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競馬予想 2018年4回阪神

第52回スプリンターズステークス(GⅠ)

台風接近で土砂降り迄考えられる。となれば一番有利となりそうなのはレッドファルクス。今春は妙に出脚がなかったが、雨の大外枠なら大きな問題とはならないだろう。序にいえば東京マイルを意識して馬を造った分も有る筈で、最初からここ目標の今回は違った答えを。

ファインニードルも特に減点材料はない。前走阪神戦は上手く行き過ぎた感も有って過大評価も避けたいところだが、道悪の58kgを背負い切ったのも確か。低レベルスプリント路線の象徴の様な馬となっている感も有るが、この馬自体はそれなりにしっかりしている。

雨が降れば香港調教馬のラッキーバブルズにも警戒必要。トリッキーな中山1200mは経験が有るに越したことはなく、このレースで外国調教馬が来るパターンは逃げるか外枠を引くかのどちらか。外からスムーズに運べれば。

穴はアレスバローズ。中京戦、小倉戦と好時計で連勝。道悪は全くの未知数で、やってみないと分からない部分は有るのだが、間違いなく勢いはNo.1だろう。道悪は適性を気力が乗り越えることも少なくないだけに、雨で人気を落とす様ならむしろ積極的に狙ってみたい。

馬単
16=8 16=14 16=5

第22回シリウスステークス(GⅢ)

毎年のことだが、距離に対する適性というより、阪神2000mへの適性がポイント。ダートスタートでは出脚が甘いグレイトパールだが、芝スタートだとソコソコ付いて行ける。マクりばかりの馬で、時折の失敗は織り込み済み。スンナリなら圧勝迄。

対抗はオメガパフューム。芝スタートは東京マイルで経験しているものの、この時は出脚が一息。とはいえ、阪神2000mは馬力が重要視されないが故に、スピード優先の3歳馬が強いレースでも有る。雨が降りそうなのも俄然有利。

同じく3歳馬のヒラボクラターシュも面白い。大トビの馬で広い阪神コースは間違いなくプラス。前走新潟戦で終い甘くなったのが気にならないでもないが、雨が降れば関係ないだろう。出脚もしっかりしており、立ち回り一つ。

時計ならラインルーフも圏内。良馬場で1分49秒1はまずまず優秀。2番手から自力で勝ち取ったモノだけに尚のこと評価出来る。先行馬多く、展開読み辛い組み合わせだが、サンライズソアに付いて行けそうなこの枠も悪くない筈。

馬単
8=3 8=5 8=15

第66回神戸新聞杯(GⅡ)

次走京都戦は別にして、この条件への適性だけをいえばメイショウテッコン。前走は福島で重賞勝ちだったが、力任せに押し切った印象。折り合いがカギとなるが、距離延長でも広いコースでゆったり構えて乗られれば何とかなるはず。

ワグネリアンは東京のイメージが強いが、2歳戦ながら阪神1800mでも強い勝ち方を見せたことも。東京戦が強いのか弱いのか良く分からない内容で、今回は乗り替わりもマイナスとなるが、これで人気が落ちたことは間違いなくプラス。

ゴーフォザサミットは3走前の東京戦が好内容。ここ2走も大崩れはしていない。特に札幌戦は差し馬に展開を呼び込んでしまっただけで内容的には強かった。阪神2400mは条件的に悪くない筈で、古馬相手に揉まれた前走の経験を活かしたいところ。

エポカドーロも勿論圏内。前走東京戦も先行有利の展開でハナへ行った利は大きかったが、僅差の2着だから良く頑張ったといえる。とはいえ、阪神2400mは差し馬絶対有利。瞬発力よりも持続力勝負のタイプが多く、持ち前の渋太さが何処迄発揮出来るかが鍵となる。

馬単
6=3 6=1 6=8

第72回朝日杯セントライト記念(GⅡ)

春の実績馬ではジェネラーレウーノ。東京戦は雰囲気に呑まれた様な印象も有ったが、ハイペースに巻き込まれながら粘り込んだ中山戦が秀逸。過去を含めても、中山では妙に強い内容が多く、血統から2200mも保つ筈で、自力でペースを握って押し切りたい。

東京戦3着のコズミックフォースが本線。ダノンプレミアムを意識して、早仕掛けを余儀なくされた中で良く踏ん張っていた。もう少し大事に乗っていれば2着有ったかもという内容。迫力は感じさせない馬だが、器用さだけなら世代屈指。トリッキーな中山外回りで立ち回り一つ。

