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競馬予想 2018年2回小倉

第38回小倉2歳ステークス(GⅢ)

雨がポイントとなりそう。未勝利ながら前走中京戦を重馬場で勝っているセプタリアンが本命。筋肉が柔らかい馬で、下見から如何にもスピードが有りそうな歩様。ただ、その前走は土曜日の1Rで逃げの手が奏功したが、枠が中途半端で包まれる展開になった時が鍵。

外枠の馬ではブルベアオーロ。出脚はトウカイオラージュの方が速かった位だが、2番手でしっかり折り合って直線は全身をフルに使った走法で突き抜けた。外でノビノビ走れさえすれば突き抜けてもおかしくない。

ジャカランダシティは阪神の新馬でセプタリアンに勝利。その新馬での時計がなくて嫌われている部分も有る様だが、馬場が渋れば関係ないだろう。あとは馬自身の馬場適性。

穴はアズマヘリテージ。今年は新馬の頭数が総じて少なく、この馬の新馬の様に14頭も揃うのは稀。出遅れたのは懸念材料とはいえ、ハイペースを差して勝った点も好感が持てる。馬群を捌いた経験を生かせば。

馬単
4=12 4=14 4=9

第53回農林水産省賞典札幌2歳ステークス(GⅢ)

新馬上がりに期待する手も有るが、実績を買ってナイママ◎。前走は序盤にウィンターフェルに外から来られ、少し連られていたのだが、一旦引いて直ぐに折り合い、再び4角手前からマクるという強い競馬。勿論、前走はメンバー的に低調だったのも確かだが、あの内容なら中央の素質馬相手でも通用する筈。

ウィクトーリアは前走函館戦がレコード勝ち。最内枠からハナへ行ってスピードの違いで押し切る形。勿論、この時計で再度走れる様なら勝ち負け必至だろう。ただ、右前が若干外向。右回りは悪くないとしても、直線でラチを頼っており、控える形になった際にどうかという面は有る。

クラージュゲリエはセンスの高さが魅力。前走は1000m通過1分07秒のスローで、多少引っ掛かる面は有ったが、乗り役が馬群の中で我慢させて向正面では折り合いが付いた。直線の決め手も一枚違った感が有り、追い比べなら。

穴はエメラルファイト。東京からの参戦で人気を落としているが、前走は馬場のド真ん中から渋太いレースを見せた。決め手というよりは我慢比べで勝った印象で、少しでも雨が残って時計が掛かる様なら粘り込みも。

馬単
14=10 14=1 14=2

第38回新潟2歳ステークス(GⅢ)

一長一短のメンバー構成だが、素材の良さに期待するならスティルネス。福島1200mからの参戦で人気は落としているものの、全身を使った走法はむしろ新潟向き。経験不足さえ出なければ何とかなる筈。

対抗はエイシンゾーン。前走中京戦はアドマイヤマーズにチギられて見栄えの悪い競馬になったが、序盤に壁がない状態で行きたがっていた影響も有った。今回も頭数が少ないだけに、引っ掛かる危険は有るのだが、新馬の様に最初から矯める競馬で折り合いが付けば決め手は通用。

人気どころに差し馬が多く、エルモンストロの逃げ切りも単級。前走中京戦は最内枠から好発切ってハナを切っての逃げ切り勝ち。これだけだと単に上手く行っただけということになってしまうが、直線は外へ持ち出さざるを得ない馬場状態で、内外から来られながら良く踏ん張っていた。今回、馬場状態は異なるが、あの粘り腰が再度出る様なら大崩れは考え辛い。

他にも気になる馬は居るが、唯一未勝利での参戦となるヤサカリベルテも少しだけ買ってみたい。出脚が甘く、前走の様に最内から流れに乗れない展開だとあんなモノだが、ツボにハマった福島戦は惜しいレースだった。今回は外回り、外枠と条件は好転。兎に角、流れに乗れさえすれば。

馬単
8=4 8=2 8=10

サマースプリントシリーズ第4戦 第53回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ)

前走函館戦は進路を間違えて追えず終いだったダイアナヘイロー。マトモなら突き抜けていてもおかしくなかった。デキに問題が有る訳ではなく、昨年の覇者でも有り、本命視。あとは運の問題だが、前走の不利に関してはハンデ55.5kgに止まったと前向きに解釈したい。

対抗はアサクサゲンキ。3歳馬故にマイルを志向していた関係で、スプリントだと出脚が甘くなっているが、それでもここ2走はメンバー中最速の上がり。特に前走中京戦は坂の有る中京で32秒台の脚を使っている。隣に牝馬が居ると出遅れる癖が有り、今回も同じ状況だが、兎にも角にも展開一つ。

