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競馬予想 2016年4回阪神

グローバルスプリントチャレンジ第8戦 第50回スプリンターズステークス(GⅠ)

例に依ってゲートの不安は有るのだが、こと本命という話になるとビッグアーサーで仕方がないところ。前走阪神戦は最内枠からスタートを決めての逃げ切り勝ち。これを再現されると他馬はどうしようもない。再度の最内枠からスタート勝負。

対抗はシュウジ。今年は3歳馬の層が厚く、今開催アタマにロードクエストが圧勝する等、特に短距離で猛威を振るっている。ここ2走の2着2本に見栄えの悪さは有るが、前走札幌戦に関してはゲートで失敗したところを無理矢理ハナへ行ったのが最後に応えた印象も有った。元々はちゃんと出るタイプで2回連続失敗はない筈。

3番手がスノードラゴン。出来れば外枠が欲しかったところだろうが、道中で外から被されっ放しになければ力は出せる。前走阪神戦が積極的に乗られての5着。最後に失速したが、こういった経験は次走に生きることが多い。

前述シュウジを負かしたブランボヌールも圏内。これも強い3歳馬。前走札幌戦は馬体増に加えて、追い出して重心がグッと沈んだ点にも好感が持てる。ただ、輸送に難が有るのも確か。地理的にも中山は特に難しく、馬体キープが大前提に。

馬単
1=5 1=7 1=2

第20回シリウスステークス(GⅢ)

スタート地点が芝ということもあるのか、このレースは芝馬が強い印象も。今回はそういった馬は不在だが、その場合は極端な脚質が強い。そこで決め手を買ってカゼノコを本命。秋霖の時期で良馬場は望めないが、渋った馬場でも良績を残している。ハンデ58kgも背負い慣れており、苦にはしない筈。

対抗はキョウエイギア。前走大井戦は今年の3歳世代が強い中で2着馬に0.9秒差の圧勝劇。古馬相手でもこの位のメンバーだったら格好は付けてくれるだろう。ただ、良馬場での時計勝負が微妙も残す。若さでカバーしたい。

3番手がマスクゾロ。それ迄ハナ切ったことのない馬が前走中京戦は逃げ切り勝ち。逃げたにも関わらず上がりは最速、1.0秒差の楽勝でも有った。阪神はあまり良績ないのだが、唯一の勝利が準オープンの不良馬場。最内枠の芝スタートでゲートさえ決めれば。

押さえがアポロケンタッキー。準オープンだったが、2走前にこの条件で勝っており、追って味が有るのが長所。このメンバーなら力量上位だろうが、オープン特別2勝で重賞初挑戦の馬が57.5kgというのは些か見込まれた。

馬単
7=1 7=4 7=9

第64回神戸新聞杯(GⅡ)

流石にサトノダイヤモンド以外を本命に推すのは無謀といえるメンバー構成。先週の中山でディーマジェスティが完勝だったのもこの馬の能力の裏付けとなる。攻め馬で多少左にモタれていた点に怪しさが有るのだが、GⅡなら絶対能力が違う筈。

対抗は一応エアスピネル。前走東京戦は距離を案じられた中だったが、下見で少し気負っていた割には折り合いが付いた。最後、出し抜けを狙って失速した格好だったが、相手関係の問題が大きく、少なくとも距離は保つと見たい。サトノダイヤモンド以外は何とか先着したい。

一角崩すならレッドエルヴィスト。前走東京戦は流石に瞬発力が足りなかったといったところだろうが、堅実に差せるタイプで、2走前の様に少し格が落ちる相手だと連対は確保出来る。少しでも上がりの掛かる展開になれば台頭。

押さえのもう1頭がアグネスフォルテ。前走は1Mで不利が有り、そこからは馬が怒って競馬にならず。先行馬だけに余計に厳しい展開になってしまった。今回、ハナは望めない組み合わせだが、外枠でスンナリなら。