ギベオンはダービーに使うべく、賞金稼ぎの為にマイル戦に使ったが、結局回避。秋へ向けてはこれが良い方に出そう。距離は2000mを超えると若干微妙な面も有るが、最内枠が当たったのは幸い。これも器用さを生かして。

条件上がりの血統馬ではタニノフランケルの方を。母ウオッカも出脚が速い馬だったが、息子も馬格が有るにも関わらず、その点を受け継いでいる。前走小倉戦で漸く馬体が絞れて動きも軽快になっており、単騎で行ける様なら簡単には止まらない筈。

馬単
4=5 4=1 4=9

第36回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

前走東京戦は明らかに距離が長かったカンタービレ。とはいえ、ガサがないだけに+10kgに救いを見出すことも出来るだろう。2走前の中山戦がコーナーでモタついており、直線の長い阪神外回りはプラス。ユッタリ使われている点にも好感が持て、距離短縮で決めたいところ。

中山戦2着のトーセンブレスが対抗。当時はメンバーレベルが高い様に見えなかったが、先週、同レース3着のノームコアの圧勝で箔が付いた印象。東京戦は取消だったが、阪神戦は最後の最後に脚を見せていた。あとはトライアル戦の西下で、何処迄しっかり馬が造って有るか。

サトノワルキューレも軽視し辛い。2走前の東京戦は、開幕週でイン絶対有利な馬場状態の中で、大外一気。ちょっとセンセーショナルな内容だった。とはいえ、前走東京戦には案外感も。開幕週で切れただけに、下が渋った馬場も若干微妙。

サラキアも今季に期待が持てる。これも春は馬体細化に苦しめられていたが、前走小倉戦は+10kg。500万とはいえ、自力で動いて圧勝。歩様にも力強さが増していた。春の実績からこのメンバーなら大差はない筈で、あとは1回使った強みを生かしたい。

馬単
13=11 13=8 13=5

サマースプリントシリーズ第6戦 第32回産経賞セントウルステークス(GⅡ)

連覇を狙った前走小倉戦が案外だったダイアナヘイロー。とはいえ、デキに問題が有った様には見えず、時計が速過ぎたと考えるのが妥当だろう。唯でさえ開幕週でも少し時計が掛かる阪神、しかも雨予報になっており、今度こそ決めたいところ。

ネロは道悪巧者でお馴染み。出来れば行き切りたいタイプで、今回のメンバーだと斤量込でラブカンプーが一番速そうだが、徹底主張に出れば引いてくれることも有り得る。GⅢだと結構背負わされることが多い中で、56kgで出走出来るのも有利。

ファインニードルは昨年の覇者。ただ、その後の中山戦がサッパリで一線級ではない印象も有ったのだが、今春はGⅠ迄制した。前々走京都戦は内枠が奏功、前走中京戦は強い内容と、正直半信半疑だが、今年のメンバーなら58kgさえ苦にならなければ連覇も。

穴はラインスピリット。1000m戦でスタート直後に躓いたのは致命傷だと思うのだが、出脚を殺されながら渋太く脚を伸ばして掲示板は確保。当然ながら1200mの方が競馬はし易い筈で、雨さえこなせば。

馬単
7=9 7=14 7=8

第3回紫苑ステークス(GⅢ)

今春のノームコアは馬体維持がやっとの状況。歩様にも頼りなさが残り、未完成感がアリアリだった。トライアル3着でオークスに使えなくなった形だが、今秋という点では待機したのが良い方に出る筈。開幕週の外枠だが、過去2年共マクり合戦になっており、8枠が勝利。あくまでペース次第ながら展開一つ。

勿論実績ではマウレアが断然。これも馬体維持に苦心していた馬で、鍛錬不足だった分、レースが進むに連れて上との差が少しずつ離されていった格好。一息入れて立て直して馬は良くなっている筈で、内枠が仇となる展開にならなければ何とかしたいところ。

パイオニアバイオは前走でアーモンドアイから1.3秒離された7着だが、対マウレアでは0.3秒差。臨戦過程を考えれば充分逆転出来る計算は成り立つ。ガサのない馬でも、前々走+12kgに成長力の跡は有る。距離に不安がないのも強み。

穴はアヴィオール。まだ緩さは残るものの、馬自体はこのメンバーなら上位。新馬、500万と連勝して、前走札幌の1000万で4着と敗れたが、牡馬相手に自力で動く展開が応えた感も。同世代の牝馬相手なら巻き返し充分。

馬単
14=1 14=3 14=12