一発はゴールドクイーン。前々走京都戦で、今年から重賞に格上げされた葵ステークスを制覇。枠も良かったが、出脚と抜群のスタート力が有ったのが勝因だ。今回も最内枠で51kgと条件は揃った。序盤を楽に運べる様なら逃げ切り迄。

押さえがトウショウピスト。前走中京戦は7着だが、勝ち馬からは0.4秒差と大きく負けている訳ではない。加えて差し決着だっただけに、この馬は先行して良く頑張った方だろう。外枠だけに何処迄、前に行くか乗り方が難しい面は有るが、流れに乗れれば台頭。

馬単
3=14 3=1 3=13

サマーマイルシリーズ第2戦 第53回関屋記念(GⅢ)

前走中京戦はハイペースに巻き込まれたウインガニオン。中京マイルは、昔の阪神マイルの様なコース形態で、外枠から無理に先行したのが応えた格好。直線は長くなるが、平坦、叩いての上積み、そして展開と条件はほぼ好転。ショウナンアンセムとの兼ね合いさえ付けば粘り込める。

対抗はプリモシーン。前走東京戦は一線級との差を少し感じたが、それでも2番手グループに入れるだけの能力を持っているのもまた確か。51kgは何となんといっても有利という外なく、ハマれば突き抜け迄。

3番手がフロンティア。当地2歳チャンプながらその後がやや甘かったが、前走中京戦に関してはまずまずの内容。夏馬なのか、休み明けでもデキが良かった点も強調出来る。実績関係なく、トビが大きいので新潟は間違いなくプラス。

押さえがロードクエスト。これも当地2歳戦を制しているが、その後がどうも鈍らで案外。ただ近走、スプリントを使う様になって、多少シャキッとした面も。折り合い面は問題ない筈で、あとはメンタル一つ。

馬単
13=12 13=2 13=8

サマー2000シリーズ第3戦 農林水産省賞典第54回小倉記念(GⅢ)

無難な本命はトリオンフ。前走阪神戦は勝ち馬に内をスクわれただけで、決して力負けではない。大トビ故に小回りは向かず、外を回さざるを得ないのだが、小倉に限れば2,1,1着と良績を残している。そんな馬だけに外枠、少頭数もプラス。

対抗はその勝ち馬、ストロングタイタン。前走阪神戦はGⅠ戦で家賃が高かったが、前々走の様に集中力を切らさなければGⅢ程度なら何とかなる。その点ではこちらは内枠、パンパンの良馬場が歓迎材料。

サトノクロニクルも突き抜けて不思議はない。3000m超は流石に長いだろうが、それでも前々走阪神戦で2着に来た様に、今年に入ってから馬が良くなっている。一息入ってどうかだが、適距離で巻き返す。

押さえが昨年2着サンマルティン。とはいえ、その昨年よりはメンバー強化されているのだが、この馬自身も前走京都戦で見せた決め手は成長を感じさせる内容だった。2着エアアンセムが函館で重賞を制した点もその裏付けとなる。再度、あの切れ味が発揮出来るなら充分勝ち負け。

馬単
11=4 11=10 11=12

サマースプリントシリーズ第3戦 第18回アイビスサマーダッシュ(GⅢ)

無難な本命はダイメイプリンセス。元々が差し馬だが、前走中京戦は特に位置取りを悪くしたのが全て。上がり3F33秒2なら馬は責められないだろう。1000m実績はいう迄もないところ。前々走の時計だけ走れば何とかなる筈。

穴パターンの3歳牝馬ではモルフェオルフェの方を。ラブカンプーの方が実績では上ということになるが、前走京都でスピード負けしており、こちらの方が未知の魅力が有る。平場500万から一気の重賞挑戦で苦しいだろうが、斤量利を生かして万が一でも自分のパターンに持ち込めれば。

ペイシャフェリシタは外枠で出遅れて脚を使ってしまったのが応えた。時計勝負の馬場だったが、結果的に控えた方が良かったのだろう。今回は大外枠でも直千なら絶好枠。ただ、逃げ馬ではないだけに進路を確保出来るかどうかは鍵となる。

このメンバーならカラクレナイも実績上位。気性的に集中力が続かず、サッパリというケースも多いが、直千なら変わる可能性も秘めている。ゲートが最近出る様になっている点も好材料。

馬単
15=10 15=17 15=3