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競馬予想 2018年3回阪神

第59回宝塚記念(GⅠ)

雨は上がったが、馬場はそれなりに渋りそう。道悪の巧拙をいえばキセキに期待したい。前走中山戦は行きたがって、乗り役が押さえ切れなかった格好だが、良馬場だとあんなモノといえばあんなモノ。今回は距離短縮も好材料。外枠は両刃の剣だが、このレースに関しては良い方に出る可能性が高い。

枠順を除けば、同じことは昨年の覇者のサトノクラウンにもいえる。元々は2000mがギリギリの馬だっただけに、こちらも距離短縮は悪くないところ。体質の弱い馬だけに、デキに疑問。勝たれても不思議はないが、連軸には出来ない。

道悪ならヴィブロスも中々の巧者。夏場だけにデキに関しても全く不安はない。56kgも牡馬との比較上有利。ただ、休み明けはイマイチ走らないのと、坂の有るコースになると良績が少ない。

押さえがワーザー。外国調教馬の良い点は斤量を背負いなれているのと、更にこの馬の場合は香港馬だけにこの暑さも苦にならない筈。前走に負け過ぎ感がない訳でもないが、今年は日本調教馬のメンバーが低調。

馬単
16=9 16=10 16=13

第23回ユニコーンステークス(GⅢ)

上位拮抗ムードだが、最も狙ってみたいのはコマビショウ。前走京都戦は3着だったが、4角で団子の展開になり、インに居たこの馬は若干仕掛けが遅れた面も有った。マイルは未経験だが、1400mからの転戦組よりはマシな筈。先行激化とはならない組み合わせでも有り、スムーズに運べば押し切れる。

対抗はルヴァンスレーヴ。前走中山戦は2着だったが、年明け初戦で+10kgと若干太目が残った上に、斤量57kgと悪条件が揃っていた。スタート直後の出脚や4角での反応の悪さは明らかに影響を感じさせるものだったが、最後に見せた脚はこの馬の底力ともいえる。力さえ出し切れば勝ち負け必至。

一発は逃げそうなセイウンクールガイ。流石に芝の1200mでは行き切れずサッパリだったが、ダートで行かせると実に渋太い。3走前に東京で完敗だったレピアーウィットが除外されたのも好材料で、最内枠から行き切って粘り込みたい。

押さえがリョーノテソーロ。前走は芝のGⅠで参考外だが、デキに関しては間違いなく良かった。ちなみに前々走中山戦もスタート直後に接触する不利が有った。未勝利、500万と着差こそ僅かながらセンスを感じさせる内容で勝っており、ダートに替わって巻き返し濃厚。

馬単
9=14 9=1 9=13

第23回マーメイドステークス(GⅢ)

レイホーロマンス◎。前走新潟戦は別定戦54kgだった上に、4角で不利も有った。3走前中京戦、前々走中山戦と、不利さえなければオープンでも通用する脚が有る。ハンデが52kgで収まってくれた点も恵まれた。

キンショーユキヒメもこの路線の安定勢力に成長。昨年は4着ながら勝ったマキシマムドパリから0.1秒差。前走福島戦は内から寄られてバランスを崩す場面も有ったが、それでも突き抜けた。2000mに問題がない点も強み。

エテルナミノルも2000mには良績。尤も、前走東京戦はマイルだった上に、出遅れも応えた。正月の中京2000mが54kgで勝って、その後の中山戦は56kgと斤量増となったが、今回は55kg。ベストの条件で何とかしたいところ。

穴中の穴はフェイズベロシティ。このレース、距離適性は長ければ長い方が好走率が高く、2500mでも勝っているこの馬に食指が動く。前走中山戦は逃げた馬が勝つ展開で4着だったが、メンバー中最速の上がり。

馬単
5=6 5=7 5=15

第68回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

毎年のことながら一長一短のメンバー構成。無難な本命が来た試しはないのだが、死角が一番少ないのはペルシアンナイト。前走阪神戦は不得意ともいえる2000mだったが、何とか我慢させて伸びて来た。マイルは勿論ベストの条件。陣営は昨秋の内容から東京替わりを気にしている様だが、良馬場なら問題ない筈。

相手は香港調教馬のウエスタンエクスプレス。今年は別路線組が多いが、要はそれだけメンバーが手薄ということ。前走は外をマクっての2着で、好内容といえる競馬。あとは馬体の印象がスプリンター色が強いだけに折り合い面。

スワーヴリチャードは評価が難しい。前走阪神戦はスローで途中から動く競馬。強かったのは間違いないが、少なくとも2回連続で使える手ではない。今回、距離短縮で更に内枠と条件が全く違ってしまった。勝てばバケモノということになるが、現時点ではやってみないと。

押さえがサングレーザー。昨年もソコソコの競馬が出来ていたが、前走京都戦はワンランク上の競馬が出来た。全身が使える様になっており確実に進化している。外枠は多少ネックだが、今の馬場で時計勝負となりそうで、その点も歓迎。

馬単
5=7 5=1 5=15

第71回農林水産省賞典鳴尾記念(GⅢ)

このメンバーならマルターズアポジーに期待してみたい。近走はマイルを中心に使われているが、斤量を背負わされていることも有って出脚が苦しくなっており、今ならゆったり運べる2000mは良い方に出そう。56kgも好材料。ただ、同型ヤマカツライデンは厄介。2番手からの競馬は覚悟した方が良いだろう。

トリオンフも勝機充分といえる。前走新潟戦に若干の案外感も有るのだが、スローで流れて外を回されてしまったのが応えた感も。前々走阪神戦でスワーヴリチャードと1秒差はGⅢならちょっとした金看板。

タツゴウゲキは脚部不安で長期休養明け。流石に厳しい気もしないでもないが、夏馬なのは間違いないところ。ハンデ戦とはいえ、小倉、新潟と重賞2連勝の内容がちょっとしたモノで、8割の力さえ出せれば大崩れはしない。

条件戦を連勝して来たトリコロールブルーも押さえたい。特に前走の1800m1分45秒3は馬場状態を考えてもまずまずの時計。イレ込むので休み明けは悪くない筈。あとは立ち回り一つ。

馬単
6=2 6=9 6=5