が有った。ガサがないだけに、下が悪かった新潟戦17着も度外視していいだろう。スムーズなら33秒台の脚は有る。

馬単
15=9 15=18 15=13

第52回中日新聞杯(GⅢ)

ロクな結果にならないことが多い中京2000mだが、一応の本命はブライトエンブレム。近走イマイチ期待に応えられていない感は有るのだが、出遅れ癖が響いている感も強い。このプラットフォームならゲートの悪さは然程問題にならない。

対抗はレコンダイト。前走東京戦は道悪でインを突いたが、伸び切れずの8着。馬場が向かなかった格好。勝ったゴールドアクターは次走で有馬記念も制しており、メンバーレベルも例年より高かったか。中京は経験ないが、左回りに良績多く、心配はない。

ヒストリカルは前走京都戦が案外。ただ、言い訳も有って、道悪や2200mの距離は決して歓迎材料ではなかった。中京自体が未経験だが、直線の長いコースは決して悪くない筈で、一押し期待出来る。

押さえがサトノノブレス。58kgが楽ではないのだが、といっても前走京都戦も同斤量で3着。立ち回りの上手さでカバーしている印象は有る。差し馬が多いだけに、この器用さが生きて来そう。開幕週の馬場も基本的には歓迎。

馬単
8=13 8=14 8=5

第53回報知杯弥生賞(GⅡ)

母シーザリオは中山で重賞勝ちが有るものの、父キングカメハメハは中山2000mが生涯唯一の敗戦。脚質考えても中山向きではなさそうなリオンディーズだが、それでもバケモノ的な迫力が有り、ここ迄は兄エピファネイア以上。折り合いさえ付けば。

対抗はエアスピネル。前走阪神戦はリオンディーズに完敗の格好だが、中山2000mで先行力が有るのは大きい。距離は未経験だが、気性面を考えると経験値の問題だけだろう。上位3頭の中では一番人気がないが、単も充分。

逆にマカヒキは追い込み一手。ただ、今年のトレンドに乗っている。昨日のチューリップ賞が1分32秒台だった様に、今年の3歳馬は好時計連発。この馬は前走京都戦の上がりが32.6秒だ。今の中山は極端に速い馬場ではないが、2分切る展開なら。

馬単
10=4 10=11

第23回チューリップ賞(GⅢ)

この路線の真打ち、メジャーエンブレムが東京で圧勝。事実上、2番手グループの争いとなった。しかし、GⅠ組は一長一短有るというのが正直なところ。無難な本命はジュエラー。前走京都戦は牡馬相手に外から矢の様な伸びで追い込んで来た。尤も、まだ線が細い。追い込み一手でも有り、この馬とてアテに出来る存在でもない。

対抗はカイザーバル。前走京都戦は稍重発表ながら、実質的には不良。兎に角馬場状態に殺された。折り合い面に課題が残り、外枠が裏目に出る危険も有るのだが、良馬場でスムーズな立ち回りなら巻き返し充分。

GⅠ組では2着のウインファビラスが最上位。スローで動けなかった前々走東京戦だけ馬券圏内を外したが、若干決め手に難が有るものの、基本的には相手関係なく堅実に走っている。恐らく今回は良馬場見込みだが、馬場の良否を問わないのも心強い。

穴は例に依ってクロコスミア。3着が多くて、賞金が加算出来ていない為、昨秋は押せ押せになってしまった。前走に関しては道悪も応えている。ガサがないだけに一息入れた効果は有る筈で、巻き返しに期待。

馬単
9=13 9=12 9=15

第60回阪急杯(GⅢ)

勝つかどうかは別にして、馬券的な狙いはヒルノデイバロー。前走京都戦は実質的な初芝だったが、出遅れて最後方から外を追い上げて7着。しかも上がりが32.6秒だった。開幕週で差す形になった際に届くかどうかという問題は有るが、坂が有る阪神なら。

対抗は実績最上位のミッキーアイル。抑える競馬が多かった近走だが、堅実には走る反面、勝ち切る迄がなかった。今回はハナ宣言。多少枠が遠い嫌いは有るが、1400mなら先手取れる筈で、押し切る場面も充分。

3番手がレッツゴードンキ。力はこのメンバーでも負けていないが、理想はこれもハナ。ただ、前走京都戦こそ逃げたものの、やはり先々を考えて控える競馬になりそう。2番手では折り合いを欠く可能性が高い。

ダノンシャークもまだ見限れない。前走は15着でも、インを突いてマトモに前が塞がる不利。全く追えずに終わってしまった。一瞬の勢いは全盛期と何ら変わらないモノが有った。馬群さえ捌けるなら。

馬単
4=13 4=9 4=10

第25回アーリントンカップ(GⅢ)

前走京都戦は出遅れて引っ掛かる悲惨な競馬になってしまったロワアブソリュー。勝ったサトノダイヤモンドが今シーズンの真打ちといった感も有り、相手も強かった。開幕週とはいえ、今回は大外枠に替わったのが折り合い面でプラスに働きそう。勿論、距離短縮も好材料。

対抗がボールライトニング。前走の内容が案外だったが、陣営の話では少し渋い馬場が応えたとのこと。東京1400mの大外枠を克服しており、力は持っている。距離も折り合い面に苦労するタイプではなく問題はない筈。

穴は新馬勝ちのビップライブリー。前走京都戦は道中の反応がに鈍く、ラスト200mでも前と10馬身近い差が有ったが、それでも届かせてしまった。道悪でバテた馬とそうでない馬の差が大きくなり易い状態だったとはいえ、持っている脚は相当だろう。スムーズに流れに乗れればこの相手でも。

マディディが押さえ。追って渋太いタイプで、前走中京戦は4角で外から被せに来たゴッドカリビアンに抵抗しつつ、長い追い比べを制した。今回も出走している3着馬のダンツプリウスは、次走中山でオープン勝ち。攻め馬でモタれていたのは多少気になるものの、悪癖出さなければ圏内。

馬単
15=5 15=13 15=1