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競馬予想 2019年4回阪神

第53回スプリンターズステークス(GⅠ)

単純に性能最上位はダノンスマッシュ。ただ、課題を言えばキリはなく、春もそうだったが、前走札幌戦にしても、少し馬に負担を掛ける内容。大量除外になった例の騒動にしてもツキに見放されている感も有る。更に、出脚は有るとはいえ、もう少し外が欲しかったというところだが、全て能力の違いが上回るとみたい。

対抗はタワーオブロンドン。サマースプリントシリーズを狙っていたとはいえ、前走阪神戦は次元が違う感も有った。あとは前走が中1週だった反動がどうか。前に行ける馬ではないだけに、多頭数も基本的には歓迎しない。

長打力はモズスーパーフレア。前走小倉戦は26kg増が流石に太過ぎだった。出脚から鈍く、ハナすら行けなかった状況の割には良く踏ん張っているともいえる。何故かGⅠになると蘇るセイウンコウセイさえ叩けば。

押さえがアレスバローズ。前走小倉戦は珍しく出遅れて後手に回ったのが全て。一旦最後方迄下げる不慣れな競馬の割には良く頑張っていた。マトモなら五分の出脚は有る筈で、ダノンスマッシュより前に付けられる様なら面白い。

馬単
2=8 2=7 2=1

第23回シリウスステークス(GⅢ)

どれも一長一短が有るが、例年のパターンを踏襲するならタイムフライヤーが本命。芝スタートで出脚が付き易いことも有るのか、交流戦を走っていた様なバリバリのダート馬よりは芝馬の方が結果が出ることが多い。前走札幌戦でダートに有る程度メドを立てたことも大きいだろう。午後からの雨予報も無論歓迎。しいて言えばもう少し外枠が欲しかったが。

対抗はジョーダンキング。前走中京戦は中々強い内容。逃げたスマハマも中々強い馬だが、序盤は後方から向正面で進出、逆に直線では突き放されそうになりながら、最後は盛り返していた。あの内容で距離が不適ということが有り得ないだろう。何時でも動ける外枠&少頭数というのも好材料。

アングライフェンもこのメンバーなら何とかなりそう。前走東京戦は最後に甘くなった感も有ったが、58kgに敗因を求めて良いだろう。阪神2000mは今春にオープン3着の経験も大きい。ちなみにこれも元々は芝馬。

人気を背負いそうなモズアトラクションは走ってみないと分からないところ。前走札幌戦は確かに鮮やかだったが、1000m通過58.6秒と、芝並のハイペースがハマった感も強い。阪神2000mはスロー必至で、折り合い面がどうか。

馬単
2=11 2=8 2=4

第67回神戸新聞杯(GⅡ)

前走東京戦は出遅れて無理な競馬になったのが祟ったサートゥルナーリア。テンションが上がってしまって、ゲート内の駐立が悪くなっていた。中山戦がもう少しマトモだったらまた違っただろうが、7割のデキでキツい競馬を強いられた影響も有っただろう。世代最強に疑う余地はなく、立て直して改めて。

対抗はヴェロックス。確実に一戦毎内容は良くなっている。サートゥルナーリアをマークした分も有ったとはいえ、前走東京戦は先着出来たことを評価したいところ。このレースが昔の様な2000mなら歯が立たなかっただろうが、2400mなら好勝負。

大方連勝式はこの2頭だが、3着候補にワールドプレミア。前走阪神戦はヴェロックスに0.5秒差だが、兎に角勝負どころでズブかった。全兄ワールドエースはマイラーだったが、こちらは距離が延びた方が良さそう。2400mの少頭数で少しでも上位2頭に迫りたいところ。

馬単
3=5 3=8

第73回朝日杯セントライト記念(GⅡ)

内枠有利と見て、有る程度先行出来そうなサトノルークスに期待する。GⅠでは歯が立たなかったが、東京戦はハイペースに巻き込まれた影響が少なからず有っただろう。トリッキーな中山2200mでセコく運べば。

当然、逃げそうなリオンリオンにも同じことが言える。前走東京戦は完全なテレビ馬だったが、あの経験自体は悪いモノではなかった筈。横山典弘は先週、同じパターンで勝っている点がどうかという気もしないでもないが、4角単騎なら。

サダルも最内枠を無駄にすることはないだろう。ダービースキップは単純に中1週がキツかった為だが、とはいえ、前走東京戦はもう少し楽に勝てた筈のレースで、間隔を開けたのはプラスに働く筈。追っての反応が鋭い点も中山向き。

