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競馬予想 2015年2回阪神

第76回皐月賞(GⅠ)

雨予報も有るが、降っても大したことはなさそう。晴雨兼用という意味ではリオンディーズ。前走は先行させて少し掛かった分の2着。まだ3走のみだが、強敵相手に一番安定していたのがこの馬。外枠は微妙だが、真ん中で挟まれるよりは良い筈。

対抗がリオンディーズを負かしたマカヒキ。前走は2分を切る時計がセンセーショナルだったが、頭数が少なかったのは追い込みにとって有利に働いたか。切れ味身上だけに馬場が渋ると微妙な面も。

3番手がサトノダイヤモンド。先週と同じパターンで、2月の時点では一番強い競馬をしていたのは間違いないのだが、楽に勝ってしまった感が強く、相手が揃って何か歯車が噛み合わないと苦しくなる可能性も高い。先週の人気馬よりは自在性が有るのも間違いないのだが...。

一発期待ならマウントロブソン。前走は決してメンバーレベルが高かった訳ではないが、逃げ馬の勝ちパターンの競馬を外へ回して少しロスが有りながら勝ったのだから評価出来る。自在に乗れるタイプで時計勝負は向く筈。兎に角、馬場が乾いて欲しいところ。

馬単
16=3 16=11 16=5

第21回アンタレスステークス(GⅢ)

人気馬は他にも居るが、クリソライトの逃げ切りに期待したい。行ってこその馬というのを再認識したのが前走の船橋戦。ここはショウナンアポロンという同型も居るが、枠が遠い上に出脚ももう一つのタイプ。スンナリ行ける組み合わせだ。

対抗がアウォーディー。芝からの転戦組で時計が速い方が良いイメージも有ったが、前走は名古屋の交流戦で圧勝。ダートだと条件不問だ。ただ、これ迄強敵相手と戦っていないのも確か。ここ迄人気になるなら疑ってみる手も。

3番手がロワジャルダン。前走東京戦は力負けの5着。一瞬はやったかの場面を造って止まっただけに言い訳なしの内容。ただ、今回は明らかにメンバーが軽くなった、これも理想は軽い馬場だが、この相手なら。

アスカノロマンも圏内。特に前走の東京戦の3着は評価出来る。ただ、出脚がないながら器用さ一本のタイプで、この外枠は微妙。ショウナンアポロンに付いて行って何処迄先行出来るかが鍵に。

馬単
1=9 1=3 1=16

第75回桜花賞(GⅠ)

昨年暮れの時点では1強、その後新興勢力もかなり台頭して来たのが今年のこの路線。しかし、メジャーエンブレムにまだ優位性は残っていると見て本命視する。このレースは関東馬というだけで不利だが、2月の東京戦を走って待機、暮れに輸送を経験しているのも強み。

対抗はシンハライト。こちらも前走阪神戦は1分32秒台と史上最速だった。課題は序盤の折り合いが多少怪しかった点。しかし、4角で他馬との兼ね合いで外にフクれる格好となり、ジュエラーに進路を造ってしまった形になりながら、差し切った点は評価出来る。能力は疑う余地がない。あとは位置取り。

そのジュエラーも圏内。シンハライトに差された点が気にはなるものの、抜け出すのが早く、ソラを遣ってしまった面は有ったか。前々走は牡馬相手に出世レースで2着。歴史を振り返って、ダイワスカーレットやジェンティルドンナ等居るが、完成度という点では前述2頭以上。

穴はメイショウスイズキ。前走は1400mで引っ掛かってしまったのはネックとなるが、大外枠だったのは言い訳になる。枠が替わって巻き返しに期待する。折り合いさえ付けば33秒台の脚を持っている。

馬単
5=12 5=13 5=3

第59回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GⅡ)

実績最上位はミッキークイーン。前走東京戦は道中でブツけられた影響も有ったとのことで参考外。マイルへの適性はやってみないと分からないが、先行馬ではないだけに危険は少ない。トライアルはペースが落ち着き易いという面も有る。

スマートレイアーは阪神で5勝。着外も2回しかない巧者。しかも、1600m,1800mと外回りで勝っている点も強調出来る。しかし、前走東京戦は奇襲の先行策で勝ってのモノ。この手の馬は次走案外ということも多い。

3番手がウインプリメーラ。今年の飛躍を考えると不当に人気を落としているのがこの馬だ。前々走は京都で牡馬相手に完勝。前走も3着だったが、不得手な道悪だけに止むを得ない。良績は京都に集中しているが、阪神でも走れないことはない。

