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競馬予想 2019年3回阪神

第60回宝塚記念(GⅠ)

強い馬がアッサリ勝つパターンも多いが、善戦マンが勝つことも多いのがこのレースの特徴。その点ではキセキに期待するのが一番無難だろう。兎に角、昨秋から見違える様に真面目に走る様になった。間隔を開けて、前々走中山戦の様な出涸らしということもない筈。

対抗はスワーヴリチャード。前々走中山戦はデキそのものがイマイチで、前走UAE戦が本来の力。器用さはないだけに、少頭数の外枠はプラス。有る程度の位置に付けて、強気に運びたい。

無論、レイデオロも圏内。前走UAE戦は根本的に精神面がおかしくなっていたのと、更に慣れない逃げの手で競馬にならなかった。あとは立て直しが出来ているかどうか。マトモなら楽勝してもおかしくないが、メンタル面は中々簡単ではない。

押さえがリスグラシュー。道悪でもこなせないことはないが、牝馬だけに良馬場で出来そうなのはプラス。昨秋からに充実振りは著しく、キセキを目標に各馬が早目進出の形なら、漁夫の利を得る形が有っても。

馬単
1=11 1=2 1=12

第24回ユニコーンステークス(GⅢ)

東京戦組が優勢。中でも4連勝のデュープロセスを素直に本命。ゲートを五分に出て、流れに乗れる競馬が上手いタイプ。前走に関しては最後詰められたのは早目に抜け出してしまった分も有るだろう。2000mでどうかはさておき、東京マイルで走る以上は負けられない。

そのデュープロセスに迫ったデアフルーグが対抗。馬振りならこちらが上。前走は初のマイル戦故に序盤でモタついたが、今回はその経験も大きいだろう。ただ、土曜日が不良馬場、時計は速くなりそうで、デュープロセスの方に利が有りそうな印象も。

この馬場を生かすという点ではワイドファラオも軽視し辛い。初ダートで好走するかどうかは、特に東京マイルの場合、先行出来るかどうかの一点に懸かっている。この馬の場合は出脚が有って、最内枠を無駄にすることはなさそう。少なくともスピード負けすることはない筈で、あとは何処迄粘れるか。

ノーヴァレンダの巻き返しにも注意したい。前走中山戦がダラしなかったが、それ迄が2番手からの競馬で揉まれずに走っていただけに、初めて苦しい立場になっていた影響も有りそう。今回は外枠でスンナリ行ける筈で、押し切り迄。

馬単
8=6 8=1 8=13

第24回マーメイドステークス(GⅢ)

梅雨場ということも有って、馬場状態微妙。前走が稍重だったモーヴサファイアが晴雨兼用と見て狙い目。本格化する迄、時間を要したが、ノドの手術は明らかに吉と出た。そういう馬だけに、冬場よりは湿気の有るこの時期の気候も合うだろう。先週、兄ブラックスピネルが同条件で2着、この馬もそうだが、血統自体もこのプラットフォームと相性が良い。

対抗はランドネ。大型馬で見栄えのする馬だが、如何せん器用さがないのがネック。近2走は勝負どころで行き場をなくして終わっていた。枠を含めてこのメンバーならスンナリ先手を取れる組み合わせ。自分の競馬さえ出来れば大崩れはしない筈。

一発はレーツェル。前走中山戦で新馬からの連勝が止まった形となったが、休み明けで内の悪いところを通らされてバランスを崩す場面も有った。唯でさえ牡馬相手だったが、準オープンにしてはソコソコメンバーが揃っていた感も有り、致し方ないところ。限定戦で51kgなら素質を見直す手。

人気になり過ぎている感も有るが、センテリュオも軽視はし辛い。ここ迄4勝しているが、その内3勝が2000mで挙げたモノ。残る1つも2200mで、牝馬にしては距離適性が長いのがセールスポイント。決め手一本の馬だけに、阪神でどうかという部分も有るのだが、展開ハマれば。

馬単
11=5 11=10 11=4

第69回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)

一応はアーモンドアイが本命。国内外を問わず威力を発揮して来た決め手は説明不要だろうが、外枠で久々のマイルというのはやはりネック。とはいえ、ダノンプレミアムも外枠になったのは不幸中の幸いといえそう。

そのダノンプレミアムが対抗格。アーモンドアイより外になった点もネックとなるが、こちらは出脚が速いのは強み。折り合いも付く馬で、好位で流れに乗れる様なら大崩れは考え辛い。

展開利はアエロリット。繰り返しになるが、開幕週とコース替わりに強い馬で、今回はパターンから外れるのだが、内枠を引いて徹底先行タイプが不在と相手関係に恵まれた。前走はゲートの出が悪かったことが響いた影響も有り、最高の枠番で今度こそ。

内枠を得てもう1頭押さえたいのがサングレーザー。前走阪神戦は今年初戦だった上に、緩い馬場が応えた感も。その前走以外はほぼ掲示板を外していない安定勢力だけに、セコく運んで一発を狙う。

馬単
14=15 14=2 14=4

第72回農林水産省賞典鳴尾記念(GⅢ)

ギベオン◎。前走中山戦は57.5kgに最後のひと伸びを欠いた格好。少なくとも力負けではない。前々走中京戦も相当強い相手で、6着ならむしろこのメンバーに入れば威張れる実績。時計にも対応出来る。

ステイフーリッシュもこのメンバーなら何とかしたいところ。前走阪神戦は相手関係も有るが、それ以上に外を回されて競馬にならなかった。1800mで走ったのが1回のみで、距離はどうかだが、ペースさえ速くならなければ問題はない筈。

穴はサンデーウイザード。前走新潟戦は道中で力んでいたのが敗因。馬自体は一度叩いて決して悪くなかった。気性的にガス抜きさえ出来て、折り合いが付けば巻き返す。距離短縮も現状では歓迎。

押さえが逃げるタニノフランケル。血統馬でどうしても人気になるのだが、力不足も明白。とはいえ、ここは楽に逃げられそう。開幕週で良馬場見込みでも有り、一応は粘り込み警戒。

馬単
3=6 3=2 3=4