シークレットランも巻き返したいところ。馬体の雰囲気から感じさせる素質は決して低くない筈だが、今春は身体が上手く使えないのか、勝負どころで動けない競馬が続いていた。秋になって良くなっているかどうかは走ってみないと分からないが、一応攻め馬の気配だけならマシになっていた感も。

馬単
2=8 2=1 2=5

第37回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ)

一線級との差を認めざるを得ない今春だったダノンファンタジー。とはいえ、大崩れなく踏ん張ったこともまた事実。器用さだけをいえば世代屈指の存在ということもいえる。ここは有力どころに不器用なタイプが多く、時計勝負の馬場でも有り、本命視。

シゲルピンクダイヤが対抗。前走東京戦に案外感も有るのだが、距離が長かったという可能性が高い。馬群を捌ける脚が有るのは何よりも強み。ただ、ゲートは毎回悪い。その点で少頭数となったのは歓迎材料だが、馬場が良いだけに一抹の不安も。

ウィクトーリアが3番手。厩舎ゆかりの血統だが、母ブラックエンブレムと違って、器用さがないのがネック。ただ、馬群自体は苦にせず、今春のトライアルで負かしたパッシングスルーとフェアリーポルカが先週に好走。能力そのものは高い。

条件上がりではアルティマリガーレに注目。母アルティマトゥーレ、更に父ハービンジャーにも関わらず、何故か細身の馬だがその分、決め手は強烈。そんな馬が前走中京戦で稍重で勝った点も評価して良いだろう。良馬場なら更に切れる筈。

馬単
4=10 4=8 4=6

サマースプリントシリーズ第6戦 第33回産経賞セントウルステークス(GⅡ)

スピードに期待してマテラスカイを狙う。ダートでイマイチ甘い近況だが、強いが故にマークがキツくなっている部分も有る。ここは何が何でもというタイプがラブカンプー程度で、そういう点でも恵まれたといえる。ダート馬でも、どちらかといえば芝スタートの方が出脚は付くタイプで、芝も問題ない筈。

対抗はファンタジスト。前走小倉戦は久々の1200mで流れに乗り損ねた印象。今春はクラシックを目標に使っていただけに仕方がないところだろう。変に折り合いが付いて順応性が高い部分が裏目に出た。マテラスカイの逃げでそう速くなるとも思えず、一度使って行き振りも良くなれば台頭充分。

ミスターメロディは評価に迷う3番手。前走中京戦はイン有利な馬場でダノンスマッシュが競馬を失敗したというのが正直な印象。この馬自身もセイウンコウセイ相手ならもっとスッと抜けて欲しかった。58kgでも有り、人気なら嫌ってこそ妙味かも。

タワーオブロンドンも当然圏内。強いことは強いが、1200mは若干短い印象も。前走札幌戦にしても、序盤に付いて行けず、苦し紛れにたまたま内を突いたら前が開いてくれた格好。一つ間違えば着外に消えていた。とはいえ、これで1200mは3走目。ファンタジスト程、器用ではないだろうが、慣れは見込める。何より勝ってサマースプリントシリーズの賞金も欲しいところ。

馬単
2=6 2=12 2=7

第3回紫苑ステークス(GⅢ)

前走東京戦が早目抜け出しから最後は差し返す根性を見せていたカレンブーケドール。距離適性が生きた感も有るのだが、前々走は1800mのスローから33秒1の脚を使っており、能力もそれなりに高い。一般論として開幕週の外枠は鍵となるが、重賞格上以降、全て7,8枠が絡んでいるデータは後押しとなる。

対抗はフェアリーポルカ。前走東京戦に案外感は有るものの、前々走はかなり強い内容。大外枠から道中で追い上げ、最後こそ脚が鈍ったものの、一瞬は勝ったかの脚勢だった。当時の東京は時計が極端に速く、イン有利だっただけに尚のこと評価出来る。本来は馬群も捌けるタイプで、秋は結果を出したい。

レッドベルディエスは前走福島戦を評価して3番手。今春東京戦の段階では、出遅れて急かしたところ行きたがり、逆に勝負どころではオッツケ気味と、競馬が分かっていなかった印象。それが福島戦でかなり改善されていた。まだ多少行きたがる部分は残っているが、内枠なら折り合いも付け易い筈。

レッドベルティエス以外にも500万上がりが多いメンバー構成だが、その中ではローズテソーロに長打を秘める。出遅れて最後方、大外ブン回しの大味な競馬だったが、32.2秒の上がりで2着馬を0.3秒離したのだから文句なし。鞍上も強化され、差し台頭の展開になれば。

馬単
14=6 14=5 14=12