穴はココロノアイ。乗り難しい馬で、近走はマトモに競馬が出来ていない。マイルでも微妙に長い印象は有るが、距離短縮自体はプラスに働く筈。折り合えば巻き返して良い。

馬単
6=7 6=9 6=2

第60回産経大阪杯(GⅡ)

昨秋はGⅠで主役を張ったラブリーデイ。しかし、2000mでは完勝だったものの、東京2400mを自力で動いたら少し甘くなり、中山2500mは大事に乗り過ぎて何とか掲示板で終わった。適距離が2000mだったのは間違いない。ただ、堅実に、しかも高いレベルで全能力を出し切っていたのも確か。1番人気だが、改めての期待。

対抗がアンビシャス。前走中山戦は馬体の成長がクッキリ。レース内容も正にその通りだった。ドゥラメンテには完敗だったが、リアルスティールには先着。この馬も一線級の力を持っている。あとは前走こそ折り合いは付いたが、1Fでも距離延長になる点。決して良いことはない。

ショウナンパンドラはジャパンカップで外からネジ伏せる強い勝ち方。2着ラストインパクトとはクビ差だったが、通った位置の差も有った。昨年は不良馬場で競馬にならなかったが、少々渋った位では問題のないタイプ。あとは距離。瞬発力を生かすことを考えると少し2000mは短い。

押さえがキタサンブラック。行っても行かなくても競馬が出来るタイプだが、それでもこの手の馬は自分でペースを握った方が結果が良いケースが多い。ただ、この馬の場合は例外で2,3番手から競馬した方が明らかに結果が良い。その点でここはハナに行かされる格好になりそう。馬券圏内を外すことは考え辛いが、単はどうか。

馬単
2=9 2=8 2=7

2016 グローバルスプリントチャレンジ第3戦 第46回高松宮記念(GⅠ)

純粋スプリンターが少なく、果たして全能力を発揮出来るかどうか疑問の残る馬が多い。そんな中、エイシンブルズアイは生粋といえるクチ。前走中山戦はマイルの後で出脚は落ちていたが、直線向いてからハクサンムーンの勝ちパターンを差し切った。強敵相手との経験が少なく、勝つ迄はどうかだが、連の軸には最適。

対抗はアルビアーノ。前走中山戦は珍しく出負け。位置取りを悪くした上に、直線も狭いところに突っ込んで万事休す。変なところへ行ってしまうのがスプリント能力のなさという気もしないでもないのだが、スムーズなら巻き返す。

ビッグアーサーは前走京都戦でケチが付いたが、外枠とスローを言い訳にして良いのでは? 上がりは33.4秒とそれなりの脚を使っている。今回は内枠が当たり、条件は好転。あとは毎度課題のゲートになるが、その点では中京の長い直線はプラス。

大穴中の大穴がヒルノデイバロー。初芝だった前々走京都戦の上がりが32.6秒。前走阪神戦はそれ程でもなかったにしても、ジワジワ脚を使っている。ここに来て脚元が良くなっているのが大きい。外枠は間違いなく有利で、流れに乗れれば。

馬単
13=8 13=4 13=17

第63回毎日杯(GⅢ)

折り合い面に課題を残し、現状は追い込みに徹した方が良さそうなロワアブソリュー。つまり、距離延長は1Fでも歓迎ではないのだが、頭数が少なくなった分で相殺出来る。能力そのものがこのメンバーでは上。

対抗はスマートオーディン。これも力は持っているが、前走東京戦は引っ掛かった影響が有ったのか、追って案外。どうもムラが有る。それ迄の追い込みと違い、好位に居たのが良くなかったかも。大外枠だけに控える形になりそうで、本来の末脚が戻れば。

3番手がタイセイサミット。前走中山戦は前3頭が化けモノクラスだった。その内の1頭がここに出走なら元返しレベルで被っていた程、能力差が有った。とはいえ、5馬身差はあまりに大きい。前走の能力そのままなら厳しいが、前走の経験は大きい筈。

押さえがアーバンキッド。前走は5着といっても、成績表には勝ち馬とは同タイムでハナ+ハナ+クビ+アタマと着差にカタカナがズラッと並ぶ。外の馬の勢いにやられた格好で、少し引っ掛かっていた割には良く粘っていた。ハーツクライ産駒だけに、広いコースで距離延長は歓迎。有力どころに差し馬が多いので、前々で運べる利を生かして。

馬単
1=10 1=5 1=2