馬単
14=7 14=12 14=11

第34回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

例に依って馬場状態微妙だが、骨折明けのジュエラーにとっては下手な時計勝負よりは歓迎といえるだろう。能力にも疑う余地はない。ただ、イレ込む癖が有るのと、基本的には短距離タイプ。1800mならこなせる様に対策を立てている筈だが、距離が延びるのはマイナス。

対抗もお馴染みシンハライト。距離適性を無視すれば能力はジュエラーとほぼ互角。勝ち負けはちょっとした展開の綾だろう。ジュエラーと比較して、こちらの方が死角は少ないともいえるが、前走東京戦は苦しい競馬になっており、この手の馬が秋にサッパリというのは時折有るパターン。

一角崩しの候補も少ないのだが、一応の筆頭はカイザーバル。前走札幌戦に案外感も有るのだが、基本的に道悪はサッパリの馬で北海道の洋芝が合わなかった可能性も高い。休み明けで掛かっていた影響も大きかっただろう。馬場が乾いて内枠利して折り合えば。

先行馬不在の組み合わせで大穴はバレエダンサー。行かないと脆い馬だが、ここはバックストレッチが長い阪神1800mでも有り、その気になれば行ける筈。前走函館戦も出脚は速かったが、掛かったところを控えたのが裏目。そのまま行かせたら失速していた可能性も高いのだが、差し馬2頭が人気になっていることも有り、狙ってみたい。

馬単
6=7 6=3 6=10

サマースプリントシリーズ第6戦 第30回セントウルステークス(GⅡ)

人気どころにゲートの怪しい馬が多く、波乱含みだが、単純に一番強いのはビックアーサー。前走中京戦は時計勝負に対応した点も評価出来る。ただ、明らかにスプリンター色が強くなっており、馬体は重戦車の様相。休み明けは歓迎しない気も。ゲートでしくじると最内枠がアダとなる危険も高い。

ダンスディレクターは脚部不安が有って中京戦を回避したが、京都でビッグアーサーを退けている実績が光る。追い込みのイメージが強いのは折り合い面の影響が大きく、内枠なら一歩前で競馬出来る。決め手だけならビッグアーサー以上の筈で、前々で立ち回って後続を突き放す競馬が理想。

エイシンブルズアイは前走中京戦でケチが付いたが、明らかに馬体が緩んでいた影響も有った。今回は本番を控え、それなりに仕上げていることだろう。前々走中京戦から時計面の天井は有りそうだが、阪神なら。

ネロは前走新潟戦でベルカントに完敗。同タイムだったが、内容的には明らかに能力差が有った。ただ、春に上位勢相手に通じなかったのは歩様の悪さも有った。前走の前に一息入れて馬は良くなっており、今回は叩いての上積みも大きい。先行の利も有り、少なくとも春からの差は縮まる筈。

馬単
1=3 1=2 1=10

第1回紫苑ステークス(GⅢ)

人気どころに広いコース向きの馬が多く、捌き損ねも考えられる。無難なところでゲッカコウに期待してみたい。ここ2走は東京で精彩を欠いたが、3走前中山での2着が有る。勝ったエンジェルフェイスには完敗で、好内容かどうかも微妙だが、内々立ち回れる器用さは持っている。

当然、そのエンジェルフェイスにも注目が必要。ペース自体はそこ迄速くなかったが、ハナではなかったのと、1000m通過が1分を切ると流石に厳しいところ。距離短縮は間違いなくプラス。先手を取れるなら。

能力最上位はビッシュ。開幕週の大外枠は痛恨だが、後方から行く馬だけに関係ないといえば関係ないところ。馬格がないとはいえ、攻め馬が手緩いのは気になるが、乗り役の腕込みで3番手評価。

パールコードもこのメンバーなら何とかなりそう。権利が有りながらオークス回避したが、そのまま使っていても通用しなかっただろう。ただ、無理しなかったのは間違いなく良い方に出る筈。好位で競馬出来るのも安心感が有る。

馬単
1-16 1-18 1-10